kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習最終日

2017-03-31 | 陸上競技
やっとここまで(笑)なかなかですね。

最終日、練習は通し練習。実際にリレーをすることになりました。アップはフリーで行い決められた時間からリレーを。30分おきに3本。予選、準決勝、決勝という感じでしょうか。

アップは途中からそばで見ることに。動きの修正ですね。合宿中に感じたことを目の前で修正していく。こういう作業は本当に楽しいなと思います。

レースは3本。タイム的にはどうなのか難しいところですが(笑)1本目が50秒5、2本目の方が走りは良かったのですが50秒7。3本目は2走の所でバトンが目の前に飛んできてスピードダウン。上手く乗れずにトータルで51秒1。目標タイムには2秒以上遅れています。まー練習の中でのタイムですから問題はないかなと思ってはいます。2本目まではmysに先行することができました。正メンバーではないとはいえ多少なりと自信になりますね。

その後、閉校式。うちの選手にはtks先生がじっくりと時間をかけて話をしてくださいました。これまでの経験上、これだけ他校の選手に真剣に向き合って下さる指導者はいません。みなさん本当に情熱的ですがtks先生は特別な感じがありますね。20分以上話をしてくださったのではないかと思います。これで少しでも何かを選手が感じ取ってくれれば良いなと思っています。

本当に貴重な3泊4日でした。私自身勉強になりましたし原点に帰ることができました。もう一度ここからスタート。しっかりと前に進みたいと思います。この経験をどう生かすか。ここに尽きると思います。最大の恩返しは結果を残すこと。それ以外はありません。

しっかりと前に進みたいと思います。
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練習3日目4

2017-03-31 | 陸上競技
続き。

全体ミーティングが終わってから今度はチームミーティング。真面目に。

ミーティングでは「言霊」について。この子達が私が話した内容をどう感じていたのかは分かりません。私の次に話をされたssk先生の話の中で「言霊」というものがありました。それぞれが自分が達成したい目標を「言霊」として書き上げたのでそれについて話をさせました。

なかなか上手く言葉にできません。それでも待ちながら聞きました。こちらからは一切声かけをしない。止まっても良いと思います。それでも自分の「想い」を口にする事はこの機会を逃したらなかなかできないのではないかと。しっかりと時間をかけて話をさせました。

全員が話をしてからこちらからも。話の途中にも出たのですが「インターハイ」について。2年生のAには申し訳ないですが今年は参加することが目標になります。今の力では全国では戦えない。それでも今年は1年生のためにインターハイを経験しなければいけない。来年インターハイで戦うために。

私は絶対に届くと思っています。だからこそあちこちに行く。この子達が成長するために何ができるか。こちらも真剣に向き合わないといけないと思っています。

更には普段なかなか言えないことも少しだけ。私がこうやってmysに来れたのはこの子達がいてくれるからです。本当に感謝している。ありがとうと何度も言いました。この子達がいてくれなければ私が様々な経験をする事は出来ない。強いとか力がないとかは関係ない。この子たちの存在があるから私がこの場に立てる。経験させてもらえる機会を与えてもらえる。心からそう思います。

今、私が夢を追えるのはこの子達がいてくれるから。もう私はグランドに立って走る事は出来ません。日本一になりたいと思ってもその夢は自分の力では果たせない。その夢を選手に託している。私には出来ない事をこの子達ならできると思っている。今私が目標を持って取り組めているのはこの子達の存在があるからなのです。そこに対して本当に感謝しています。

だからこそ結果に繋げていきたい。今しかできない事。今いるメンバーだからできる事。これを全力でやりたい。そんな話をしました。

別に飾る必要はない。私は私が思う事をこの子たちに伝えていきたいと思っています。今更ですしね(笑)。全体の前でも話したのですが、私はよく物をなくします。最終的には見つかるのですが。いつも選手に呆れられる。そんな私でも多くの目標を達成してきました。この子達ならもっと大きな目標を達成できる。そう信じています。

思う事は素直に伝える。うちがもっと強くなるためには選手間でもっとコミュニケーションを取る必要も出てきます。今のままでは届かない。もっともっとできることがあるからです。

こちらも感情的になりそうでした(笑)こんなところで涙を流すわけにはいかないので必死に我慢しましたが(笑)。選手の表情が変わりつつあります。

その後、先生方と色々と話をしました。こんな私に様々な話をしてくださるtks先生には心から感謝しかありません。完全部外者である私に対して様々なアドバイスや叱咤激励をしてくださる。批判するのは簡単です。が、自分がやってきた事だからわかることがあるという話でした。狭い世界の中でやっていたら成長はない。言いたい者には言わせておけば良い。止まっている間は何生み出さない。正にその通りだと思います。

本当にありがたい。私自身心と向き合う時間になりました。感謝です。
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3日目3

2017-03-31 | 陸上競技
続き。

この日の夜もミーティング。今回は各校の顧問が全体の前で話をすることになっていました。いやいや(笑)。最近の合宿では全体の前で話をするというのはありませんでした。真面目な時間。元々人見知りですから人前で話すのはちょっと(笑)

一応真面目な話をした方が良いだろうなと思ってはいました。山口県という切り口から話ができたらなと。

吉田松陰の話をしました。残念ながらほとんどの選手が知らない(笑)。吉田松陰は「学ぶ」ために命を懸けて脱藩をする。更には「米国を知りたい」という事で黒船来航の際に命を懸けて乗り込もうとする。幽閉されることになり萩へ。萩ではひたすら本を読み様々な人に「考え」を伝えていく。更に日本を守るためという思想の中で他者の暗殺を考える。自分のためにではなく日本のために。29歳という若さでこの世を去ることになる。

が、その考えを受け継いだ多くの人たちの存在により「明治維新」が起きる。一人の存在が実際に日本を変えたのです。吉田松陰がずっと引きこもっていて閉鎖的な場所で何もしなければきっと今の日本はない。そう言っても過言ではないくらいの影響があったと思っています。

前日話をしている中でtks先生とhn先生が「師」と「教え子」として出会ったのが29歳だと言われていました。それもあって吉田松陰の話をしたというのもあります。tks先生の考えが教え子達に伝わっていく。そこから何かを生み出す。

私自身、陸上を始めてから引退するまで誰かに師事したことはありませんでした。自分が競技をしていたのですが指導という部分に関しては独学。実際に指導するにあたって本当に力不足を感じていました。目指すは日本一です。そうであれば日本一を育てられた先生の所に行くのが一番の近道。最初は中国地区の先生方を頼って勉強をさせてもらいました。ある程度全国を見据えた時に同じ地区だけではなく他地区から学ぶことは多い。そう思って1年間に2校程度は見学させてもらいたいと思うようになる。

mysは奈良インターハイで100mHでワンツー。この時にmysってどんな学校なんだろうと思うようになる。翌年、沖縄インターハイに始めて選手を連れて行くと目の前で400mHで優勝。マイルも3番に。更に岩手インターハイでうちの選手とmysの選手が同じ組。自分でここに行くしかないと勝手に思い込む。その年度の2月に半ば強引に「学校訪問」をする。もちろん商業の勉強のために、という名目で(笑)

tks先生に会って練習を申し込もうと思っていたのですがその日お休みされていて会うことは出来ず。副顧問にお願いして連絡させてもらう約束をしてこれまた強引に合宿を申し込みました。そこから3年連続で宮崎に行きました。自分では人見知りだと思っていますが、ここだけ見ると「変人」ですね。吉田松陰は「若者よ狂え」という感じで提言しています。自分の使命を感じているのならそれを果たすためには狂ったように動かないといけない、と。

前任校での最後の訪問の際。4人しかいないメンバーを連れてきました。このメンバーでインターハイに行く。そう強く思っていました。周りに「インターハイを狙う」と公言し始めた時の選手のタイムは12秒2、12秒9、13秒6、14秒8くらいだったと思います(笑)。アホですね。どう考えても無理。それでも私は「絶対に行く」と公言し続けました。

その年に宮崎で絶対にインターハイに行くという話を全体の前で話をしました。もちろん一緒に練習をした時にはボコボコにされていましたから誰も達成できるとは思わなかったでしょう。それでも最後の話の時に「インターハイでmysと一緒に走る」と宣言。中国地区4位となりインターハイ、奇跡的にmysと同じ組みでした。運命を感じました。まー影も踏めないくらい差をつけられたのですが。

今年もインターハイで一緒に走る。予選ではなくラウンドを進んだ場所で一緒に走る。これが目標です。

周りは無理だという。が、そんな言葉に耳を傾けていたら前には進めない。とにかく自分で「目標を口にし続ける」こと。あちこちで口にすることで自分もその気になります。吉田松陰が「死」を恐れず前に進んだ。退路を断つのです。言い続けることで現実のものになる可能性が高くなる。そのための努力ができるようになるから。

mysは1年生がかなり入っています。上級生は自分の立場が奪われる可能性が出てくる。やはり気にはなると思います。それでも自分を高める必要がある。だからこそ目標を口にする。絶対に勝つと口にする。それだけで全然違ってくると思います。周りに何と思われても自分が強くなるために口にする。行動を起こす。ここだと思います。

今回は原点に帰るという意味で宮崎に来ました。もう一度ここからインターハイを手にしたい。全員の前で私の「想い」を伝えられたのは大きいなと自分で思っています。やはり感謝しかありません。この場を借りてmysの関係者にもお礼を言えました。

楽しい話になったかは分かりません。tks先生からは「情熱を感じた」と言ってもらえました。暑苦しいだけかもしれませんが(笑)

もう少し書きます。
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練習3日目2

2017-03-31 | 陸上競技
続き。

午後からはリレー練習。前日に引き続きです。アップはDMなどを使ってのもの。この手の練習を見ていて感じたのですがとにかく投げが強い。「強く投げる」ことを求め続けていますがなかなか出来ません。もっと出来るのではないか。ここを改めて感じました。狙いとする部分はしっかりとやらないといけない。ここですね。

少しドリル的な事も実施。練習の流れの中に入っているので淡々とやっていきました。フォローレッグのスイングで進む動き、腰の回転で進む動き、地面を捉える動き。基本的なことをやりました。

時間があまり確保できないため早い段階でスプリントへ。この日の午後からは11秒6の記録を持つ選手が練習に参加していました。この選手が高校2年生の時に初めてmysに来ました。岩手インターハイの際に教え子のmihoが200mで同じ組だった。それだけの薄い関係の中で強引に訪問させてもらっています(笑)。

スタートからの動きをお手本で示してもらいました。前日の午前中にやった動きを目の前で見る。こういう時には「持ち記録が良い」というのは高校生にとって刺激になります。上手い、上手くないという視点だけではなく「速い」という明確な部分があります。意識して見ることが出来る。

アップのスプリントを見ながらうちの選手の動きの確認を。私自身が指導する合同練習などでは全員を見るようにしなければいけなくなります。今回はうちの選手中心で見ることができる。これも大きいですね。比較しながら自分の所に集中できる。幾つかの部分に気づきがありました。

そのままバトンパスの確認。前日は直線でのバトンでしたがこの日はカーブ直線のパス。ノーマークノーボイスで(笑)。何本か確認をしてか150mを使ったトライアル。スタンディングからのスタートで2チームが走り始めパス。各区間2本ずつ実施でした。これで18秒台が3チーム出るようになれば46秒中盤が出るようになると言われていました。こな3チームという意味合いを聞くのを忘れていました(笑)。

うちは既に4人しかいませんから「3チーム」という基準には達しません。2ペアしかできないから。「1-2」「3-4」「2-3」の3チームであればできます。ひとまずこの3チームで18秒台を目指していきたいと思います。残念ながら18秒台には届きませんでした。今回の練習で届いたのは成年選手のペアとmysの新1年生ペアのみ。新1年生ペアに至っては笑えるくらいのバトンでしたがそれでも18秒1!!めちゃめちゃ速い。成年選手とほぼ互角でした。

うちは「3-4」が19秒1、「2-3」が19秒2でした。あと一歩。しかし、「1-2」は19秒6。ここですね。シビアな話になります。1走での遅れは致命的。この辺りの話も練習後にしました。「大丈夫だから」という話をして誤魔化しても仕方ありません。その部分も含めてきちんと向き合わせないといけない。青春ごっこをするだけなら良いですが本当に勝負しようと思えばここは外せないと思います。このメンバーでやるしかない。その現実を受け止める。

インターハイ。ここを目指すのであれば大きな力の差は厳しい。きちんと走れるようにならなければいけない。誰か一人の責任にはなりません。全員がレベルアップをしなければいけないのです。今のままでは届かない。それだけはしっかりと感じてもらわないといけない。練習の中ではうちのタイムは3番目、4番目でした。ここは収穫だと思います。上位2チームとは大きな差を開けられてはいますが(笑)。

刺激になります。
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