思うことを。
週の前半、突然左耳が聞こえなくなりました。完全に聞こえないという感じではないのですが。突発性難聴かなという感じでした。色々と思うこともあります。身体に不調が出るのは良くないなと思ってはいますが。私の体調などは周りの人にとってどうでもいい話だと思いますが。息子がサークルで練習中に膝を痛めました。手術が必要かもしれません。人生で初めて病院に付き添いました。また別の日にも大きな病院で精密検査をするということになっているのでその時も付き添いをしようと思っています。心配です。
金曜日。練習をさせてもらいました。最初から最後までメニューを任されて。普段はベースがあって少し専門練習をするという感じですが、この日は「全部」でした。これから先どのような形になるのか分かりませんが、こういう感じで週に何回かできるとありがたいなと思っています。私自身は「動かし続けたい」と思っているので休むことなく練習を進めていきます。ドリルなども本当は必要なのだと思いますが、まずは「股関節周辺の筋力アップ」が必須だと思っています。ひたすらやりました。丸々3時間程度だったと思いますが。それでも準備や行動が遅くて長引いてしまった感じがあります。私の感覚的には2時間半で終わる練習。何かあったら下を向いてしまう。この時間を省略して良ければ全く違うのかなと。
「同じような練習」はあると思います。しかし、それを本当に必要な負荷にしていくためには「意識の変化」は必要です。与えられたことをやる。それだけではない。
全く別の話かもしれませんが。先日、前任校のハードルの選手に「ハードル練習会を手伝ってほしい」という依頼をしました。「走れないですよ」と言っていましたが、走ったりとかではないので大丈夫だと伝えていました。顧問の先生と話をすると「毎日朝練を始めた」とのこと。実際にお手本を見せる機会があると思ったのでしょう。毎日朝からハードルドリルなどをやっているようです。別にそこまでしなくてもいいのですが(笑)。こういう部分に「考え方」や「取り組みの姿勢」が現れていると思います。だから17秒台が14秒5まで伸びる。3歩で最後まで行けなかったのが問題なく走れるようになる。
「強くなりたい」と口にするのは本当に簡単だと思います。ある程度の才能があればある程度の結果は出ます。が、それが「戦えるレベルになるかどうか」は別問題です。目指す目標に応じて「必要なこと」は変わってきます。それが分かるかどうか。実際問題多くの選手が「できない」というのがあります。国体で2位になったある選手も中国大会までは「100mHがやりたい」という感じでした。中途半端なレースをしていた部分があります。IHで入賞することを考えたら、どちらかに絞ったほうがいいかと相談されました。そこに対して「16歩の導入」を提案。400mHに力を入れることに。そこからはあっという間でした。週に2回程度の練習をしました。別枠で。結局、インターハイ4位、国体2位、。U18は優勝。人は「その気になる」ことができれば驚くくらい伸びるという良い例だと思います。能力があっても「その気になる」ことができなければ最大の結果を得ることはできないのです。
「何をやるか」も重要だとは思います。専門的な練習をするとかというのも「結果を出すため」には必要なことかなと。が、専門的な指導を受けなくても「速い選手」というのはいます。「強くなる」という想いが強い部分もあると思います。結局は「本人がどうしたいか」だと思っています。指導で一番大切なのは「本人をその気にさせる」ことだと思っています。それさえできればあとは勝手に選手が強くなっていく感じがあります。
行動が変容しない限り「結果は出せない」と思っています。昨年の冬、「このままでは無理」という話を何度もしました。第3顧問というのもあって私の話は響かないのかもしれません。それはそれで仕方ないのかなと。力があっても「磨き切れない」という選手は伸びません。一時的に「やる気」になって取り組める選手もいますが、結局はそれが「継続できるかどうか」だと思います。瞬間最大風速的に「やる気」になってもそれが1週間程度で終わってしまったら効果はないのです。「やる気」になることと「継続する」ことができるかどうか。実はここも「能力」だと思っています。
どれだけ身体的な能力があってもそれを磨くために必要な「やる気」とコツコツ「継続する」ことができるかどうかは大きいと思います。前任校の選手は「毎日朝練でハードルドリルをやる」というのを2年間続けていました。その結果が14秒5です。スプリントも12秒7まで伸びたと思います。自分たちで練習計画を考えて実行する形でも「やる気」で「継続」できれば結果は出るのだと思っています。
この冬。何ができるのかは分かりません。自分の中でも思うことはあります。ここは実際にどうなるのか分からない部分もあります。
どこに向かうのか。自分の中で考えておきたいと思います。