思うことを。
色々と思うことがあります。指導をしていて「何に重きをおくか」というのはすごく大切なことだと思っています。基本的に競技の話や取り組みに関して話をする機会はありません。まーそんな話をして面白いと感じる人が少ないのは確かです。競技の結果がどうなのかという部分にのみフォーカスされる。言葉の一部分を取ってあれこれ言う。なかなか難しい世の中だとは思います。
先日からtnk先生と話をする機会があります。これは競技についての部分や取り組みの姿勢についての話が大半です。好きなんだろうなというのが話をしていると伝わってきます。どのような取り組みをしていくのかを考えながらやっていく楽しさがあります。
話をしていて数年前の話になりました。私が赴任した年。この時たまたまセミナーパークでお会いして「また今日も叫んでるんですか?!」と無駄な話をしたことは覚えています。長距離の練習会に参加されていたのだと思います。その時に「走りの効率性」の話になったと言われていました。ある学校の選手が下り坂を走っている。その時に重心が後ろになっていて「効率が悪いですよね」と私が言ったそうです。短距離もですが長距離種目において「効率のいい走り」をすることは大切だと思っています。運動時間が長ければ長いほどロスが大きくなる動きはもったいない。私は記憶なし(笑)。失礼な話だと思います。
長距離関係の方と話す機会はそれほどありません。特に技術的な話になると皆無といっていい。それがなぜかtnk先生とは話をします。体幹補強に関してもあれこれ話します。逆に私が話を聞いて面白いなと思うことが多い。やっている練習の意味を聴くときちんと答えてくれます。それほど長距離種目に関心のない私が多少なりと興味を持っています(笑)
こういう微妙な感覚が合う人はなかなかいません。もちろん合わせてもらっていると思う部分は多々あるのですが。選手へのアプローチや学内の生活で感じることを話すとなかなか面白い。共有できる部分があります。うちの選手に共通する部分をどのように打破するかというのは話をしましす。一生懸命に真面目にやる。それは価値のあることです。しかし、本当にやるべきことは「どうすれば強くなるか」をしっかりと考えることだと思います。やらされている練習からの脱却。さらには「言われたからやる」という受け身の姿勢をやめる。ここは本当に大きなことだと思います。
嬉しかったのがtnk先生がうちの選手の取り組みを見ていてくれたこと。3年生女子はキャピキャピして笑顔を振りまくタイプではありません。淡々と物事に取り組む。他の先生にも懐いて寄っていくというのもほぼありません。競技面から考えると「もっとリーダーシップを発揮しろ」とか「率先して動け」と思われるのかもしれません。これは悪意があるわけではなく普通にこんな感じです。寄り添ってきちんと話をすれば考えている事を答える。自ら寄っていかないので距離を置かれるタイプだと思います。
それが練習を見ていて「他の人もこの姿を見てくれたらいいのに」という話をしてくれました。筋力的にもかなり上がっているのできちんと補強ができる。それだけではなく自分たちの目標に向かってやるべきことをやっています。愛想を振りまくことはありませんが、他の子では絶対にできないことをやっている。競技結果のみを評価される世の中。ハロー効果ではないですが「競技結果を出すのだからリーダーになってやるのが当たり前」的な考え方が世の中にはあります。私はそれは違うと思っています。性格的なものもある。全員が前に出てくるわけではない。
そのことの意味を分かってくれる。本当にありがたいなと思いますね。
私が今の学校に赴任して思ったこととほぼ同じことを感じておられました。こちらは職務として部活指導をしているわけではない。勤務時間内は「顧問」として様子を見なければいけないかもしれません。しかし、それ以後は誰からも強制されるわけではない。本人達が必死にやろうというのであればやはりこちらも応えたいなと思います。そうでないのであれば勤務時間が終わった時に一緒に練習終了でいいと思います。そこからはプライベな時間。本当に競技をやりたいと考えている選手と共にやるだけです。
以前に比べると私自身は怒る機会が減りました。tnk先生はよく怒ります(笑)。感じたこと、分からせたいことを話をされています。その部分を本人達がどのように感じているか。なぜそこまでエネルギーを注ぐのか。本来であれば放置してもおかしくない。それなのに選手に指導をします。私よりも沸点が低いのではないかと疑っています(笑)。実はそれは本当に大切なことだと思っています。「何のためにやっているのか」を考えた時にお互いが苦痛を感じるようであればやらない方がいい。誰にもプラスにはならないから。それでも「やるべきこと」を示すのはすごいなと感じます。
頭ごなしに怒るのではない。きちんと意味があって注意をする。今のご時世、「褒めて伸ばす」ことが必要だと言われます。怒られたり注意されたら萎縮してしまって何もできなくなるというのご風潮です。私からすれば「は?」という感じがあります。ダメなものはダメだと伝えるのは誰なのか?何かあったら誰かが何とかしてくれる。自分に原因があっても他の理由を挙げて話をすり替える。それが認められている世の中。本当にそれでいいのか?「受容」することが本当に本人のためになるのか。我が子可愛さで全てを受け入れるのはいつまでできるのか?社会に出たら原因がどこにあるのかを本気で考えないといけなくなる。それができない世の中になりつつある。何故か?考えなければいけないと思います。
こういう話をしながら練習を見ています。変わった人達だと思われるかもしれません。それでも「陸上競技」をやるのであればこちらも考えなければいけないところがあります。本気になる。それだけでも全く違います。本気になれば様々な事が変わる。考えれば何をするべきかが見えてくる。そこはすごく大切な話だと思っています。
上手くまとまりません。まー思ったことを書いておきます。価値観というファクターは生きていく中で本当に大きいなと感じます。
色々と思うことがあります。指導をしていて「何に重きをおくか」というのはすごく大切なことだと思っています。基本的に競技の話や取り組みに関して話をする機会はありません。まーそんな話をして面白いと感じる人が少ないのは確かです。競技の結果がどうなのかという部分にのみフォーカスされる。言葉の一部分を取ってあれこれ言う。なかなか難しい世の中だとは思います。
先日からtnk先生と話をする機会があります。これは競技についての部分や取り組みの姿勢についての話が大半です。好きなんだろうなというのが話をしていると伝わってきます。どのような取り組みをしていくのかを考えながらやっていく楽しさがあります。
話をしていて数年前の話になりました。私が赴任した年。この時たまたまセミナーパークでお会いして「また今日も叫んでるんですか?!」と無駄な話をしたことは覚えています。長距離の練習会に参加されていたのだと思います。その時に「走りの効率性」の話になったと言われていました。ある学校の選手が下り坂を走っている。その時に重心が後ろになっていて「効率が悪いですよね」と私が言ったそうです。短距離もですが長距離種目において「効率のいい走り」をすることは大切だと思っています。運動時間が長ければ長いほどロスが大きくなる動きはもったいない。私は記憶なし(笑)。失礼な話だと思います。
長距離関係の方と話す機会はそれほどありません。特に技術的な話になると皆無といっていい。それがなぜかtnk先生とは話をします。体幹補強に関してもあれこれ話します。逆に私が話を聞いて面白いなと思うことが多い。やっている練習の意味を聴くときちんと答えてくれます。それほど長距離種目に関心のない私が多少なりと興味を持っています(笑)
こういう微妙な感覚が合う人はなかなかいません。もちろん合わせてもらっていると思う部分は多々あるのですが。選手へのアプローチや学内の生活で感じることを話すとなかなか面白い。共有できる部分があります。うちの選手に共通する部分をどのように打破するかというのは話をしましす。一生懸命に真面目にやる。それは価値のあることです。しかし、本当にやるべきことは「どうすれば強くなるか」をしっかりと考えることだと思います。やらされている練習からの脱却。さらには「言われたからやる」という受け身の姿勢をやめる。ここは本当に大きなことだと思います。
嬉しかったのがtnk先生がうちの選手の取り組みを見ていてくれたこと。3年生女子はキャピキャピして笑顔を振りまくタイプではありません。淡々と物事に取り組む。他の先生にも懐いて寄っていくというのもほぼありません。競技面から考えると「もっとリーダーシップを発揮しろ」とか「率先して動け」と思われるのかもしれません。これは悪意があるわけではなく普通にこんな感じです。寄り添ってきちんと話をすれば考えている事を答える。自ら寄っていかないので距離を置かれるタイプだと思います。
それが練習を見ていて「他の人もこの姿を見てくれたらいいのに」という話をしてくれました。筋力的にもかなり上がっているのできちんと補強ができる。それだけではなく自分たちの目標に向かってやるべきことをやっています。愛想を振りまくことはありませんが、他の子では絶対にできないことをやっている。競技結果のみを評価される世の中。ハロー効果ではないですが「競技結果を出すのだからリーダーになってやるのが当たり前」的な考え方が世の中にはあります。私はそれは違うと思っています。性格的なものもある。全員が前に出てくるわけではない。
そのことの意味を分かってくれる。本当にありがたいなと思いますね。
私が今の学校に赴任して思ったこととほぼ同じことを感じておられました。こちらは職務として部活指導をしているわけではない。勤務時間内は「顧問」として様子を見なければいけないかもしれません。しかし、それ以後は誰からも強制されるわけではない。本人達が必死にやろうというのであればやはりこちらも応えたいなと思います。そうでないのであれば勤務時間が終わった時に一緒に練習終了でいいと思います。そこからはプライベな時間。本当に競技をやりたいと考えている選手と共にやるだけです。
以前に比べると私自身は怒る機会が減りました。tnk先生はよく怒ります(笑)。感じたこと、分からせたいことを話をされています。その部分を本人達がどのように感じているか。なぜそこまでエネルギーを注ぐのか。本来であれば放置してもおかしくない。それなのに選手に指導をします。私よりも沸点が低いのではないかと疑っています(笑)。実はそれは本当に大切なことだと思っています。「何のためにやっているのか」を考えた時にお互いが苦痛を感じるようであればやらない方がいい。誰にもプラスにはならないから。それでも「やるべきこと」を示すのはすごいなと感じます。
頭ごなしに怒るのではない。きちんと意味があって注意をする。今のご時世、「褒めて伸ばす」ことが必要だと言われます。怒られたり注意されたら萎縮してしまって何もできなくなるというのご風潮です。私からすれば「は?」という感じがあります。ダメなものはダメだと伝えるのは誰なのか?何かあったら誰かが何とかしてくれる。自分に原因があっても他の理由を挙げて話をすり替える。それが認められている世の中。本当にそれでいいのか?「受容」することが本当に本人のためになるのか。我が子可愛さで全てを受け入れるのはいつまでできるのか?社会に出たら原因がどこにあるのかを本気で考えないといけなくなる。それができない世の中になりつつある。何故か?考えなければいけないと思います。
こういう話をしながら練習を見ています。変わった人達だと思われるかもしれません。それでも「陸上競技」をやるのであればこちらも考えなければいけないところがあります。本気になる。それだけでも全く違います。本気になれば様々な事が変わる。考えれば何をするべきかが見えてくる。そこはすごく大切な話だと思っています。
上手くまとまりません。まー思ったことを書いておきます。価値観というファクターは生きていく中で本当に大きいなと感じます。