kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

動き続ける

2022-11-18 | 陸上競技

ここ最近、まともにblogを更新していません(笑)。そのためアクセス数も低下気味。別に構いません(笑)。が、なぜか昨日は増えていました。いつもの倍くらいでしょうか。理由は分かりません。地味に続けていきたいと考えています。

 

少し練習のことを。火曜日から練習再開となりました。わがままを言って週に数回、男女別々に課題をもって練習をする日を作ってもらいました。見ていてもう少しここができたらいいなというのもあったので。これがどれくらいまでやれるか分かりませんが、集団を小さくして細かく見ていくことでこれまでと違った部分も出てくると思います。

 

多分、初めてやるような練習が増えるので選手も戸惑うと思います。これまでやってきたノウハウを生かしながら今できる最大限のことをやりたい。どこまで貢献できるかは分かりませんが。

 

アップは最初からバランス系。身体の軸を意識して。そのまま「体幹強化」へ。前任校でやっていた「上半身下半身」をできる種目を選択して若干作り直しました。ほとんどサーキットです。普段学校でやっているのは「アップサーキット」でその場だけでやります。そのほうが意識が上がれば負荷は高まると思います。が、なかなか効果が出ない。多少動きながら強化するほうが今はあっているのかなと感じたので「上半身下半身」を。実際にやってみると「フロント&バックプレス」ができません。シャフトのみでやってもです。筋力強化に取り組んできましたが、基礎的な筋力が向上していない。まずはここを徹底的に改善できるといいのかなと。20分程度の補強になります。

 

ある程度、補強をしたのでそこから「ハードル股関節」を実施して大きく動かす。鍛える→使うという流れの中でやっていきたいと思っています。最大出力が上がらないというのもあるので、「休まずに動き続ける」というのをやりたい。全身持久力を高めながら「マルチスプリンター」を育てていければと思っています。

 

ドリルも簡単に。本当はもっと丁寧にやったほうがいいと思います。この夏にかなりやっています。丁寧にやる部分だけで上手くできなかった。普通ならこの動きをやるだけで「かなり進む」ようになるのですが。ここも「別の形のアプローチ」が必要かなと考えています。実際の走りにつながらないというのは「何か」理由があるのだと思います。そうであれば「一定の練習」をやる中で進むことを覚えてもらうほうがいいのかなと。間違っているかもしれませんが、見ていて感じた部分です。ワンステップハードルで13足長まで。届かない選手もいます。ということは「重心移動」ができていないということ。足運びが全く「進む」ことにつながっていない。初めての経験です。だからこそ「進む」というのをやっていくほうがいいのかなと。

 

スプリント練習として「腰押し」と「チューブ5歩」「二次加速スティック」「前半マーク」を。これも前任校でやっていた内容です。走るために必要な要素を抜き出して「スプリント練習」をやるときには必ずやるようにしていました。本数は少なくなりますが「確認したい要素」は常にやる。

 

男子は砂場でジャンプ系をやっていました。これはかなり必要なことだと思います。女子は「最初の重心移動」ができない選手が多いので「加速段階T走」としてタイヤを使って最初の数歩の練習を。タイヤを引っ張って5歩バウンディング、タイヤを外して5歩バウンディング、タイヤを重くして10mダッシュ、タイヤを軽くして10mダッシュ。大したことはできていません。が、「重い」から「軽い」に替わることで感覚的な変化が生まれると思っています。「あ、楽に進むな」という部分が感じてもらえると何かが変わるのではないかと。

 

ここからは所用によりグランドを離れました。バトン走の20-30-40-50を。これは20m地点でバトンを渡して10m走るというものです。30mでバトンを渡して110m走るというようにひたすら最大スピードで走り続けます。単純な競争よりも「離れられない」というプレッシャーを与え続けながらです。これを2セット。セット間はMD投げのフロントバックをやる。基本休みません。

 

終わってから補強サーキット。2週間前にやっている内容です。道具の設置場所なども自分たちで考えて「どうすれば効率よくできるか」を工夫していました。もちろん、まだまだですが。無駄な移動をなくしてできるだけ連続でできるようにする。種目間で歩いていると時間もロスですし、心肺機能への負荷はかかりません。きついところでどれだけ身体を動かせるかだと思っています。

 

最後に60mバトンを数本入れておきました。走って終わる。

 

走る本数的にはそれほどではないかもしれません。「予備負荷」をどれだけかけて走るかだと思っています。試合の時にフレッシュな状況で走れるというのはほとんどありません。ある程度疲れていても最大スピードを出せるようにならないと総体路線では戦っていけないと思っています。そうであれば実際の練習でも「動き続ける」ことは必要だと思っています。色々な負荷をかけながらそれを「走り」につなげていく。

 

何とかできたらと思っています。自分にできることを。

コメント
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