kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ただガムシャラに

2015-10-28 | 陸上競技
前の記事がまとまらなかったのが私の中でショックで。前から文才がないんじゃないかと薄々感じてはいましたが本当にない(笑)。

人は時としてガムシャラにならないといけないと思っています。私は何度か書いていますが理系に憧れています。合理的でスマートな考え方。時としてドライになる。無駄なところにはエネルギーを使わない。そういう姿勢に強い憧れを持ってました。性格的に無理な話なんですが(笑)。

私の最大の長所は一生懸命になれることだと思います。昔から生徒や保護者に「熱血先生ですね」と言われていました。当時はそんな事はない、これは当たり前なんだと思っていました。が、よくよく考えてみるとそうではなさそうです(笑)。もっと早く気付けよという話ですが。今でもクラスの生徒には「教室が暑い」という話をすると「先生が入ってきたから温度が上がったから暑い」と言われる(笑)。私自身が一生懸命にならなければ生徒も選手も一生懸命になれるはずがない。

前の記事に書いていますが、いつの間にか「仕方ない」と自分自身を納得させていた部分がありました。これまでの流れの中であまりにも大きな変化を生み出すと歪みが生まれてしまう。少しずつ少しずつの変化が必要。きちんと考え方が浸透するのには時間というどうにもならない要素が必要になる。分かりきっています。焦るなと言われる。そういう部分もありかなり抑えていました。選手や周りからすれば「どこを抑えているんだ?!」と言われるかもしれません。が、親しい指導者達から見れば私が「死ぬ気でやっていた」時との差は見て取れると思います。

手を抜いているわけではない。今は今できる事を一生懸命やらないといけないのだと改めて感じた。「分からないから仕方ない」「言われてないから仕方ない」という感覚が自分の中にあった。しかし、それでは今後の問題は何ひとつ解決できない。そのうち出来るようになるだろうという感覚から抜け出していかないといけない。それが私自身の大きな課題なんだと思う。

やっぱり、クールで二枚目は無理なようです。私は「無駄に熱い三枚目」でしか生きていけません。理想と現実のギャップ。改めて感じましたね(笑)。選手との距離もきちんと考えていかないといけません。あまりにも離れ過ぎていたら選手は付いてきてくれない。逆に近すぎるとまー色々と問題が出てくる。そこは私自身がきちんと見極めていかないといけないところだと思っています。

練習をしっかりさせる。自分達で勝手にやる、与えられたメニューをひたすらやるという練習スタイルではありません。しつこくしつこく指導していく中で成長していきます。更にいうと練習で追い込む部分にもエネルギーが必要となります。「少しくらい良いか」という感覚を私自身が捨てないといけない。これまでやってきた事を全て同じように出来るとは思っていません。しかし、大切にしなければいけない事は徹底。いつの間にかこの部分のしつこさがたりなくなっていたのかもしません。

年齢を重ねたからそうなったのか?これは違う気がします。感覚的に「一歩引いたところから見る」という感じだった気がします。私自身が遠慮している。もちろん今だから分かることです。7が月前にそんなことを感じる余裕さえなかった。そして、7が月前に同じ気持ちで「ガムシャラにやろう」と思っていたら大変なことになっていたと思います。まーそれなりに突っ走っていたので選手や周りは大変だったと思いますが。本当にやるぞ!と決めたらこちらは止まらずに進みたいと思います。

ガムシャラにやる経験。これを今の中高生や大学生が経験できるのか?何となく「必死にやることはカッコ悪い」という風潮がある。そして、そんなに熱くならなくても良いじゃないかと言われる。スマートに生きていたら見た目は良いかもしれない。が、本当に苦しい時に力が出せるだろうか?こちらとしては考えないといけない。これから先、子供達は自分たちの力で生きていかないといけない。その時に「柱」になるものを持ってもらいたい。

苦しくて諦めてしまいそうな時にその人の本当の姿が出てくるんだと思う。かっこ悪くてもガムシャラに前に進む。どんなに苦しくても諦めず努力を重ねる。そんな姿を見てきっと誰かが手を差し伸べてくれる。簡単に「キツイから無理だ」と言うような子供達を育てたくて今の仕事に就いたのではない。夢や目標を抱ける子供達。そのためには私がアホみたいに一生懸命にならないとダメだと思う。

やり切ろう。苦しくても絶対に諦めない。自分にできることをひたすらやる。そんな子供達を育てたい。練習量も増える。当然キツイ。でもそれを越えていける「心」を育てたい。

まとまらないなー。暑苦しいですかね?でもそれが私なんだと受け止めることにしました。綺麗に生きていくのは無理。練習に関しても生き方に関してももっともっと泥臭くひたむきにやっていきたいと思います。
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もう一度最初から

2015-10-28 | 陸上競技
今回の県体、色々な意味で自分自身の取り組みを見直すキッカケとなりました。これまでやってきた事、正しいかどうかは分かりません。客観的に物事を捉えようと思いながらも視野の狭さが浮き彫りになります。

レースで共通する事。動きの改善によりある程度前半は走れるようになっていたと感じました。しかし、後半の大幅な減速が見られる。共通しての部分です。この数年間、ある程度練習が精選されていました。この感覚の中で練習をしていた。気がつくとマイルでインターハイを狙っていた時期から比べると5分の1以下のレベルになっていました。ある程度選手が集まってくれていたのもあります。が、後半はいつの間にか練習量が減ってきていました。スマートな練習の方が自分のスタイルだと勘違いしていた。

これまで。中学時代の力から大きく伸びてきた選手。様々な部分で厳しく接してきました。涙を流しながら練習してきた事も数知れず。それがいつの間にかこちらが「技術的な指導さえやれば強くなる」と勘違いしてしまった部分があるのかもしれない。そんな感覚はない。が、明らかに練習量が減っている。私のスタイルをいつの間にか見失っているのかもしれない。

色々な話をする中で前任校の1番最初を思い出した。あまりキツイことをやってしまうと「選手がかわいそう」という感覚と「選手が辞めてしまうかもしれない」という保守的な考え方があったと思います。今はそこまで求めてはいけないという感覚。これは良いのか悪いのか分かりません。環境が変わった中でいきなり「強くなるための練習」をさせる事はできない。性急にならないように気を使っていたつもりだったが周りから見たり、本人たちからすれば「これまでと違う」という違和感があったのではないかと思います。それに合わせていた部分。自分のやりたい事を押し殺している自分がいました。

が、今回の大会。見ていてこちらがやりたい事がきちんとできていないため選手がきちんと力を上げられていないというのを痛感しました。選手の取り組み云々もありますがこちらとしても「仕方ない」と考えていた部分があります。楽して強する方法を私は知らない。そう思っていたのに。いつの間にか「今はそこまでしてやらさなくても良いんじゃないか」という感覚に変わっていた。周りから批判されても押し切らないといけない部分があったのかもしれない。

時間が必要だったのは間違いないと思います。いきなり私の指導スタイルを全開にして、質も量も求めるような練習にしたらチームは崩壊していたと思います。だからこの県体までの約7ヶ月、私の中でモヤモヤしていたものがあったのだと思います。これまでの流れを生かしながらも変えていかないといけない。それを分かっていながら足りないことがあった。1番覚悟が足りなかったのは私なのかもしれません。

中学時代に力がある。そのような選手が高校でストレートに伸び続けるか。逆に中学時代力がなかった選手が高校になったら競技をやったらダメなのか。どちらも違うと思います。やはり「やらなければいけない事」を徹底していかないといけないのだと思います。力があってもなくても「本当にやらないといけない事」は同じなんだと。どこの学校でやるか?ではなく、「何を目指してやるのか」なんだと思います。もちろん「どこの学校でも強くなるか」と言われたら違うと思います。チームとしてきちんとできるようにならないと結果はついてこないと思います。

この冬は私自身もう一度やり直したいと思います。ひょっとしたら付いてこれなくて選手が減ってしまうかもしれません。うちの学校は部活動は全員加入です。何となく個人種目だこら入りやすいと思って選んだ子もいるはずです。でも実際は違う。当然の話だと思います。強いから入って欲しいというのではない。強くなるために、心を鍛えるために、人として成長するためにうちの学校のうちの部を選んで欲しい。それだけの覚悟があればこちらも全てを賭けてやっていきます。

今入っている選手たちは少し違うかもしれません
。そんな事を求めては部活に入ったのではないかもしれないから。でも、どうせやるからには全力でやった方が面白い。勝ち負けも大切だが過去の自分よりも強くなろうとする姿勢が大切。

もう一度。厳しいと言われていたkanekoに戻りたいと思います。もちろんこちらも変わってきているのでどうなるのかは分かりません。キツそうな姿を見見たり、「キツい」と負のオーラを出していたらこちらも追い込めませんでした。が、わたしも変わります。8年前くらいと同じ練習はしません。が、やっぱりガムシャラにやる練習も必要です。普通の事をやっていたら勝てないのは当然だから。

だからやり切る。何があってもやり切る。甘さが出た時に真剣に選手と向き合い、きちんと指摘したい。やりっ放しではなく強くなるために逃げないように。私も心を強く持たないといけない。キツい事をさせたらやはりこちらもキツいから。でも、本当にやろうと思えば関わる全員が覚悟を持たないといけない。「やり切る」事を全員できちんとやらないといけない。

覚悟を持って。強くなるための練習をしていかないといけない。他校と比べてというのもあるがこれまでの価値観を大きく変えていきたい。明らかに量が減っている感覚。これを埋めていきたい。そこが変えられた時、チームとしても大きく変わる。このことに関してはまた書きたいなと思っています。私自身の感覚を変えていきたい。できた時にまた大きく変わっていく。そう信じている。

話がまとまらない。ちょっと内容を見直してまた書いてみる。文才ないなー。
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