kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

少しの手応え

2019-03-13 | 陸上競技

火曜日の練習について。前の記事で書こうと思っていたのですがたどり着けず。まー仕方ないかなと。前日からの雨ですグランド状態は微妙。緩い部分がありますが走る練習はしたいなと思っていました。

練習自体は13時から。比較的時間に余裕があるのでしっかりと練習しておきたいなと考えていました。身体を上手く使うという部分を考えてバランス系とBCT。細かいところをどう意識してやるか。ここはすごく大切な事だと思います。この1ヶ月ひたすら考えていました。これまでやってきた事の方向性が間違っているとは思いません。しかし、何かしら不足する部分があるのではないか。そういう気持ちもつねにありました。

何かをプラスアルファで加えていく事で変わるものがある。そう感じています。明確な意図を持って練習を組み立てる。その部分は絶対に外したくない。やっていたら何故か速くなったというのは個人的に面白くないからです。これは自己満足の部分なのかもしれない。それでも練習の意味を選手に理解させたい。そうやってやっていく事で本当の意味の楽しさが味わえるのではないかという想いがあります。

アップの補強で股関節強化サーキット。前回の反省を生かして1サイクルのみ。股関節に意識を置いてからハードル股関節。これまでやっていたものに少し加えて実施。本人たちと感覚を擦り合わせながらやっています。試しにやってみて良かったものに関しては取り入れたい。そこだけにならないようにしなければいけませんが。狙いを持って練習を組み立てる。

流れの中でハードルドリルver2。前日に引き続きです。普段はそこまでやりません。時間がないときにはかなり省略します。今がチャンスなのではないか感じています。感覚的なものです。正解かどうかは分かりませんが動きが劇的に変わりつつあると感じています。ワンステップハードルで最大距離にした時に「狭いな」と感じました。伸ばすことに。これも見ていないと分からない部分。本人たちも「まだ余裕がある」というので伸ばすことに。導入段階から2足長伸びました。

道具を使ってスイッチングランをやって、前日にやった練習の復習。スパイクを履いてやる事に。繰り返しになりますか雨の影響でグランドが緩い。最大スピードという感じにはならないかもしれません。それでも速い動きを取り入れたい。動きの確認と速い動きを組み合わせてスイッチング。そして走る。前日と違って大きな課題が見られました。個別に指導。

スイッチングランとスプリントを組み合わせる練習。タタとタタタをやりましたが感覚的にはタタタとスプリントの組み合わせの方が良い。これはmichiの感覚なので共通するのか分かりませんが、私が動きを見てきて「こっちの方が良いな」と感じたものと一致していました。この部分はすごく大切だと思います。michiは「グランドが緩いので微妙だけど感覚が良い」と。これだけ緩いと最大スピードとはならないかもしれません。でも感覚が良い。ここが 大切。

スイッチングランの時にTは別に1つ作りました。ここも感覚的な部分。私が見ていて「微妙」と思ったのでマークの位置を変えました。元々ストライドで走るタイプではない。だからこそ武器になる部分は磨かないといけない。中途半端な動きをするよりは本人にあった動きをさせないといけない。大きすぎる動きはさせたくありません。少しだけ変更したのですが本人の感覚的にも良かったようです。狙い通り。

その感覚を中間に繋げたいというのがあったのでBDMかTDMのどちらかをやろうと話していました。T走をやろうと思うとグランド状態のことがあるので進みにくくなる。BDMの方が良いかなと判断して選択。明確な理由はありませんがこの時このタイミングではこちらが良いかなと感じたので。追い込むという感じよりは正確な動きをしてもらいたいなという感じでしょうか。

休まずに補強サーキット。走る量が少ない分、補強に割く時間が圧倒的に増えています。身体作り。Saと話をした時に「脚が太くなったと言われる」と言っていました。元々の脚の状態が分かりません(笑)。確実に筋力は上がっているのだと思います。それが使えるようになってきてスプリントが上がる。単に鍛えて終わりではない。どこをどのように使うのかは考えたいと思います。

DM投げをやろうと考えていました。かなり時間がかかっていたので選択させました。時間的にもかからないDM∞で。普通に投げるよりこちらの方を好みます。本当は色々なパターンで練習をさせたいのですが。まーこの辺りも自分達で選んだので責任を持ってやるはずです。強く投げる感覚を持ってもらいたいですね。

もう少しだけ走ろうと思ってバリエーションSSを。スキップとシザーズの略です(笑)ほぼ記号で書いています。身内で分かればそれで良いと思っているので。道具を使ってスキップとシザースを組み合わせてやります。本数的にはかなりの量になるのかもしれません。私自身の量感覚が分からなくなっているので本当に多いのかどうか怪しいですが。一般的な量なのかもしれないですね。同じことを繰り返すというのではなく少しずつ変化をつけながらやります。

最後に10バトン、25並走、合流走を。最大スピードを出す。前半の練習でかなりスピードが出ていました。この勢いのままでやる。が、走り云々ではなく大きな課題が浮かび上がりました。バトンの質が低すぎる。渡すことさえできない、距離感やタイミングが取れません。更にスタートのタイミングが合わないので詰まってしまう。うーん。昨年ほどではないのですがこの冬もバトンはやっています。

考えていない。そこに尽きると思います。走練習や技術的な練習に関してはかなり考えるようになっています。動きなどには注意を払えるようになっている。しかし、走りながら色々とやらなければいけないのはがリレーです。様々な判断を必要とします。だからこそ基本的なことが出来るようになっていなければいけない。間違いない事実です。

普段の練習以外にどれだけこの部分の事が考えられるのか。ここは必要なことだと思います。単純なやれば良いという話ではない。そしてその場だけで考えれば良いわけでもない。バトンに関してはかなり言い続けていました。インターハイメンバーとして残っているのはTだけ。それも1走で渡すだけ。そうなれば他のメンバーはどうやってバトンの受け渡しをすれば良いのかが分かりません。卒業生の走りや普段の行動を見ていないからわからない。

練習の中でスプリントに関しては少し手応えを感じています。ずいぶん走れるようになったと思っています。ここ最近の課題が一気に解消される感じがあります。しかし、それだけではダメ。走れるようになってもそこに至るまでに足りないことがある。ここは大きな課題です。

やりたい動きができるようになってきている。まだ足りないこともある。そこをどう取り入れるのが。色々考える中でやっていきたいと思います。良い方向に進んでんいるのは確か。でも足りないのも確か。色々と見極めて行きたいと思います。

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感じる力

2019-03-13 | 陸上競技

火曜日。この日の午前中はテスト返却授業。25分授業で5サイクル。2日に分けて実施しています。今回で終了。そして今週はずっと家庭学習になる。いや、時間の確保ができます。やはり練習時間が確保できるというのは大きい。

電話で色々な指導者と話をすると週末の記録会がシーズンインのようです。うちはいつも通り。4月に入ってからの記録会がシーズンイン。まだまだしっかりと練習をしておきたいと思います。スピード刺激として記録会に出る。それも1つの手段だと思います。もう少し頻繁に記録会があると考えるのですが。

バタバタの中で日誌にコメントを。選手も日誌を書きますが私もかなり書きます。選手の感想よりも私の書くコメントの方が多いかもしれません。時間をかけています。普段の生活の中で文字を書くことがなくなっています。こうやって書くことで私自身も文字を書くことを忘れない。お互いにとってプラスなのではないかと思っています。

その中でTが「Saが速くなっているのを見ると焦る」と書いていました。昨年の持ちタイムはほぼない同じ。若干Tの方が速かったのではないかなと思います。前半型のTと後半型のSaなのでレースパターンが全く違います。うちは競争する練習がそれほどないのでどちらが強いのかというのが判断ができません。

それでも土曜日の走りを見て「速くなっているな」と感じていたのだと思います。焦りは当然のように生まれる。悪いことだとは思いません。T自身も暖かくなって来て身体が動くようになってきたと書いていました。この子の良さを伸ばすための練習をこれから取り入れていくつもりではいます。もっと走れるようになるのは間違いない。

これまでは自分が負けそうになるとほぼきちんと走る事がありませんでした。素直に負けることを認められない部分があったとのではないかなと。人は誰にでもそういう感情があります。それを全て否定するつもりはありません。マイナスになるかプラスになるかは本人次第ですから。力を出し切って負けるのと逃げ道を作って負けるのとでは意味が違います。一緒に走らないので直接比較はできていないのですが。近いうちに対決することも出てくるかなと。

こうやって感情的な言葉を日誌に書けるかどうかは成長するかどうかに繋がっていると思います。やったことだけを書く日誌は意味がない。何をどう感じて次にどう生かすか。ここが大切です。Tにはかなり話をしてきました。なかなか変化が見られませんでしたが少しずつ成長が伺えます。

近くにライバルがいる。これは大きなことだと思います。うちは人数が少ない。そのためライバル関係が作りにくい。suzuneが「naoとmichiがいてくれたから強くなれた」と話をしていました。一人ではできない。suzuneも最初は負けることから逃げていました。しかし、そんな事を言っていたら自分のための練習にならない。負ける事を避けていた時から「勝ってやる」と思って練習ができ始めた時から強くなりました。

精神論ではないか。そう言われるかもしれません。その部分は必須だと思っています。物事に取り組むこと姿勢が問われるからです。技術的な部分や練習内容も大切ですがもっともっと大切なのはこの部分だと思います。まだまだ幼い部分はありますが成長が見られる。評価に値すると思っています。

「絶対に負けたくない」と締めくくっていました。小さな変化かもしれません。それでも大きな一歩だと思います。12秒台に入るという小さな目標ではなくもうワンランク上の走りができるようにしていかなければいけない。その可能性は十分にあるかなと。ピッチ型なのでそれをどうやって最後まで持たせるか。120も以前よりは保てるようになってきました。まだまだですが走りも変化があります。

やはりこういう変化を見逃したくはないですね。しっかりと向き合いたいと思います。

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