kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

考えさせられる

2019-03-29 | 陸上競技

思うことを。

ここ最近、ひたすら教員に対するバッシングが続いています。細かい部分が分からないのでなんとも言えなどが多いですが。過剰なまでに叩かれる。学校現場へ求められるのは何か。考えさせられます。

教育に対する考え方を書くというのもかなりリスキー。誰が見ているのか分からない中で書いてある。言論の自由というのがどれだけ存在するのかは分かりません。考え方の一部を切り取られるのは避けたいなと思うのですが。

ネットニュースなどで様々なことが上げられます。ある県でのニュースが出ていました。脳性まひの男性を高校が受け入れなかったという内容でした。ここも賛否両論なのかもしれないなと思います。頷く、首を振ることで意思表示はできる。しかし、常に看護師が帯同して行動することが必要になる。

それぞれの立場から考える。それぞれに考えがあって行動をしている。誰にとって正義なのか。これは以前も書いたことがあります。自分の立場から物事を考えるのであれば視点は自分になります。「健常者と同じ教育環境で学ばせたい」という立場と「受け入れ態勢が整わないので難しい」という立場。それぞれの考えかたがあって然り。そのことを文字にして考えを示すと異なる考え方の方からの批判を受ける。

何をもって正義なのか。これは分かりません。戦争や紛争が起きるのはやはり「考え方の違い」からです。全ての方が納得できる物事の進め方は存在しないと思います。かなりデリケートな話になるので何かを発信するというのは難しい。「差別」や「不平等」という部分に捉えられる危険性がある。

我々は基本的に「受容」しかない。何かアクションを起こせば大きな批判を生みます。何かの指導をすればそれに対して「不快」だと感じられる。それはリスクでしかない。

事実は分からないがある学校の教諭に関することがマスコミに取り上げられた。気がついたら全国版で批判される内容になっていた。私がそのニュースを知ったのは自宅でニュースを見ていた時。何のことか分かっていなかったがニュースで生徒がインタビューを受けて答えていた。おどろきというか恐怖を覚えた。

学校という枠を大きく超えてマスメディアに対して直接返答をしている。ニュースの詳細を知らない状態だったのだ何のことか分からずネットニュースを検索して内容を知る。「懲戒解雇」を求めての嘆願書。報道されている内容がどれだけの内容なのか。「バリカンで丸坊主」というのは傷害罪として認定されるだろう。それ以外の発言もその言葉だけを切り取れば間違いなくアウトになる。

が、その前後関係に関しては全く分からない。確かに「事実」だけで良いのかもしれない。どのような経緯があって誰が主導して嘆願書を書く流れになったのか。そこは決して報道されない。こういう部分に触れてblogを書くことは本当にリスキーなことだと思う。同じ立場の人間だから守るのか?という見方をされやすい。どちらの肩を持つという話ではない。事実はどうなのか。前後関係はどうなのか。そこは知りたいなと思う。

今一番楽なのは「一切指導しないこと」だと思う。何かアクションを起こせばそれに対して必ず反応がある。頭髪服装検査が各学校で行われる。その場面で指導に従わなくて別の機会にまた指導することになる。

例えば卒業式。その前に行われた頭髪服装検査で卒業する生徒が髪の毛を染めてきている。そこに対して「きちんと直すように」と指導する。その返答が「あと数日しかないのに何で染め直さなければいけないのか。もったいない。」というものだったとする。明らかな校則違反。学校のルールに従わない。そこに対して「学校で染め直す」という行為はできないだろう。人権という部分もあるだろうから。

在学中はやはり学校のルールに従っていく必要があるとは思う。そこにどれだけの強制力があるのか。あと数日間だから良いではないか?という考え方。逆にあと数日間なんだからきちんと我慢しなければいけないのでは?という考え方。学校というコミュニティの中で一定のルールに従って行動をする。これをきちんとやっていかないと組織や社会は成り立たないのではないか。

こうなったときに「関わり方」なのだと思う。生徒のためを思ってあれこれ話をする。しかし、その話した内容が気に入らないということだってある。そうなったときに「一部分の切り取り」が生まれる。前後関係がどうなっていて、話の流れの中でどのように伝えたのか。そこが分からない。とはいえ、今回報道されているような発言が許されるわけではない。

我々は何をするべきか。正直、先日からの報道によって私自身のモチベーションも大きく低下しつつあります。何か指導したときにそれが取り上げられて「懲戒解雇」を求められたらどうするのか。全て生徒に迎合して事なかれ主義でやっていくのか。何のための教育活動か。それでもやらなければいけない。

なかなか精神的にしんどい。上手く書けません。そしてこういう内容を書くというのもかなりリスクがある。かなり言葉を選びながら書いたつもりだが。何度か見直してみて「切り取り」や「揚げ足を取られる」という部分があればまた考えたい。教員を辞めろと言われる時が来るのかもしれない。

雉も鳴かずば撃たれまい。それでも思う事を外に出す権利くらいはあると思います。正しいかどうか。そして細かい説明が出来ない中で表現する。言葉足らずはあると思います。それでも書いておきたい。私自身を理解してもらうといつつもりはありません。きっとなかなか分かってもらえないから。

面白くない内容です。すみません。

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目に見える変化

2019-03-29 | 陸上競技

木曜日。週始めからスピード刺激を入れ続けてきました。スピード持続はそれほどやっていないと思いますが。休まずに動き続けるように心がけています。そのために思っている以上に疲労感があるのではないかと感じていました。

そういう部分もあってこの日は走る練習をやめよう、と。気持ち的に「落とし」という感じでしょうか。走りませんが「トレーニング中心」としておきました。ここも他の学校と比べたことがないので基準値が分かりません。他所よりはやっているのではないかなと思ってはいます。

メニュー提示してあとは自分達でできる部分が大半。あえてこちらから細かいことは言わずにやらせることに。バランス系から始めてBCT。身体を鍛える事と同時にそれを上手く使うための練習を入れています。この辺りもこの冬の特色だったかもしれません。単独で戦える選手が不在。周りからは「競技どうするの?」と言われながら耐え忍ぶ。その中で今のうちが生き残る道は「基礎の徹底」と「身体づくり」です。ここをひたすらやり続けてきました。

BCTが終わってから全体を集める。見ていて「足りないな」と思うことがあったので。前日の練習においても同様でしたが「男子が前に出てこない」部分です。自信がない。それが顕著に出ます。もっと自信を持ってやらなければいけない。細かい部分の練習に関してもまだ雑さがみえます。本当に体幹部から意識して動かそうとしているか。軸を保ってやっているか。ここは見逃せないなと。あまり言いたくないなと思ってはいるのですが。

BDを使ってのスクワットやランジをやってからDMと組み合わせてのトレーニング。本当はこの手の練習をひたすらやりたいのですが。まー全て1セットずつ。広く浅くという感じになっていますね。色々なトレーニングを入れながらやる方が良い。自分の身体の使い方を学ぶためにはこの手の練習がいいと思っています。

股関節強化サーキットをやる。さらにDM移動。リズムハードル。かなり股関節周りに負荷をかけています。下半身がヤバいと言い続けていました。本当にヤバいのかアピールなのか分かりません。かなりやっているので疲労感はあるでしょうね。少し休まなければいけないのかなという気はしています。上半身は元気だと言っていたので後半のメニューを変えることに。更に加速段階を意識するためのDM投げも。

ある程度?身体に刺激を与えてから今度は「動き」を。膝締め、縄跳び、台、ハードルドリルver2を。走らないと決めていたのでそれ以外のことをしっかりやりたいなと。去年と比べると明らかに動きが変わってきました。とはいえまだまだ足りないことがある。単純に走っていたら速くなるという取り組みはしていません。地道に動きを作っていく。普段は流れの中でやっています。今回はあえて時間を作って。

1年生女子が互いに動きを見合っていました。ここはかなり大きい。当たり前なのかもしれません。やりたい事が分かってきてそれを互いにチェックする。時間があるのでそれもできる。普段から他の選手の動きに興味関心を持ってくれるといいなと思いますね。他の者の動きを自分の動きにフィードバックして改善していく。そういう取り組みをしてもらいたいですね。

スイッチングを。Naが「スパイク履きますか?」と言っていました。通常はこのあたりから走るのでそう感じたのだと思います。履きません(笑)。走らないと言っているのに。動きの確認のために入れているだけなので。その部分はしっかりとやっておきたい。走る走らないを別にある程度の動きの中でやっておく必要があると思います。それにて動きのメニューは終了。

補強サーキットをやっておきました。本当は前日にやりたかったのですがそこに至らず。不足分の補強をここで補う。まー今更考えてみると補強メニューをやりすぎなのではないかという気はします。普通の学校と比べてみたことがないのでうちの選手にとっては「当たり前」なのかもしれませんが、他と比べるとやはり違ってくるのかもしれない。負荷的にはそれなりですが。

下半身の補強はもういいという感じだったので久しぶりに鉄棒を。本当に久しぶりでした。冬季練習中に1回やったかどうか。やらなくなった理由は「場所が遠いから」です。練習の流れから外れてしまうので。下半身はやらない、そのかわり上半身ということで。低鉄棒で逆上がり。一人を除いて全員できました(笑)。一人は生まれて一度も逆上がりができたことがないということだったので仕方ないかなと。

そこから懸垂や足上げ腹筋を。それが思っていた以上にできるようになっていました。驚きです。女子は「鉄棒にぶら下がるだけ」で精一杯だったのですが頭を鉄棒から降ろして顎を上げるというところまでできる。足上げ腹筋も同様。前はブラブラしていただけでしたができるようになっていました。更には懸垂逆上がりも。

普段やらないことをやると目に見える変化を感じることができました。筋力的にも身体のコントロールもできるようになっている。成長だと思います。走ることだけではなくこういう部分の変化があるというのは大きいなと思いますね。

妥協せずにスーパー体幹補強まで(笑)。どれだけやるのかという話ですね。「落としメニュー」といいながら結構やっている気はしますが。約束通り「走ってはない」という部分です。疲れが抜けているかどうかはわかりません。更に疲労しているかもしれません。

目に見える変化がありました。自信につなげてもらいたいと思います。

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