kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニングをする

2015-06-06 | 陸上競技
木曜日、この日はトレーニングメイン。どれだけやるのか(笑)。それでもやっていきます。

朝練では腹筋背筋を中心に行いました。ここ最近は動きながらのトレーニングが中心となっているので「基礎的な部分」が不足しています。この部分をどこかでやっておきたいと思っているのでこの日は朝練で。

午後からはひたすらトレーニング。練習場所&練習道具の関係で効率よくできませんでした。このあたりも考えていかなければいけませんね。アップとしてダイナマックスを実施。これだけでかなりの負荷はあると思っています。サーキット的な要素があります。これまでうちの学校に不足してた部分かもしれません。これも継続的に実施していきたいと思っています。もう少し身体ができてきたら高いレベルのことを要求しようと思っていますが、今は「必死にやる」という部分でしょうね。やりたい動きがあっても基礎筋力がなければ絶対にできないのですから(笑)。

強くなりたいという気持ちが強い選手は取り組み自体が変わってきています。が、まだまだ股関節の使い方が不十分であったり、柔軟性を高めようとする動きが不十分です。前日に話しましたしこの日の練習初めにも話をしました。本当に強くなる選手というのは「練習の中に工夫をする」のです。強くなるために何が必要かを考える。鍛えている筋群にどうすればもっと柔軟性を与えられるか、走りの動きに近づけられるか。ここを考えて練習できるようになると違ってきます。そのための指摘は私がします。高校生だけでできるはずはないと思っていますから。

女子は比較的声が出るようになってきた気がします。男子も出ているのですがまだまだ。全体的に疲れてくると声が出ません。こういうときほど元気を出さないといけないんですけどね。まだまだこの手のことに慣れていません。きつくなると動きが甘くなる。これも当然の話です。そこをどう超えていくか。限界を自分で決めたらだめ。本当はもっともっとできるのですから。

トレーニングのバリエーションを増やしています。この部分もしっかりと考えていかなければいけないと思っています。今やっている練習はこれまでの経験からある程度絞り込まれたものです。ここ数年、「必要ない」と判断して切り捨ててきたメニューも再び導入しています。何度も何度も過去の練習内容を確認してやっています。新しいことを入れていきたいのもあるのですが、まずは原点に戻る感じでしょうか。

ジャンプ系が少ないというのと敏捷性を鍛える練習が少ないというのが今の課題でしょうか。ジャンプ系は故障すると嫌なのでもう少し様子を見たいと思っています。

スピードという部分をもう一度見直したいと思っています。この日の最後に「速く動かす」という練習を入れてみました。以前はよくやっていたのですがここ最近は全く。ロングスプリント系に確実に効果がある練習だと思っていますが、これをショートスプリントに応用してみたいなと。これも様子を見ながら負荷を変更していきたいと思います。

目指すところはもっともっと先ですが良くなってきています。あまり求め過ぎずに、本人たちの様子を見ながらやっていきたいと思っています。それでもかなり求めていると思いますが(笑)。かなりヘトヘトになっているなと感じていますがもう少しやっていきたいと思います。もちろん、量の増減はこれまで以上に考えていきます。私自身、めちゃくちゃ成長していると思うんですが。誰も言ってくれないので自分で言っておきます(笑)。
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技術練習2

2015-06-06 | 陸上競技
やっぱり書いておきます。忘れないように。

今、技術的なことについて考えています。正確にいうとこれまでよりも「工夫」ができるようになったという感じでしょうか。これまでの指導にもある程度の自信はあります。これはどうとらえるかの部分ですが。周りからは「いい選手が集まっていたから強かった」と思われているかもしれません。選手に恵まれているから実績を残すことができたのだと。それもあるとは思います。が、私が指導した選手が他の学校で同じ成績を出すことができたのかというとそれも保証はありません。「必然」的に私のところに来てくれたと思っています。

中学時代に全国を経験していたから高校も同じようにインターハイに行けるとは限りません。県内選手でそれくらいの実績を残していてもインターハイに行けない選手は数多くいます。この数年間で女子の100m(3回)、200m(2回)、400m(1回)、4継(1回)、男子110mH(1回)というのはほとんどないのではないかと思っています。これが「たまたま」と言われたらたまたまなんでしょうが(笑)。

技術練習のところでも少し書いたと思うのですが、「やればいい」わけではないと思っています。未だに私は師匠から「指導ができる」とは認めてもらっていないともっています(笑)。「情熱」で持って行っているだけなのかもしれませんから。それでも安定して力を出せるようになるというのはある程度の「技術練習」ができているからだと自負しています。この「ある程度」がどの水準なのかは想像に任せます。調子に乗っているといわれるかもしれませんが。

これまでやってきたことに加え、練習を見る中でいろいろと「感覚づくり」のイメージがわいてきています。重心の移動の感覚をつかませるためにこれまでとは違う取り組みを始めました。中学生にはなかなか難しいかもしれません。そこまで時間をかけて動きを作る、感覚を作るというのはできません。が、この手の練習をしっかりとやっていくことで確実に動きが変わると思っています。単純なドリルでは意味がなくなります。いろいろなところを見ていくと「身体ほぐし」的な練習は多いですが、「動きづくり」的な練習はほとんどないような気がします。学校で統一した「コンセプト」がなかったりする。それでも「合う」選手は確実に伸びます。私のスタンスは「来てくれた選手全員を伸ばしたい」というものですからここが難しい。

動きのコンセプトを明確にしてそれを徹底します。まだこの中にも課題があります。「締め」の意識が強すぎて力みが出てしまう部分があるからです。いや、だんだんとマニアックな話になりつつありますね(笑)。それでも「足運び」「重心の移動」「タイミング」というのはかなり重要な要素になると思っています。今の私は「形をまねる」というのではなく、「どこに意識を置くか」を大切にしています。

例えばハードルを使った練習。ここ最近は多くの場面で見ます。しかし、この意味をきちんと考えられているでしょうか。特に壁を使ったハードル抜きは「形をまねる」という練習が多くみられます。私自身も5年くらい前はいつの間にか動きが本質から変わってきていました。同じ場面だけ見続けると視野が狭くなるという典型的なパターンだと思います。それでも「何のためにやるのか」を考え始めてからは大きく変わりました。このあたりから動きの流れというものも考えるようになってきた気がします。

重心の移動と接地ポジション。これにタイミングを合わせる。接地のポジションをよくするためにきちんとした足運びができないといけない。

ここ数年、ショートスプリントで活躍できる選手の指導をさせてもらっていました。かなりの勉強になりました。が、この子達と同じことをほかの選手に求めるのはナンセンスなのです。強い選手の動きがお手本にはなりますがそれが万人に当てはまるわけではない。今、逆にそれほど強くない選手を見ることで「この方が伝わりやすい」というのがわかってきた気がします。こちらの持って行き方によってどれだけでも変わるのではないかという気がしています。

長くなりました。そして、私は「ちょっと遠くから見る」ということを覚えました(笑)。選手自身に考えさせながらやる時間を作るという意味です。付きっ切りでやるのではなく、自分たちで動きのことを考えながらやるのです。今までのスタンスとはかなり変わります。いや、本当はこのくらいのほうが良いと思います。近くで見続けると私の反応を気にしすぎてしまいます。「いい動きができているのか」とか「先生に指摘されるのではないか」という感覚になる。これは違うかなと思うのでちょっと変えていきたいと思います。それにより「自分でやる」という考え方を伸ばせるのではないかと考えています。

やはり長い。申し訳ありません(笑)。
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