kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合同練習〜走る中で感じとる〜

2017-03-13 | 陸上競技
続き。前半メニューが終わってからはバックストレートで走ることに。メニュー的には複雑なものはできないと思っています。細かいメニューをやる時にはもっと少人数の方がいい。更には基本的な動きの考え方が同じ方がいい。いきなり異なる動きをやると感覚が崩れてしまう可能性があるからです。春先の合宿などの怖さもここにあると思っています。

オーソドックスな練習をやる中で感覚を作っていく。スパイクを履いてスキップ走をしました。これも単純ですね。いかに速く前に進むか。切り替えの部分を意識してです。バースキップ、DMスキップ、普通のスキップ。これを2本ずつ。見ているとこの段階で足が後ろで回転したり、腰が残る選手もいました。ここを改善するためにはまた別のメニューがいいと思うのですが時間が(笑)

前日に参加校の先生に連絡をした時に「チューブ走をやりたい」ということだったので数本チューブ5歩を。ここは少し説明をしました。あまり強く引きすぎると腰が全く進まない状態になります。この強さが結構ポイントになるんですが。やっていくうちにつかむしかない。1本行ってから止めて説明。やはり強すぎます(笑)。腰が全く進まない状態を作り出したらもったいない。スキップで腰の移動を作っているのでここで移動がなくなるのは避けたい。その流れの中でカーブ直線を2本。内傾開放でスピードが上がる感覚を作るためです。

ここから他校のマネージャーに協力してもらっての練習。50mのトライアルです。チューブ5歩で加速段階の動きを少し作っているのでそこから中間につなげていく走りを。20m地点からスティックを置いて足運びを前方向にする意識で行いました。10人グループで連続でやっていくことに。記録を書いていくともっといいと思うのですが。そんな時間はない(笑)。流れ作業のようになりますが。それでも1本目より2本目のタイムを良くする。ここだけで自然に意識するようになるのかなと。

この手の練習はこれまでほとんどやって来ませんでした。タイムを計ることに意味はないかなーと思っていました。が、こうやってやる事で選手のモチベーションが上がる。他の選手と比べるようになる。そうなると自然と頑張れるようになります。自分がどれだけ走れるようになっているかの確認にもなる。こういう部分は我々が工夫しないといけないなーと思いますね。

少し休憩。ここでもう一度軸意識をしました。本当は速い動きを入れておきたかったのですが。まー本当に時間がかかるので。うちの選手は練習が長くなると若干集中が切れる傾向があります。普段なら1時間近く早く進んでいるかもしれない。これも経験です。思い通りの流れにならないことはたくさん出てくる。グループ分けにしても走る練習にしてもリーダーになるうちの選手達がやらないといけなくなります。思い通りにいかない。どうしたらいいか分からない。こういう経験を重ねながらやっていってもらいたいですね。

次はDM走。これはひたすら走る。腕が使えませんし体幹がブレやすくなるので自然に走りがまとまってきます。中間に入ってからの前回しの練習になる。20mから10mずつ伸ばしていく。競争させながらです。うちの選手、動きがイマイチになってきました。その前まではまずまずの走りだったのですが。膝を前に出して前回しをしたいのですが回転が後ろになっていました。これでは狙いが果たせません。疲れか、集中なのか、痛みなのか。ここは分かりませんがなんとか乗り越えてもらいたいところですね。tbの選手が声を出してくれていました。それに乗っからないと。

最後にバトン走をやりたかったので休憩時間にDM投げを少し。体幹トレーニングを挟みながらやりたい。まー時間的にやりたい事は省略しながらになるのですが。

バトン走。これは各学校のリレーメンバーでやることにしました。ルールは「マークの上でバトンを渡す」というもの。単純です。10mから伸ばしていって80mまで。相手選手との走力を考えながらどうすればそこでバトンが渡るかを考える。メンバーのコミュニケーションを取りながらやつまでいかないといけない。

約束事は最大スピードでの受け渡し。なかなか意図が伝わらないところもありそれなりに走って渡す感じになっているところも。練習の狙いがある程度理解できればどうすれば良いかは分かります。何度か途中で止めて話をしましたが。この練習で「バトンを渡す」という表面的な部分だけしか分からなければ効果は少ないと思います。なぜバトン走をするのか。ここです。狙いを明確にしながらですね。

かなりキツかったと思います。それは狙いがきちんと分かった選手だけかもしれません。もっともっと練習を止めてでも指示をしなければいけないのかもしれない。が、「なんでやっているのか?」を考えさせたい。理解させたい。全く説明をしないのではなくある程度の説明をしています。全てを提供するのが指導ではない。そう考えてやるようになりました。冷たいかもしれないですが。

こちらとしては意図する部分ができたと思っています。一緒に練習した選手達がどのように感じているかは分かりません。こんなキツイことをやらされた、と思うような選手は間違いなく先がない。比較的良い雰囲気の中で出来たかなとは思っています。私がそう思っているだけかもしれませんが。

一応やったことは記録しておきます。色々と思うことはあったのですが。余力があればまた書きます。多分。
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合同練習〜趣向をかえて〜

2017-03-13 | 陸上競技
日曜日に合同練習。競技場で行いました。減免申請を申し込んでいたので格安で専用使用にできました。ありがたいことです。

今回は7校で実施。トータルで100人近くになったのでは?大人数です。前回は私が主になって練習をしていくスタイルにしていました。今回は男女別にして実施。今回参加してもらった学校はそれぞれ指導者がいます。誰か一人でやったらもったいないなという感じがありました。男子をhys先生とogw先生、女子が私という形をとりました。女子はkbt先生も一緒にと思っていたのですが今回は私が。

細分化することにより人数が多くてもある程度対応できます。女子は40人くらいいたでしょうか。限られた場所の中でどうやって練習していくか。一応前日にある程度のメニューを考えていました。短い距離を中心にしっかりと走りたい。今年初めてのタータンの練習というチームもあります。無理はさせられないなと。まーかなり走るようにしていたのですが。前日にうちの選手に連絡してメニュー確認をしました。なんとかなりそうなので実施することに(笑)

メニュー的にはうちの最近の練習の流れの中でやりました。40人いるのでうちの選手4人が10人ずつ担当して練習をすることに。前回の練習の時に少し補強をやっているので少しだけ流れが分かっている選手もいたのでは。軸メニューをやってから「補給+動き」を。

今回考えていたのは私があまり細かい事を指示しないようにするという部分。これだけ人数が多くなるといちいち練習を止めて細かい指示をしていたら流れが悪くなります。本来であればもっと細かい部分を徹底していかなければいけない。が、理解にも差があると思います。全員がきちんと理解して正確な動きをやろうと思えば時間がかかります。あえたこちらはザックリとした話しかしないでそこから何か感じ取りながらやってもらえたら良いなと思っています。

もちろん、動きが悪かったり「やるだけ」になっている部分があればそれに対して指導はします。最初から聞く気がないという選手がいたらそこは申し訳ないですがスルー。こちらもカチンとくる部分はあります。人数が多くなると後ろの方にいる選手はなかなか目が届きません。強くなりたいのであれば前に来てもらわないといけない。まーこれは私の感覚なので「全員にきちんと指導する気がないなら合同練習するな」という話になるんですかね。言われて修正する気のない者に時間をかけるほど余裕はないと思っています。

最初の部分でかなり時間を要しました。普段であれば20分程度で終わるメニューが倍以上かかったのではないかと思います。それでも走る前にやっておきたい。軸意識と走る前の予備負荷。ここは絶対にやっておきたかった。更にはおんぶダッシュ系を。一つ一つ細かい事を言いたいのですが流れを止める気にはならないのでそのまま実施。うちの選手がそれなりに説明をしていたのではないかと思います。

そのまま休まずにDM往復走。いつの間にか3人グループが出来ていたのでそのメンバーで往復走をしました。本当は6往復したかったのですが流石にきついかな?と思って5往復へ変更。女子の指導をする時にある程度ゲーム性を持たせながらやりたいというのが私のテーマです。きついことでも飽きずにやりたいな、と。70mですからかなりきつかったと思います。

こういう場面で「当たり障りのない練習」をするというのも一つの手段なのかなとは思います。しかし、自分が持っているモノを出し惜しみする気はありません。聞かれたら答えるようにしています。往復走をやるのはグランドが狭いから。有酸素系の練習をするのに学校ではできません。だからこの形でやっている。他の学校からすれば「スピード練習する前になんでこんなにヘトヘトにならないといけないのか?」と思うかもしれません。まー考え方ですね。

ほとんど指示をしない中でやっていました。少し前の私であればとにかく細かい部分まで伝えることにこだわっていました。その方が選手のためになる。そう信じて疑わない。が、人数が多い時には流れを止めることになる。本当に細かいことが必要であれば個別に教えた方が早いですから。人数が多い時にはそれに見合ったスタイルがあるかな、と。何人かはうちの選手に直接聞きながらやっていたようです。それだけで意味がありますね。

最初の段階でとにかくコミュニケーションをとりながらやるように伝えてはいます。うちの選手はそういう部分が得意ではありません。それでもリーダーになって指示をしないといけない。普段とは異なる部分が多かったのでそれだけでストレスだと思います。その中でもやらないといけない。全てが自分たちのペースでできるわけではないですから。

前半はこんな感じでトレーニング中心としました。思っていたよりも時間がかかったと思いますが。それでも「自分たちでやっていく」という流れを作ったのでそれもありかなーと。私自身も考えながらやっていきました。

うーん、内容はそんなにないですがひとまずここで区切っておきます。全く面白くない(笑)
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合同練習〜考える事〜

2017-03-13 | 陸上競技
日曜日、合同練習練習をすることにしていました。今回、私が主催という形で。まー場所が防府というだけなのですが(笑)。1月から定期的に合同練習をしています。1月は2校で。2月初旬は4校と社会人で。今回は7校と社会人で。これに関しては思うことがあって実施しています。

別にどうでも良い話なのですが。私も昨年40歳になりました。更に多くの学校を訪問させてもらってきました。その経験を自分だけでもっていても仕方ないなという気持ちがずっとありました。別に聞かれる事もないので自分からあれこれ話すのは違うかなという気はしていますが。とはいえblogにはひたすら書いているのですが。このblogを見て県外から「一緒に練習したい」と言って頂くことも。いやいや、もっと良い場所がありますよーと話はさせてもらうのですが。

これまで夏と冬に合宿をしていました。あとは不定期で合同練習をする事はありました。しかし、合宿となると結構大変です。宿泊の事もあります。経費もかなりかかる。そうなると敷居が高くなってしまうのです。年末からogw先生と話をして来ました。これから先のことを考えたら「合宿」とは別の形で何かをする方がいいのかもしれない。その手始めが合同練習でした。私が大阪に行って来た事もありそこの部分を伝えるという意味合いもありました。

このタイミングで社会人を巻き込みたいと思っていました。これは前任校の初期の頃から「クラブチーム作った方が面白いかも」と思っていた部分が影響しています。まー実際は自分の学校メインなのでそこまでの労力は費やせないという部分です(笑)。多くの経験をしている社会人選手。その選手と一緒にやる事で高校生が多くの事を学べるのではないか。同時に社会人選手が持っているノウハウなどを学ぶことができるのではないか。

社会人選手がやって来た事は本人が長い時間をかけて積み上げて来たものです。独特の感覚もあるので全てが高校生に当てはまるものばかりではない。この辺りは意識しておかなければいけない。しかし、それ以上に見守ってもらう、後世を育ててもらうという感覚がありました。

私は国体に関わる事もあり学生選手と繋がりを持っています。その学生たちが大学を卒業して地元に戻ってくる。指導者になる者もいれば自分がひたすら競技をするという選手もいる。が、彼等が学んで来たモノをどこかで誰かに残していくという機会は必要なのではないか?と思っていました。それもありヨンパのymd選手は複数回呼んでいます。まー関わりが強いので呼びやすいというのもあるのですが。高校生に関わる事で何かしら本人達にも刺激になるのではないか?!と。

高校生同士でも刺激しあえる関係を作りたい。ライバルだから云々という気持ちは当然あります。極論で話せば「自分のところさえ良ければいい」のですから。わざわざうちの学校を選んで来てくれた選手がいるのだからその子達を大切にしなければいけない。だからといって「県総体でライバル」というあまりにも小さな話をしていたらうちの選手自体がその「小さな枠」の中で終わってしまう。本来戦うべきはもっと違う場面のはずです。

合同練習をする中で他校の選手と関わる。その中で「負けたくないな」と感じることは大きな事だと思っています。もちろん、同じような考え方をしている指導者同士でしかできないことかもしれません。とりあえずやっているというのでは雰囲気が重くなります。そうなると強くなるための練習にはならない。今回の合同練習はそういう意味では「強くなるための練習会」にしたいなと思っていました。

私のようなどうでも良い指導者があれこれいう話ではないのは当然分かっています。が、何かしなければ変わらない。行動をするべきだと考えています。そしてその考え方に賛同してくださる指導者や社会人を巻き込む。それがすごく大切なのかなと。一人で出来ることは限られています。抱え込んで他者との関わりを絶つ。それは誰のためになるのか?私は選手にプラスになるために何をするかを大切にしたいなと思っています。

ん?上手くまとめられない(笑)。まー少しずつ記事を分けて書いておきたいですね。ひとまずここまで。
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