kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

理論と実践

2008-08-25 | 陸上競技
スポーツには様々な理論的なモノが存在します。技術的なモノ、生理学的なモノ、バイオメカニクス的なモノ等々。研究が進んでいくにつれ新しいものがたくさん出てきます。
現在、その「理論的なモノ」をひたすら勉強しています。半強制的に(笑)。意味があるかどうかは別にしてしっかりと学ぶ経験が少ないので、有意義に使いたいと考えています。講義を受けながら感じた事があるので少し書きます。

理論的なモノと実践的な部分から感じた事。うまく結び付く部分もあります。ここが非常に大事です。基本的に「考える」事が好きなので時間があればひたすら考えています。一般的にみて「とりあえずやるだけ」の指導者が多いのは間違いないと思います。「他校がやっているから」「強い選手がやっているから」という理由であまり考えずにやっている指導者もいます。先日「○○の流しが速かったからうちは流しのスピードを上げた」という話を聞きました。「本質」とは離れています。ここには大切な示唆が含まれていると思います。「走るだけ」の流しには意味がないのは確かです。コントロールできる流しは

高校生レベルだから「練習をする」だけで強くなると思います。技術的な指導が適当でも走っているだけで伸びます。投擲は技術的な要素が高いので指導者の能力によって確実に力の差が出ます。能力を生かし切らない投擲選手はもったいないですね。

話が反れましたが、「モノマネ」だけでは「本質」がつかめていないので効果が上がりません。やるだけで終わってしまう。何故その練習をやるのかがきちんと説明できるかどうかです。「とりあえずやっている」では意味がありません。話を聞くと「今までやっていたから」とか「○○がやっているから」という理由で実施している事が多い。自分なりの意味を付けたり、その場しのぎの説明は出来ますが「本質」とは離れているため、本当の意味での「効果」は得られないはずです。

勿論現場から感じた感覚的なモノも重要です。雰囲気とかではなく、練習を見ていて「これは効果ないな」というのは判断出来るはずです。たくさん走って練習後にぐったりしていたから良い練習だと思っている指導者もいると思います。狙いがあって追い込むのか?ここが大切ですね。女子がグダクダになって走る姿を見かけます。女子のタイプを考えたらどんな練習が効果的か分かる気がします。

長くなりそうなのでまた別に書きます(笑)。中途半端ですね(笑)。
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合宿を通じての雑感5

2008-08-24 | 陸上競技
合宿が続いたので書くことは山ほどあります(笑)。と、思っていたのですが時間が経つにつれて忘れていってしまいますね。

山口県の選手と他県の選手との違いを分析してみたいと思います。
正直、「能力」ではちょっと勝てない気がします。身体的な特徴の差もかなりあって身長で10センチ以上の差があります。脚の長さもかなり違う(笑)。技術的には改善の余地がかなりありますが、いかんせん「ポテンシャル」の差が大きい気がします。普通にやっていたら勝てないと思います。人口の差も大きく影響しているとは思いますが、そんなことをあーだこーだ言っても何も変わらないので戦うための糸口を書きたいと思います。

勝負できそうな部分は技術的な部分です。素質が高く脚が速く動く選手、パワーで押し続ける選手が数人いましたが、磨かれていない感じを受けました。もっと細かい技術を磨けはきっと速くなります。私が師事している方の考え方はかなりスマートです。その部分は県外の強い選手の走りには足りません。明らかに動きが雑です。まー速い奴は速いんですけどね。もっと持って行きかたがある気がします。ここが出来れば今の力とは比にならないくらいの力が出せると感じました。そこまで詳しく話す機会がなかったですが、動きが大きくて雑です。慣性モーメントから考えても明らかに非効率的です。

あとは体幹部の筋力の弱さが目立ちました。基本的な筋力のが明らかに不足しています。間違いなくうちの選手の方が数倍強かった。生理学の部分から考えたら明らかな部分です。筋パワーは筋断面積に比例します。体幹の弱さは体のブレにもつながります。もっともっと強化すべきだと思います。股関節云々よりももっとベーシックな部分の強化が必要だと思います。

逆にここに勝負できる可能性を強く感じました。「潜在能力」だけではない部分にチャンスがあります。体幹の補強を継続出来るなら必ず基礎筋力は上がります。技術を支えるのは基礎筋力です。ここがきちんと強くなれば意図する動きができるようになります。

「たまたま速くなった」ではなくきちんと全体的な力を上げていく事が必要です。「能力」の高い子は何をやっても強くなります。意欲さえあればある程度の力を示します。それで全てが決まるのは面白くない。努力でどこまで力を引き上げる事が出来るか?ここにやり甲斐があると思います。

他県の選手は強い。でもきちんとした取り組みをしていけば戦えないわけではないと思います。

私はかなり恵まれています。様々な方の力を借りて勉強させてもらい、指導する力を伸ばしてもらっています。自分なりの「指導」をきちんと見つけていき、選手の持つ力を引き出していけばきっと戦えます。

可能性を感じた中国合宿でした。きちんと育てていきたいですね。
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合宿を通じての雑感4

2008-08-24 | 陸上競技
またまた合宿について。

合宿生活が長かったので、他の先生方と時間を共有する事が多かったですね。kida先生とは10日、ogawa先生とは7日間生活を共にしました。これで完全に私の性格を把握されてしまった感じです。
特にogawa先生の私に対する扱いがひどい(笑)。一応私の方が年上なんですが、完全に軽く扱われています(笑)。一緒に島根まで行ったのですが、こういう時に限って宿舎が別…。宿舎までは別の人に送ってもらうことに。最終日は「歩いて行けば大丈夫」的な感じになって危うく誰も連れていってもらえない所でした(笑)。どうも一緒に過ごす時間が長くなればなるほど扱いが悪くなるみたいです。ogawa先生はあれほど約束したのにtabe合宿は手伝ってくれせんでした(笑)。気がつけば「いじられキャラ」みたいになってました。

それに伴い(?)合宿参加メンバーからは、「先生、日焼け止め塗った方が良いですよ(笑)」と言われ続ける。関わりとしては合宿で初めて会っただけなのでほとんど関わりは無かったのですが、何かしらの「雰囲気」を感じていたのかもしれません。

性格的に「許せないものは許せない」というのはかなり強いと思います。結構会話の端々にそういう部分を出しているので、選手からは一歩引かれていると思っていたのですが全くそんな事はありませんでした(笑)。おかしい…。

私は様々な場面で「それはないだろう」という行為が多いようです。全く自覚はないのですが。合宿中にogawa先生に「最近思うんだけど、ひょっとして僕は変わってるんじゃないのか?」と聞いたら、「え~?!今まで気付かなかったの?」と言われました。やっぱり…。どう変わっているかは自覚症状なし。少し色が黒い以外は普通の人だと思っているのですが…。

この合宿生活で明らかに扱いが悪くなったのは確かです(笑)
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自分達で考える

2008-08-23 | 陸上競技
えーと、流れからして合宿について書くべきなのかもしれませんが、今日の話を少し。合宿についてはまた書きます(笑)

昨日からしばらく学校を離れています。昨日は8時間、今日は9時間ひたすら講義を受けていました…。ヤバイくらい疲労します。通常考えられないくらい座ってますから…。色白になるかも(笑)

合宿明けです。本当はこれまでの合宿生活を振り返って私からの客観的意見を言わなければいけない時です。これから先の事を考えれば「合宿をやった」というだけでは終われません。でもいません。

私の手から離れた状態でどこまで自分達で冷静に考えることができるか、ここを試しました。意図的ではありませんが、そういう状態に置かれているので仕方ない部分があります。ある意味チャンスだと思いました。顧問への「依存」が見られた状況から「自分達でやらないといけない」という「自覚」を持たせるためには大切な時間だと思います。

選抜合宿に参加した者はそこで感じた事を、tabe合宿には全員が参加したのでそこからは自分達のチームの「良い点」「悪い点」について話をさせて、これからの課題と目標について考えさせました。私はその場にいませんでしたが、きちんと自己分析をしてこれから先の方向性を考える事ができたようです。ある程度の意識レベルに上がって来ていると思います。ここが大切な部分です。

「やったらやりっ放し」ではいけません。きちんと分析をして修正していかなければ何も変わりません。ここがきちんとできて初めてチームとしての成長があります。たいていは「悪い点」にしか目が向きませんが、「他のチームと比べて優れていた部分」にも目を向けないといけません。それが武器になるからです。短所ばかり改善しても伸びません。きちんと「自信を持てる部分」を理解してもっと伸ばしていかなければいけません。短所は補い、長所は伸ばす。当然ですが大事です。

キャプテンからメールをもらい、きちんと考える事ができたという報告を受けました。こちらからの指示は出しましたが、内容に関しては核になる選手の進めかた次第です。成長を感じます。欲を言えば、こちらが「どうだったか?」と聞く前に自ら報告をしてくると良いのですが…。まーblogを読んでいるだろうと思うのでわざと書いておきましょう(笑)。これで次からは自主的に報告してくるはずです(笑)。

大人として関わるために「自分達で考える」という経験は必要不可欠です。高いレベルの事を求めているとは思いますが、やるならきちんとやりたいと思います。

秋に向けて競技力も精神面も成長を期待します。
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合宿を通じての雑感3

2008-08-23 | 陸上競技
中国合宿、いろいろ考えさせられました。

最大の問題は選手が一人全く練習に参加しないこと。かなり心痛しました。初日ドリルをやったのですが、途中から全く練習に参加してくれませんでした。話し掛けても相手にしてくれません。私の関わり方が悪かったのかもしれませんが、それ以後最終日まで一度も練習に参加しませんでした。

私のキャラクターを受け入れる事ができなかったのかもしれません。全員が許容してくれるとは思いませんが、選抜合宿ですから何をしにきたのかを考えないといけないと思います。2日目には話しかけたら「気分が悪い」という返事だけ…。「顧問の先生は知っているのか?」という問い掛けにはうなずく。あとは要項に絵を書いたり、字を書いたりストレッチしたり…。
同じ県の選手に話を聞くと「学校以外の練習や合宿ではいつもこんな感じになる」とのこと…。辛いです。指導する立場として関わり方もかなり難しい状態でした。途中知り合いの先生が声をかけて下さったみたいですが、最後まで練習には参加しませんでした。

大会規模が大きくなるにつれ、なかなか力が出せなくなります。緊張もあるだろうし、雰囲気もあります。周りにチームメイトがいないのも影響するでしょう。基本的に私はこの手の合宿では同じチーム以外の選手同士で組ませます。多くの人間と関わることでコミュニケーション能力も高まりますし、知人が増えて大会でも力が出せるようになると思います。無駄な緊張がなくなりますし。合宿に行って「いつもと違うから…」といって練習ができない選手は一番大切な所でつまづく気がします。大きく成長するチャンスなのにそれを逃しています。様々なチャンスを活かすためには「本人の意識」が重要なのです。何かを学び取ろうとする姿勢がある選手だけが強くなります。大会で経験できる回数は少ないので、この手の合宿で自ら学ぶ事が力を出すためには必要だと思います。

何をしにきたのかをしっかりと考えていく事が重要です。毎日の練習でも「目的」を理解するで大きな差が出ます。合宿等の特別な場所では「意識する」部分を学ぶことができます。理解しようとする姿勢が身につけばきっと様々な部分が変わります。「自分の世界」だけではダメです。相手が伝えたいメッセージ感じる部分が必要です。

こういう場所には大きく成長するきっかけがたくさんあります。これを提供するのも指導者の役目だと感じます。

あくまで私見ですが(笑)
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合宿を通じての雑感2

2008-08-22 | 陸上競技
同じく中国合宿。

今回参加した選手、とても素直でした。こちらが指導した事やアドバイスをした事をやろうとする姿勢が見られました。ここが強くなるためのポイントの一つだと感じました。
技術的な部分、自分達の学校で様々な事をやっているはずです。私が話す内容はいつもやっていることとは違うかもしれません。それでも指導を信じて取り組んでいました。うちの学校でも私を信じて出来ないものがいるかもしれないのに、他校の選手がここまで素直に聞いてくれるとは…。素直にアドバイスを聞くのでやはり動きが変わります。こういう部分の差が「強さ」を左右するのだと思います。

色々な話をして、それからハードな練習を課しました。きっと「嫌だな」と思ったと思いますが、手を抜かず全力で取り組む姿勢が見られました。本当に「強くなりたい」と願う選手は大切な所で手を抜きません。嫌かもしれないけどやるのです。「やったふり」をしたり「やるだけ」ではないのです。ここもきちんと学ばなければいけません。

今まで「口だけ」の選手を何人も見てきました。「やります」「頑張ります」と言って、見えないところで手を抜いて「やったふり」をする。意味がないことに気がつかなければいつまでたっても何も変わらない。簡単な事ですが、本人に「変わろう」とする意志がなければどれだけ「能力」があっても強くはなりません。中途半端な強さで終わってしまいます。

ここを本県の選手、しっかり感じて欲しいですね。走力だけでない「大切な部分」を理解しなければ、これまでと同じように失敗を繰り返していきます。県内で小さく勝負して欲しくはありません。もっと出来ることはあるはずです。「悪しき前例」を真似たり、作っていってはいけないのです。自分達が県のレベルを、意識のレベルを変えていかなければいけません。

しかし、他県に負けてばかりではありません。補強の強さはうちが一番強かったと思います。時間がかかりますが、きちんと継続していく事で必ず効果が出ます。うちの学校の選手は私が顧問になってから一番補強をしています。それは「自覚」の部分です。地道な補強はよほど「強い意志」がなければ続ける事はできません。やった気持ちになれる走練習だけはダメだと思います。もっともっと根本的な部分をきちんとやっていく必要があります。すぐには結果がでないかもしれませんが、地道に努力ができる人間は学年が上がるにつれて確実に力が上がります。

道後山合宿のあとうちの選手がミーティングをして、「確かに速かったが、『絶対に勝てない相手ではない』と感じた」「補強はうちのほうが強い」と話したようです。地道に努力を続ける事が出来れば必ず強くなります。今すぐ勝負はできないかもしれませんが、秋から来年の中国にかけて、なんとか戦える状態にしていきたいと思います。そのために夏休みを使って「力の差」を肌で感じてきたのです。1人の力ではまだ戦えません。もっともっと努力をしてきちんと力を上げていかなければいけません。

今はまだ遠い。でも近づいていきたい。近づける。そう強く感じました。偽りない「強くなりたい」気持ちがあれば必ずできます。どこまで「本気」なのかを見ていきたいですね。

「学ぶ所」「与える所」どちらもあったと思います。付いていくだけではないというのは大きいですね。冷静に感じ取って欲しいですね。
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合宿を通じての雑感1

2008-08-22 | 陸上競技
まずは中国合宿から。

初めて県外で指導をさせてもらいました。なかなかできる事ではありませんが、非常に恵まれていると思います。選抜合宿なのである程度の競技レベルがあり、「強くなりたい」という意欲もあります。これまでは県合宿レベルでしたが、中国レベルになるとやはり最低ラインが上がります。だから強くなるのだと感じました。もちろん、全員が意欲的だとはいえないと思いますが、幸運な事に私が担当したパートは「学びたい」という意欲が非常に高い者が集まっていたと思います。
話を聞く姿勢が良かったですね。技術的な話をしても、聞きながら自分で身体を動かしていました。聞くだけではなく自分で確かめながら時間を過ごすことで大きな「差」が生まれます。日頃の取り組む姿勢が現れているのだと思います。
最初は緊張してかなかなか声を出す事ができませんでした。まー当然ですね(笑)。こちらが声を出す事にどんな意味があるかを繰り返し話したら、初日の終わりの方ではほとんどの者が声を出していました。動き等では「言われたことをすぐにやる」ことは難しいかもしれません。しかし、声だしや基本的な行動では必ずできます。やろうとする「意思」があるかどうかだけです。これが技術的な向上にもつながっていきます。「言われたことをすぐにやる」という姿勢が強くなるためには必要不可欠だと強く感じました。

雰囲気が良ければ強くなるし、練習の効果が上がる。大きな事です。普段の練習ではもちろん、合宿等でも同じ事が言えます。人間弱いですからすぐに妥協します。一人ではなかなかできるものではありません。それを同じ意識の者達が集まることでお互い手を抜けなくなる。ここで変化が生まれ、強くなるのです。同じ練習をするなら強くなったほうが良い。当然の事です。楽しいだけの練習からは学ぶ事は少ない。自分と向き合う時間が多いほど人間的な成長があります。

他県の選手は自ら動いていました。この辺りの差を本県の選手がどれだけ感じてくれたでしょうか?意識レベルはかなり高くなっています。こういう経験が必ず生きてきます。絶えず周りに目を配り、自分がやるべき事を考えていって欲しいと思います。
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今日から博多へ

2008-08-22 | 陸上競技
合宿の感想を書く前に、私の置かれている状況を。

8月頭から合宿が続いています。昨日合宿生活が終わり今日からは公認スポーツ指導員の一般講習です。4泊5日で博多で実施されます。朝の10時から夜の7時までひたすら話を聞いていかなければいけません。ぐったりします。

体力的な限界に近い気がしますが、こうやって勉強できる機会はなかなかありません。少し(?)無理をしてでもチャンスが有る限り、様々な事を学ぶべきだと考えています。一般的な理論がどこまで役立つかわかりません。周りの先生に直接話を聞くほうが「現場」に合った部分が多いと思います。それでも様々な情報を手に入れる中でまた新しいモノが見えてくるかもしれません。情報を取捨選択する能力も問われる気がします。意味も分からず「やるだけ」では効果はありません。学ぶ事により、これからの様々な指導に結び付くと思います。

ちなみに合宿中にたまたま姉と会いました。その中で「あんたは何を目指しているの?仕事を辞めて別の事始めるんじゃないかという話になっているんだけど…」と言ってました…。こんな生活をしていたら親は心配するかも知れませんね~(笑)。「知」という部分を突き詰めたいという気持ちはあります。今の仕事を辞める気はありません。研究職に就きたい気持ちは確かにありますが、「現場」を離れて「理論」が独り歩きするのは嫌ですからね。意味がない…。

現在、移動中。誰とも話をしない研修になるかもしれません(笑)。引きこもるかも(笑)。
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tabe合宿

2008-08-22 | 陸上競技
中国合宿から戻って来て次の日からtabe合宿でした。ここ数年参加させて頂いていて、様々な勉強をさせてもらっています。私自身楽しみであり、複数の指導者が指導に関しての意見を交わしながら進めていくので、自分の視点を変化させる事ができます。我々が育ててもらっている部分もあります。レベルとしてはかなり高いと思います。

今回は「立て直し」という意味合いもある合宿でした。参加校が変わってきて、「意識の差」が出て来る部分があります。鍛えられていない部分があるのでもう一度合宿を進めていく上で必要な考え方や意識の部分も話していかなければいけませんでした。基本的に任されたので意識を変えるための話をひたすらしました。「ただ来ただけ」の人間にとっては苦痛だったと思います。

自分達の取り組みややっている事が全てだと思っている生徒もいたはずです。それなりに頑張ればいいやと思っていた。が、来てみたら全く違った。各校でも1年生と2年生では意識レベルがかなり違います。1年生は力があっても取り組み方が甘い。まだまだです。それはうちの学校でも言える部分ですが…。他校の2年生、昨年と比べるとかなり成長しています。きちんとした指導をしていけば人は変わるんだなと強く感じました。
「やるだけ」なら簡単です。しかしそれでは得るものが少ない。一生懸命に一つの事に取り組んで初めて見えてくるものがある。そこまでいかないと分からないものもあるのです。中途半端だと逃げ道を作ってしまい、何も得るものはありません。自分だけではそこまでの覚悟は持てません。最初の段階である程度のレベルまで引き上げるのは指導者の役割だと思います。誰もが最初からできるわけではありません。

何を目指すのか?ここが大切だと思います。1番大切な部分を無視した指導はできません。かなりエネルギーを使いますが、今やらなければ次はありません。繰り返し繰り返し指導していくしかありません。

本当に立て直す事ができるか?加えてうちの選手の練習を久々に見るのでどの程度走れるようになってきているか?この辺りに課題があると思います。

何回かに分けてここ数週間の合宿について書いていきます。飛び飛びだったので記憶をさかのぼりながら…。
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中国合宿を終えて

2008-08-20 | 陸上競技
中国合宿を振り返る間もなく、tabe合宿に突入してます(笑)。全く振り返る余裕はありませんが、少し振り返ってみたいと思います。

少し大きな規模で指導をさせてもらいました。ありがたい事です。なかなか経験できることではありません。他県の選手を指導すること等滅多にない事なので勉強になりました。自分がやりたいこと(競技レベルにあった専門的指導)ができたことは大きな事だと思います。県内レベルではあまり詳しい内容まではできないと考えてしまいます。全員がある程度の競技力がなければ出来ません。あまり難しい事はやっても意味がありませんが、女子の400mHで70秒を大きく越える選手にハードリングだとかレース構成だとかを話しても全くプラスにはならないと思っています。そんな話をするよりは「走っておけ」のほうが間違いなく速くなります。

今回は70秒を切る選手ばかり。最低ラインです(笑)。とはいうものの実際に走りを見ると65~68秒の力がある選手が多くて、こちらの意図する動きもできました。男子ほどスピードが高くないのでコーナーでの走りも大きく外に振られることはありませんが、やはり考えないといけません。
逆脚ができない子は多かったですね。切り替えの必要がある選手は必ず逆脚が必要となります。最初から最後まで同じ歩数で押し切れるなら問題はありませんが、それはかなり難しいと思います。嫌だな~で終わるのではなくきちんと練習して2歩増やしてピョーンと跳び上がるのではなく、1歩でスムースにいくことが大切です。この辺りの基本的な事をもっと理解していかなければいけません。まだまだ認識が甘い気がします。

随分選手達の明るさに助けてもらった気はしています。間違いなく合宿に参加した選手達の中で1番明るい(笑)。指導している私がかなり楽しくできました。きつい事を言って「できない」と笑いながら言って、きちんと全力でやっていく。本当は何も言わないできちんとやるのが理想ですが、さすがに難しい。積み重ねた指導が出来れば大きく変わると思いますが、誰も手を抜かず全力で取り組んでくれた事は幸せな事です。

多くの事を感じました。必ずまた書きます。幸せな時間を過ごせた気がします。感謝。
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