kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

今考えること

2015-10-19 | 陸上競技
色々なことを考えるようになりました。こう見えても基本的に小心者ですからあれこれ考えながら生活をしています。なかなか信じてもらえないかもしれませんが。私が何を目指し何をやろうとしているかはなかなか伝わりにくい部分だと思います。

自分が目指すところはどこなのか。これはなかなか自分でも分からない部分もあります。それでも進んでいくしかない。自分の人生のなかで陸上競技に関わる時間がたくさんありました。陸上競技と出会わなければ今の私は存在しなかったと思います。一つの事に本当に必死になる。周りから何を言われようとただ一つの事に自分の持っている力を注ぎ続ける。たぶん周りからは「あいつは変わっている」と思われていたと思います。本当に競技に全てを賭けてきた感覚があります。

高校時代も大学時代も本当に競技のことしか考えていませんでした。アホですね。今の高校生と違って携帯電話などもありません。毎日の練習が生活のすべて。だから遊び心がない。青春時代の全てを競技をメインに考えていました。大学を選んだのもそういう部分があります。中高と憧れていた先輩に「うちで一緒にやらないか?」と言われたのが大きな理由。本当は競技がやりたくて県外に出たいなと思っていました。そんなに実績のある選手ではなかったから県外でできるレベルではなかったと思いますが。安易かもしれませんがこの先輩と一緒にやりたい!というだけの理由。まー県内の大学は限られていますし、合格する可能性が100%ではなかったので運が良かったという噂もありますが。

アホみたいに一つの事だけを考え続けていました。一意専心。これが正しかったかどうか分かりません。本当はもっと趣味を持って遊びに行ったり、友人と飲み明かすという生活を送っても良かったかもしれません。が、私にはそれはできなかった。遊びに行くことも飲みに行くこともほぼなし。だからこんなに楽しくない性格になったのではないかと思います。もっと違う人生もあったかもしれません。が、後悔は一切していません。一つの事に馬鹿みたいに熱中する経験は生きている中でほとんどできないと思います。

昨日の記事を書いていて改めて思い出しました。マイルで本気でインターハイを狙っていた時、この子達も同じような気持ちで取り組んでいました。周りから見たら「何やってるの?」と言われるかもしれません。一昨年くらいに一緒に食事をしていた時にそんな話になりました。フットサルサークルに入っていて他の男性から「高校時代何をやっていたのか?」と聞かれたから「陸上競技」と答える。その中で彼女たちの取り組みの話をしたらその男性が「そんなに必死にやっている女子高生見たら引く」と言われたらしい。二人ともブチ切れる(笑)。彼女たちの中で「高校時代の陸上競技に対する想い」は大きいのだと思います。もう23歳くらいですかね。それでも彼女達の中にある「想い」というのは支えとなり大きなエネルギーを与えてくれているのだと思います。

高校時代、なんとなく過ごす子ども達もいる。それでも3年間は過ぎていく。一時的な楽しさも感じることができるだろう。が、最後に何が残るだろうか?そのような生き方を否定する気はない。誰かに強制されて生きていくというのは楽しくないから。しかし、本当にその高校生活が充実したものだっただろうか?逆の立場からすれば「馬鹿みたいに陸上競技ばかりやって何になるの?」と思われるかもしれない。お互いに分かり合えない部分なのかもしれない。

私は「一つの事に没頭できる時間や経験」というのは形には残らないかもしれませんが一生の宝になると信じています。勉強ももちろん大切。でも、それだけやっていてもダメなんだと思う。上手くいかないかもしれない。結果は残せないかもしれない。そんな事に向かって必死になれる経験というのはこれから先の長い人生のなかで絶対に生きてくる。それはどこで誰とやっても同じなのかもしれない。それでも私は自分が関わった選手に「陸上競技をやっていて良かった」と心から感じて欲しい。そんなに簡単なことではない。それでもやっていきたい。

全てを競技に賭ける。こんなスタイルは今の時代に合わない。分かっています。だから私と同じ事を求める気はありません。が、本質的な部分で「競技と真剣に向き合う」という姿勢を身につけてもらいたい。何かを達成するために一生懸命になる。達成できればそれはそれで価値がある。最大限の努力をしても届かないことだってある。そこには「見えない何か」がある。結果も大切。が、そこには向かうために本気になれるかどうかで得るものは全く異なる。「本当にやり切った」と感じられたらそれから先の人生というのは大きく変わってくると思う。

私に関わる選手達。暑苦しくて面倒くさい私から学ぶ事はそれほどないかもしれない。それでも真剣に向き合いたい。誰よりも一生懸命に選手にとって向き合いたい。それが「見えない何か」として選手の中に残ってくれると信じるから。

何を綺麗事を言っているのか?そう思われるかもしれません。このblogを読み続けてくださる方々にはそれが綺麗事で書いているかどうかは分かってもらえると思います。今考えること。それはこんなアホみたいなことです。関わってくれた選手達に「kanekoと陸上競技ができてよかった」と最後に感じてもらえたら理想。簡単なことではないですが。

真面目に考えています。これまで出会ってきた選手のおかげです。間違っていないと自信が持てました。私に私にしか出来ないことがある。それわ全力でやっていきます。温かく見守ってもらえると幸せです。
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合宿のメニューを考える

2015-10-19 | 陸上競技
今年の冬休み、山口県で中国四国地区の選抜合宿が行われます。そのため今回はコーチとして参加させてもらうことになります。名誉なことですがプレッシャーもあります。自分の指導を他の人に見られるという部分。一挙手一投足を評価される。かなり前に中国合宿を引き受けたことがあります。一度は島根、一度は山口開催。ほとんど誰も見に来なかったので問題はないと思うのですが(笑)

実際に指導するよりも事前に練習メニューを提出しなければいけません。これが大変な作業。基本的に普段から練習メニューを綿密に作ってやるわけではありません。大まかな流れの中で判断しながらやっています。県合宿などでもほぼ思いつき。あらかじめ決めていたとしても参加する選手の状況に合わせてメニューを変更していくのが必要になるからです。紙媒体で示してもやっぱり分からない部分があります。

初めて中国合宿の指導をした時にメニーをどうしたら良いか分からずに師匠に相談。大まかに書いておけば良いと言われたので「ハードル練習」とか「走練習」とだけ書いて提出。そのまま冊子に載りました(笑)。周りからあまりにも大まかすぎると全力で突っ込まれる。他県の先生がどんな練習をするのか分かるようにしないといけないんじゃないか、と。確かに。しかし、メニーだけ記載されていても中身は分からないと思うのであまり意味ないんじゃないかと思うのですが。

今回は私個人の考え方云々ではなく運営される方々の立場もありますからやはり気を使います。使っていないように思われるかもしれませんが。普段お世話になっている方々に恥をかかせるわけはいかないのでこちらとしても全力でやらないといけません。

今回の担当はハードル。それも400mH。一応専門だと自負していますがまだ一度もインターハイ出場はありません。それなのにわたしがヨンパで良いのか?この種目に関してはかなり考えてきているのでやるべき事に関しては自信はあります。が、外部から見たら「実績」という部分で弱い気はします。国体関係で会う方にはハードル指導をしていると分かってもらえるかもしれませんがそれ以外は(笑)。スプリント系と思われている?まーその前に知られていないのでどちらにしても問題はないと思いますが。

あまり細かく決められないのである程度のメニューをを示しました。特別な練習をするつもりはありません。これもかなり前にお願いしましたし、今回も確認をしました。そして「かなり走る」ことを認めてもらいました(笑)。他県の選手、他校の選手を預かるので怪我をさせることはできません。だからと言って触り程度の練習をして帰ってもらうというのは避けたいなと思っています。

ここ数年はショートスプリントに特化してきました。選手がいなかったというのもあるんですが。合宿などでも比較的短い距離での指導が中心。あまり親しくない人には私は穏やかに指導すると思われています。←誰も思ってないかもしれないけど(笑)。ロングスプリントの指導は色々な意味で楽しいのです。もう一度マイルをやりたくなります(笑)。今ならもう少し違った形で勝負できるかもしれないなと思いますね。

一応締め切り前に提出。これから調整が入るようです。限られた場所での練習ですからお互いに譲り合いながらやらないといけません。ハードルは場所を取りますから特に気を使う。そして私が担当になると更にいじられて邪魔扱いされる危険性あり(笑)。上手く調整しないと。

何の話か分からなくなってきたのでこの辺でやめておきます(笑)
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