kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニング

2013-01-16 | 陸上競技
火曜日、この日から商業系の検定課外が始まりました。2週間続きます。やりたいことをすべてやるというのが難しくなってきます。集中力を保つ必要もあります。検定課外があるからきちんと練習ができないということになれば意味がなくなってしまいます。どのような気持ちでどのような意識で取り組むかを自分たちの中でもう一度確認する必要がありますね。

朝練では検定課外組はウエイト。本当は午後に実施する方が良いというのは分かっているのですが時間的に厳しい。大きな筋肉に刺激を入れるという行為は継続していかなければいけません。BOX補強も入れておきたいのですが優先順位としてはウエイトかなと。2人で回すと15分程度で終わらせることができました。午後は4人一組くらいでやるので30分かかります。ここの部分も考えていく必要があるかもしれませんね。効率よく回すことができるようになるかもしれません。

練習内容はいつも通り。私は外補強をしている間にグランド整備を。前日の練習ではグランドが使えませんでした。他の部活動がトレーニングスペースを歩くので回復しないくらいの状況になります。これを放置していると練習になりませんか。前日の練習終了後に状態が悪いところには砂を入れていました。この日はこの部分にローラーで圧をかけようかと。少しでも良い環境で練習ができるようにしていきたいと思っています。他の部活動に比べると練習スペースがそれほど大きくありません。トレーニングをするにはちょうど良い広さです。事務に交渉してこのスペースを照らす照明を設置してもらうことになりました。これができれば冬の練習も明るい環境でできます。暗くなると気持ち的にも暗くなりますし、動きが見れません。ローラーを一人で引っ張っていたのですがかなりの負荷でした。片道引っ張ると息が切れてしばらく休憩が必要になるくらいの重さ・・・。ヘロヘロです(笑)。

新しいBOXが手に入ったのでこれを使って何か新しいトレーニングができないかと考えています。前日には腕立てとディップを行いました。せっかくある道具ですから使わなければもったいない。これを作るのに丸2日かかったと聞いていますからそういう想いに応えるためにも道具を使って良い練習をしたいと思います。やってみてどうかなと思う動きがいくつかあるので試しています。股関節の柔軟性を高めながらも身体の軸を意識する動きであったり、片足支持で軸を作ったりとバリエーションは無限大にある気がしています。まーこれが本当にトレーニング的にどうなのかは分かりませんが(笑)。

練習の途中で卒業生が来てくれました。以前からやりたいことがあったようで来月からその仕事に就いて働くとのこと。やはりやりたいことが仕事にできるというのは幸せだと思います。単純作業が好きだという子もいれば人と関わる仕事が良いという子もいる。価値観は多種多様です。わざわざこういう報告を私にしてくれるというのはありがたいですね。気持ちの問題です。選手の練習を見ながら色々な話をしました。陸上が好きなんだなと感じました。

練習を見ていると何人かは動きの確認をしたり工夫をしてどうすればいい負荷がかけられるかを考えながら取り組んでいました。まだ一部の選手だけですが・・・。こういう気持ちが出てくるとかなりの確率で強くなります。これまでの力が嘘のように大きく伸びます。何度も書いていますが「やるだけ」の練習ではなくなるからです。自分が強くなるためにどうすればいいのかを考えるから良い練習ができるようになる。決められたメニューだけをこなすのとは大きく違います。こう見るとチーム内でも大きな意識の差があるように感じます。自分に足りないものを感じ取れる人間にならなければいけません。

ロードレースでかなりの距離を走っているようです。足に来るダメージも相当のものだと思います。あとは自分でどうするか。ここで故障をしてしまうようならシーズン中に戦っていくことはできないでしょう。間に合わなくなります。自分でいい練習をするためにどうしなければいけないのかを考えて行動する。ここが大きな差になります。全体的にもうちょっと真剣に考えてもらいたいですね。言われてからやるという選手が多すぎる気がします。

まだまだですね。
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練習の進展

2013-01-15 | 陸上競技
土曜日は最初の段階でミーティング。これは前の記事の通り。こんな話をしたのかどうか怪しいですが(笑)。書いている途中で色々と話が浮かんでくるので話していない内容も加わっています。逆に書いていない内容もあります。この辺りは選手が読んだ時に何かを感じ取ってもらえたらと思いますね。読んでいるかどうか分かりませんが(笑)。

天候が非常に微妙で雨が降ったりやんだりの状態でした。どう考えてもグランドでは走れないので基本的なことをしっかりとやろうと思っていました。うーん、最近はこの手の練習が多すぎる気がします。もっとしっかりと走らなければいけないと思っているのですがなかなか上手くいきません。きれいな練習で終わっていますね。もっとがむしゃらにひっしに練習する場面も必要かな。元々うちの練習は「気持ち」でやる部分が多いのが特徴です。「強くなりたい」という想いをもってそれを前面に出しながら取り組む。スマートな練習というのはチームカラーとしてはあまりありません(笑)。それでも今は少し変わってきているのかもしれません。12月初旬に卒業生が話した練習内容は本当にひどかった(笑)。今考えると良くあの練習量を文句も言わずにやっていたなと思いますね。そういう「気持ち」だから強くなったのだとは思いますが。

サーキットを行ってから膝の締めを重点的に。次の動きに進むためにもしっかりと基本を押さえておきたいと思います。何のためにこの動きをやるのかを意識できないとやるだけの練習となってしまいます。他の動きをしながらいつの間にかできるようになっていたというのが理想なのですがなかなかそこまでいきません。時間をかけてひたすらやる。これ以外にはないのかなと(笑)。めちゃくちゃ地味です。集中力が保てない選手にとっては苦痛だと思いますが、避けては取れない部分かなと思って取り組んでいます。この過程で軸づくりの練習も。見ていて片足支持での軸が作れません。力が逃げてしまいます。これも感覚的なことが多いのでもっともっと工夫をしないといけないのかなと思います。かなりの時間を要しました。外は小雨ですからこういう練習も必要かなと思いますね。軸づくりをやってから階段へ。

小雨が降ったりやんだりしていましたが、この段階で外で練習ができそうな感じになってきました。もちろん、グランドでは走れませんから駐車場での練習です。ある程度の広さがなければできませんから硬いアスファルトの上でもやっておきたいと判断しました。これで故障してしまったら意味がありません。その辺りの事も各自の認識の問題ですね。最初の動きを行ったところで全体を集めました。かなり暖かく汗をかくかもしれないという状況なのにもかかわらず、ジャージの上下を着て練習をしています。雪が降り寒い中で薄着をしろとは言いません。しかし、このような気温でジャージを着てやるのは・・・。自分で動きやすい服装をするのは最低限の条件だと思っています。暖かいのであれば少しでも動けるような服装でやる。これは「工夫」だと思います。言われてからやるのは誰でもできます。状況に応じてどのようにするのがベストなのかを判断する必要があります。誰かが脱いだら脱ぐというのでは自主性が育ちません。状況状況に応じて自分で判断できる選手にならなければいけないのです。

本当に強くなりたいのであればこの「工夫」という部分が重要なのではないかと最近感じています。見ていると言われた動きをやります。悪いことではありません。しかし、最初は意識しないと動きができなかった部分がいつの間にかリズムや動きができるようになってきます。そうすると「やるだけ」の練習に戻ってしまうのです。特に意識しなくても形ができますからなんとなく練習をしてしまう。しかし、本当に強くなる選手はここで毎回自分の感覚を作ろうとします。どうすればもっと動きが良くなるかを考えて取り組むので1本1本の動きでしっかりとした動きができます。前回と同じことをやろうというだけではなく「もっと良い感覚はないか」と自分で工夫をしながら取り組むのです。感覚的にyくなければ止めるし、良ければもっと工夫をする。この繰り返しで動きが変わるのです。見ていて「やるだけ」になってしまう選手は結局動きも何も変わらずに練習が終わってしまいます。ここは大きな部分かなと感じています。

かなり屋外でドリルを行ってから廊下でマーク走を。その前にこれも思い付きに近いのですが昨年良くやっていたフレキハードルを使ったスイッチングの練習をしました。ある程度スピードが出るようになってきたのでもう少し刺激を入れていきたいなと。昨年は速く動かすことに重点を置きすぎたため重心の移動ができずに末端だけの走りとなっていました。今年は重心の移動ができ始めたのでそれに速く動かすという意識も加えました。意図的に速く動かすことで実際のスプリントでも少しでも速く動けるようにしたいなという感じです。
やりすぎて昨年同様の動きになるのは困ります。あくまで速く走るための要素の一つでしかないという認識を持ち続けたいと思います。股関節が開かずに足先だけの動きになるとこれまでの流れが止まってしまいます。重心の移動をしつつもできるだけ速く動かす。移動するのが最優先事項であとは切り替えがきちんとできること。難しい部分ですがしっかりとやっていくしかないと思っています。余計なことをやっているのかもしれませんが、この部分も取り入れながらもう少し練習を進めていきたいと思います。どちらか一方ではなくですね。

マーク走はスパイクを履いていないので少し距離を縮めて行いました。このときに動きの感覚が悪ければスイッチングの動きを止めようと思っていたのですが本人たち確認すると「意識しやすい」とのこと。私の目だけではなく選手の感覚に問いかけるというのも必要な事なのかと思っています。実際の動きも速く前に進むという感じがありました。今後はスパイクを履いた中でどれだけの動きができるかですね。良い動きができるのであればドリルの中に加えていきたいと思います。

マーク走とフレキを組み合わせて3セットやりました。選手の中からは「もう少し距離を走りたい」という要望も出ていました。こういう部分は大切にしていきたいですね。感覚を確認するためにもっと走りたい。自分のための練習です。意識的に少しは向上してきているのかなと感じる部分です。これが行動のすべての部分につながると本当の意味で成長すると思います。競技に対してだけ意識が高まってもそれ以外の取り組みが変わらなければ一時的な変化で終わってしまうのです。まだまだやることはたくさんありますね。

多くの反省点を残しながらも一日が終わっていきます。シーズンに入るまでにどれだけこの部分を改善できるかですね。時間が足りるか?!ここが全てです。少しずつ着実に進んでいると思っています。しっかりとやっていきたいですね。
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ミーティング

2013-01-15 | 陸上競技
月曜日、成人の日のため休みでした。本来であれば県外に練習に行こうと計画をしていたのですが勉強の面でちょっと時間を確保しなければいけないだろうなと感じていたので学校で練習をすることにしました。朝の時点から天候が悪く屋外での練習は困難な状況。晴れたとしてもグランド状態が悪くとても走れそうにはありません。土曜日に予定していた練習ができていなかったので走っておきたいなと思っていたのですが・・・。なかなかうまくいきません。

練習開始前に少し話をしました。土曜日に話をした続きですね。これ以上話を引っ張っても意味がないですし、練習の質が上がりません。ある程度のところで一線を引かなければいけません。前日に関係者の保護者とも話をしました。競技の部分だけでなくこれから先のことも視野に入れて考えていかなければいけないと思っています。温かく見守る部分も必要になるでしょう。苦手な部分の克服をどのようにするか。大事なことです。

ここ数年、うちの学校は県内ではある程度認知されてきました。うちのジャージを見てどこの学校かわからないという陸上関係者はいないのではないかと(自意識過剰でしょうか?(笑))。県内では決勝に進むのが当たり前となっています。チームによっては大きな波があるチームもあります。選手が集まった時は強いがそれ以外の時はあまり活躍できない。普通の学校ではそういう感じになります。今のうちのチームはある程度の認知があります。それは継続的に結果が残せているからだと自負しています。しかし、あくまで「県内」の話。目指している場所はもっと上のレベルです。中国地区の決勝の常連校であったり、インターハイに常に進む学校でありたい。そこを目指すためにはやることがたくさんあるのです。今、競技以外の基本的なことで多くの時間を使う余裕はありません。最大限の練習がきちんとできて初めて可能性が出てくるのです。

目指すレベルに向けてここで止まっている時間はない。そのことを全員が理解して行動しなければいつまでたっても何も変わりません。土曜日の練習が不足した状況をどうやって取り戻すのか。ここをしっかりと考えていかなければいけません。今のような状況を引っ張っていたらやりたいことの半分もできないのです。ここで割り切って気持ちを切り替えなければどれだけ練習をやっても身にはなりません。また、指導する私も面白くない。面白くないのに毎日来るほど暇ではありません。切り替えができないのであれば勝手にやればいいと思います。冷たいかもしれませんが。

以前から話をしていますが「強い」から良い訳ではありません。一生懸命にやっても強くなれないかもしれない。それでも目標に向かって全力で取り組める選手を応援したいと思います。こちらが「やったほうが良い」といったことを素直に聞き入れてできることをすべてやる。こういう選手であれば応援できます。力があっても手を抜いたり他者の意見を聞き入れないような選手であれば関わっても面白くありません。あくまで指導者の仕事は「サポート」です。私が前面に出て何かをやっているというのでは選手のためになりません。例え選手のほとんどが辞めてしまい一人になったとしてもその一人が一生懸命に強くなりたいと思って練習をするのであればその選手と一緒にやりたいと思います。それが私自身の「覚悟」です。やりたくない人間と一緒にやるほど退屈なことはありません。本気でやるなら選手自信が「覚悟」を持つ必要があります。

選手と指導者は違います。友達ではありません。私が選手に言う言葉を真似して選手同士が言うと気分は良くないと思います。高校生同士です。学年は多少違っても上から目線で物事をいうとトラブルになります。それはキャプテンであっても同様。高校生、できないことが多い。「こんなこともできないの?」という言い方をチームメイトからされたら相手はかなり不快な気持ちになります。そのことを分からなければいけない。当然のことですが今の高校生には分からないかもしれません。技術的なこと以外の部分で「できていない部分」がある。それがある意味当たり前です。お互いに注意をしようという話で終わればいいのですが、それ以上に話が進むと「自分だってできていないじゃないか」と不協和音が生じる。ここも難しいところです。

スカート丈などの基本的なことであればきちんとやっていないものが悪い。そこを注意されるような選手であればうちの部活で競技をする意味はないと思います。「当たり前のことを当たり前にする」ことができていないのですから。他の行動面ではできないことがあるというのは全員が認識する必要があります。できないことをできるようにしていくのが練習でありトレーニングです。このことに関してもかなり話をしました。

どこまで伝わったかは分かりません。これで伝わらずにグダグダしているのであればこれから先はないと思います。しっかりとした取り組みをしてもらいたいですね。
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若干の予定変更

2013-01-14 | 陸上競技
土曜日、練習をきちんと開始するまでに1時間半くらいかかりました。個別に話をしたりするとかなりの時間を要します。本当はやりたい事がたくさんあったので早くから始めたいという気持ちがあったのですがなかなかこちらの思うようにはいきませんでした。難しい所です。練習よりも大切な事がたくさんあると思っています。

サーキットが終わったのが10時半くらいでしょうか。最初の予定であればこの時間帯には走練習に入っているはずでした。このロスは取り返せません。全体にも話をしましたがこの時間が無駄に終わってしまったら意味はありません。今後に向けて大切な時間だったと後で評価できる時間とならなければいけないのです。選手全体がどれどけそのことを感じとれるかですね。

練習は動きの確認をしっかりとやってからマーク走。金曜日は全く動いていない感じがありましたが一日経過して何とか回復したようです。ある程度の力は付いてきていると感じていますがまだまだ安定しません。もっと高いレベルでの安定を期待したいのですがなかなか...。マーク走が終わってからバトン走を少し。ペアで高いスピードを出していくために行っています。見ていて感じたのですがバトン走を行うと身体が起きるのが少し早くなってしまいます。ここは我慢させないといけません。あくまでスプリントを上げていくためにやっているのですから、加速段階の動きのイメージは大切にしなければいけないと思います。

この日は比較的暖かかったこともあり久々にトゥトレを行いました。ここ最近比較的走れてきているので、もう少しスピード刺激を与えておきたいなと考えました。本当はもっと走り込みをしておきたいと考えていたのですが時間の確保が難しいので切り替えました。この判断がどうなのかは全く分かりません。これまでの私であれば量を追いたいという気持ちがかなりありました。走りの中で動きの感覚をつかみたいという感じです。しかし、時間の制限があり優先事項はショートの動きにするしかないという状況だったので諦めました(笑)。やろうと思えばできたかかもしれませんがせっかく良い動きになりつつあるのでもう少し色々な刺激を与えていこうと。まー感覚的なモノなのでそれがどのように結果につながるのかは分かりません。

オーバースピード刺激を冬期に何度か与えていくことで動きとスピードに変化が生まれるのではないかと思っています。今回はトゥトレとショートスプリントを組み合わせて行いました。かなり良い感じで走れるようになってきました。かなりの本数を走っています。レストもほとんど取らずにやっていましたから結構負荷はかかっています。オーバースピードをやってからショート。これを2セット繰り返しました。本人達の感覚を確認しながら進めて行きましたがかなり良い感じで走れているようです。前日と比べると全くの別人のような走りです。良い時と悪い時に差があるというのはまだ力が本物になっていないという証拠です。高いレベルの練習が積めなければ目標には届かないと思います。意欲と行動が一致しない限りはこの壁は破れないでしょう。競技と違う部分でも変わっていかなければいけないですね。

この時点で1時過ぎ。量としては物足りない(?!)かもしれませんがこの日はここで終わり。あまり引っ張るのも良くないなと。約1時間休憩の後、午後の練習開始。トレーニングです。この冬は身体づくりの見直しをしていますからしっかりとやっていかなければいけません。負荷的には高いと思っています。州の終わりで疲労度が高い中でやっていかなければいけないので気持ちを維持するのが大変だろうなと感じてはいますが、ここで変な優しさを見せるのは良くないと思います。やるべき事はしっかりとやる。この部分は徹底しておきたいと思ってずっとやっています。意識するポイントを明確にさせながらでなければやはり集中が保てません。ここも私がひたすら言い続けています。本当であれば選手同士でこれができなければいけないのですが。まだまだ不十分な部分です。かなり良くはなっているのですがもうワンランク上を目指すためには足りないですね。

最後にハムストリングの補強を。色々とやりたい事があってやっていたら結構やらなければいけない事を忘れてしまいます(笑)。これでは意味がなくなってしまいますね。私自身も視野が狭くなってしまうので気をつけていかないといけない部分です。かなりの負荷をかけておきました。翌日は休みにしていましたからハムストリングにいつもよりも大きな負荷をかけることができました。帰宅してからもう一度他の補強でハムのトレーニングをしておくように指示をしました。こういう部分で差がつきます。

朝から色々とあったので長い一日でした。かなり疲れました。それでも前向きにやって行きたいと思います。
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チーム作り

2013-01-13 | 陸上競技
土曜日、この日は一日練習を予定していました。合宿での疲れが抜け切らないままで新学期に突入していますから怪我をしないようにしなければいけません。やりたい事がかなりあったので8時半練習開始としていました。

数日前から部活の雰囲気が微妙な部分がありました。木曜日のトレーニングの途中からです。この日の練習の中でアドバイスをもらったので数人負荷を変えました。鍛えるという部分も大きいのですが重過ぎて「やるだけ」になってしまう感じがあったからです。一生懸命にやろうとしても重くて動かせない部分があります。これでは練習の狙いとする部分が達成できません。ベンチプレスの最大負荷がかなり違うので一律に重くするのは微妙です。動かすだけになってしまうのです。この辺りも判断をしながらやっていく必要があるなと強く思いました。

そこで指示を出して軽くしました。トータルで2.5キロしか変わりませんがこれだけで重心移動が意識しやすくて大きく動かせるようになりました。本人達に「大切なのは重いことではない。きちんとした練習をすること」だと説明して納得させた上で練習に取り組ませました。狙いとする動きができるようになっていると確信しました。最初の負荷はホウキでやっていたのですから負荷的にはかなり大きくなっています。できなかった事ができるようになっていくという事をきちんと評価していかなければいけません。

が、ここ過程で軽くした選手のペアの選手が何気無い気持ちで声をかけたようです。ここで多少の気持ちの行き違いがあったとのこと。かなり雰囲気が暗くなりました。こういう部分に関しては私は比較的気づきます。時によっては気づかないフリをすることもありますが、今回はちょっと気になったので話をしました。簡単には割り切れないような雰囲気でした。行き違いとはいえ受け取る側はかなり嫌な気持ちになったようでした。

ここにこういうことを書くのは良いことではないのかもしれないなといつも思っています。デリケートな話ですから。しかし、こういうことから目を背けてチームを作るのは無理だと思っています。きちんと向き合わなければいけません。競技で結果を残すことも大切だと考えていますが、競技を通じて人間として大きく成長していくことが最も重要です。

ここ最近はチームとして少良い方向に向かっているなと感じていました。競技に対する取り組みの意識が高まってきていて、練習の質も少しずつですが上がってきていると。しかし、今回の事で少し停滞するかもしれないなというのはあります。雰囲気が変わってしまう事が考えられます。それでもここは避けては通れないと思います。

金曜日に少し対応しましたが色々と事情があってきちんとした対応ができませんでした。この日はきちんと考えさせないといけないと思い、部員同士で対処させました。昼休みだけですが。放課後は会議等もあり何もできず。それぞれにフォローをしたつもりですが明らかに不十分だと感じていました。

土曜日の練習前にキャプテンが雰囲気が悪いので自分達で少し話をさせてもらいたいと申し出て来ました。本来であればこの日はしっかりと走っておかなければいけない日です。今週は全くといっていいほど量を追っていません。不足していますが、このら申し出を受け入れました。練習よりも大切なことがあります。
自分達で話をしたのですが結局は上手くまとまらなかったようです。どうしたらいいか分からないということだったので私が直接話をしました。元々私が話をするつもりでしたが、本人達が何とかしたいという気持ちをチームの中でもてるというのは大きなことだと思っています。結果云々ではなく自分達のチームを自分達で何とかしようという意識が大切です。まだ全員ではなく引っ張られて何とかしようという雰囲気に持っていっているのは間違いないですが。本当は全員が何をしなければいけないかを考える必要があるのです。問題を先延ばしにしていっても何も解決しませんし、変な方向に話が進んでしまって取り返しのつかないことになるからです。

該当者とは話をしました。ここは詳しくは書きません。本当にプライベートなことですから。私と選手の関わりの中での話です。言いっ放しで放置してあとは勝手にやれというのでは物事は上手く進まないと思っています。競技の指導をするというのはこういう部分まできちんとやらなければいけないと考えています。取り組む姿勢を身につけさせる事と同じくらいかそれ以上にきちんと指導していかなければいけません。一人は練習ができる状態ではないと判断し帰宅させました。もう一人は「練習をしたい。でも、周りに迷惑をかけてしまうかも」ということだったので逃げずに取り組ませることにしました。個人によって対応が違うと非難されるかもしれませんが当然のことだと思っています。向き合って今は無理だと判断したら練習はさせない。できると判断したらやらせる。無理な選手に無理矢理やらせても絶対にいい事にはなりません。難しい部分ですがしっかりと選手と向き合っていきたいと思います。

チームとして前に進むためには絶対に必要なことです。他人事としてら捉えずに自分がどうしなければいけないのかを考える機会となります。まだまだ解決したとは言えません。問題は山積みです。それでもやらなければ何も変わりません。大変ですが私も避けずにしっかりと向き合っていきたいと思います。
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色々と

2013-01-12 | 陸上競技
金曜日、学校が始まって約一週間が経過しました。生徒はある程度リズムが出来て来たかなという感じでしょうか。私は...。めちゃくちゃバタバタしていて何をやっているのか分からないまま過ぎてしまいました。やる事が多すぎます(笑)。

練習は朝練の段階からスタート練習に時間をかけました。年末に作って頂いた大きいBOXを何とか使いたいなと思っていたので加速段階の練習に利用していく事に。足運びに時間をかけていますがスタート局面の練習が不足しています。冬期の間にしっかりと取り組んでおきたいと思います。これまで使っていた道具では少し腰の位置が低くなりすぎてしまうのでこのBOXはイメージしやすいかなーという感じですね。

午後は会議が入っていたので練習の前半は選手任せ。今年度はかなりの頻度で会議があります。ここは避けて通れない事なのかなと感じています。長い目で見た時にこうやって学校を変えていけたら生徒にプラスになるだろうという部分があります。どれだけ労力がかかったとしてとやっていかなければいけない事ですから。

サーキットから始めて動きをやるように指示をしていました。私が練習に行った時にはほぼここが終わっていました。加速局面の練習をやりたかったのですが少しは走っておこうと思ってマーク走まで。動きを見ると驚くほど動いていません(^^;;。この段階であまり走ってもスピード練習にはならないだろうなと判断。後で話を聞いてみると学校が始まって体育でロードレースの練習が本格的に始まったようです。金曜日はほとんどのクラスで走ったようです。5キロ近くのタイムトライアルが実施されたためかなりのスピードでアスファルトの上を走っているようです。普段ジョグさえもしない選手たちですからダメージは大きいと思います。授業ですから手を抜く事はできません。練習だけをやることはできないですからね。それだけでも練習量が増えていて疲れが出ているでしょうから無理はできません。マーク走を数本やった時点で本格的に走る練習は終了。

その後はタイヤを使って加速段階の練習を。冬期に入ってからは軽いタイヤで練習を進めていたので加速段階の練習のためにはもう少し重さが欲しいなという感じでした。コンクリートで重りを作ってあったのでそれをタイヤのなかに入れて重さを増やしました。軽いタイヤでは最初の数歩の練習としては力が発揮することができません。重すぎても良くないし軽すぎても良くない。狙いとする動きをするためにはやはりそれに見あった道具が必要になります。これは感覚的なモノと客観的な判断を合わせてやっていかなければいけません。今回は実際にお手本を見せようと思ってタイヤを引っ張ったら軽すぎて私の姿勢が保てなかったのですぐに重くしました。軽すぎて移動しすぎてしまい支えきれずに手を付いてしまいました。この時に右手の親指を突き指(笑)。情けない話です。夜になって余りにも指が痛いので携帯を触りすぎて腱鞘炎になったのかと心配してしまいました(笑)。

動きを段階に分けてやって行きました。やろうとしている動きを分解してそれぞれの動きを抜き出しての練習です。私自身の大きな課題である加速段階の動きは試行錯誤しながら効果的な練習を見つけていくしかないと思っています。膝の引き出し、腰の移動、潰れないための感覚作り。それをひたすら繰り返してからスタブロからの出を確認しました。スタブロから出る前にまたもBOXを使って膝の引き出しを意識させました。まだまだやらなければいけない事がたくさんありますが。ブロックを押し切れない選手がいますからこのための練習もやっていかなければいけません。意識してできる事と意識しなくても結果的にそういう動きになる部分を両方やってそれを組み合わせていきたいと考えています。やる事が山のようにあります。時間的に間に合うかどうかの話になってきます。

この日は同時展開で跳躍練習も。さすがに少しずつでもやらないと間に合わなくなります。残念ながらうちの学校には砂場がありません。そのため実際の砂場への跳び出しができません。無いモノを嘆いても仕方ないのでできる事を最大限にやっていきたいと考えています。合宿等で教えてもらった事を本人と確認しながらやっていきました。課題はある程度明確になっています。リズムアップ出来ない部分と助走。踏切も課題ですからこのための練習もやっていかなければいけません。こちらもやる事はたくさんあります。せっかく走力が上がっているのですからそれを助走スピードに活かしていきたいと思いますね。高いスピードできちんと踏み切れるのか?やはり何度かは砂場でやっていかなければいけなくなるでしょう。ここはしっかりと見極めていきたいですね。

気がついたら少し時間が長くなっていました。選手は集中してやっていましたからあっという間に時間が過ぎてしまったという感じだったと思います。やらされている練習から自分のためにやる練習に変わっていく事で感覚的なものも変わってきます。最後はスタート練習を終わりにしようと言っても何人かはもう一度といってやっていました。こういう感覚になってくると動きも変わってくると思います。

色々と思うことがありました。これに関してはまた別に書こうと思っています。夜は21時すぎにダウン。疲れてます(笑)。
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指導について

2013-01-11 | 陸上競技
ここ数日間、多くのマスコミが教育関連の問題を取り上げています。「体罰」の問題です。細かい事実関係は分かりませんが運動部のキャプテンが「指導」の中で指導者から叩かれ(殴られ?)、それを苦に自殺をしたのではないかというニュースです。このことに関してどこまでが正しい情報であるかは分かりません。情報が溢れている現代では発信元が不明確な情報がたくさんあります。事実ではなくても事実のように受け取れる情報も多々あります。非常に難しい問題です。

「体罰」批判がかなり出ています。私自身も生徒に手を上げるというのはいいことではないと思っています。生徒が殴りかかってきても教員側は何もできないというのも事実です。「セクハラ」「パワハラ」と同様、どこからが「体罰」なのか不明瞭な部分があります。正当防衛と言える部分があってもそれが「体罰」だと言われかねないのが今の時代です。教員が生徒に暴行を受けたというニュースはよく見かけます。こちらに関してはほとんど取り上げれません。「体罰」を正当化するつもりはありません。他者に危害を加えたりするのは教育的にいいことではない。殴って言うことを聞かせてもそれは一時的なものにしかならない。本質的な理解にはならないのです。

なぜこのようなことを書いているのか?指導について考える必要があると感じたからです。ここからは完全な私見。前述の「体罰」のニュースとは切り離して書きます。私自身は「体罰」は良くないという立場に立っています。部分的な文章を切り取って云々言われると心外なので立場は明確にしておきます。

例えば、練習や日常生活できちんとした行動がとれない生徒に対して話をする。この話の一部分をとられて「暴言を吐かれた」と言われる。この部分も「体罰」なのかもしれません。相手が不快に思えばそれが「体罰」だと言われたらそうなのかもしれないという気がしています。「体罰」という言葉が独り歩きしてしまうのは本当に怖いことだと思っています。忘れ物をした生徒に「きちんとやれよ」と言ってペンで軽くコツンと頭を叩く。日常的に良く見かける光景ではないでしょうか?しかし、この行為自体が「体罰」だと言い出す生徒もいるのです。世間一般的には問題ない行為であってもマスコミがこれだけ取り上げると「体罰」という生徒が出てくるというのが現状なのです。

もちろん、今回の運動部における「体罰」は許される行為ではありません。数十回叩いたと取り上げれています。これが1回だったら良くて30回だったら駄目だという基準はありません。「愛情があれば良い」とか「後できちんとフォローしておけばいい」という問題ではないと思っています。「熱心な先生だから」というきれいごとでは済まされない。根本的に何かが違うのだと思います。「生徒のために」という部分から「自分のために」という感覚にすり替わってしまっているのかもしれません。

言って聞かせるというのは本当に難しいことです。生徒のできていないところを指摘する。でもできていないということが良くわからない。自分で無意識のうちに「良くない行動」「良くない発言」をしているからです。そのことが「悪い」と思っている人間には話をすると少しは伝わります。自分は正しいと思っている者に関しては「指摘されている意味がわからない」のです。何度も書きますがこの部分は「体罰」の問題とは切り離して見てください。指導をしていく上で感じたことを書いているだけです。以前ある生徒と話をしました。その生徒の友人の話です。学校で紙コップのジュースを飲んだ。その後、コップに入っていた氷を友人がその辺りにばらまき始めたとのこと。なぜそのようなことをするのか?と尋ねると「楽しいから」という返答。他の人が歩くとかごみの処理という感覚がないのです。その場で自分が「やりたい」と思ったことをやるだけ。だからそのことを指摘されても「何がいけないの?」となるのです。言って聞かせる。感覚が大きく違う人間には言って聞かせる前の段階が必要となります。ここは本当に大変です。

以前は私もかなり感情的になって注意をしていました。あまりにもひどい行動が何度もあり諭しても諭しても伝わらないからです。しかし、結局生徒は分かりませんでした。記憶の中には「怒られた」ということしか残らないのです。なぜそのような状況になっているのかを時間がかかってでも話をしていかなければ次も同じことをしてしまうのです。何度も何度も話をしてもやはり伝わらない者には伝わりません。これが現実です。指導をするというのは実はものすごいエネルギーを使うことになるのです。一時的に「体罰」というような形で示したとしてもこの意味が分からないのであれば「叩かれた」という事実しか残りません。

今でも時折激昂することはあります。しかし、それは普段の関わりの中で「信頼関係」があるからできることだと思っています。その場面だけで注意をしても伝わらないと思っています。これは自己満足といわれたらそれまで。生徒はそのような気持ちで私に接していないかもしれないからです。ここは永遠の課題だと思いますね。

私が生徒や選手に話をするときに不適切な表現があるかもしれません。その一部分だけがクローズアップされて色々と批判されることもあります。一番楽なのは「生徒に関わらない」ことです。生徒や保護者に関して無関心になればどのような行動をしても「関係ない」で終わるからです。しかし、それでは今の仕事をやっている意味は全くない。少しでもいい方向に進めるようにサポートできるように努めるのが仕事です。マスコミは常に「一部分」を切り取って大きく取り上げます。ある意味情報操作です。芸能人のコメントなどはマスコミの編集によって良いほうにも悪いほうにもイメージを作ることができます。こういうblogも同様ですね。前後の文脈や話の流れをカットして「文字」だけを示せば「問題発言」と捉えられる。怖いことです。

「体罰が必要だ」と言っているわけではないというのは読んでもらったら分かると思います。体罰は良いことではありません。しかし、何をもって体罰とするのかというところは色々と考えていかなければいけない部分だと思います。生徒が自己主張すれば指導がひっくり返るというのではいけません。「悪いものは悪い」「反省しなければいけない部分は反省する」ということはやはり重要です。今回の件で教員が「全く指導できない」という状況になるのを恐れています。その可能性はあると考えています。本気で。

過剰なまでのマスコミ報道は間違いなく様々な部分に飛び火するでしょう。今回の行為は教員側に非があります。それは覆しようのない事実です。全ての教員の指導が「教員が悪い」となってしまうのではないかと思うと本当に怖いなと思います。何が正しくて何が間違っているのか。これは判断が難しくなります。自分の中に「方向性」を決めておかないと多くの情報に流されてしまいます。

きっと近いうちにblogでの意見の発信も規制されるようになるでしょうね。私のblogもいつまで続けられるか・・・。まとまりのない文章になってしまった気がします。アップできる内容だとは思いますが、危険性を感じたら削除します・・・。繰り返しになりますが今回の「体罰」が正しいと言っているわけではありません。ご理解を。
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身体づくりと方向性

2013-01-11 | 陸上競技
木曜日、この日は身体づくりがメイン。特別なことはありません(笑)。

朝練でBOX補強をしたのですが意識する部分をもう一度確認しました。股関節をしっかり曲げることとハムストリング&大臀筋を伸ばすことを一つの動きの中で意識するようにしました。二つのことを一緒にするというのは本当に難しいことではありますが意識しないと変わりませんからね。どうしても身体を前傾させてごまかしてしまう者がいます。これでは練習の質は上がりません。しつこいですが「形だけ」の練習となってしまうからです。身体をしっかりと起して曲げていく必要があるのですが、身体を倒すと「曲がっているように見える」のです。本来使うべき部分が使えなくてやったように見える。負荷的には本当に必要な負荷とは異なっているにもかかわらずそこに気づくことができない。やっている本人は一生懸命なのかもしれませんが同じやるなら意図した動きができるようにしていくほうが良いと思いますね。

午後は外補強。前日までのダメージはかなり大きいですね。それでもここで妥協することはできません。もちろん練習量の増減は見ていて判断しなければいけませんが今はまだ大丈夫。ウエイトに関してはベンチとスクワットのみ実施しています。3年生、やっと1年生の時と同じくらいの重量を挙げられるようになってきました。1年間ウエイトを避けていたのですがやはり必要な負荷というのはかけていかなければいけないと判断しています。ここで勘違いしやすいのが「重たいモノを挙げる」というのにこだわりすぎること。特に男子はウエイトの重さにこだわります。他の者よりも高重量を挙げることが大事だと思い込んでしまう。しかし、本当に必要なのは「走るために必要な筋力」です。無駄に肥大しても重りになるだけでスプリント向上にはつながりません。使える筋肉になるのであれば問題ないですが、大きくなるだけでは無意味です。ここはしっかりと考えておかなければいけません。

ウエイトの重量には個人差があります。ここの部分で勘違いが生まれる。基本的にトレーニングはこれまでの自分よりも高い負荷に耐えられるというのが大事です。自分の中の成長が大事であって他者と比べることが大事ではない。この日の練習中に筋力的に強くない選手の外補強の重さを変えました。esaki先生からアドバイスをもらったからです。ベンチプレスのウエイトの重さに差があるのだからシャフト補強の重さにも差があって当然。重くなりすぎて重心が移動しなくなったら意味がなくなります。この部分はしっかりと把握しながらやっていかなければいけないと思いますね。単純に軽くしたのではなくそれがどのような意味を持つか?本人もですが他の選手もそのことを理解しておかなければいけません。

また、ここ最近はトレーニングと動きに結びつきをかなり重視しています。単純に速く動かすとか負荷をかけるのではない。それがどのような意味を持っていて実際の走りにどのように結びつくのかを繰り返し指示するようにしています。どうしても負荷がかかってくると楽をしようとしてしまいます。可動域が小さくなり末端で力を発揮してしまおうとする。これでは走りにはつながらない。トレーニングをするためのトレーニングにしかなりません。大事なのはトレーニングをすることではない。トレーニングして鍛えた部分を走りの動きに生かしていくことが重要となってきます。

ジャンプ系のトレーニングの中で軸を作ることもやっています。簡単な動きの中で意識していかなければ動きは変わりませんからね。走るときに潰れていたら前に進みませんし、無駄な力を使ってしまいます。楽に速く走るという大きなテーマを掲げていますからそのためにも感覚作りは重要になってきます。感覚が不足している選手はやっていくしかありませんから。

多くの時間をトレーニングに費やしています。すぐに結果は出ませんが意識次第でかなり変わってくると思っています。まだまだ時間がかかります。色々と工夫をしながらやっていこうと思います。
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動きを変えるために

2013-01-09 | 陸上競技
水曜日、通常であれば練習は走り込みをするはずなの日程ですがこの日は思うところがあって動きを中心とすることにしました。冬休みの最後に合宿で走り込みをしています。負荷的にかなりやっているので量を追う必要はないかなと。今週末もう一度負荷をかけることができますからそれまでにもう一度動きを確認しておきたいなと思って練習を組み立てました。最初から練習メニューを計画しておくというのはここ最近行っていません。その場その場で必要な練習を判断してやっていきたいと思っています。

前日の練習の中で気になっていた動きがあったのでその部分を朝練の段階からもう一度確認をすることに。軸が作れない所とスイッチングが遅れてしまう部分が目立っていました。やろうとしている動きができません。この1ヶ月間の練習で課題とする部分の修正が少しずつでき始めています。今度はその部分に加えて次の段階に進まなければいけません。ここができるようになるともっと動きが変わって来ると思います。

前日の練習から色々と考えていたのですがどうすれば地面から反発を上手くもらえるかという部分を大切にしていかなければいけないかなと。軸を作るというだけではなくそれを前に進む力に変えていきたい。が、感覚的にここがない選手もいます。感覚作りが最優先になるのかなと感じています。様々な動きをやりながら作っていきたいと考えてました。朝練は30分程度しかありません。この限られた時間の中で何をするのか?あれもこれもやりたいタイプですからなかなか大変です(笑)。前日の練習からかなるやっているのでふくらはぎはパンパンだと思いますがこのチャンスを逃したくはないなと感じていました。多少負担はかかっても今がすごく大切だと思っています。やっぱり時間が足りませんでした(笑)。それでも少し変化があるかなという感じを得ることができました。

午後の練習開始前に各方面に連絡をしました。年末に色々とあって県外に練習に行こうと考えていました。以前から何度もお世話になっている岡山県の先生の所に行って色々と勉強をさせてもらいたいなと。が、やはり1月は厳しいですね。どうしても商業系の検定と重なるので勉強優先しないといけません。大変申し訳ないのですが今回は見送る事にしました。可能なら練習に行って勉強をさせてもらいたいですね。

練習はサーキットから。ここは通常通りです。何度も言ってきましたがトレーニングは自分のためです。単にやるだけで終わらずしっかりとやっている動きを意識する必要があります。細かい事を意識すれば身体の使い方も上手くなります。そのためのトレーニングだと最近は思っています。筋力を上げるだけではなくどうすれば自分の身体をコントロールして意識的に動かす事ができるかというのは大切な事だと思います。特に疲れてきてからの動きというのが大切になるのかなと考えています。繰り返しです。

そのまま屋外でドリルをやりました。通常であればすぐに次の練習に入るのですが上述のように動きを変えるチャンスだと思っています。しつこいくらいに動きをやってこの部分を本物にしていきたいと考えています。やっていくうちに少しずつ動きが変わっていくのが分かります。意識をする事で必ず動きは変わると思います。感覚がない選手はやって行く中で感覚やタイミングをつかむ必要があります。ひたすらやるというのが一番の近道なのかなーと。かなりやりました(笑)。

走れる状態が出来たのですが加速段階の動きもやっておきたいという事でマーク走を。少しずつスピードを上げて行く感覚を身につけてもらいたかったので。理由はよく分かりませんが、何となくその方が良いかなと感じたので(笑)。まー元々走り込む予定はなかったのだ他の事をやっておいた方が良いかなという考えが頭の何処かにあったのかもしれませんね。この動きはここ最近で一番良かったと思います。暗くなっているから速く見えたのか実際に速かったのかは疑問ですが(笑)。もったいないのでそのままの勢いで中間のマーク走までやりました。ここの距離設定が微妙な所です。一本目は少し距離が広くなってしまい動きが緩慢になりました。これも見ていてそう思っただけなのですが、選手に聞いてみると少し広いかもしれないとのこと、
すぐに少し狭くして対応。その後はかなり良かったですね。

バトン走を行ってからはタイヤを使った練習。ひたすら引っ張るのではなく色々な動きを行いました。そこまでの練習の流れを意識しながらどうしたら進むかを考えていきました。進もうとするのをタイヤがあって進めない。その状況のなかでどうすれば前に進むかを感じ取る必要があります。何種目か組み合わせていきましたがハマった選手は抜群に進んでいました。この手の練習をやると選手の表情も明るくなります。楽だからではなく前に進む感じが分かってくるからです。

中間以降ピッチで走っている選手がいます。重心が移動する前に脚を落としてしまう。脚は動くけど前には進まないという走りです。中学時代は深く考えなくても進んでいたかもしれません。しかし、高校で記録が出ずに苦しんでいました。それは中間で進まないからです。この動きを改善する事ができたらかなり強くなると思います。この日は進み始めていました。本人は気持ち悪いと話していました。ひたすらピッチで走っていたので感覚的に違うのでしょう。単に進むというわけではなく、今後はこの進み具合に合わせてピッチを上げていければめちゃくちゃ走りが変わると思います。期待したいですね。

最後に補強をして終わり。いつの間にかやらなくなってしまっている補強がありました。思い出してやってみるとかなり苦しそうでした。今やろうとしている脚の入れ替えのためにはすごく大切な練習かもしれません。忘れないように練習のどこかにいれていきたいですね。

雰囲気も明るくなってきました。いい方向に進み始めたかなという感じがあります。まだまだやらなければいけない事がたくさんありますがしっかりとチームを作って行きたいですね。楽しみです。

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練習開始

2013-01-09 | 陸上競技
新学期が始まり気分一新で練習開始です。11時前には学校が終了したので練習開始を12時としました。通常よりも時間が確保できるので最大限の練習をしたいと思っていました。

色々と思うことがあって朝練から動きの確認をしました。時間があるときしかじっくり説明をしながら練習を進めていくことはできません。平日であれば最大でも3時間しかできませんから流れを止めて説明することはできないからです。やること、やりたいことがたくさんある中でドリルばかりに時間はとれません。感覚づくりは本当に大切ですし合宿で動きの変化が見られました。今の取り組みの方向は間違っていないという感じがあったのでその方向をもっと進んでいきたいと思っています。これまでやってきたことに今回の合宿で感じたことを学んだことを加えながらやっていきたいですね。

練習開始時に少しだけ話をしました。練習日誌についてです。これに関しては毎日継続的に書くように指示をしています。本来であれば自分たちで自分のために書くものが日誌です。私に見せるために書くわけではありません。日誌の中身が変わってくると選手自身の成長も見られます。今の選手の日誌を見てみるとどうしても「その日にやったこと」を書く傾向があります。これではほとんど意味がないと思っています。時系列でやったことをひたすら書くというのでは「心」の変化は生まれません。ここが大きな部分だと思っています。何のために書くのか?これは練習を何のためにやるのかというのと同じこと。しっかりと振り返りながら書いていってもらいたいですね。

練習はサーキットから。これはいつも通り。その後は色々とやりました。県合宿前後から行っている動きを前半部分において進めました。朝練の段階でも同じようなことをやっています。合宿でも集中的に行っていますからそれなりに動きの変化が見られます。動きが小さくならないように動かし始める場所をしっかりと意識しながらです。合わせてスイッチングの動きを。こちらが思っていた以上にできないですね。かなりの時間を要しました。選手と感覚の確認をしながら進めていったのですがどうも上手くできません。この感覚がある選手というのは最初からある程度のスピードで走れるのだろうなと感じました。無駄な力を使わずに走る。一瞬の動きの切り替えができなければ前には進みません。うちの選手の半分くらいは無理やり力で進もうとします。動きが硬い。ここが克服できると大きく変わってくると思うのですが・・・。

様々な動きをさせながら狙いとする動きを行わせました。うーん、それでもできません。タイミングが全く合わないですね。巧緻性というか調整力というか基本的な部分をもっと磨いていかないといけない気がしています。それに合わせて「軸」の感覚がありません。接地した時に衝撃に耐えられずに潰れてしまいます。これも「無理矢理走る」という部分につながっていきます。一瞬のタイミングです。潰れているとそのタイミングを逃してしまいます。地面からの反発が上手くもらえないので結果的に自分の力で動かす部分が大きくなる。この感覚も難しいのかなと思います。うちの跳躍選手はこの部分が優れています。軸を作ってしっかりと反発をもらう。動きに力みがありません。もともとできていたというよりは練習の中で身に着けたのかなという感じがあります。できない選手にどうやってその感覚をみにつけさせるか。私自身の勉強になりますね。

色々とやって最後にバトン走。かなり良い動きになっていました。もちろんまだまだ課題はありますが選手たちもそれなりの手応えを感じているようです。トップスピードを上げながらも加速段階などの部分も修正していかなければいけません。やることが山積みです。どこから手を付けるのか(笑)。やっていくしかないですね。

この時点で15時(笑)。16時練習終了予定が・・・。それでもトレーニングを予定していたので実施。やりたいことは時間があるときにしかできません。ウエイトをやってから外補強へ。シャフト補強のみとしました。先ほどの練習の中で接地で潰れてしまうというのがすごく気になっていました。この感覚をどうにかしないともうワンランク上には進めないなという感じがあったので。どうすればこの感覚を身につけられるか?地道にジャンプ系の練習を増やしていこうという思っています。シャフト補強でも潰れてしまったり移動が不十分であったりするので改善の余地はありますね。

こういう練習を見ていて思うのですが、技術的な練習だけをしていても改善はされないという気がしています。トレーニングや他の部分でも同じように感覚を身につけないと動きは変わらない。ドリルだけでこの反発をもらう感覚を強化するのは無理かなと。基本的にその感覚がないのですから。ないものをやれといってもできません。できるように他の視点から他の切り口から感覚づくりをしていく必要があります。これができるようになることで結果的に動きは変わってくるのではないかと。思っているだけなのでもう少し色々とやってみないといけないとは思いますが。

結局練習終了は17時(笑)。5時間練習です。これだけの練習に耐えられる精神力はある意味立派。これがいい方向に進んでくれたらとは思います。1月の課題はある程度明確になりました。時間をかけてしっかりと組み立てていきたいですね。
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