少し思う事を。
はっきりとした記憶がないのでアヤフヤな部分もありますが。去年指導している中で「陸上競技を一生懸命やった」と卒部式の時に胸を張って言ってもらいたいと伝えた事があります。それくらい全力でやってもらいたい、と。
今回、卒部式のときにその言葉が聞けました。その言葉を発したのは他の誰でもないマネージャーでした。頭の良い子なので私が言った事を覚えていたのかもしれません。それでも私は本当に嬉しかったですね。
実際問題、この子の存在がチームを支え続けていました。少人数の部活。特に女子は上級生がいませんでした。実際に走るわけではないマネージャーが一人。何かあっても相談するところもない。男子はいますがやはり細かいところまでは相談できない。一人で抱え込んで涙する日もあったはずです。男子はそれなりに動きますが女子は本当に動けませんでした。マネージャーが全てやるような感覚。しんどかったと思います。
今でこそそれなりに動く2年生。よく考えたら今の1年生と同じ感じだったと思います。真っ先に帰る。冬の間までそうだった気かまします。それがいつの間にか成長していました。何がキッカケなのかハッキリしませんが。まー今の1年生女子もかなり変わっていますから何処かのタイミングで「キッカケ」があったのかもしれませんね。
チームが成長していく過程で選手の頑張りはもちろん必要です。実際に走る選手が変わってくれなければ先には進めないからです。が、それを一番近くで見続けて支えてくれる人の存在がある。このことをどれどけ感じ取れるか。
マネージャーが「高校時代の一番の思い出は陸上競技」と言ってくれること。私は本当に嬉しく思います。自分が走るわけではない。表立って感謝の言葉を発する者もいない。それでもこちらが求める事を察してくれて自分から動いてくれる。何かあればマネージャーに聞けば分かる。性格的に表に立ってガンガン引っ張るタイプではありませんが、間違いなくチームの中心でした。2年生女子はものすごく慕っていました。この子がいなければうちの女子は終わっていたと思います。過大評価ではなく。
春先、女子には「マネージャーを中国大会へ」と伝え続けていました。本当に感謝するのであればま自分達が強くなって中国大会に進む。そこで走る姿をマネージャーに見てもらう。それが一番の恩返しになる。実際に走れる選手は5人しかいませんでした。そのうち一人は高跳び選手。県選手権で49秒台をいきなり出してこれなら中国大会に進めると思っていた矢先、県総体前日に1走が足を痛め走ることさえ出来ない。危機的状況でした。1秒走力が違う高跳び選手に無理を言って走ってもらうことに。
私は「いつも通り」という話をしていました。マネージャーも常に選手の側にいて「いつも通り」と言い続けてくれた。レースの時には1-2走のバトンパスの上でずっと見ていてくれました。バトン練習を全くやっていない区間でしたから不安もあったと思います。何とか無事に3位に入り中国へ。
アンカーを走った2年生がマネージャーを見た瞬間に泣きながら抱きついていました。「中国に連れて行ける」と言い続けながら泣いていました。もちろんマネージャーも涙を流していました。その姿を見て私も・・・。周りからすれば「行って当然」と思われるかもしれない。しかし、そこにたどり着くまでに考えられないくらいの物語はあります。それを知っているからこそ涙が出る。
マネージャーを特別評価しているわけではありません。しかし、私が見てきたマネージャーの中で一番優れていると思います。控え目ですが最後はきちんと背中を押してくれる。このマネージャーがあと1年いてくれれば本当にチームは抜群のレベルに上がっていたのではないかと思います。それくらいの子でした。
私自身、練習を進めていく中でこの子がいなかったら出来ないこともたくさんありました。こういう性格ですから思いつきでやります。それを全て記録していてくれたので次にやろうとした時にスムーズに練習を進めることができる。この子自身が「陸上競技が好き」だったのも大きいのかなと思います。間違いなく短距離の「太陽」だったと思います。
男子も頑張ってくれていました。ここもかなり評価していますが、やはりマネージャーの存在は大きい。
私がめちゃめちゃキレていてもその理由をきちんと理解してくれていました。もちろん、選手の愚痴を聞く立場にもなっていたでしょう。指導者と選手の間に立って上手くコントロールしてくれていた。いや、本当に良い子でした。
目立つ部分ではないかもしれない。それでも支えてくれる人がいるから出来ることがある。それは決して当たり前ではない。自分がやりたいことをやるためにはそれを影で支えてくれる人がいるから出来るのです。
マネージャーへの感謝。この気持ちがあるなら目の前のことを一生懸命にやるしかないと思います。私自身、この子を越えるマネージャーを育てていきたいと思います。今は誰もいないので不可能ですが。やはり、強いチームには素晴らしいマネージャーが存在する。それは間違いない。
本当に感謝の気持ちしかありません。試合を見にきてくれるということなのでその時に笑顔で安心してレースを見てもらえるようにしっかりと選手を育てていきたいと思います。
完全に偏っています(笑)。お許しを(笑)。
はっきりとした記憶がないのでアヤフヤな部分もありますが。去年指導している中で「陸上競技を一生懸命やった」と卒部式の時に胸を張って言ってもらいたいと伝えた事があります。それくらい全力でやってもらいたい、と。
今回、卒部式のときにその言葉が聞けました。その言葉を発したのは他の誰でもないマネージャーでした。頭の良い子なので私が言った事を覚えていたのかもしれません。それでも私は本当に嬉しかったですね。
実際問題、この子の存在がチームを支え続けていました。少人数の部活。特に女子は上級生がいませんでした。実際に走るわけではないマネージャーが一人。何かあっても相談するところもない。男子はいますがやはり細かいところまでは相談できない。一人で抱え込んで涙する日もあったはずです。男子はそれなりに動きますが女子は本当に動けませんでした。マネージャーが全てやるような感覚。しんどかったと思います。
今でこそそれなりに動く2年生。よく考えたら今の1年生と同じ感じだったと思います。真っ先に帰る。冬の間までそうだった気かまします。それがいつの間にか成長していました。何がキッカケなのかハッキリしませんが。まー今の1年生女子もかなり変わっていますから何処かのタイミングで「キッカケ」があったのかもしれませんね。
チームが成長していく過程で選手の頑張りはもちろん必要です。実際に走る選手が変わってくれなければ先には進めないからです。が、それを一番近くで見続けて支えてくれる人の存在がある。このことをどれどけ感じ取れるか。
マネージャーが「高校時代の一番の思い出は陸上競技」と言ってくれること。私は本当に嬉しく思います。自分が走るわけではない。表立って感謝の言葉を発する者もいない。それでもこちらが求める事を察してくれて自分から動いてくれる。何かあればマネージャーに聞けば分かる。性格的に表に立ってガンガン引っ張るタイプではありませんが、間違いなくチームの中心でした。2年生女子はものすごく慕っていました。この子がいなければうちの女子は終わっていたと思います。過大評価ではなく。
春先、女子には「マネージャーを中国大会へ」と伝え続けていました。本当に感謝するのであればま自分達が強くなって中国大会に進む。そこで走る姿をマネージャーに見てもらう。それが一番の恩返しになる。実際に走れる選手は5人しかいませんでした。そのうち一人は高跳び選手。県選手権で49秒台をいきなり出してこれなら中国大会に進めると思っていた矢先、県総体前日に1走が足を痛め走ることさえ出来ない。危機的状況でした。1秒走力が違う高跳び選手に無理を言って走ってもらうことに。
私は「いつも通り」という話をしていました。マネージャーも常に選手の側にいて「いつも通り」と言い続けてくれた。レースの時には1-2走のバトンパスの上でずっと見ていてくれました。バトン練習を全くやっていない区間でしたから不安もあったと思います。何とか無事に3位に入り中国へ。
アンカーを走った2年生がマネージャーを見た瞬間に泣きながら抱きついていました。「中国に連れて行ける」と言い続けながら泣いていました。もちろんマネージャーも涙を流していました。その姿を見て私も・・・。周りからすれば「行って当然」と思われるかもしれない。しかし、そこにたどり着くまでに考えられないくらいの物語はあります。それを知っているからこそ涙が出る。
マネージャーを特別評価しているわけではありません。しかし、私が見てきたマネージャーの中で一番優れていると思います。控え目ですが最後はきちんと背中を押してくれる。このマネージャーがあと1年いてくれれば本当にチームは抜群のレベルに上がっていたのではないかと思います。それくらいの子でした。
私自身、練習を進めていく中でこの子がいなかったら出来ないこともたくさんありました。こういう性格ですから思いつきでやります。それを全て記録していてくれたので次にやろうとした時にスムーズに練習を進めることができる。この子自身が「陸上競技が好き」だったのも大きいのかなと思います。間違いなく短距離の「太陽」だったと思います。
男子も頑張ってくれていました。ここもかなり評価していますが、やはりマネージャーの存在は大きい。
私がめちゃめちゃキレていてもその理由をきちんと理解してくれていました。もちろん、選手の愚痴を聞く立場にもなっていたでしょう。指導者と選手の間に立って上手くコントロールしてくれていた。いや、本当に良い子でした。
目立つ部分ではないかもしれない。それでも支えてくれる人がいるから出来ることがある。それは決して当たり前ではない。自分がやりたいことをやるためにはそれを影で支えてくれる人がいるから出来るのです。
マネージャーへの感謝。この気持ちがあるなら目の前のことを一生懸命にやるしかないと思います。私自身、この子を越えるマネージャーを育てていきたいと思います。今は誰もいないので不可能ですが。やはり、強いチームには素晴らしいマネージャーが存在する。それは間違いない。
本当に感謝の気持ちしかありません。試合を見にきてくれるということなのでその時に笑顔で安心してレースを見てもらえるようにしっかりと選手を育てていきたいと思います。
完全に偏っています(笑)。お許しを(笑)。