kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

前後しますが

2018-06-21 | 陸上競技
ちょっと話が前後します。あれこれあるので記録しておきます。

中国大会が終わって。月曜日は休みとしました。火曜日から練習再開。インターハイを決めた女子がどのような雰囲気で練習をするのか。そこはかなり気になっていました。目標を達成してそれで気持ちが切れてしまう可能性もあります。色々と考えて「自分たちでやりなさい」という指示を出しました。練習計画も内容も何も指示しない。どのような内容の練習をしても構わない。私はほぼ口を挟まない。やることがあったのもあり本人たちに任せてみることにしました。

3年生はSPIの試験があるとのことなので全員がそろうのは17時過ぎ。私もその時間帯に合わせて行ってみました。すると一生懸命にやっています。こちらから何も言われなくても自分たちで課題を決めて取り組んでいる。もちろん、練習内容自体はこれまでやってきた内容ばかりになるのですが「自分たちで必要だと考える」ことで動きに対する理解も深まるのではないなと思います。それもかなり明るくワイワイいながらやっていました。これは嬉しかったですね。悲壮感はない。

チームとして。ここの部分は重要だと思っています。何か一つを成し遂げる。うちの学校としてはリレーでインターハイに出場するというのは誰も考えたことがない内容です。学校がある防府市でこれまでにリレーでインターハイに出場したことがるのだろうか。競技志向ではない学校の中である意味うちの選手は「異質」だと思います。必死に競技に向き合うという部分とはかけ離れたところでやっていました。それが3年間かけて「競技者」となり大きなことを成し遂げた。しかし、何一つ満足していない。次に向かって進んでいる。

私自身、いろいろと考えることがあります。これまで狙った大会で大きく外すことはありませんでした。調整に関してもミスなくやってきたつもりです。それが今回は十分とは言えない結果となった。それは私自身考えるところです。慢心があったとは思いませんが結果として「100点」の出来ではない。どうしたらいいかわからず師匠に相談もしました。結局、「答えは見つからない」のです。自分自身の中で理由を見極めながらやっていかなければいけない。

これが伝統校といわれる「リレーでインターハイに行くのが当たり前」と言われる学校であれば違うのかもしれません。必死にやってきて何とかつかんだインターハイ。チームとして戦う部分と「個」として戦う部分が並列に並びにくい環境だったのかもしれません。見えない力が働く。良い動きしていたとしてもそれがレース直前でいきなりできなくなる。要因を明確にすることができればいいのですがそれはできない。だからこそ、「前を向いて進むしかない」のだと思います

選手の姿に救われました。本当に感謝したい。やってきたことは間違っていないんだなと感じることが出来ました。だからこそ次にどうするかは重要になります。まだ何も終わっていない。やっとスタートラインに立つことができたのです。まだ何一つ成し遂げてはいない。これから先のほうがもっともっと大切。

感謝したい。それしかありません。
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中国大会を終えて

2018-06-21 | 陸上競技
久々の投稿。いや、完全にエネルギーが枯渇していました。水曜日から日曜日まで大会運営と選手対応。これはかなりしんどい。自分自身余裕がないのがよくわかりました。選手との会話をする時間もなかなか確保できない。朝6時から夕方18時まで。これはかなりのダメージでした。

中国大会の振り返りをしておかなければいけないと思いながらもなかなか気持ちが向きませんでした。リレーでのインターハイ出場は誇らしいことです。しかし、個人種目での結果は本当に申し訳ないなという感じでした。大会終了後に「自分を責める必要はない」と声をかけてもらいました。が、やはりNとMの気持ちを考えると割り切れない部分がありました。

中国大会でのリレー。県総体の予選でバトンを落としてから「萎縮」していた部分がかなりありました。いつの間にか「安全に」という感覚になってる。練習で見ていてもどの区間も「詰まる」感じがありました。トップスピードでのバトンパスをしたいと思っているにも関わらずそことは程遠いバトン。

予選では1‐2走で最初バトンが渡りませんでした。距離は問題ないのに10m近く並走しています。話を聞くと「はい」という声が聞こえなかったので手を挙げなかったということ。それにより大幅ロス。3‐4走もかなりバトンが詰まりました。バトンで稼ぎたいのにそれが出来ない。48秒46かかっていました。この時点で全体の7番目。話をしたり調整する時間があればよかったのですがなかなか。かなり厳しいレースでした。

準決勝は課題となる部分を話していました。それでも1‐2走が詰まる。さらに追い風で走ったNとSの区間も詰まる。2か所完全に詰まっていました。それで48秒11。一応チームベストでした。が、このバトンで本当に意味があるのか。これまでやってきたことを全く出せていない。勝負云々も大事ですが「やってきたことをする」という感覚が不足しているなと感じました。

動画を見ながら詰まっている部分を再確認。話をして足長を広げました。いつの間にか守りに入ってはいないか。本当に3位になって表彰台に上がるのであればこのようなバトンでは届かないと伝えていました。それぞれが「インターハイに行く」という感覚があった。表彰台に上がるという目標を掲げながらも「バトンでミスをしたら」というのが頭によぎっていたのだと思います。もっと思い切り練習をさせておかなければいけなかった。チャレンジする気持ちが少なくなっていたのだと思います。

決勝は県内のチームが集まって応援をしてくれたようです。1走はまずまず。2走のNが思っていたほどスピードに乗れず。3走はよく我慢してくれていました。一番アウトですからしんどかったと思います。6番手か7番手でバトンが渡ったと思います。最後はMが前を追い上げてくれました。ほぼ同時にフィニッシュ。3位とは0.01秒差で4位となりました。目標としていた表彰台には届きませんでしたがインターハイへの出場を果たしました。

そのまま個人種目へ。Nは身体が重いという感じでした。予選で12秒20の自己ベストを更新しましたが準決勝で12秒49かかる。Mも同様。本来の走りが出来ずに決勝に進むことができませんでした。

正直、リレーはバトンがあるのでどう転ぶかわからないという感覚がありました。NとMの個人レースは大丈夫という感じがあった。それが上手くいかない。3年間リレーでのインターハイを目指してやってきた部分がありました。そういう部分も影響をしていたのかもしれません。割り切っていたと思いますがどこかで気持ちが落ち着いてしまったのかもしれない。Mのリレーの走りを考えると12秒4かかるというのは絶対にありえません。もっとこちらも言葉かけをしてあげられれば良かった。申し訳ない。

表彰台まで0.01秒。さらに個人で目標に届かず。やはりもっともっと私自身が考えなければいけないと思います。甘い。この部分をどうやって補っていくか。過去はどうにもなりません。これから先をどう変えていくか。やはり重要なことだと思います。引きずらないといいながらもしばらくはダメージがある気がします。それでもやるしかない。

今回、県内でリレーでインターハイに出場するのはうちだけです。これに関しては本当に誇らしいことだと思います。多くの先生方に「おめでとう」という言葉をいただきました。見守ってもらっているというのを実感できる。感謝しかありません。こういう性格ですから個人種目のこともあって素直に「やりました」と返すことができませんできませんでした。申し訳ありません。それでも選手は本当によくやってくれたと思います。48秒16が決勝でしたがハイレベルなレースの中で勝ち取ったインターハイは何よりも価値があると思っています。選手を褒めてやってください。

上手く感情表現ができません。また書くかもしれません。
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