思うことを。相変わらず正解かどうかはわかりませんが。
試合が終わってからの優先順位としては…
1.疲労回復
2.筋力回復
3.ショートスプリント
だと考えています。これはこれまでの経験上という感じなので正解かどうかはわかりません。県総体などの大会の後にどれくらい疲労が抜けるか。多くのレースに出た選手は負荷も高く身体にダメージが残ってしまう部分もあると思います。だからこそその辺りの疲労抜きは非常に大切なのかなと。が、ほとんど出ていないのに周りに合わせて休む必要はないと思っています。この辺りのバランスは難しいところですが。
個人的には1日か2日休んでから間髪いれずに全身筋肉痛になるくらいのトレーニングを入れておく必要があると思います。調整期間は間違いなく筋力に刺激を入れることができていません。そうであればここは絶対的に負荷をかけておく必要があります。ヘロヘロになるくらいかなと。指導者によって考え方は違うでしょうから正解かどうかはわかりませんが。
筋肉痛になるでしょうがやはり翌日にはスピード刺激を入れておきたい。動かないというのもあると思いますが、それでも神経系に刺激を入れておく。回復期間というのもありますが。今回メニューがある程度提示されていましたが、この日は短長も短い距離を中心に走っておきたいという感じにさせてもらいました。この日に有酸素系の刺激を入れるという考え方もあるのかもしれません。が、優先順位としてはスピード刺激だと思います。筋肉痛で動かないというのがあるのかもしれませんが、陸上競技はスピードを争う種目です。持久力で勝負するのではなくまずはスピード。ここは感覚的なものですが。
で、土曜日にスピード刺激を入れながらも高負荷をかけました。これもどうかな?と思われるかもしれませんが。有酸素系の練習が足りるか足りないかは分かりません。この日は中距離選手と一緒に走るという流れに。そうなるとグルグル150の方がいいのかもしれません。耐乳酸系の練習というよりは有酸素系に寄った練習。ある程度今なら出来るかなというのもありますが、乳酸を溜めながら練習することを考えるともう少し別のパターンがあるかなと。
この日は150mを5本。5分レスト。全て全力ということで。中距離選手を数秒前に出してそれを女子が追いかける。その数秒後に男子が出て更に追いかける。追いかけ走はかなりの負荷になります。遅い者から出てそれを抜く。差が詰まらないというのは後ろからの選手が出しきれていない。この部分はすごく大切なのかなと。同時スタートにしても置いて行かれてしまうので最後まで力を出しきれない気がします。力の差があるからついていかなくても仕方ないなと。そういうマイナス面を潰すためにも追いかけ走の形かなと。距離設定が重要になりますが。
中距離選手は前回グルグル150を7本やりましたが追い込み切りませんでした。色々と話を聞いていく中で「駅伝チーム」の中距離選手なので「出し切らない」ことを身体が覚えているのではないかなという感じがありました。ペースを守って走るというのが長距離では必要。オーバーペースにならずにきちんと刻んでいく。その部分とこうやって乳酸をためようという流れとは逆行する部分もあります。だからこそ意図的に普段とは異なる負荷をかけたい。
乳酸を溜め切らないので150を走った後にすぐに100を折り返す。21秒台で150を走って折り返す時の100が17秒近くかかっていたようです。ここですね。この部分の克服ができたらかなりの力が出せるようになってくるのかなと感じています。それでもレストが4分くらいあるので休めている感じがありますが。
150を5本。ある程度の負荷をかけることができました。が、この日はこれでは終わらない。かなり乳酸が溜まっているとは思います。この冬にそれほど練習が積めていません。それを取り戻したい。が、時間はそれほどない。負荷も半数で追うことはできない。そうであればこういう時に一気に体に負荷をかけておきたい。歩いて100mを戻って250mを全力で走るようにしました。ここで40秒走でも良いと思います。イーブンで走る40秒走ではなく「動かないけど恐れずに最初から行けるところまで行く」という40秒走です。かなりきつい。それでもここではやっておきたい。
中距離の選手と同時スタート。男子は間を空けてスタート。最初はある程度行けましたが最後は足が動かなくなっていました。これで良いと思います。走り切ることが目的ではなく「乳酸を溜めた中で動く」ことが狙いですから。40秒以内にはフィニッシュできませんでした。この辺りにまだ足りないことがあるのだと思います。なんとしてでもベストを更新させてあげたい。60秒を切ってラウンドを進ませてあげたい。そう考えています。キツイですが。
これでも終わりません。追い込むと決めていたのでスパイクを土用に履き替えて往復走を。40秒に1本のペースで50mを3往復。走る量としてはそれほどでもありません。乳酸が蓄積してから更に有酸素系の負荷を。順番的にはこのパターンが一番かなと思っています。動かなくなっていますがなんとか心肺機能には負荷をかけることができます。初任校で400系を中心にやっていた時のことが活かされます。もちろんあの当時はもっとやっていましたが、現場にあった練習としてはこの形が良いかなと思っています。
3往復やってからへたり込んでいましたがまだ休ませずにその場でも腿上げを40秒くらい。様子を見て動かなくなったら終わりという感じです。常に叱咤激励しながら追い込ませます。自分達で追い込めるという選手もいるのかもしれませんが、このままではそこまで行きませんから。意図的にこちらから声かけをして負荷をかけていく感じです。「自主性」とは真反対かもしれませんが、今は「強くなれるかどうか」を考える時期だと思っています。
やりたいなと思うことは8割くらいできたかなと。もう少し走る時間が欲しいなとは思いますが。私にできることは限られています。その中でやれることをしっかりとやっていきたいと考えています。
また書きます。