kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

どうでもいいことですが

2014-12-28 | 陸上競技
忘れても良いのですが一応記録しておきます。金曜日、土曜日と二日連続で少し身体を動かしました。少しというレベルは皆さんが考える以上に本当に少しです(笑)。周りの人からは部活をやっているから活動的だと勘違いされています。が、普段は全くと言っていいほど身体を動かしていません。基本的に見ているだけ。動かすとしても本当に少し手本を示すくらいです。

金曜日は股関節周辺をどのように動かせば良いかというのを示しました。土曜日は中学生の前なのでそれなりに動かしました。もも上げをしたり形を示しただけですが(笑)。速い動きを見せたりというのもしましたがまー大した運動量ではありません。が、日曜日に起きてみると股関節や足の付け根の部分が筋肉痛に襲われていました。考えられません。それほど動いてはいないのですが。

逆にいうと短時間で意識して身体を動かせば必要な部分に刺激を与えることができるのです。筋力的に弱っているから筋肉痛になったのではないかという気もしていますが。良い動きをしようとすると自然と使う筋肉が動くのだと思います。私が良い動きができているかどうかは分かりませんが、身体の真ん中から動かそうという意識はしています。比較的良い動きができているのかもしれません。とても競技を再開しようという気にはなりませんが(笑)。歩くのがしんどいですね。

更にはメガネを購入。かなり前に購入していたのですが何度も踏んでしまいかなりボロボロでした。これまではなんとかごまかして修理していましたが今回はメガネのフレームが割れました。1ヶ月前くらいにどこかで踏んだのですが。この時に周りの人からはかなり言われました。寝るときに足元に置いてしまうのが原因なのです。「トラブルを起こす可能性が高い行動を取っているからこんなことになる」という冷静なツッコミ。それを踏まえて少し意識していたのですが数日前に弱ってたフレームが割れてしまいました。何とか使えるのですが外につけていくわけにはいかないレベルなので諦めました。

なんだか分かりませんがここ最近出費が激しい気がしています。合宿に行っていないので大きな出費はないと思っているのですが、修学旅行も含めてこの一ヶ月で過去最高くらいの出費があります。まー大きな買い物をしたのもあるのですが。多少なりと節約をしないといけません。元々物欲はありません。しかし、買い物を始めるとあれも欲しいこれも欲しいという雰囲気にはなります。ここは我慢しないといけないですね。

どうでもいい話でした。記録しておく必要はないのかもしれませんが一応(笑)
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学校の練習

2014-12-28 | 陸上競技
続き。陸上教室が終わってから学校に戻り自分たちの練習へ。私はかなりダメージがあってぐったり(笑)。選手も同様かもしれませんがやるべきことをやるために練習をしました。軽く食事をとってから練習へ。最初はハードルのリズムスキップから。前日にかなり股関節周辺を動かしています。これだけでずいぶんダメージはあるでしょう。更にハードル走とタイヤ引きをやっていますから疲れもある。その中でどれだけ集中して練習に取り組めるか。

股関節を使ってからそのままハードルドリルへ。本当は重心移動を意識したハードルもやりたかったのですが時間の関係で割愛。いつもの流れで実施して行って連続抜き。さらにもう一度壁に戻って重心移動の意識づけを行いハードル連続抜き。様々な動きの中で身体の中心から動かすことと前に進む感覚を作ることを重視しました。終了後はチューブでの軸づくりを行い走ることに。走るほうはかなり久しぶりにバトンの並走を実施。一応リレーを組むことになったのでその対応のためです。1年間かけてバトンの技術を磨いていって何とか春のシーズンに間に合わせる。それが「昨年の流れ」でした。が、何度言ってもその感覚を持てない選手が複数いました。冬期練習は自分のことをやってシーズンに入ったら「バトン練習をすればよい」と考えている中心選手がいました。それも複数・・・。このような状態ですからチームとしてはまとまりません。当然の出来事です。「自分の事」だけを考えてやるというのはチームとしての取り組みとしては「最低」だと思っています。個人種目なんだから関係ないという者もいるかもしれません。が、チームの方針としては相応しくない。そう考えています。

短いバトンの並走を4本2セット実施してから走練習へ。11時半から開始してこの時点で13時過ぎ。走る練習は14時に終わらせたいと思っていたのでテキパキと。この日は短短が120m×3、短長が120m×5。普段は短短はウォークでレストを取りますがこの日は秒数でレストを管理。普段とは違うのでかなりきついと思います。それでも200mを意識した練習ということで。短短は2つのグループに分けました。短長が5本なので最初の3本に参加する短短と後半の3本に参加する短短。これで短長は必ず誰かと走ることになります。手が抜けない状況を作る。更には距離を踏むのが苦手な選手が複数いるのでその選手は最後の120mを90mに変更して走らせました。

1セット目、最初の3本走った短短がぐったりしています。そのため他の選手が走っていても何もできない。こういう部分が「自分の事しか考えない」と指摘されているのです。話がつながりません。きついのは当然。しかし、他の選手が走っている。そこに対して声掛けをする。「ファイト!」しか言えない声掛けではなく歩いている選手、スタート前の選手に「声掛け」はできるはずです。ここの部分ができないというのはやはり問題ですね。厳しく話しました。結局、変わりきれない理由はこういう所にあるのですから。必死になって走る。それはできています。しかし、「自分は頑張っている」と思っています。本当に一生懸命にやっている選手は「自分はやっているんだ」と思いません。「もっとしっかりとやらないといけない」と考えるからです。繰り返しになるのですがやはり「甘い」と思います。自分自身で目標に向かって進んでいく感覚がない。だから何度言っても同じことを繰り返す。情けない部分ですが。本当に「これまでに経験したことがない」指導レベルです。いや、何とかできるでしょうか・・・。

また、走っているときや休息中に明らかに「きつい」という表情をする選手がいます。これは上述の通り。同じことです。自分はこんなに頑張っているんだという姿。きついのだから当然だと言われるかもしれませんがこれは違うと思います。きついけどそれを前面に出さずにやっていくことは十分可能です。周りに「大丈夫?」と言ってもらうためにこのような表情をしているとは思いません。が、苦しさをぐっと抑え込んで自分のためにやるという姿がありません。だから苦しくなったらすぐに妥協してしまうのです。競技を通じて「自分を磨く」という姿勢を身に付けてもらいたい。競技場面だけ何かをやって終わるのではだめだと思っています。このことに関してもかなり厳しく指導しました。伝わっていない気はしますが・・・。

後半は良く声も出てきました。これが私に言われてからやるのではなく「自分たちでやる」という感覚にならなければいけません。それほど人数が多いチームではない。だからこそ「人任せ」にするのではなく全員がやっていくのです。ここを忘れてはいけない。まだまだ足りないですが少しずつ形にはなりつつあるのかなと思います。

少し休息を挟んで今度はトレーニングです。良くやるなと言われるかもしれません。が、他校は合宿等を行っている。うちは単独で合宿並みの練習をしていこうと考えています。トレーニング負荷もきちんとかけておかなければいけません。グダグダだった木曜日同様、シャフト補強を行いました。疲れはピークだと思いますがあえて「40m」という距離で設定。重いシャフトも軽いシャフトもどちらも40mです。これは本当にしんどい。それでもこの日は大事だと思っていました。「甘い」部分が目立つ選手たちです。自分の中での「限界を超える」という部分と「弱い心に勝つ」という部分。どちらも必要になってきます。ヘトヘトでもそういう気持ちを強く持っていけば練習の質は高くなる。約80分かかりましたが徹底してやりました。更には股関節補強を1時間程度行ったでしょうか。疲れもあって動きが緩慢になるところを「声を出す」ということで補っていきました。トレーニング後半ではここ最近では一番声が出ていたと思います。

残念なのはおんぶをして股関節補強をしている時、もっと腰を落とすようにと指示をした際、「もう落としているじゃないですか」という言葉があったこと。一事が万事。こういう場面での言葉が他の部分にもつながります。繰り返し書いています。自分自身の「主観」ではやっていると思っている。しかし、他の人から見た「客観」ではできていない。そこのギャップをきちんと埋めることができていていのです。きついのは分かっています。しかし、そこでどれだけ自分のためにできるか。「こんなにやっているのに・・・」という気持ちがあるから「自分はやっている」という言葉が出る。「甘い」という言葉がなかなか伝わりません。これを脱出するのは不可能なのではないかと感じていますが諦めずにやっていくしかないのかなと・・・。周りが考えている以上に莫大なエネルギーを使っています。

かなりやりました。それで終わりではない。次の練習に向かってのスタートは切られています。週明けの練習に向けて栄養補給、身体のケア、休養。また、練習をやっていて不足している感じた部分をどのように補うか。真剣に考えたら「自分がやるべき事」が見えてきます。まだ、そこまで真剣に競技と向き合う選手がいません。「言われたことだけやる」という部分から脱出できない。「自分が強くなるために何が必要か」を考えることができたら色々な部分が変わってきます。それができないから今のような状態になる。そこを繰り返し指導しているのですが伝わらない辛さ・・・。やっていくしかないのですが「多少」は変化の兆しがみられる選手もいます。無口だった男子選手が少しずつ声が出せるようになってきた。これはチームとして大きなことです。ほとんど変化が見られない(内面的な)者もいます。変えていけるようにアプローチはしていきたいですね。

一日でした。かなり疲労。選手も同様だと思います。乗り切らなければいけません。
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陸上教室

2014-12-28 | 陸上競技
土曜日、この日も一日練習を予定していました。午前中は色々あって陸上競技場へ。かなり久しぶりの競技場でした。今回は「陸上教室」を行うことに。これは中学校の先生にお願いされての実施でした。市内の中学校が集まって合同練習をするということで、そのタイミングに合わせて短距離の練習をしてほしいという依頼がありました。断る理由もなくですね。人数や競技力が不明だったので「一般的なこと」を中心にするほうが良いだろうなと考えていました。

実際は100人くらい参加者がいたでしょうか。日本中学記録を持っている選手から大会に出場するのが目標となる選手まで幅広い参加者でした。中学生に指導する機会というのはそれほど多くはありません。また、中学生に細かい技術指導をするのは難しいと思っています。「理解」という意味ではまだ未発達ですから理論的な話をしても伝わらない。更には人数が10人程度であれば細かく指導しても動きを見ることができますが100人ともなると収拾がつきません。本当に「一般的なこと」を伝えるだけになります。それでもせっかくの機会ですから少しでも役に立てばよいなと考えて実施することにしました。

アップも人数が多いので道具が足りなくなります。普段はタイヤで行うアップをマークを使って行いました。ラダーのような感じで行います。ゲーム性を持たせる方が面白いだろうと思って競争形式で。シャトルランも行いましたがこれもゲームのような感じで。うちの選手にも手伝わせました。あれこれ指示を出しても人が多いと通りません。これはどのような場面でもいえることですが「意欲的に学ぼう」という子は話をしっかりと聞こうという姿勢が見られます。そうでない子は「なんとなく聞いている」という感じになるのでこちらの指示も通りません。やはりアシスタント的な人が必要になります。それを選手に任せることに。

アップ終了後は簡単に「脚運び」を。これは絶対に必要だと思っていますが技術的なこととしては難しいと思っています。普段はそれほど考えずに走っています。語弊があるかもしれませんから補足しておきますがうちの選手に「中学校の時は何か考えて走っていたか?」と確認したところ「何も考えていなかった」という返答だったのでこのような書き方になっています。技術的な細かいことを意識しながら走る中学生というのはほとんどいないと考えています。走る中でいつの間にか速くなっているという感じでしょうか。突き詰めて話すとこれが理想だとは思いますが、高校に入って一からやることになるので結構大変です。中学時代は「身体作り」と「感覚作り」で良いのではないかと思ってはいます。そこを踏まえて「直線的な足運び」だけ話しました。地味な練習なので中学生には退屈かもしれないので最小限に。

そこからチューブを使っての練習へ。前日に高校生対象に「重心の移動」の話をしました。これだけで何時間もかかったというのは前の記事に書いています。中学生にそれほど細かいことはできません。飽きてしまいます(笑)。そのため「強制的に重心移動を作る」という練習へ。チューブ引きです。チューブを使ってもも上げをして途中で引っ張っているのを緩める。その一瞬の感覚をつかんでもらいたいと思って実施しました。チューブで引っ張ると思うように前に進めません。重心の移動がしにくい。その状態からチューブを緩めると一瞬身体が軽くなりスーッと前に進むところがある。そこの感覚を体で覚えてもらう。体重の移動や軸足に腰を乗せるなんてことは言っても理解できないと思います。高校生で毎日のように話してもできないのですから(笑)。動きの中で自分で感覚をつかむ。そのために何度も繰り返しました。

休憩をはさんでマークを使ってのもも上げ。これも最初は狭いマークで実施。これは細かいことを言いました。どうしても適当にやってしまう子が出てくるんので「しっかりと膝を上げる」という部分を大切にしました。「もも上げは必要ない」と言われるかもしれません。これはどのレベルで必要ないと判断するのか?最初の動きの段階では意識的に膝を上げる動きをすることも必要だと思っています。腸腰筋の強化にもつながりますし。足先だけで速く動かしてしまう子が多くいます。それを改善するためには「大きなもも上げ」も効果があります。狭い距離でしばらくやってから距離を伸ばしました。少しだけ「重心移動」を生み出すためです。無駄に長くしても対応できないと思ったのでそれなりに。

最後はメディを使ったスキップへ。これも重心移動を生み出すためには必要な要素だと思います。中学校記録保持者もいたのでスキップをしてもらいました。動き云々ではなくとにかく「進む」のです。練習中に何度も言いましたが「他の選手と身体的(形態として)の差はない」のです。一番の違いは「進むかどうか」です。とにかく一歩で大きく進みます。この動きを見てやはり別格だなと感じました。この日は前キャプテンも手伝いに来てくれていたのでスキップをしてもらいました。この子のスキップは技術的に本当にうまい。前に進むための動きしかしません。身長は150センチくらいしかありませんが12秒17で走っていました。その原動力となったのがこのスキップ。切り返しの速さもここで鍛えてきた部分があります。お手本を見せながら中学生にもやってもらいました。練習を重ねる中でかなり進むようになってきた子がいました。やはり練習は偉大です。もっと時間があればあれこれできるのですが。1週間くらい基本的な動きをやるだけでスピードや動きは格段と変わるだろうなと感じました。こういう意味では中学生は面白いですね。様々な「原石」が眠っている気がします。

2時間半程度でしょうか。私は声を出し続けていたのでぐったり(笑)。選手にも手伝わせながらやっていたにも関わらず結構疲れました(笑)。それでも「こうやったほうが指導が入りやすいな」というのも感じることができました。普段とは異なるカテゴリーの選手を指導することで勉強になることもたくさんあります。大事なことですね。まー多分こういう機会はもうないと思いますがもう少し少人数で専門的な技術指導をしてみると飛躍的に記録が伸びる子が出るではないかと思います。これは「私の指導が良いんですよ」というのではなく時間が足りない中学生にみっちり(それなり?)に技術指導ができると違うだろうなと感じているだけです。そういう意味では中学校の指導者は大変だと思います。限られた時間の中で何を教えるのかを取捨選択しながらやらなければいけませんからね。

貴重な機会でした。また機会があればぜひ。なかなか依頼はないと思いますが(笑)。
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