kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

いろいろなこと

2015-10-01 | 陸上競技
国体のアップ会場で選手のアップを見る。他県の選手の動きなども見てみる。なかなか面白い。

国体になるとある一定レベル以上の選手しかいないので参考になる部分もあるし、これは無理だなーと思う部分もある。

私はこれまで作って作っていくような指導スタイルを取っている。時間をかけて動きを作ることで戦えるようになってきた。見ていると「才能あふれる走り」をする選手も多く。もちろん見ているだけでは分からないけど。こういう場面でやっている動きをそのままやれば良いというわけではない。「強い選手がやっているから良い動き」かどうかは分からないから。

見た目の動きと本人の意識が全く違うことだってある。「意識」と「目に見える現象」は違うという部分を理解しないといけない。単純に見ているだけではダメだと思う。こういう場面になると「すごい」というフィルタがかかってしまうので全てを過大評価してしまう危険性がある。まーこういう場で練習や選手の動きなどを見せてもらえるチャンスがあるというのは指導するにあたってものすごいプラスになるのは間違いないのです。

見る。これだけでも刺激になるのです。が、その刺激がどういう方向に進むかだと思っています。単純に見て終わる。見て真似をする。何故その動きをしているのか観察する。その動きが次の走りなどのようにつながっているかを見極める。その部分を自分で分かっていかないといけないなーと思っています。

こちらがやりたいことがある。それを身につけさせる「方法論」を私としても考えていかないといけない。これができるかどうか。色々な情報をどう取捨選択して選手に還元するかなんだと思います。強い選手がやっているから他の選手にも当てはまることができるわけではない。こういう場面で見たものが全て選手に還元できるかどうかは別だから。こうやってアップを見ることで自分の中の引き出しを増やしていくことはできる。それだけは間違いない事実だと思っています。

楽しい時間を過ごさせてもらっています。もちろんコーチとしての役割も果たしています。さっきまでは教え子のアップに付き合っていました。4年ぶりの国体。しばらく手を離れて自分の力で強くなってきてくれました。「国体の舞台に戻ってくる」というのは女子にとっては簡単なことではありません。普通なら挫折してしまう。それでもやろうとしてくれるのはこの子の素直さなんだと思います。

この子のアップを見ながらこういう時間を過ごさせてもらえる事に本当に感謝したいなと感じました。やはり見ていて楽しい。今回はコーチとして関わることが出来ます。その事は当たり前ではない。忘れずに取り組んでいきたいですね。大きな目標に向かって進んでもらいたい。そのために私に出来ることは最大限にやりたい。心からそう思います。

また書きます。多分。
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和歌山へ

2015-10-01 | 陸上競技
水曜日、早朝から和歌山へ向けて出発。時間的に余裕がないので朝からバタバタでした。道中は楽しく過ごしながら進んでいきました。ひたすら話をする。貴重な時間。私は乗っかっているだけなので申し訳ないなーという気持ちでしたが。

節制をしていたのですが一瞬でタガが外れる(笑)

朝ごはん。尾道ラーメン。



昼ごはん。和歌山ラーメン。



あれだけ「禁ラーメン」をしていたのに。師匠からは「あんたはラーメン食べすぎだから肝臓の値が悪くなる」と指摘される(笑)。まー基本的にメチャクチャ食べますからね。それがダメ。やはり反省しながらやっていかないといけません。この1週間で体重戻るかも(笑)

で、宿舎に着いてみると驚きが。





私が学生時代に「七大学対抗戦」という大会で和歌山に来た時に宿泊したホテルと同じ所でした!一目見て感動。懐かしすぎる&偶然すぎる!というか、これまで和歌山に来た事はないと思っていたのですが来ていました(笑)。そこも問題。Facebookにこの感動を書いていたら後輩から「自分達が入学した時の七大学ですね!」というコメントがつきました。私は自分が大学2年生の時に来たと思っていたら大学院の1年生の時だったようです。記憶が曖昧すぎる(笑)

確かにそれくらいだった気がする!レースで勝って勢いつきすぎていて表彰台の上で写真撮る時に役員に「止めなさい!」と怒られた気がします。若気の至り。まー今だったらブチ切れする話ですが。時間は人を成長させるのだと改めて思いました(笑)。懐かしすぎる。当時の記憶が蘇ります。

記憶がかなり美化されている部分もありました。宿舎から歩いて本当にすぐ競技場だった気がしていました。本当に5分程度の記憶。が、歩いてみると20分くらいかかりました(笑)いや、記憶って曖昧ですね。懐かしさだけは感じる事が出来ました。

私にできる事をしっかりとやっていきたいと思います。
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見ていない所で

2015-10-01 | 陸上競技
前の記事の続き。これは少しだけ。

全ての練習が終わってから話を少しだけ。翌日から私は不在となります。それも長期間。この時は翌週の月曜日まで不在だと話をしましたがよくよく調べてみると(到着してから発覚(笑))、火曜日に帰ることになっていまし。完全に1週間です。昨年まではこの手のことは「いつもの事」でした。この時期になると私が長期間留守をする。それでも「やるのが当たり前」だったのです。

今はそういう流れがありません。私が不在の中でどれだけ選手たちが自分たちのやるべきことができるだろうか。人が見ていない所手間きちんとやるのが大切なのです。ここ数日間は特に私に言われてからひたすらやるという感じがありました。何人かはきちんとできますが、そうでない者も複数いる。残念ですが安心して留守にすることができません。

それでも私が不在だったら練習がきちんとできないというのではこれから先伸びることはありません。なぜならやらされる練習では伸びないからです。誰もが最初は「嫌だな」と思って練習を始めるはずです。軽くやりたいという気持ちで入る。他の人よりも足が速いから入る。これくらいの感覚で始めるのが当然だから。しかし、やっていくうちに自分が少しずつ変わってくるのが楽しくなるはずなのです。その感覚。

だから最初は多少キツくてもやらせないといけないと思っています。外部からやらされているのがいつの間にか自分からやるに変わっていく。そこの部分に到達しないと本当の成長にはつながらないからです。

上述のように何人かは変わりつつありますから任せられます。が、数人はちょっと考えさせられるレベルです。日誌に書いている選手もいましたが「これだけ言われてまだ当たり前の事が出来ないというのは良くない」と感じている子もいるのです。自分の事ではなく他の選手の事で考えさせられるというのはどうなのか??成長してもらわないと「チーム力」という部分が上がることはありません。

見えない所でサボろうと思えばいくらでもサボれます。自律です。手を抜きたいところを自分で律してやっていく。これができるようになるかどうかなのです。見えないところでも全力で取り組むことが出来るような選手を育てていかないといけない。私が近くにいて取り組みが甘くなったら注意をされるからやる。その段階を半年過ぎたので越えていかないといけないと思っています。

繰り返しになります。最初からそんなことを求めてはいません。最初は誰もがキツイことは嫌だから。当然の話です。でも強くなるためには避けては通れない部分。だからこそきちんとした取り組みの姿勢を身につけさせたい。私が不在というのは実は本人たちにとっては最大のチャンスなのだと思います。チーム内にきちんとできない選手がいる事が浮き彫りになる所もあります。そこをチームとして「きちんとやらせる」雰囲気を作っておかないといけない。

少しずつ自立してもらいたい。誰のためにやっているのかを考えられるようになると取り組みの姿勢も変わってくると思います。物事に対して真剣になる選手になってもらいたいですね。

これで学校での練習に関しては一先ず終了。今度は国体です。思っていた以上に長期間でした(笑)。恐ろしい事だ(笑)。
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