kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

付き添う

2018-06-04 | 陸上競技
日曜日。この日は基本休養日に充てようと思っていました。あれこれありすぎて精神的にも肉体的にもきついなと感じていたので。が、連絡がありmakinoがレースに出るために戻ってくるとのこと。調子は戻りつつあるがまだ微妙感じだと言われていました。私に何ができるか分かりませんが、多少なりとこの子のために出来ることがあるのではないかと感じていました。コーチ証をもらってアップに付き添うことにしました。過剰に関わる気はありません。少しでも本人が力を出せるようになれば良いなという感覚でした。

アップに付き添いました。本人の感覚を大切にしながら様子をみる。本人がやりたいと思っている動きに合わせてこちらから感じたことを伝えていくという流れで。動き的には進むなと思いました。走る練習がまだ十分に積めていないので洗練されている感じがありません。これは仕方ないと思います。どれだけ力があってもやはり練習が積めなければ走れない。そんなに簡単な話ではないですから。

スタートで力を使っている感じがしました。私の感覚的なものなのですが。2、3歩目が出ない。ピッチに頼るというか重心移動が足りないというか。これも練習不足だと思います。間違いなく身体は強くなっているなと感じました。きちんと走練習が積めれば走れるようになるだろうなと。まーこの日のアップで飛躍的な動きが良くなることはないと思うので動きの確認が中心でした。

予選を通過できるかどうかというのは大きな課題でした。フタを開けてみると1組目は4人しか出場していない(笑)ノングランプリとはいえもう少し活気があっても良いのかなとは感じました。2組目はほぼ全員が出場。タイム的にはかなり微妙なでしたが着順で決勝進出。この組、全ての選手の動きが緩慢に見えました。なんなんでしょうか。条件によってかなり記録が出にくい競技場だなと感じています。一周回る種目はときどき風が止まって走りやすくなる。このタイミングで走れると最高なのですがなかなか巡り合えません。

決勝のアップも付き添うことに。今回は「コーチ」として競技場に行きました。本当は役員をやらなければいけないのかもしれませんが。わざわざ地元に戻ってきた教え子を放置して他の事をやることはできません。これも批判される話なのかもしれないですが。選手を抱えている指導者であればこういう時にどうするのか。考えさせられます。

室内練習場で係の方と少し話をしました。今度の中国大会の役員不足を切実に伝えました。なんと「それなら休みを取って手伝いに行きますよ」と言って頂きました。言ってみるものです(笑)。かなり貢献したのではないかと思いますね。

アップでは本人が気になっている部分を中心に客観的に話をしました。レース前に与えすぎると混乱します。この子の状態を見ながら必要なことを伝えていく。意識する、意識できるポイントは1つくらいだと思います。過剰人気与えても仕方ない。良かれと思って伝えたことが悪循環を生むパターンです。そうならないように気を使いました。

レースは加速段階でそこそこだったのですが武器となる中間以降の伸びがありません。12秒47で6位。もう少し練習が積めればしっかりと走れるのではないかなと思います。まだまだやることはたくさんあります。

個人的にこうやって卒業生の指導に携われるとあうのはありがたいなと思います。懐かしい感じがありました。高校のころを思い出しました。やらなければない事を何度も確認しながら走りを作っていく。そういう時間は本当に楽しい。貴重な時間を過ごすことができたと思います。うちの選手にも還元できるところがあるなと思いながら走りを見ていました。

良い時間でした。感謝。
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練習負荷を高める

2018-06-04 | 陸上競技
土曜日。中国大会の準備のため朝からセミナーパークで準備。途中抜けて娘の県総体を観戦して戻ってまた準備。そのためこの日の練習は夕方からとしていました。こちらの都合の部分が大きい。暑いのもあるのでちょうど良いかなという気はしますが。

夕方戻れそうだと思っていましたが微妙な感じだったので練習メニューをメールで伝えておきました。細かい設定などは上手く伝えられないですがこれまでの経緯から流れはわかると思います。先日県総体が終わった時に話をしていました。いまは運営委員になっているためこの手の出張が多くなります。今年は中国大会の引き受けです。その分バタバタ感が増します。自分たちでやってもらわなければいけない部分が圧倒的に増える。任せられる部分は任せるしかないと思います。

少し早めに抜けさせてもらい練習に行きました。中国のことを考えるとポイント練習になりますからこの日の練習はかなり大切だと思います。わたしが着いた時にはトーイングに入るところでした。いつもの流れて進めていっていました。指示していた内容が「軸→バランス系→股割り→ハードル→スピードスキップB.DM.なし→チューブシザース→スイッチングランラン→チューブ走→前半マーク→40↑20→ →トーイング→10バトン→25並走→120-120-60」です。かなりざっくり(笑)。本数指定もしていません。

トーイングを2本やって10バトン。これを2本ずつやっていました。ここ最近は時間の関係で1本ずつにすることが多かったのですが。本人たちの判断で2本ずつにしていました。更には25並走も同様。感じるところがあるのかもしれません。うちの練習に関心を持ってくださっている方もいらっしゃいます。一時的なブームなのかもしれませんが(笑)。この日の会議の時にもバトンの話が出ました。「学校でバトン練習をやってタータンのうえで何故合うのか?」「距離感の感じが違うのではないか?」「流れたり詰まったりというのを見ないが何故か?」という話でした。「練習しますから(笑)」と答えています。事実それしかないから。

感覚的なものなので正解かどうかはわかりません。何度も書いていますがバトン流しはしません。バトンジョグもほぼないやらない。試合のアップの時には半周くらいやるのかもしれませんがそれ以外はやらない。実際の動きに必要な動きをする。ゆっくりしたスピードで手の位置が安定したとしてもハイスピードでのバトンには繋がりません。高いスピードの中でどのように受け渡しをするか。受ける側、渡す側がどのように判断するか。ここも含めてやっていく必要があると考えています。10バトンと25並走は年間を通してやっています。安定感を目指して。

話が逸れました(笑)。バトンまでやって120m。普段は最大で2本くらいしか走りません。よくそれでショートスプリントができるなって話になると思います。本当に(笑)。この週は負荷を高めるためにもしっかりとやりたいと考えていました。木曜日に120mを3本連続。これがうちの最大負荷。どうなんだ?という話です。この日は走りたいと思っていたので前半練習で120m-120m-60m。グループ分けをして段差スタート。かなりスピードが出るようになってきました。ヘロヘロにはならない。走り終わった後はグランドに横になる者も。珍しい光景。

終わってから股関節強化サーキット。1年生は初めてやるメニュー。とにかく必要なことをしっかりと取り組ませます。中国までの限られた時間にどれだけできるか。ここは大きなことだと考えています。終了後は休みを入れずにBT-B-T-R。更にそこから120m-120m-90m、120m-60m。うちとすればかなりの走練習です。負荷をかけてしっかりと走る。ここは外せないなと思いますね。最後までスピードは鈍らず。力がついているなと実感できました。

そこで終わらずにもう一度マークを使っての40↑20→を2本。動きをまとめる感覚です。これも遠目に見ていました。それぞれが何を考えながらやるか。そこが大きいと思います。動きで気になればこちらも話をしますが特別なことがなければ言わない。自分と向き合わせたいなと。

最後に前の記事に書いた内容の話をして終わり。どこまで伝わったか。こちらの想いが負担にならないようにしたいなとは思います。やれることをやる。そこだけは大切にしたいなと思います。良い練習だったと思います。これからです。
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