kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

結果につなげるために

2019-03-07 | 陸上競技

思うことを。

前の記事の続きというか補足というか。練習をやる。しかし、本当にそれだけでいいのかという話。ここに関してはそれぞれの指導者で考え方が異なると思います。私の考え方が正しくて他の人が間違っているという気はありません。別に自分のやり方を正当化するつもりはさらさらありません。

日常生活の指導。ここはかなり力を入れます。「絶対に競技をやる」という想いがある選手であっても最初の段階ではかなりテコ入れをしなければいけません。卒業生は「競技力」はそれなりにありましたが、「走ったら速い」という部分だけが目立っていました。それ以外は教わっていないという感じが大きくありました。自己中心的。個人競技だからそれが許されるのかもしれません。しかし、そこの部分が「集団の中の個」という部分として認められるのか。違うと思って指導してきました。

「競技を真剣にやりたい」というモチベーションがあれば必要な指導をしても理解してくれます。理解できなければ強くなるというのは不可能だからです。指導しても「変わらない」という者も多く見てきました。それは何故か。「そこまでして競技をやる必要はない」という思いがあるのではないか。適度に身体を動かしてやっていきたいという者に対して「生活指導」をしても「なんでやらなければいけないのか」という感じに受け止められてしまう

「お前のやり方が悪い」という批判もあると思います。今のマスコミ報道のように「一部分の切り取り」をしたらそう捉える人も出てくる。しかし、長い目で見た時に本当に何が指導なのか。何が教育なのか。ここに関してはそれを取り巻く環境がもっと見極めていく必要があると思います。

今、以前のように感情を露わにして注意することはなくなりました。そこまでのエネルギーがなくなっているというのもあるかもしれません。注意したところで変わる気がない者は変わらない。それは事実だと思っています。「なんでそんなことを言われなければいけないのか」と感じられて終わり。指導という意味で何かを変えようとその場にいない限りは「取り組みの姿勢」について話をしても効果はないのかもしれません。そこを求めてその場に立たない者にとっては私の存在は「自分のやりたいようにさせてもらえない」という邪魔者と言えるのかもしれません

結局はこういう基本的な部分がきちんとできなければ「結果」にはつながらないと思っています。「競技には関係ないではないか」と思う人もいると思います。大切なのは「物事に取り組みの姿勢」です。日常生活は適当にやっていて競技場面だけきちんとやろうとしてもできないのです。「少しくらいいいだろう」「ばれることはないだろう」という考え方の者はやはり練習でも力を使いきれません。練習に対して何かしらの「言い訳」をする選手は結局日常生活の中で同じような「言い訳」をしています。100%に近い相関関係があると思っています。

指導してもなかなか変わらない選手がいます。変わろうとしても変わり切れない。最初から変わろうという意思がない選手もいます。ここは正直「無理かな」という気はします。変わろうとして変り切れないのであれば何度かチャンスは与えることができる。もちろん「何度か」ですが。前の記事にも書きましたが同じようなことで指導をする機会がありました。この部分が変われば本当に強くなると思います。ここが変わり切れなければ結果は望めないかもしれません。本人次第だと思います。

これも練習中に話した内容。練習と練習の合間に何をするか。1本走って戻ってくる間の時間。その1本が良ければ同じことを意識して次も動く。良くなければ次は意識を変えなければいけない。そのための間の時間だと思います。単純歩いて帰ってくるだけではない。その話を前日に話していました。この日はもうやらない。もう一度促す。数本はやるがまた忘れる。ここも大きな課題だと思います。

言われたからやる。それは当然だと思います。しかし、本当に結果を出したいと思えばそれぞれがどう考えて動くのかが重要です。自分の動きを変えようと思えば自分自身でやる。その感覚があるか。そして継続できるか。短時間で練習をするチームはたくさんあります。県内と比較する気はありません。意味が違うからです。本気で競技をやっているチームでは時間を無駄にしません。限られた時間の中でやるのであればやはり「無駄をなくす」という意識を持つ必要があります。自然に自分のやるべきことが見えてくるはずです。

結果を求めようと思う。口にするのは簡単です。しかし、それを実現するのは簡単ではない。やろうと思っていてもやりきれない。出し切れない。ここができれば中学時代の実績などは関係なくなります。高校に入って逆転することはある。「取り組みの姿勢」だけを求めても意味がなくなります。本当に必要な技術を身につけながら「取り組みの姿勢」を求めていく。だから逆転現象が起きる。「一生懸命に取り組む」というだけでは結果にはつながりにくい。

この部分は私が思っているだけです。競技さえやればいいじゃないか、取り組みの姿勢さえきちんとしていればいいじゃないか。そういわれたらそこまでです。私の求める方向性とは違います。適度にやって「最大結果を求めたい」というのは私にはできません。ガチガチに型にはめるつもりはありません。ある程度遊びを持たせてやっています。それでもやるべきことはやり続けたい。当然のことだと思います。

書きたいことが上手くまとまりません。それでも昨日感じたとは記しておきたい。自分自身の考えを忘れないようにするためです。進む方向を忘れない。何をするために今競技に関わっているのか忘れない。記しておきます。

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やれる事をやる

2019-03-07 | 陸上競技

水曜日。この日はテスト返却と掃除。色々な所に気を使う日となります。鉛筆や定規についても指定がされています。かなり細かい。細心の注意を払うという視点では対決なのかもしれません。シャーペンに英単語が書いてある可能性もあります。公平公正を保つために必要なのかもしれませんが。

午前中で学内には一切立ち入り禁止。狙ったように雨が降っていました。校舎外でやろうと思っていたのですが考えていた場所が「校舎の一部」と見なされるとのこと。明らかに外ですが。与えられた環境の中で何をするか。それでも画策して何とか練習場所を確保。体育館のステージを使わせてもらうことに。ありがたいことです。他の部の方が早く終わるようなのでそこからは体育館の中で練習させてもらうようにしました。練習できるのは当たり前ではないという感覚。忘れないでもらいたいですね。

そのことも含めて放課後直ぐに選手を集めて話をしました。こうやって練習ができるのは周りが理解をしてくれているから。当たり前ではないという気持ちを持って練習しなければいけない。更に行動面。この日の朝もちょっとしたこと?がありました。あまりにも自覚が足りません。苦手云々の話ではないと思っています。今は許されても社会人になった時に決して許されることではない。ここが変わらないと本当の成長にはならないと思います。結果が出ないとしたら間違いなくこの部分が影響します。一時が万事。競技以外のことを言われている間は願う結果には届かない。

しばらく練習は任せることに。色々な業務をする。途中ひと段落ついたので見に行きました。地味にやっています。声が出ていない。後で確認をすると「声を出すと迷惑になるかと思っていた」と話していました。そういう気遣いもあったのかもしれません。しかし、練習をしているのは同じ。活気がないと全体が盛り上がりません。ここは大切なことだと思いますね。

練習は限られたスペースで行うので基本的に補強ちゅつひん。バランス系から始めてBCT。その場での体幹強化サーキット。移動がなくてもできる種目を中心に組み立てました。出来ない練習を何とか入れ込むというのではなくできる事をやる方が良いと考えていたので。上半身と下半身の連動という意味も含めてシャフトトレーニングを。本当は細かく見ておきたい所なんですが難しいですね。

ある程度やってからBDでのスクワット。BDとDMの組み合わせも。体幹を固めながらやる練習をどれだけ出来るか。この辺りは見ていないので感じが分かりませんが。休まずやり続けていたというのは間違いない事実だと思います。間髪入れずに腸腰筋の補強。最近寝転がって行う補強は少なくなっています。地道にやることも必要ですから。

アジリティを1サイクル。速く動く刺激は狭くてもできるので。数を数えながらやる。忘れないように記録しておきたいのですが。こういう部分はザックリになっていますね。次に繋がる練習をしていかなければいけない。休まずにBOXを使った踏み台昇降。身体のコントロールという部分も含めています。苦手ですね。全員同じ動きをするようにしているのですが明らかに違います(笑)登って降りる方向を指定していたのに途中から混乱します。この手の練習は大切かもしれない。

この辺りからフロアが使えることになったので道具を持って移動。広く使いながら実施です。股関節補強をしてからスーパー体幹補強。3サイクル予定していたのですが2サイクルへ。徹底的に負荷をかけるという部分では甘いかもしれないですね。かなりワーワー言っていました。やりたくないという言葉は絶対に言わない。が、地味にアピールしてきます。そうなると私も甘さが出てしまう。負荷はかけているので問題はないのですが。

車系を久し振りに。今回は200歩にしました。かなりきついと思います。それでも広いスペースが使えるのであれば有効に使わなければもったいない。100歩は慣れてきているので問題はないのですが流石に200歩は負荷が大きいようです。構わずやりましたが。ちょっと倒立歩行もさせてみました。まだ微妙ですが倒立を一人でできるようになりつつある。こういう部分も地味な繰り返しだと思います。まだまだですが。大臀筋と中臀筋の補強も織り交ぜつつ。

補強だけで終れないので脚運びなども少し。チューブもも上げ、トントントン、スイッチングを。この時に前日に話した内容をもう一度話す。意識が浅くなります。この部分は「どれだけ強くなりたいのか」にかかってくると思います。1・2年生に関してはその話を練習前にしています。それがなかなか本物にならない。意識して動ける選手になってもらいたい。このことはまた後程話をしました。

STもも上げを。STを40本としました。「そんなに並ばないのではなないか」と言っていましたが。無理矢理実施。問題なくできましたね。縦の動きをひたすらやる。本当はもう少し本数が多くてもよかったかなと思いながらmichiが「3本」というのでそれに従う。もっとできた・・・。

セラバンド歩行を2サイクルやって中臀筋と大臀筋に負荷をかける。多分かなり筋肉痛になるはずです。。最後に変形ダッシュをやって終了。少しは走っておきたいので。10本と決めていました。もう少し増やそうかなと思いましたが我慢。比較的約束を守るようにしています。

長くなったのでこのあたりで。本当は補足で書きたいことがあるのですが。また書けたら書きます。多分。限られた空間と時間でできることをやる。それしかないと思います。

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