kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

後押しをしてもらえる

2018-06-01 | 陸上競技
木曜日の出来事。この日、朝メッセージを確認すると昨年来お世話になっている本校陸上競技部のOBのsmdさんから連絡が入っていました。見てみるとリレー優勝と100mのワンツーフィニッシュのお祝いの言葉がありました。いや、本当にありがたい事です。こうやってうちの選手の活動を見守ってくださる方がいてくださることが我々の力になります。

さらには「横断幕を作成したい」という申し出を頂きました。涙が出ました。うちは以前から部活動はありましたが横断幕はありません。多分部旗もない。この状態の中でやるのが当たり前という感じがありました。少し前から横断幕が欲しいなという気持ちがありましたが予算などがありません。このタイミングで「横断幕を作りたい」という申し出があった事、本当に嬉しく思います。

本来であればインターハイ出場に間に合うように作成したいと思っていたのだが、今回のうちの選手の結果を見てできれば中国大会に間に合うように作りたいとのことでした。すでに業者に当たりをつけていただいていてやり取りの流れまで教えて頂きました。中国大会に間にあわせるために早い段階で原稿を作ってそれを業者に伝えて作成する流れです。急がなければいけません。

こういう時に頼れるのは優秀な教え子。縁あってgt先生の学校で事務職員をしているのでgt先生に頼んで連絡をつけてもらうことに。そして絶妙のタイミングでこの日は休暇を取っているというパターン。相変わらず天才的に外します(笑)。ラインをしようと思っていたら何故が連絡先が消えている。どうなんでしょうか。直接電話して頼むことにしました。本プロのデザイナーです。こういう時に頼む。大迷惑な話ですが快く引き受けてくれました。

横断幕に載せる文字を3年生女子に考えさせる。これも早急にという感じでしたが積極性がない(笑)時間がないんだよって話です。昨年から円陣を組んだりする時に使っている言葉があるのでそれを横断幕に入れようとなりました。すぐにそれを送って作成してもらう。現在もバタバタしながらやりとりが進んでいる状態です。

選手を集めて話をしました。うちの活動を多くのOB、OGが見守ってくれています。競技場面を離れていてもこうやってサポートしてくださる。応援してくださる。こういう部分があるから奇跡が起きるのです。自分たちだけでやっているわけではない。多くの人の支えが自分たちの背中を押してくれる。そこの部分を感じ取れなければいけません。分からないようであればこれも競技をする資格はないと思います。

こうやって取り組める。本当にありがたいなと思います。横断幕をインターハイ会場に掲げて欲しいという想いを背負ってやっていかなければいけないと思います。自分達がやっている事が誰かの心を動かす。それは誰にでもできることではない。この子達が一生懸命に取り組むことで何かが変わる。それは大きな意味を持つことだと思いますね。

応援を受ける。それを力に変えたいと思います。様々な事が追い風になりこの子達を助けてくれると思います。他者の想いを感じ取れる選手になってもらいたいと強く思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。全力で練習に取り組み、しっかりと進んでいきます。

見守ってください!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再始動

2018-06-01 | 陸上競技
とにかく忘れないうちに書いておかなければ時間が過ぎてしまうので。

水曜日、練習再開。朝の段階、昼休み、放課後にそれぞれこちらが思う事を話しました。こちらもら真剣に向き合っています。その意味。自分がやるべき事をやらなければいけない。周りは関係ない。そこの感覚を忘れてはいけないと思います。それが出来ないものは力があっても競技をしない方がいい。本人のためです。私は預かっている選手に対してきちんとした事を伝える義務があると思っています。私がやらなければ誰もやらない。ごまかしを許さないスタンスを貫きたいと考えています。

練習に関してはもう一度作り直したいなと考えていました。このままの流れの中で調整をしてやっていくというのもありなのかもしれません。しかし、私的にはこの数週間で落ちてしまった筋力を取り戻したい。調整練習をする中でどうしてもトレーニングが不足してしまっています。なかなか分かってもらえないかもしれませんが。中国大会は3日間あります。初日から最終日までどうやって戦っていくか。種目を絞って戦うという選択肢もありますがやるからには全ての種目で勝負したいと考えています。そうであれば4継3本、100m3本、200m3本を全力で走り続けなければいけません。1本に対する「スピード持続」ではなく相対的にみた「総合体力」が必要になると思います。

そこを考えればある程度の練習負荷をかけておかなければいけないと思っています。週末にレースに出るというチームもあると思います。うちは出ません。これも指導者の考え方だと思います。タフさを出すためにはこの1週間は強い負荷をかけておきたい。筋肉痛になるくらいの練習はやっておかなければいけないと思います。

そのことも踏まえて練習を。最初にバランス系をやってから体幹強化トレーニング。久々です。しっかりとやらせたいと考えいました。最初に指示をしてから私は少し離れた場所から見る。まー正確な動きができるかは本人たちがどれだけ次の目標に向かっているかだと思います。そこからの練習は選手と相談しながらです。前の記事に書いたように練習メニューの入ったUSBが使えない状態でした。復元してメニュー組み立てをするほどの余裕がない。話をしながらこの子達がやりたい事をやろうかなと。

スイッチングの部分がやりたいという事だったのでスイッチングドリルとスイッチングハードル、スイッチングとスイッチングラン。意図的にそこに力を入れて行いました。これだけでかなりの時間を要する。そこからスプリント動作を。チューブ走をやってから前半マーク、さらには40↑20→を3本。最初の2本はマークを置いて。最後はなしで動きのイメージを残したまま走ることに。10バトンと25並走までやりました。ちょっと気になるなという部分もありました。その辺りは確認しながら。

そこから補強サーキット。プレート補強、台ステップ、ロープ登り、ボードトレーニングを。この辺りも久しぶりです。正確性を保ちながらどれだけできるかですね。1年生は初めてやる部分もありました。それでもやらなければいけません。様々な刺激を入れながらやっていく必要があります。全てが練習。

最後にBT走を。BT- B- T-Rです。50mでこれを2セット。休まずにやっていきました。距離も本数もそれほど多くないですがかなりキツかったと思います。中間の動きを作る。練習前半でスイッチングをしていましたからそれを中間の走りにつなげていくことができるかどうかでした。どちらかというと見守る感じでやってきました。もちろん指導はします。本人たちの動きの確認をしながらです。どうなのか??という確認を取りながらやっていく。再確認という感じですね。詰め込んでやるという感じにはしたくないと考えていたので。

再始動です。もう一度やるべき事を考えて進んでいきたいと思います。自分たちの目標に向かって何をするか。やらなければいけない事を考えながら計画を立てていこうと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつものことですか

2018-06-01 | 陸上競技
本当はもう少し県総体について書きたいのですが。内容が多すぎて。最近言われなくなりましたが記事が長くなるので(笑)また書きたくなったら県総体について触れます。

県総体が終わり次に進まないといけません。水曜日に練習計画をもう一度立てようと思ってUSBをPCに繋ぐ。陸上関係のフォルダを開いて練習計画を見てみると中身が一切ない。え?その上の体幹補強のフォルダの中身も消えています。陸上に関係ないファイルは残っているのですか。衝撃でした。

昨年くらいからきちんとメニューを提示するようにしています。それまでは頬思いつきでやっていましたが選手にあらかじめ理解させてからやりたいと思っていたのでプリントアウトして掲示していました。ノウハウは頭の中にありますが練習メニューを示す時にプリントアウトして紙媒体で渡す方が効率がいい。そのメニューが全て消え去る。人生の波が激しいなといつも思っていますがなぜこのパターンなのか。悲しくなりました。

一応詳しい方に相談。実は私が使っていたUSBは以前同様のトラブルがあったようです。他の先生も同じ種類のUSBを使っていてデータか突然消えたようです。数時間かけて消えたデータを見つけてもらいました。ファイル名が全て数字になっていました。1つのファイルを作るときに途中で一旦保存していたらそれぞれを別ファイルとして認識するようで2つのファイルになっていました。そのファイルを1つずつ確認していって中身を調べなければいけない。ファイル数としては3万は越えると思います。

この手の話はなかなか聞かないと問います。ウエブ上に保存する形を取っておけばよかったかなとも思います。私的にはありとあらゆるトラブルを経験していくタイプです。他の人が経験しないトラブルが舞い込んできます。かなり慣れてきましたが。不幸というか不運というか。ありえない出来事が常に身の回りに起きます。まー最終的には何とかなるので救われている気はしますが。

3万のファイルから必要なものを見つける。途方もない労力です。辛すぎますがやるしかないなと思っています。全ての不運を背負って選手にプラスになるなら(笑)。ネタは尽きません。いや、ネタではないんです。実際に私自身に起きている出来事ですから。まー退屈はしないかもしれないですが。

記録しておきます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

県総体〜支えられていること〜

2018-06-01 | 陸上競技
長々と書いています。本当はタイムリーにたくさん書きたいのですが。なかなか。夜は早々と寝てしまう。最近特にダメ。小さい子と同じレベルです。

今回、男子キャプテンは思い通りのレースが出来ませんでした。これに関しては本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。レースが終わってから本人と少しだけ話をしました。本当に少しだけ。冷たいのかもしれませんが「まだ終わっていない」という話をしました。県総体初日、まだ沢山の種目があります。落ち込んでいる時間はない。リレーもあるし個人種目もある。その中で下を向いていたら周りも元気がなくなります。苦しい場面でしたが前を向いて「やるべき事をやる」ように促しました。

表面的に上手くいっているように見えるかもしれませんがここにたどり着くまでに色々とありました。男女共に。そんな中で男子キャプテンもかなり嫌な思いをしたと思います。それでも練習中に大きな声を出して盛り上げてくれた。女子がおとなしいというのもあり、男子キャプテン中心に男子が引っ張ってくれていました。Oの存在がチームを前へ前へと進めてくれた。女子にはその話をしています。「自分たちだけで強くなってきたわけではない」という部分。男子の存在があるからこそ今がある。男子キャプテンであるOがいてくれたから。忘れてはいけない事だと思います。

さらにはこれまでチームを作ってくれた卒業生の存在。今回も卒業生が来てくれました。私が赴任した時に2年生。大きな変革の中でやって来ました。私のことを「敵」と思っていた者もいたと思います。これまで自分達がやってきた「陸上」をぶち壊す人間が来た。これまでやってきた自分達のやり方を変えようとする。もっと「楽しく」やりたいと思うのに。あれから何度も「技術指導は認めている」という表現をされました。それ以外の指導は最悪だという意味合いだったと受け止めています。変革というのは間違いなく不協和音を生み出す。

それでもこちらの「想い」を分かってくれる子供達がいました。うちのように「本気でやる」という経験が少ない子供達が多い中である意味異質なく存在だったと思います。当時の2年生の学年の子が3人来てくれていました。この子達が3年生の時に入って来たのが今の3年生です。1人はわざわざ東京から戻って来てくれていた。帰りの新幹線で連絡をもらって思い出しました。この春から東京にいるというのを忘れていました。「応援できて本当に良かった」と。高校時代に全力で陸上競技をやっていたのを思い出せて本当に良かった、とメッセージをくれました。本当にありがたい。

いつも来てくれる男子の子とマネージャーも。この2人は本当に見守ってくれています。男子はうちがインターハイに進んだ時にわざわざ学校に来てくれました。「おめでとう」というのを直接言いに来てくれた。現役の時に強かったというわけではありませんが、最後の県総体のマイルのアンカーで必死に走ってくれました。最後の最後に腕を突き出してフィニッシュ。なんとかしてラウンドを進もうとする姿に涙が出ました。勝負にこだわるという部分はこの辺りからすでにチームに浸透していたと思います。

マネージャー。この子に関しては何度もblogに書いています。本当に本当にうちのチームを支えてくれました。同学年に女子がいない中で下級生を支えてくれた。わがままいっぱいで自己中心的な下級生の行動に何度も涙を流していました。それでも支え続けてくれた。3年生の時の女子のリレーは「Sちゃんを中国大会に連れて行く」という強い想いで女子が団結していました。本当に本当にみんなに好かれている。去年も今年もうちの選手を気にかけてくれています。いつまでたっても「お姉さん」です。その子が来てくれるだけで選手は後押ししてもらえる。

昨年の卒業生も来てくれていました。男子キャプテンFと女子やり投げのkan、ポールのmm。気にかけてくれています。Fも今は下松にいますからわざわざ足を運んでくれています。kanは今は公務員となり勉強のため?に消防学校に行っている。土日は休みになるので戻って来てくれている。こうやってみんなが集まる場所になってくれていることは私としても本当に嬉しい。

リレーの予選でバトンが落ちました。普通なら失格。それが奇跡的に自分のレーンに落ちる。それを拾って走る。遠くに飛んでいたら。バトンを拾わなかったら。走らなかったら。全てが奇跡的に上手くいきました。マネージャーが「うちのリレーはいつも何か起きる。でも、結果的な勝ち上がっていけるから大丈夫ですよ!」と言ってくれました。この3年間、県総体では何かしら起きています。1年目は1走のMが前日練習に足を痛めて走れなくなり急遽高跳選手に走ってもらって3位。2年目は私が不在になり準決勝前のアップでSが足を痛めて急遽mmがノーアップで走る。なんとか2位。

確かに全く「安心して観れるレースはない」のです。そのプロセスをずっと見てきたマネージャーが「大丈夫ですよ!」と言ってくれる。何となく安心しました。レースを見ていた多くの先生方も「奇跡的だ」「冷静に判断して行動した」と声をかけてくれました。こうやって多くの人に見守られているんだと思います。普通であればバトンが落ちたら終わり。それでも次に繋がったのは間違いなく我々の力を超えた何かがあったのだと思っています。

支えられている。そのことがレースにも出ていると思います。うちのリレーを見たいと思ってくれる多くの人たちの「想い」が見えない力となって守ってくれている。そう感じています。様々な方々の支えの中で先に進む。背中を押してくれる多くの方の「想い」をカタチに変えていけたらと思っています。

この場を借りてお礼を言わせて頂きます。うちの選手たちを見守ってくださる全ての方へ。選手、保護者、OBやOG、これまで関わってくださっている先生方、色々な場面で見守ってくださる関係者の方々。皆様のおかげでチームは少しずつ進んでいます。足りない部分は皆様の支えにより十分すぎるくらいに補えています。今から中国大会に向かいます。今しばらく私たちに力を貸してくだい。どこよりも真剣に競技に向き合っていると思います。中途半端さはない。甘い部分はまだまだありますが高校生です。これから幾らでも何とでもなる。そう思って頂けるとありがたく感じます。

多くの方々の「想い」を力に。進みたいと思います。これからも見守ってください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする