kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニングを走りに

2015-06-24 | 陸上競技
土日のことは割愛。色々と勉強になることがたくさんありました。こういう機会を与えてもらえることに本当に感謝したいと思います。色々な人と関わる中で自分に足りないもの、もっとこうした方が良いのではないかと考える機会になります。授業でも「知識」と「知恵」は違うという話をします。頭で分かっていても実際にできるかどうかは違うと思います。「原因」と「結果」も考えないといけません。「結果」だけをみても問題点の解決方法は見出せません。本当に考えさせられます。毎日が勉強です。これを選手に還元できたらと思います。

月曜日、テスト期間中だったので練習は短時間で。学校では走れないので割り切るしかないという部分もありますし、今優先するべきは身体作りなのかなと。偏っていますね(笑)。

この日はダイナマックスとシャフト補強。気分的にちょっと上がってこない部分もありました。これは選手に関係なくですね。その様子をみて女子キャプテンがS先生に「kaneko先生、なんか元気ないですね。声が出てない気がする。」と言っていたようです。情けない話ですね。選手に気を遣わせるというのは良くない。気を配るのと必要ない気遣いは違います。選手の前では気丈に振る舞う必要もあるでしょう。それが出来ないから私なんだという気もします。そこを正当化するのではなくやはりきちんとやらないといけないですね。

この日はシャフト補強に工夫をしました。この一ヶ月くらいはこれまでとは異なることを取り入れていました。鍛えるというだけではなく、柔軟性を高めるという要素を取り入れました。が、それだけでは足りないんじゃないかという気がしていました。前にも書いたのですが「目的とする動きに落とし込む」という感覚です。鍛えるだけでなく走るために何をするかを常に考えていきたい。そこでマークを使った練習をシャフトと組み合わせました。大きな負荷ではありません。それでも「走るために鍛えている」という感覚を持ち続けたいのです。刺激を与えた後に走る動きを意識する。これにより選手の意識付けになるのではないかと考えています。

その中でやはり筋力について考えるのです。前の記事に書いた筋肥大について。男子が記録を伸ばすためにはやはり必要な筋群を大きくする必要があるのではないか。そのためにウエイトを取り入れる必要があるか。男女別メニューになる部分をもっと作らないといけないのではないか。答えは一つではないと思っています。一長一短ある。その中で選択をしないといけないのです。不要な筋肉を付けないために考えてきましたが、男子のパフォーマンスアップを考えるときやっぱりウエイトをやらないといけないかもしれません。筋力を上げながら動きを作る事で飛躍的にパフォーマンスが上がると信じています。その見極めです。

その後、信頼できる方々にちょっと相談しました。一人はポールの指導者。上半身の筋力がなければ跳べないだろうと考えていたのでどれくらいやっているのかを確認。技術と身体作りの兼ね合いは本当に難しそうでした。時間との戦いですね。更に師匠にも相談。そういえばここ最近こうやって誰かに頼るというのが減ってきていました。成長してきたからなのか慢心していたからなのかは分かりません。でも、多くの人の意見を聞く事であれこれイメージがわいてきます。どれだけやらないといけないのかは分かりませんが、一人ではまだまだ足りない事があるのは間違いない事実です。

師匠とはかなり話をしました。多くのヒントをもらいました。それを自分の中で精査していかなければいけません。本当に時間が欲しいなと思いました。何が正解なのか分かりません。それでもその時一番正しいと思った事を選択していかなければいけない。これまでやっていたからというだけでそれを続けるのはいい事ではない。もちろん、間違った方向に進むかもしれい。だから人の力を借りるのだと思っています。

体幹を鍛える。その中に性差もあれば身長差もある。そこを本当に同じ形でやっていて良いのか。全ての条件を整えようと思うとマンツーマン指導が一番なのだと思います。一人一人全く違ったメニューで練習を進めていく。が、実際は不可能です。高校生であれば「最大公約数」的な練習になります。その中で個別対応をしていく。まだまだ視野が狭い私はこの辺りの事を勉強していかないといけないと思っています。限られた時間をどう振り分けるか。やりたい事はたくさんありますが、それを実施するには時間が足りない。

もっと工夫をしていけたら良いなと思いますし、していかなければいけないと思います。まだまだ甘い部分、考えが足りないところがあるのかなと感じてはいます。

戦うためにやれる事は全てやりたいと思います。与えられた時間を選手のために使っていきたいと思います。
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身体づくりの方法を更に模索する

2015-06-24 | 陸上競技
土曜日の練習、本当であれば走ろうと考えていたのですが色々と考えることがあってトレーニングにしました。前の記事に書いていましたが、書籍の引用部分で最後に選手に伝えたことがあります。

女子が競技力を向上させるためには、なりふり構わずがむしゃらに取り組むことで筋力アップを達成させ、瞬発力、パワーアップを図ることが必須条件である。

これは男女関係なく言えることだと考えています。何が何でも強くなりたいと思う者はやっぱり必死になるのです。そうなるまでが簡単ではない。ウサギとカメの話になりますね。ウサギはそれ程、必死にならなくてもそれなりに結果がついてくる。そこで満足するかもっとやらないとと思うか。これは今まで何度も見てきましたがなかなか難しい部分があります。ウサギが本気になればきっとめちゃくちゃ強くなるのです。でも、そこまでやらなくても何とかなる。これは本人が気づくしかないのだと思っています。

我々普通の選手が強くなるためにはやっぱり「何が何でもやってやる!」という強い気持ちが必要になると思います。それががむしゃらになるという意味です。なりふり構わずやる。言葉にすると簡単に思えますが、やっぱり難しいと思います。一気に変えることは難しい。それは分かっています。それでも強くなりたいという選手のニーズに応えていくことも必要だと考えています。ここのバランスを取らないといけません。いつも周りからブレーキをかけられますが、私はやり過ぎる傾向があります。分かってはいるのですがなかなか(^^;;

ということで身体づくりをすることにしました。ダイナマックス、シャフト補強、プレート歩行、プレート補強で2時間でした。この日は細かい所まで指摘していきました。見いてもっと工夫しないといけないなと感じることも出てきました。

今の形では男子が筋肥大しません。短距離選手なのであえて肥大しない形で取り組んでいます。が、男子はもう少し肥大しても良いのではないかと考えています。もちろん投擲のように大きく肥大させて身体が大きくなりすぎるのは避けたい。ここに関しては後日最も信頼している方に相談をしまた。これはまた別に書きます。男子は男性ホルモンの関係である程度刺激を入れると身体ができてきます。ここに工夫の余地があるのではないか。

他の指導者と比べてトレーニングの割合が高いと思っています。それが良いのか悪いのかは分かりません。いつの間にか「トレーニングをするためにトレーニングをする」ようになってしまいます。「筋力を上げる」事が最大目標となり、何のために筋力を上げているのかを見失ってしまうのです。練習のための練習になるという感じでしょうか。だからそこに工夫の余地が残されていると考えています。どうやってそれを走りに取り入れていくか。まーこれはあくまで私見ですから正しいのかどうかは分かりませんが(笑)。

走りとトレーニングを上手くリンクさせるような方法を見つけていきたいと考えています。他県では「総合体力を上げる」という意味でサーキット形式の練習をやっているという映像を見た事があります。京都の強豪校に行ったときには最初にトレーニングをやってそこから走る。走り終わったらまたトレーニングをして更に走るという練習形態でした。本当に分刻みに練習が計画されていて無駄がない練習。進学校ですが毎年全国で活躍されています。こういうところにも大きなヒントがあるのかなと思います。しかし、私にはあんなに緻密な練習計画は立てられません。絶対に無理です(笑)。

とにかく総合体力を上げていく。これは中学時代にある程度強かった選手にはかなり効果があると思います。身体づくりをするだけで伸び代は大きくなります。が、もっと工夫をしていけば走りにつながる身体づくりができてスピードが上がるんじゃないかと。私の練習は地味で効率が悪い感じがあります。自覚しています。そこをなんとか変えていきたいのです。

トレーニングはかなりキツいのです。だからこそ結果を出せる仕組みを作りたい。選手がキツいけど少しずつ力が上がっているなと感じられる工夫。それがあればきっと選手達は自分達で強くなっていけるのだと感じています。私はそのキッカケを与えるのが最大の役割だと思っています。覚悟を持って練習をするようになればあとはどうにでもなるのかなと。

長々と分かりにくい文章ですね。頭の整理をさせてもらっています。
コメント (7)
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考える

2015-06-24 | 陸上競技
あれこれあって練習について書く気になりませんでした。そのため土曜日の練習から書けていません。師匠にあれこれ相談しながらやってきました。某テレビ局ではないですが嫌なら読まないでください。「毎回読んで不愉快になる」のであれば閲覧しないでもらえたらと思います。読む読まないは選択できるはずです。不快だと感じる場所で文章を読んで不愉快に感じられるのであれば読まない方が確実に良いと思います。文字での表現ですから微妙なニュアンスは伝わらないと思います。

これまでの指導の中で何度も足りなかったと思うことはあります。私は聖人君子ではありません。足りないものはいくつもあります。男子の指導と女子の指導でやり方が違うのではないかという指摘を受けることもかなりありました。故障明けの選手が「試合に出たい」と言ってきたのを説得し切れずインターハイ路線の試合で悔しい想いをさせてしまったこともある。指導する中で「これで良いのか?」と感じながら選手と関わることの方が多い。それは他者から否定されることでしょうか??

私は指導していることに関して「これで大丈夫かな」といつも思っています。絶対的に自分が正しいという気はありません。だから隙ができる。その隙を突かれる、揚げ足を取られることもかなりあります。が、機械的にやっているよりは「人間らしさ」があるのではないかと勝手に思っています。嬉しいことがあったら死ぬほど喜びます。悔しいことがあったら本気で悔しがります。許せないなと感じたことはめちゃくちゃ怒ります。それが悪いと言われたら仕方ないのですが。

うちのもう一人の顧問S先生が土曜日に私が選手に話をしている内容を聞いて泣きそうになったと言っていました。私は素直に思ったことを選手に話します。S先生もすごく純粋な方です。嬉しい時はそれを言葉にします。怒っている時も同様。「インターハイに行きたい」と言った選手の成長がめちゃくちゃ嬉しかったとのことでした。人間らしくていいと思います(笑)。こんな書き方をすると「自分の話で他人を感動させたという自慢か。偉そうに。」と捉えられるのでしょうか。まーこれはどうにもなりません。S先生は選手の成長を喜んでくれた。そこの話をしたいのですが、フィルターがかかっている方にはそれは「自慢」と捉えられるかもしれません。

事実の羅列をblogに書く。それでも良いのかなとは思います。一切の感情を切り捨ててその日にやったことを書く。そんなblogが本当に意味があるでしょうか。まー基本的にこのblog自体に意味があるのかと言われたら分かりません。「私はこんなにすごい指導者なんですよ」という自己顕示欲を示すためのblogだと捉えられるのかもしれません。そう感じられるという方もいるのでしょう。そこに関して議論をしても絶対に平行線のままだと思います。そういう見方をされる方もいらっしゃるという視点を持たないといけないのだと考えさせられました。

私は自分が一番だと思いません。でもそういう風に捉えられる。そしてそこから批判が始まる。これまでと「ある程度の指導ができるようになってきた」と書いてきたつもりです。それでも基本的に「kanekoの事が嫌い」というフィルターがかかっていたら「偉そうに」と捉えられるのだと思います。考えさせられました。

「blogを止めろ」とコメントされましたが、続けます。こういう書き方をするとまたコメントが入るのかもしれません。不完全な私がやる事です。気に入らない方もいると思います。「そういう見方をする人もいるのだ」という認識を持ちながら続けていこうと思っています。普通に書いたつもりでも文字しかなければ、相手には伝わらない事がある。表現の仕方を考えながらやっていきます。

一応、これにて今回のコメントの件に関しては収束させてもらおうと思います。これからも匿名の批判が入るようであればコメント自体できないようにします。しかし、これは本意ではありません。「聞きたい事があるんだが」という方にとって質問、返信ができなくなる環境となります。それは避けたい。

ご理解ください。
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blog、書き込みについて

2015-06-24 | 陸上競技
先日から匿名でblogにコメントが書き込まれています。

私自身はこの場で身分を公にしていませんが「周知の事実」として特定されていると思います。検索等のこともあるのでkanekoという表記をしているだけです。ここで書くことに関しては私の責任で書くことになります。その表現に対して「不適切」「慢心」と捉えられる方もいらっしゃると思います。そのような状況だからこそ私としても表現の仕方を考えないといけないという部分はあります。

が、コメントは匿名です。匿名で私に対する批判が書き込まれます。批判されるのであればきちんと責任の所在をはっきりとさせるために、名前を明らかにしてコメントをしてもらいたいと思います。このような書き込みがなされるためコメントに関しては「事前承認」をとる形にしました。通常のコメントとは区別しておきたいと思います。通常のコメントはこれまで通りでお願いできたらと思いますが、「批判」に関しては自分の責任の所在を明らかにしてもらいたいと思っています。

blogについて「閉鎖も考える」と記入したことにより数名の方から「続けてもらいたい」というコメントもいただきました。ありがたいことです。こうやって応援してくださる方もいらっしゃいますが、そうでない方もいらっしゃる。このことを真摯に受け止めていきたいと思っています。私個人や本校を応援してくださる方も大勢いらっしゃいます。そのことに感謝しながら活動していきたいと思っています。

また、こういうご時世ですからFacebook、Twitter、LINEで他者と誹謗中傷する人もいるのが現状です。一方的な攻撃となる。他者を貶めて自分自身の価値を高めたように感じるのかもしれません。blogも含めていろいろなコミュニケーションツールであることは間違いありません。しかし、他者批判をするために存在するツールではないと思っています。結局は自己評価を下げることになる。ここは私自身も気を付けなければいけない部分だと思います。ここ最近、この手の嫌な想いをされている方がいらっしゃるという話も伺っています。嫌ですね。

これまで通り続けていくつもりです。ご理解いただければと思います。

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