kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

久々に練習を見る

2015-10-09 | 陸上競技
前の記事にも書きましたが国体のためしばらく不在。その間選手に練習を任せる形になりました。こういう意味では「アピールに不利」なのかもしれません(笑)。が、学校にいる間はかなり練習を見ています。余りあるくらいのレベルで。1週間の間、練習を選手任せにしているという部分だけを取り上げられたら「面倒を見ていない」と言われるかもしれませんが、それ以外の場面でかなり指導を徹底しているつもりです。まだまだ足りないと言われるかもしれません。が、国体などの場面で学んだことは確実に選手に還元できると思っています。

水曜日、本当に久しぶりの登校。月曜日と火曜日は休みだったので仕事的には問題なかったのですが。実は月曜日に戻ってこれると思っていたのですが実際は火曜日でした。この辺りのチェックミスは痛いですね。火曜日は練習を見ようと思っていたのですが。本来は火曜日の練習後に仕事をしようと思っていたのですが予定が完全に狂ってしまいました。水曜日、空き時間などを使ってやるべきことをひたすらやりました。更には翌日研修がある事が発覚してワタワタする(笑)。

練習はトレーニングとしました。練習の初めに「成年選手の言葉」を伝えました。私にとっては本当に大きな事ですが高校生にはイメージしにくい部分だと思います。「1つの事に賭ける」という話は分かりにくい。そこまで必死に何かに賭ける経験がないから。発達段階というのもあると思います。伝わらないから言わないというのではなく、繰り返し繰り返しメッセージを伝えていく事でしか変わらないと思っています。こちらが根気強く関わっていくしかないと思っています。

細かい所に着目するとまだまだ足りません。見ているといつの間にか「曖昧」になっている部分があります。トレーニングの合間の動き作りや股関節周辺の柔軟などはいつの間にかやらなくなっています。更には種目の内容が変わってきている。もちろん、本人たちに悪気があってやっているわけではありません。慣れてきていつの間にか色々な所が変わってきてしまうのです。

師匠がスタートの構えの事をよく言われます。一度修正しても気がついたらまた変わっている。本人たちが意図的に変えているのではなくいつの間にか戻ってしまうのです。だから現場でしつこく動きを見続けて指導していかないといけない。それが動きを定着させる唯一の方法だと思っています。合宿などで指導を受けてもそれが継続される訳ではないから元に戻るのです。だからこそきちんと継続して指導できるシステムが必要になると思っています。1週間であやふやになるのですから。

すでに来年に向けて動き始めています。トレーニングの頻度を意図的に増やしています。新戦力が来てくれると本当に嬉しいですが、まずは現有戦力をどこまでレベルアップさせる事ができるかだと思っています。新しい力が入ったとしてもそれに負けないくらいの組織力が必要になる。そのためには時間をかけてトレーニングをしていかないといけない。ここの差が来年度の差になると思います。部員の人数が増えれば増えるほど「出場種目の枠」を争う事になります。出場できなくなる選手も出てくる。全国入賞の常連校などになると部員が100人を越えるようなチームもあります。大半の選手は出れなくなる。シビアな話になります。そこまで視野に入れてチームを作らないといけないのだと思います。

トレーニングに関してはまだまだ工夫の余地があります。今いる選手で「本気で強くなりたい」と思って行動する者を全力でサポートしながら力を上げていきたいと思っています。

練習内容の精選をしていきたいと思います。これからです。
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