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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習が楽しい?

2019-03-22 | 陸上競技

思うことを。

練習に関して。選手と話をしていて「練習が楽しい」と言っていました。ここはよく分かりません(笑)。飽きないようにあれこれやっている部分があります。それが楽しいのかどうか。遊んでいる部分はたくさんありますがどちらかというと「きっちり練習をする」という方が多い気がします。そこに対して「楽しい」という感覚になるのか。

練習の時に「中学時代の練習」について少し聞いてみました。「覚えていない」と言っていました(笑)。どうなのか。概要では「身体ほぐしをする→BCTみたいなことをやる→ミニハードルをする→流しをする→バトン練習or専門練習をする」という流れ。」そのパターンが毎日。それが当たり前だと思っていたので何も違和感を感じずにやっていたとのこと。

その練習が良いとか悪いとかではないと思います。うちの練習に対してどう思うか?という話も聞いてみました。「他の学校の練習が何をやっているのかわからないからよく分からない」という返答。確かに(笑)。うちの練習スタイルが「当たり前」になっている選手にとっては他の学校の練習がどのようなものかは分かりません。基本的に引きこもっているので(笑)。

トレーニングに関してはかなりやります。が、太くするためのとトレーニングはない。「入学当初と比べると足が太くなった」という話をしてました。体型が変わってきたと。うーん。どうなんでしょう。毎年思うのですが最初の段階がよく分かっていないので。

前任校ではかなりウエイトをやっていました。女子でもベンチプレスで45㎏で10回やる。30㎏のベンチプレスができるようになって初めて「スタートラインに立てたね」という会話をしていました。45㎏で10回は投擲選手ではないか?という話もありました。その影響かどうか分かりませんが女子でも普通に「腕立てジャンプ」を10回くらいはやっていました。筋力的にです。記録は飛躍的に伸びていたと思います。

今はウエイトは0。ベンチプレスでどれくらい上がるのは不明。弱いと思います。これも話に出ていたのですが「身体の使い方を考えるようになった」と言っていました。それに伴って体も動くようになってきたと。単純に筋力を上げるのではなくそれをどうやって使うのかを考えています。

「できない」が「できる」に変わることが楽しくなっているのかなという気はします。最初はできないことでも練習を続けていくことで「できる」に変わっていって楽しいと感じる。単純に走れるようになるというのではなくそのような部分から「楽しい」と思えるのかなと。

中学時代に「強い」と言われる選手でも高校ではうまくいかないことがあります。中学時代に陸上をやっていなかった選手が高校で陸上競技を始めて結果を出すということも多々ある。それは中学時代に「様々な動き」をやっていたのも影響しているのかもしれません。走る動きだけをやるのではない。色々な動きをしていた経験が「身体の使い方」などに影響をするのかもしれない。これも明らかに以前の練習とは変わっています。

前任校ではロングスプリント中心。かなり量に頼っていました。mihoが入学した時をきっかけにショートスプリントへ移行。量が劇的に減りました。ロングスプリントの時には「朝から夕方の練習があるというのがストレスだった」と言っていました(笑)。150mを7本3セット走るときもあったのでそれは「憂鬱」になると思います。走り込みという概念がほぼなくなっています。

よく分かっていないのですが「やらされる練習」ではなくなったかなと思っています。自分たちでやっている感覚。もちろん負荷的にはやっています。時間は前と同じくらい。それでも以前は「セット間10分」というような練習もありました。今は「スパイクを脱ぐのが休み」という感じです。道具の準備などの時間が休み。座って休む時間はありません。そこも違うかなと。

「一生懸命やることの楽しさ」であったり「変わっていく自分を感じる楽しさ」を分かってもらえるのかなと。そこは大きい気がします。「やったことがない」という部分が多いと思います。それをやるだけで新鮮さがある。できないことができるようになる。それも楽しい。

私自身、他の学校の練習を見ることはあまりない。学校で引きこもっていますから。他の学校の練習も楽しいのかもしれません。比較対象がないのでどこと比べるのか。うちの選手は「今の練習が良い」と言います。他の学校と一緒に練習をすることも特別望みません。良いことなのかどうなのか。

何を持って楽しいのか。私にはわかりません。それでも「楽しい」と思ってくれるのであればそれでいいと思っています。「これを知る者は、これを好む者に如かず。これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。」。論語の一説です。やっぱり「好きでやっている」人には勝てない。社会人選手が競技をやっている姿を見るとまさにこれだと思います。誰かから強制されるわけではなく「自分のためにやる」というスタンス。だから続けていける。

そういう感覚を持ってくれているのはありがたいなと思います。「型にはめる」という指導とはずいぶん変わってきているのかなと。「自主性を重んじる」という表面的な言葉ではなく、こちらも指示を出す部分はやります。困ったときには手を差し伸べる。そういう関係を作る中で分かってくることがある。そう思っています。

まとまりません(笑)。いいんです。書いているだけですから(笑)。

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2019-03-22 | 陸上競技

木曜日。この日は予報通り雨。ここまできたら諦めの境地です。午後からは天気が持ち直すという予報になっていましたが、大幅に予定を変更する気にはならず。グランドが使えないことは変わらないだろうし。そう考えるとできることをやるしかないなと感じていました。

1人体調不良で休むとの連絡あり。少ない人数でやっていますからこういうのは痛い。故障が続いているのも多少影響しているのではないかと思います。気持ち的にもしんどい部分があるでしょうから。限られた人数でできることをやりたいと思います。

室内で地道に練習をする事に。この1週間で何回室内で練習したでしょうか。毎回同じメニューが来る時に室内になるのでメニューを変える事に。ただでさえ室内でやって気持ち的に盛り上がらないのに「また同じメニューか」というマイナスの要因が増えると集中できなくなります。飽きずにやるというのも必要かなと思っているので。

バランス系をやってからBDを使ってのスクワット。久しぶりに「補強+動き」を。これは鍛える事に加えて可動域を広げるための動きをするもの。さらにその後に走りに必要な動きを少し取り入れる。そんなに面白いメニューではないのですが観点は間違っていないと思います。全ての練習はここに基づいている。細かいことは言わずに見守る時間としました。

この辺りでハードルを使った股関節補強を入れていた気がします。「補強+動き」の前にやったのかもしれない。失われていく記憶(笑)。久々にやるのでアバウトになっている部分はありました。

男子が奇数になったので長距離からマネージャーを借りてきて手伝ってもらう事に。補強の補助も含めてですね。種目数が多いのでかなりの時間を要します。どうせ走れないんだからいいかなと割り切る。補強をする事が狙いではなく使えるようにしていく事が一番の狙いです。走ることも大切。しかし、それ以外も大切。

そこからセラバンド補強をやってアジリティ。狭いスペースでできる事が限られているので。ワンパターンになりつつあるのが面白くないですね。まだまだ工夫の余地がある気がします。発想が乏しいのかもしれないですね。練習パターンはかなり多くやっているつもりです。それでも飽きさせてしまうのではないかという心配がある。自分自身の指導スタイルを確立する事がまだできていないのかなーと。

股関節を使ってからハードルを使って柔軟性と動きを。改めて文字にしてみると結局同じようなことをやっている気がします。手を替え品を替え「同じようなこと」をやっています。

この辺りで感じたこと。人数が少ない割にはワイワイ言いながらやっているなという部分。そういえば前日にgt先生が「いつもこんな感じでやっているのか?」と言っていました。いまいちどういう意味なのかわかっていない中で「結構自由にやってるかも」という返事をしていました。良い意味の質問だったのか悪い意味での質問だったのか。

前任校や数年前までは結構ガチガチでやっていました。枠を決めてその範囲の中でやっていく。これが良いのか悪いのかは分かりませんが。与えられたメニューを必死でやるという感覚がありました。今でも同じだとは思いますが、考えてやる時間を増やしたりしています。その辺りも影響しているのかも。選手の性格的なものもあるかもしれないですが。

それでもやるべき事は全力でやっている。グダグダ感がそんなにない。気持ちの切り替えも出来るようになっているのかなと。まー、私は常に見守っているだけですが。選手たちの行動が少しずつ変化しているなと思っています。「陸上競技が好き」という感覚の中でやってくれるのは大きいかもしれません。速いとか遅いとかではなく。

ハードルドリルver2を。基本的なことをやる時間を作りました。ここも任せる。補強的な要素もあります。かなり動きが良くなってきた感じがあります。が、どうしても廊下や硬いところで練習をする機会が増えています。「足底が痛い」と言っている選手が多くいました。こちらが予定しているメニューをひたすらやるだけではなかなかそこは伝わらない部分。

選手との距離感。近いとよく言われます。このご時世なのであれこれ言われるのかもしれません。しかし、その都度状況を把握していくというのは必須ではないかなと。まー雑談が多くなっているというのもありますが。こういうその時その時の情報を把握していくというのは練習に対しても必要になります。

アスファルトの上でハードルドリルをやって走ろうかなと考えていたのですが諦めました。この日は走るのをやめよう、と。まーここ数日走れる時に走ろうという感覚の中でやっていたのでかなり疲労感があると思います。完全に落としていくというのは違うかなと思いますが、時として必要な考え方かなと。私が一人でやっているとどうしても練習が増えてしまうので。

ここも難しいところ。選手の意見を聞く。そうすると「キツイことはやらない」という傾向が出てきます。だから型にはめる練習パターンが増えてくる。しかし、最近のうちの傾向としては「やるべきことはやる」という当たり前のことができています。「きついからこの練習をやらない」というのはない。

michiが最後の練習の日に中学校の時との違いを話していました。「中学校の時は隙あれば休もうと思っていた」と。「高校ではやるのが当たり前だったから休まないのが当たり前」だと。私が不在であってもやるのが当たり前。一切種目を削ったりすることなくやっていたと。当然の話なのだと思いますが。こういう感覚の中でやっていくと「やるのが当たり前」になる。

話がそれましたが「キツイからやならない」という選択肢ではなく「無理してやる必要はない」という選択肢の中で走るのを止めました。シャフト補強がメニューに入っているのでそれをどうするか?と聞くと「やる」ということでした。いや、これも結構きついと思うのですが。必要なことはやる。ケアのために走る練習をしないという感覚だけだと思います。グランドの乾いた場所で実施することに。

最後に体幹補強を数種目やって終了。不足する部分だけ実施しました。

やることは明確。比較的明るい雰囲気の中で練習ができています。大きなことかなと。こうやってやっていく中で多くのこと感じてもらいたいと思っています。思うことがあるのでそれはまた別に。多分。

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