まーぼちぼちということで。
一応大人なのでなんとか中国大会で結果を出すためにという方法を考えています。それぞれにやるべきことを考えながらですが。単純に400mHが一番「作戦」を練りやすいかなと思っています。走力だけではない部分もありますし。
日曜日に日本選手権が開催されました。女子の400mHで優勝したkytb高校の卒業生。レース後のコメントには「54秒台でしか400mを走れない」という感じのことが書かれていました。56秒台で走ることだけではなく「世界標準」で考えたときに54秒では遅い。53秒台で走らなければ標準には届かない。
さらには女子の100mHの日本記録保持者。100mでも決勝に残っていました。これ以上上のことを目指そうと思えばやはり「足が速いこと」は必要です。技術練習を人はしたくなります。変化があるからです。しかし、長期的な視点で考えたときには400mが60秒かかる選手は400mHを59秒では走れないのです。これは記録が遅くなるほど顕著に表れます。ハードルロスが大きくなる。走力がない中で誤魔化せるレベルは限られています。きつい練習が嫌だという選手はやはり400mや400mHには向かないでしょう。
で、本題。一応400mHで中国大会でラウンドを進みたいなと思っています。あわよくば決勝まで引っかかるといいなと。64秒を切る力がなければ決勝には進めないと思います。400mをフラットで走っても63秒くらいかかりそうなのでこの状況で64秒を切るというレベルまでは届かない可能性が高い。それでもやるしかないかなとは思っていますが。
県総体では「作戦」を立てる。完全に5位6位狙いのレースでした。4人は力が抜けているので何とか最後まで粘って出場権を得る。そのために急遽レースパターンを変えました。17歩で行くと極端に4台目以降落ちてしまうので18歩で5台目までいってそこから19歩に切り替える。前半遅れますが他の選手が落ちてくるのを拾っていくというパターンです。ほとんど練習はできてません。が、見事そのパターンがはまって65秒99。それほどの記録ではありませんが、大会前の持ちタイムを4秒更新できたというのは間違いなく「作戦」の影響だと思います。
が、このパターンでは中国大会でなんとか予選が通過できるかなという感じになります。これでは戦えないのは間違いない。走力のなさをどのようにカバーするか。前半の遅れを最小限にしたいなと思っています。県総体は25歩の18歩で5台目までいきました。博打的な部分もありますが、中国大会では24歩の17歩で3台目まで、そこから18歩で4台。最後切り替えて19歩で勝負。上手くいくかどうかはまだ未知数です。しかし、ある程度「走力差」を埋めるためには「作戦」も必要になると思います。
この部分をどのように考えるかは不明です。「中国大会に出る」というのが目標であればもう達成していますから十分です。65秒で走れたら合格点だと思えばこれ以上のチャレンジは必要ないと思います。が、本当に先のことを考えるなら「作戦」を立てて戦っていく必要があります。行き当たりばったりのレースはしたくない。
18歩で前半のピッチを上げていくというのも勝負の手段としてはあります。5台目までの18歩を7台目まで引っ張るというのも。が、これから先のことを考えると17歩で走れるようにならないと「勝負できない」という状況になります。長い目で見たときにチャレンジしておく必要がある。歩数の切り替えがスムーズにできるようになればどのようなパターンにも対応できます。1年生の間からずっと「逆足」の練習はやっています。人並とまではいきませんが「一定水準以上」までは来ているかなと思います。
400mHを本格的にやるためには「歩数の切り替え」を意識した組み立てが必須です。それは指導する側のスタンスだと思います。なんとなく走れたらいいと思っているのか、どうすればタイムが出せるかを考えてやるのか。krkくんは天才的に逆足が使えました。そういう選手は「稀」です。取り組みの中で習得していくしかない。
ハードル練習会を定期的に実施してきた理由の一つにこの部分があります。なかなか学校で逆脚の練習というのは取り入れられません。そうであれば技術に特化した練習の中でその部分を磨いていければ良いなと。ある適度の成果はあったと思っています。
ということで、地味にチャレンジしてみたいと思います。私の情熱が冷め切る前になんとかしておかなければいけません。まーやれることをやるしかないのですが。