kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

イメージが湧く

2015-05-18 | 陸上競技
ちょっと練習の事を。

練習というかイメージの話なんですが。土曜日、ちょっとマニアックな指導者と飲みに行きました。色々あって少し遅くから開始したのですがめちゃくちゃ楽しい時間でした。かなり込み入った話だったので頭が活性化した感じがしたあります。細かい話で何の話をしたかあやふやなんですが、久々に競技の話を真剣にした気がします。おっさん2人が訳の分からない話をしていましたから周りから見たら「なんなんだあの人たちは」と思われたかもしれません(笑)。

で、日曜日少し練習について考える時間がありました。そのタイミングですごくイメージが湧いてきたのです。「腰が動かない」という感覚をどうすれば改善できるか。色々な事がパッとつながるというか。多分、こんな話はしていないと思います。それぞれ専門が違いますから細かい技術論を交わす事はありません。お互い分かりませんから(笑)。それでも頭の中に何か残っているのだと思います。そして中学生の指導の話も頭にあったのでなんとなく全てがリンクする感覚がありました。

これまで「理解させる」こと、「意識させること」を優先していました。が、それに偏る傾向があったと思います。そこはすごく大切な所なのですが。が、ひょっとしたらもっと効果的な練習方法があるのではないかと感じました。「無理矢理感覚を作る」という部分です。何だかわからないけど練習をしていたら自然に動きが身についたという練習形態を少し避けていたのかもしれません。そこに気づいて月曜日にちょっと工夫をしてみました。するとかなり動きが変わる。「進む」感覚が少しだけかもしれませんがつかめた感じがあります。いや、これってすごい話だと思います。劇的ですね(笑)

以前、中学時代にめちゃくちゃ強かった選手がある指導者に指導を受けている姿をみました。こちらがイメージする動きとは大きく違って「え?こんな動きをしたらダメだよね」と直感的に感じました。いや、本質的な部分を度外視した動きでしたから。そのことをすぐに師匠に報告(笑)。「優先する動きを違う部分に置いて、あえてそういう動きをさせるのもありだと思う。まー絶対に考えてやっているわけはないと思うが。」という返事をもらいました。あー、意図的にポイントを違う所に置くことで「移動」を作るという方法があるんだなと感じました。余談ですがその選手、結局伸びずに途中で部活を辞めてしまったと聞きましたが...。

そのことを思い出しました。「重心の移動」の感覚を作る方法をあれこれ考えたらもっともっと方法はある。形にはめようとし過ぎていたのかなという気はします。それでもこれまでは上手くいっていました。もちろん、しつこくしつこく指導してきた結果だとは思いますが(笑)。それでも強制的に移動させる、多少形が崩れても優先するべき動きを身につけさせる。この感覚はすごく大切なんだと思います。その後、別の動きをさせると随分感じが違ってきました。まだまだ精度が低いですが変化は間違いなくありました。あとは様々な方法を使って本物にしていく必要があると思います。

感覚的につかみにくい選手がいることは間違いないのです。強い選手だけが練習量で強くなるというのは面白くないなとずっと思っていました。本質的な部分を度外視して、やるから強くなるという練習をしたくないと今でも思っています。指導者や選手が意図するわけではなく、「結果的に効果的な練習形態」というのも存在するのだと思います。このことをきちんと取り入れていけばもっともっと指導の幅が広がると思います。いや、この感覚は初めてですね。正直自分でも驚いています(笑)。まだまだ師匠や先輩には追いつけないと思いますが、私なりのやり方で色々と見つけていきたいと感じました。

更にもう一つ、大きなポイントを感じました。これは高跳びについて比較的真面目に考えていた時に浮かんできました。いや、これもまた当たり前なんですが結構度外視されている気はします。当たり前だからこそ忘れがちになる。このことを意識するために他の練習の中でも取り入れていきたいと思います。ここはもう少し精選してから書くことにします。頭の中にやってみたいことがドンドン湧いてきます(笑)。真似をするというのではなく、本質的に考えていく中で「大切なもの」がすこしずつ見えてくる感じでしょうか。なかなかこんな話に興味を持ってもらえないと思います(笑)。

劇的な変化をするかどうかは分かりません。しかし、確実に成果は出せると思います。こんなにアホみたいに競技の事を考えている人ってどれくらいいるんでしょうか(笑)。かなり偏っていますね。でも、それが結果的に選手に還元できるのだと思います。そのために私にできる事はやりたい。考えて行動して色々とやりたい。そう考えています。

陸上競技、奥が深い。そして半端なく楽しい(笑)。今はまだまだでも、素直で一生懸命に取り組める選手達と一緒にやっていきたいと思います。絶対に成果を出させてあげたい。そのためにできる事は全てやりたいですし、選手と向き合いたいと思います。もっともっと真剣に向き合いたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人との関わり

2015-05-18 | 陸上競技
またも練習とは異なる内容なのですがお許しを(笑)。

土曜日、あれこれあっていろいろな事を考えるようになりました。指導者として何をするか?という部分でしょうか。これまでも色々な形で色々な選手をサポートしてきました。これは良いことなのか悪いことなのか分かりません。国体を通じて知りあった選手に技術的な話をする事も多々ありました。この日、夕方社会人選手の方と話をする機会がありました。この方の知り合いが私の知り合いのお父さんだったとの事。kanekoに会ったらよろしく伝えて欲しいとの事でした。

実は10年以上前、顧問の先生の了承を得て女子のヨンパの選手の練習メニューを立てる事がありました。二年生の初めから三年生の国体が終わるまで。結構長い間ですねー。当時の県記録を作った選手です。その選手の保護者から当時はお世話になりましたという話をその人伝いで聞きました。いや、本当にありがたいのはこちらの方なんですけどね。陸上から離れていた2年間、そうやってメニューを立てさせてもらい指導に関わらせてもらえた事で様々なベースを作る事が出来ました。第三者から見ると「あり得ない」と言われる内容なのかもしれません。が。こうやって関わる中で自分自身見えてくる事がたくさんあります。

何かしら見返りを求めるのか?うーん、これも違う気はします。特に何かしてもらいたいという気はありませんでした。が、めちゃくちゃ感謝してくれていたのだけは記憶にあります。当時は野球部長、担任、生徒会主担当という尋常ではないレベルの仕事を抱えていました。その中で「ありがとうございます」といつも言ってくれる。更には子供が生まれた時にどこからか情報を聞いて子供の為にプレゼントを買ってきてくれる。インターハイ、国体に行ったら「いらない」と言っても必ず超ハデなシャツを買ってきてくれる(笑)。そんな事があったから人に関わる楽しさを感じる事が出来たと思いますね。

もちろん、そういう関わり方を良しとしない方もいると思います。当然です。今後はそのあたりの事も考えながら人と関わる必要があると思います。「勝手な事を」と言われると否定できない部分ですからね。それでも「一生懸命にやろうとしている選手」に支援をするというのは悪い事なのかどうか?もちろん、最優先はうちの選手です。他校の選手よりは自分のところの選手。今は私を選んで学校に来てくれた選手はいません(笑)。当然ですが。それでも「kanekoの指導を受けたい」とうちの学校を選んでくれた選手を一番大切にしないといけないと思っています。技術的な面も精神的な面も全力でサポートします。何が何でも本人の望む方向に進めていきたい。これまで獲てきたノウハウの全てを使って全力でやります。

が、それ以外にも必要とされたらやはり力を貸すことは悪いことではないと思っています。これは私の価値観。世間一般からすれば「おかしい」と言われるのかもしれないですが。本気で強くなりたいと思っていてもその方法が分からない選手だっています。困っていたら手を差し伸べる。それは「余計なお世話」なのかもしれません。これも分かりません。当時の事を思い出すと嫌な気持ちをされる人もいたのかもしれない。反省すべき点はいくつもありますが、後悔はしていません。その選手、サポートがなければきっと納得できる競技はできなかったと思っています。もちろん、つきっきりでやっていたわけではありません。メニューを指示して本人と感覚の付き合わせを2年間に渡ってやってきただけです。今でも当時のメニューやメールでのやり取りは印刷して残しています。ストーカーという意味ではなく、「いつか役に立つのではないか」という部分です。携帯メールではなくPCのメールだった事もあり、急遽の内容変更には苦慮した気がします(笑)。

懐かしい気持ちになりました。やはり誰かの為にしか力を発揮できないタイプなんだなと実感ししました(笑)。こういう関わりは大切にしていきたいと思います。先日大阪に行った時会えば良かったなー。私の体調が悪すぎて再会できなかったというのは情けない(笑)。またいつかの機会に!そんな気持ちになりました。前向きになりますねー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

練習の話

2015-05-17 | 陸上競技
全く練習について書いていないので少しだけ。

新しい環境での練習を始めて約一ヶ月半。まだまだ伝えられない事がたくさんあります。記事にも書きましたが少しずつ練習道具をそろえていって練習の幅を広げていきたいと思っています。それが最大の仕事。そして基礎的技術と筋力アップを地道にやっています。他の指導者の指導スタイルがどのようなものか分かりません。が、私は選手に付いて動きの指導をひたすらやるもいうモノです。メニューを与えてそれをやらせるスタイルは私にはできません。目の前で動きを見ながら指導していく。細かいところを指摘しながらズレを直していく。そんな形ですね。

一律の指導にはならないと思います。それぞれの選手で動きの課題は違います。今は選手の取り組みの姿勢やこちらが感じるモノを中心に指導しています。競技に気持ちが向かない者に対しては多少冷たい対応になっている可能性はあります。わざわざここに書く必要はないのかもしれませんが、意欲のある選手に対してこちらは丁寧に対応する必要があると思います。「やろうとしていてできない」のと「とりあえずやってできない」事は全く違うと思います。何とかしてできるようにしようという選手、やれと言われてやる選手では全く違うのです。それはあくまで私の主観かもしれません。本当はやろうとしているがこちらにそれが伝わらないだけなのかもしれない。難しいですがその部分は明らかに分かると思っています。

一ヶ月半、取り組みが明らかに変わった選手もいます。これまで細かい技術指導に飢えていたというか、もう少し強くなりたいなと思っていたけどその方法が分からないという選手もいたのだと思います。メニューは決まっていたと思いますが、細かい部分はどうしてもできていなかったのではないかと思います。そこを「何故やるのか?」「どう必要なのか?」を徹底的に指導しています。これだけで大きな差となります。「才能」という言葉があります。何もしなくても走れる選手というのはいます。そんな事はないと言われるかもしれませんが、実際問題あるのです。今うちにいる選手は何もしないでも速いという選手たちではありません。ここはしっかりと認識しているつもりです。何とかして強くなるという感じが必要になります。

うちの選手と話をしていました。「中学の時には何も意識しないで走るだけだった」と言っていました。それでもある程度力があれば走ります。こんな書き方をしたら批判されるかもしれませんし、苦情の書き込みがあるかもしれません。が、あえて書くと「ほとんどの中学生はそれほど考えて走っていない」のです。発達段階にある中学生が「重心の移動」とか「膝の引き出し」なんて事を考えながら走る事はないと思います。失礼かとしれませんが。細かい事をやるよりはザックリ練習をしていく中で力が出せるのが中学時代だと思います。いや、もちろん細かい事を考えながら、走っている中学生もいるかもしれないのですが。大半の中学生は「走るだけ」である程度強くなります。もちろん中学校の指導者の方々はそこを理解して「結果的に意図する動きをさせる」という工夫をされていると思います。選手自身が細かい事を考えなくても、練習方法の工夫の中で自然と動きをつくるようにされている。

が、高校ではそうはいきません。男子は身体が筋肉質になっていく。女子は少しずつ女性の体型になっていく。その中で「とりあえず走っておけば良い」という感じにはならないと思います。だからこそ私は選手一人一人とコミュニケーションを取るようにしています。そしてやる事の意味をきちんと考えさせる。理解させるというのがすごく大切だと思っています。もちろん今の段階ではやるだけで精一杯になるので理解という段階まで達していないかもしれません。が、それでも意味を繰り返し指導していく必要があると考えています。特に女子に関してはこちらが細かい配慮をしながらやっていかないとダメだと思っています。

そう思いながら指導をしてきました。少しずつ走れるようになってきています。もちろん、いきなり中国大会争いをするレベルには達しません。それでも確実に少しずつ走れるようになっている手応えはあります。これは楽しい。もちろん、私が楽しいというのもありますがやっている選手もそれなりに楽しさを感じられるようになってきているのではないかと思います。筋力をつけながら技術的な改革ができると確実に走れるようになるのです。中学時代の実績云々ではなく少しずつ走れるようになります。

何人かはかなり意識レベルが高くなってきています。テスト週間であっても各自て散歩をしたり、補強をする。選手によっては朝散歩をして夕方も散歩する。これが気分転換となりまた勉強に取り組む。少しずつ良い傾向になってきていると思います。これは強豪校と言われるチームであっても簡単にできるものではないと思っています。私の指導は「心」や「取り組む姿勢」を最優先しています。ここが出来れば選手は自分達で取り組むようになります。私の最大の仕事は「キッカケを与える」事です。そこが出来ればこちらが話す内容がきちんと選手に入っていきます。やはり、素直な選手は強くなるのです。そこに向けて何をするかが大切なんだと考えています。関わる中で見えてくるものがあるのです。

ある選手、身体作りをしっかりとするように話しました。食事について指導し、良質なたんぱく質の摂取をについて話をしました。昨日話をしていると「最近納豆を食べるようにしています」との事。すごいなと思っていたら「元々納豆、苦手でこれまでほとんど食べた事がない。でも、身体作りのために必要だと思ったので積極的に食べるようにしている」と話してくれました。いや、すごい事だと思いませんか?これだけ純粋に話を聞いて行動を変えてくれる選手がいるのです。繰り返しになりますが、素直な選手は強くなるのです。逆に斜に構えているような選手は伸びる可能性は低い。これまでの経験から言っても間違いなく相関関係があります。

少しずつですがチームとして機能し始めた感じがあります。もちろん、まだまだ足りない事の方が多い。だからこそ伸び代があるのだと思います。少しずつ少しずつです。

長くなりました。親しい指導者からblogが長すぎて読む気にならないと指摘されました(笑)。構わず押し切ります(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

考える2

2015-05-16 | 陸上競技
前の記事に関する部分を補足。というか間違いなく言葉足らずだと思うので。

世の中には「ハロー効果」という言葉があります。これは「ある一つの分野で成功している人は他の分野も素晴らしくできるように見える」というものです。分かりやすく言えば「競技力」があれば、勉強も日常生活も競技への取り組みもすべての面でしっかりとできると思われる、という感じでしょうか。実際問題、大きく異なる場合が多いのですが・・・。それでもそういう風に感じられる。外側から見れば「競技成績」を判断され「素晴らしい人間だ」と評価を受けるかもしれません。

が、本当にそうでしょうか?よく選手に話すことですが「私が現役時代の競技成績は今の自分には関係ない」という部分です。私が現役時代どれくらい走っていたか、どれくらいの成績を残していたかは今は関係ありません。過去の話です。そこに到達する段階で多くのことを学ぶことがあった。そして、多くの方との出会いの中で「考え方」を学ぶことが出てきた。もちろん、まだまだ人間的に未熟です。もっともっと学ぶことはあります。実際、「誰かから指導を受けた」ということはほとんどありません。指導者も不在でしたから自分で考え、自分なりのやり方で取り組んできました。その部分が原点なのかもしれません。

そう考えると今選手に求めることと比べると矛盾しているのかもしれません。長い目で見たときに「いつか気づけばよい」という部分が必要になるのかもしれない。高校3年間だけではなく、卒業していつの日か気づくかもしれないという部分も忘れてはいけないのかもしれない。ここは本当に難しい部分だと思います。「強制的にきっかけを与える」のと「自然に気づくまで待つ」という両極の話でしょうから。ここで議論をしても絶対に結論は出ない気がします。振れ幅が大きすぎる。どちらか一方ではなくどちらもが必要なんだと思います。

これまで私が指導してきた選手達、卒業してから「先生と一緒に競技ができて良かった」「部活で学んだことが力になっている」と大半の子が言ってくれます。ありがたいことです。が、これはあくまで私の「過去の経験」から来るものであり、これから先も同じやり方で上手くいくのかは全くの別問題だと思っています。実際選手にとってプラスになっているという自信はあります。しかし、それが全てではない可能性もある。そういう視点も持ち続けないといけない気はしています。

前の記事、「部活動においての指導」です。極論から言えば「練習中は技術指導だけ」が理想です。そういう環境の中で指導ができればあっという間に強くなると思います。他の部分は度外視して「競技に専念する」という指導。技術指導をしていけばほかの部分も自然とできるようになる。なぜなら「取り組む姿勢」がきちんとできなければ強くなる可能性が低くなるからです。目の前にめちゃくちゃおいしい料理が出される。が、お腹が全く空いていない人間にとってはそれが美味しいかどうかというのはあまり関心がありません。すでに「食欲」という欲求は満たされているのですから。それ以上のことを必要としない。お腹が空いていれば「どうすれば食べられるだろう」と考えるようになる。欲していれば確実に行動が変わるのです。

練習という部分。これと同じだと思っています。「本当に強くなりたい」という気持ちがあれば自然と行動が変わります。そう思わない選手はどれだけ話をしても練習をさせても変わりません。「強くなりたい」と自発的に思えるのを待つのかこちらからアプローチして「もっと強くなりたい」という気持ちを起こさせるのか。ここも微妙な話ですね。わざわざこちらか「意欲を引き出す」ということをしなければいけないのか?と感じる指導者もいるでしょうね。強くなりたいのであれば日常生活がきちんと送れて当たり前。だからこちらから指摘する必要はない。これも極論ですが「理想」だと思います。ここまで持ってくることができれば本物なのかもしれません。私のようなレベルの指導者ではそこまで引き出せませんが・・・。

私のアプローチの仕方は今のところ「細かい部分をきちんと指導する」という形です。積み上げつための土台をきちんと作っていってその上に様々なものを構築する。「プラス思考」で「競技をするなら自分でできるようになる」と考えるか、「マイナス思考」で「競技をするために基礎的な部分から教えていかなければいけない」と考えるのかの違いだと思っています。

私は後者。マイナス思考からのスタートです。長所を伸ばしていく指導もしますがどちらかというと「穴を埋めていく」作業が中心だと思います。だから指導部分も細かい。技術的なことに関してもひたすら細かく言います。これがいいのかどうかは分かりません。選手のタイプにもよると思います。

ざっくり書きました。伝わりにくいですよね。すみません(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

考える

2015-05-16 | 陸上競技
ここ最近は練習の内容よりも「考えていること」を書く方が圧倒的に増えています。これは良いことなのかどうなのか。練習以外の時間に「考え方」について話をする機会が増えているというも大きな要因だと思っています。これまでの視点では捉えきれなかった部分について自分なりに考え、答えを見つけ出す。その作業が面白い。というか、原点に帰る部分があるのかなと思っています。

前の記事にも書いた気がしますが、基本的に私は「目の前のことを全力でやる」というのが当然のことだと思ってきました。それを自分自身もやりますし、選手にも生徒にも求める。手を抜いて何かをやる中で獲るものは少ないと思っているからです。この価値観、実際にやった選手などは共感してもらえます。周りでダラダラ過ごしている生徒よりは間違いなく成長の幅が大きい。が、実際はどうなんでしょうか?求められていない可能性もある。部活動などは「同じ方向を向く」という部分が何よりも大切だと思っています。その感覚でいました。

そういえば、以前ある人に「陸上競技部が全力で練習をする部活だったら困る」と言われたことがあります。「運動がしたいという生徒が集団スポーツには入りにくいが、個人種目の陸上だったら入れる」とのこと。「今のように一生懸命やる部活だったら入りにくい」と言われました。これは完全に「価値観の相違」です。「個人種目だから適当にやる人間が入れる」と言われたようでかなり憤慨した記憶があります。個人種目は一生懸命にやってはいけないのか?逆にいうと「一生懸命競技をする選手」と「とりあえず健康づくりのために体を適度に動かしたい生徒」が同じ集団に属して活動ができるのか?理解できませんでした。これが「クラス」であれば当然起きうる状況だと思います。多種多様な生徒の集まりがクラスだと思っているからです。部活動は??これは部活動の在り方に関わる部分かもしれません。

基本的にグランドでは「競技の指導」だけをしておきたいと思っています。これはずっと言い続けていることです。が、ある意味理想。本当にそのようなことができるのか?答えはNOだと思います。競技に関しての指導だけでは今のところ選手は育ちません。1週間前にその手の話を少ししたのですが、その時は明確に答えを出しませんでした。理想としては「グランドは競技の指導をする場所」だと思っています。そういうレベルでなければ正直勝負するという話にはなりません。「技術指導」に専念できるという状況になれば一気に選手は強くなります。これは師匠ともよく話をするのですが。そのレベルに到達しなければ戦うという水準に達しません。これまでの経験上、競技力が上がるにつれて人間的な成長もしてきました。大半の選手は・・・ですが。が、その際に「技術指導だけをしたか」というとそこは違う気がしています。

競技指導をしておけば「強くなりたい」と本気で思う者の行動は変わります。これも間違いない事実。が、そこに到達するまでには多くの段階があるのです。チームとしてある程度成熟してくれば自然とそこの段階に達します。が、最初の段階では間違いなく「テコ入れをする」という時間が必要になります。自分たちの感覚に合わせておけばそのうちできるようになる。できるようになればいいでしょうが、そこまでにロスが大きくなる。前任校の最初は技術指導をしようと思っていましたが、そんなことよりも「物事に取り組む姿勢」と「基本的生活習慣」を指導する必要がありました。時間を守る、休む時には連絡をする、決められたメニューをきちんとやる、移動を早くするetc.・・・。この部分が土台にあるのだと思います。この土台がなくなってしまったらその上に積み上げていくのは難しくなります。最初から土台ができている選手が入ってくればいいのですが、これまで見てきた中でそんな選手は一人もいませんでした(笑)。

「そこまで本気で競技をやる必要はない」と思っている選手であればこちらがどれだけテコ入れしても伝わらないと思います。なぜなら「強くなるために必要だからしっかりとやる」という感覚自体が不足しているから。何か一つに「真剣になる」ことで間違いなくほかの部分も変わってきます。そこまで持っていくためにはやはりある程度は「強制」と言われる部分が必要になるのかなと思っています。最初は「これは怒られるから早くやらないといけない」という部分からのスタートなのかもしれません。これが時間の経過とともに「早くやらないと練習時間が少なくなる」という感覚に変わる。ここまで持っていくためにはそれなりのエネルギーを必要とする。

そして、育った選手が引退したらまたも同じように「テコ入れをする」という作業が必要になります。積み上げていったらもう大丈夫というものでもない。育った選手が巣立てばやはりそこに頼っていた部分があるからまた「指導」が必要になる。そこが当たり前のようにできるようなチーム状況になれば「技術指導」に専念できると思っています。ここは本当に難しい部分ですが。

このことに関しては考え方も様々だと思います。本当に「競技だけすればいい」という人もいるでしょう。生活などは適当でも競技で結果を残せばいいという感覚の指導者も存在するでしょう。私のスタンスは若干違うかなと。これも受け入れられるものかどうかは分かりませんが。もう少し詳しく書きたいのですが長くなるのでまた別の機会に・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道具をそろえる

2015-05-15 | 陸上競技
えー、なんかあれこれあるんですが書きたい事だけ少し書いておきますね。

前の前の記事に書いたのですが必要な道具をそろえる作業をしています。予算がある事なので全てはできません。それでも道具をそろえないと練習の幅が広がりません。これまでは数年間かけて道具をそろえてきました。今回は一気に。もちろん必要なものを全てそろえるのは難しくなります。優先的に必要な道具を集めていきます。今のチーム、人数が多いのです。それにより必要な道具の数も多くなります。ペアでやるにしても10個ずつは必要になる。少なければそれほどなくてもできますが、20人規模になると簡単にはできません。平等に練習するという事が理想ですがそこにこだわり続けると本当の意味での不平等となります。ここは譲れない部分かなと。

まずはバランスディスを21個購入しました。1個増やしたのは2万円以上になったら送料無料というのに引かれたから(笑)。よくよく考えると消費税込みで1008円だったから20個でいけたのかもしれません。抜きで2万円を超えないと行けなかったのかどうか確認すればよかった(笑)。まーこれで飛躍的に練習の幅が広がります。



意図的にカラフルにしました。なんかこちらの方が楽しそうですよね?私がそう思うだけであり選手にとってはどうでも良い話かもしれないですが(笑)。

そして更にジャンボメディシンボールを大量購入。これに合わせて1キロのメディシンボールも複数購入。ここですでに予算の大半は使い果たしました。それでも絶対に必要だと判断しました。同じ刺激を与え続けるのではなく様々な刺激を与えながら身体作りをしている。今頭の中にあるトレーニングの流れを体系化できれば確実に必要な筋力は強化できると思います。ウエイトをするのではなく、動きながら鍛えるという最大テーマを達成できる気がします。ひょっとしたらもう一度ウエイトに戻るかもしれません。それもあり。私が見ていて必要だと思ったら積極的に取り入れます。



意味のない練習をするのは避けたいと思います。とりあえずやる。他の学校がやっているから、本質は別にしてとりあえずやってみる。これは時間的にもったいないなと感じています。やるからには効果があるだろう練習を取り入れる。それもきちんと私自身がその意味を理解してから導入したい。人数が多くなればなるほど、雑な練習になりやすいと思います。やはりキツイことをやりたくない選手が出てきてそれが悪い意味でのムードメーカーとなり適当な練習の進め方になる。仕方ないと言って終わるのではなく、そうならないように持っていかないといけないと思います。たんに暇つぶし&入部したから時々いくという部活にはできません。意識が上がらない選手に合わせてやっていたら何も変わりませんからね。

私のスタンスが正しいかどうかは分かりません。こうやって偉そうなことを書いていますが、それを否定される人もいるでしょう。批判されることを恐れていたら何もできない。本当にそのことが悪いことで本気になっている選手にはマイナスになるなら、私は部活を退けば良いと思います。が、そんな事はないと思っています。少なからず強くなりたい、一生懸命にやりたいという選手にとっては絶対にプラスだと信じています。これも自己満足ですかね。

私は私にできる事をやる。それだけです。しっかりと取り組みたいと思います。見守っていただけるとありがたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ペットボトルの話

2015-05-14 | 陸上競技
これも微妙な例えなのでどこまで伝わるか分かりません。選手に少し話をした内容をここに記しておきたいと思います。

短距離と長距離の温度差が生まれてきているという話が内部から出てきたようです。それは私には分かりません。短距離がどのように変わってきたのか、長距離がどう変わろうとしているのか。そしてその変化は本当に必要なのか。誰の基準で判断するのかという話だと思います。必要と思えば何かしら変化していなければいけない。不要だと思えばその場に留まればいい。誰かに強制されるものではないでしょうね。前日にもう一人の顧問の先生と話をしました。私自身のやり方についてです。私はこういう性格ですから「やり切れない選手の気持ちを完全に感じ取ることができない」という自覚があります。やり切れない子を引き上げていくのが教育だと思っていますが、本当はそこに留まる事で本人は良いのではないか?別にそこまでしてやりたいと思っていない子もいるだろうから。それを無理やりこちらの価値観に当てはめて引き上げようとするのはエゴではないか?そんな気持ちがありました。

が、顧問の先生と話をしていて「変わるべきだ」と感じてもらっているようでした。私のやり方、考え方にある程度の賛同をしてもらえているようです。安心しました。だから、先日「長距離の前でも話をしてほしい」という依頼があったのだと思います。キッカケを与える事ができるかどうかなんだと。そのキッカケを感じ取れるかどうか。私の課題は「やり切れない選手が存在する」という事をきちんと理解する事ですし、もっと言えば「やり切れない選手が増えつつある」という事実を受け入れないといけないのだと思います。そこをどうするか?昨年度までのやり方を全否定するつもりはありません。私が否定しつつある感じがするので顧問の先生には申し訳ないなという気持ちが強くありました。夜の席で謝罪しました。「気にする事はない。私も楽しい。」と言ってもらえたのは救いです。

で、話を元に戻します。そんな話をしていたのでタイミングをみて全体に話をする事にしました。こういう話を聞くタイミングを逃す子は結局何変わり切れないというのだけは確かですね。思った事、選手が感じているかもしれない話をしておこうと思ったので。

この日、コンビニでミネラルウォーターを買いました。大した話ではありません。選手にその水を見せました。一つは500ml、もう一つは2lです。同じ種類の水です。これを見せて「値段はいくらだと思うか?」という質問をしました。多分、なんの話か分からないというのは分かっていました。この人は何を言っているの?という戸惑いはあったと思います。実はこの水、500mlは100円、2Lは98円でした。どちらが安い、高いという話ではなくほぼ同じ値段でしたら。

この事を競技局面における自分たちの取り組みに置き換えてみる事にしました。あなた達がこれまでやってきたのは500mlのペットボトル。見たら分かるように水が一杯入っている。これ以上水を入れる事はできないという状態。しかし、同じ値段で2Lの水が買える。中身は全く同じ。そして量は4倍。私はこの2Lの水になってもらいたいと思っています。昨年までの取り組みは500mlなのです。このペットボトルしか持っていなかったから「一杯になっている」と感じていたはず。しかし、私は2Lのペットボトルを持ってきた。同じ水でも本当はその4倍入るのです。500mlが最高の量だと思っていたのに本当は2L入る。それを示された時、やはり戸惑いは生じると思います。別に500mlでも良いからです。わざわざ2Lの水を入れ入れる必要はない。そう感じている者にはどんな話をしても伝わらない。そこはちょっとスルーでいいと思っています。冷たいかもしれませんが。

この子たちがやってきた事を否定するつもりはありません。しかし、本当はもっともっと広い世界がある。自分達で決めつけた大きさが最大ではないのです。小さいペットボトルのまま活動するのか、それとも大きなペットボトルの存在に気づくのか。値段は同じです。つまり、同じ高校生なのです。同じなら小さな世界で自己満足で終わるより、もっと大きな部分を見て行く方が将来的にはプラスになると考えています。繰り返しになりますが私が思うだけであってその事が正しいかどうかは別問題です。これまでの自分達の取り組みを全て否定されていると感じる選手もいるでしょう。が、このペットボトルの話で少しは伝わるのではないかと思っています。水を入れるペットボトルの大きさが根本的に違うのです。だから「少ないよね」という話になる。2L入るのに自分は500mlで一杯だと思っているから。

この子たちの可能性はもっともっとあると思います。しかし、それを感じ取れるかです。自分は500mlだと思っている子に本当は2L入るんだよ!と話しても信じられないかもしれない。だから、そういう話をする機会を持っていかないとダメなのかなと。自信を持てない部分があるでしょうから。

この逆のパターンもあるかもしれないなと思っています。これまで2Lのペットボトルに水を入れていた。実は少しずつペットボトルが小さくなっていっていて、気がついたら500mlに大きさが変わっている。自分はその中に水が一杯入っていると安心をする。が、気がついたら容量そのものが小さくなってきている。それは客観的に指摘されて初めて気づく。気付いてまた2Lに戻そうとするか、「いや、自分の水は一杯に入っている」と正当化するか。

数多くの部活動があります。それぞれがそれぞれの場所で取り組みをしています。が、我々が見ていかなければいけないのは「水が入れば良い」というだけではなく「本当はもっと入るんじゃないか」という部分。更にいうなら水道水や水たまりの水で一杯にするのではない。きちんとしたミネラルウォーターで一杯にしたい。質の問題です。どうせやるなら一杯の水を入れる。その水は適当に汲むのではなくきちんとしたミネラルウォーターを入れたい。その感覚だと思っています。

なかなか抽象的で分かりにくい話ですかね?ここまで詳しくは話をしていません。ペットボトルの大きさの話だけです。それでも分かりにくいかなという気はします。ここに書いてどれだけの人にわかってもらえるでしょうか?まー全て自己満足ですかね。長々と申し訳ありませんでした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作業をする

2015-05-14 | 陸上競技
水曜日、この日は練習はトレーニングとしていました。少しずつ練習道具をそろえていますから練習のバリエーションが増えてきています。多くの刺激を与えながら飽きずに練習をすることも必要になるでしょう。キツい練習ばかりをやってもやはり「やらされている」という感覚が大きくなるでしょう。そうならないようにじっくりと時間をかけて身体を作っていく。それに合わせて心の部分も育てていきたい。まだまだやらないといけないこと、やりたいことはあります。3年生に結果を出させてあげたいという気持ちとこれから先に向けてチームを作っていかないといけないという部分があります。どちらも兼ね合いをしながら取り組んでいかないといけません。やることは多いのです。

先日、バランスディスクを大量に購入しました。これがどう練習に活かせるか?練習道具をそれえただけでいきなり強くなるわけではありません。これを使いながらやっていくことで力が上がると思っています。どうしても時間がかかってしまいます。いきなりみんなが強くなれるのが理想なんですがその理想に届きません。トレーニングをする、技術指導をする。一朝一夕に結果が出せると選手も楽しいのでしょうがそんなに簡単なことではない気がします。道具が揃ってもまだまだ最大限の効果を出せるほどの練習内容にはできていません。形を覚えるという段階。今はやってみるだけという感じですね。これは選手が云々ではないのです。時間がかかるというのが難しいところ。

で、先日から欲しかった練習用のBOX、購入する資金はないので自作することに。まー大した話ではないですね。時間と材料さえあれば作れます。前回作った時には公務技師の方がほとんど作ってくれました。今回は基本全て自分でやることになります。それが当然なのですが、今まで甘やかされていました(笑)。ということで、代休をもらって道具の購入から始めました。部活で使うのだから休みを取る必要はなあと言われるかもしれませんが、逆に職務ではないだろうと批判されるかもしれない。だからこそ「公明正大」に休みを取りました。まー職場の道具を使うということに対して批判されるかもしれないですが(笑)。

まずはBOXの土台となるものを買いに行きました。これまではビールケースで良かったのですが、何年か前から貸し出しできなくなったとのこと。借りるという形で100円くらい払って返したらまた100円が返金される形だったと思いますが、怪我をしたら責任が取れないということになったようです。うーん、最初からつまづきました(笑)。仕方ないのでホームセンターに行って探してみることに。収穫物を入れるカゴが販売されていました。一つ500円くらい(笑)。これにより大幅に予算オーバーになることに。それでも必要だと思い購入しました。



これだけでは弱いので上に板を張るようにしています。少し滑るかなと思いながらもコンパネを購入することに。面がツルツルなので滑る可能性もあります。ここは今後検討しながらやっていけば良いかなと。大きなコンパネを買って裁断はホームセンターでやってもらうことに。こちらの方が手っ取り早いですし、綺麗に切れます。裁断料金も多少かかりましたが背に腹は代えられません(笑)。致し方ない。カゴに付けるのは以前はネジで止めてもらっていました。が、それは難しいので一番楽な結束バンドを使って止めることにしました。





11時過ぎから買い物に行き、あれこれして戻ってきたのが13時過ぎ。やはり時間がかかりますね。仕方ない。そこから穴をあけるためのドリルを探す必要がありました。工業の先生に相談をするとハンドドリルを借りることができました。裁断してもらったコンパネ、四角の角があります。ここに足を打って怪我をするというのは嫌なので自力で裁断することに。最初はノコギリでひたすら切っていたのですが、またも工業の先生が電動ノコギリ?を貸してくださりあっという間に作業が進む。いや、ありがたい。

そこから穴を開け、結束バンドで止めていく作業×10台。さらにはコンパネの角や板の面の端を全てヤスリで削る。角があるととにかく打つと痛いですし、必要ない傷を負うことになります。安全に配慮をしながらやっていくことも必要になります。結局完成したのは16時前。なんとか練習に間に合ったなという感じでした。まーこの日に全て完成させなくても良かったのですが、やるからには一気にやってしまわないと面倒になるので(笑)。

結構苦労したのに写真を撮るのを忘れていました(笑)。あー。ということで最後にBOXとバランスディスクを使って簡単にトレーニングしたのでその画像を載せておきます。選手の顔が写らないように配慮。もう少しきちんと出来ている選手の画像にすれば良かったのですが(笑)。これが半年後にはもう少しマシになっていると思います。簡単なジャンプや片足スクワットなど大きく練習の幅が広がります。手作りでチームを作っていくという作業の途中です。これからですかね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本当にどうでも良い話

2015-05-14 | 陸上競技
本当に本当にどうでも良い話を書いておきます。

日曜日、久しぶり(2ヶ月ぶり?)に会った方がいました。前任校ではやっていた取り組みの中で9月以降数度会うというレベルの関わりでした。自宅が近所だったことがあり、ちょっとした書類を持って来られました。少し話をして「痩せられました?」と言われる。全くそんな感じはないので「日に焼けたから引き締まって見えるんですかね~」という話をして終了。全く気にしていませんでした。

月曜日、火曜日と若干の違和感を感じる。歩いているとカッターシャツがズボンから出てしまうのです。階段などを上がった時に後ろが出てしまう。小学生か?!(笑)。これまで何も考えていませんでしたが、よく見てみるとベルトの穴が一番端になっています。数ヶ月前までは端から2つ目の穴で止めていました。え??本当に痩せたのか?たった1ヶ月半くらいです。劇的に痩せることは考えられません。

が、確認してみると一番端にしているにも関わらず、それでもスカスカです。握りこぶしが2つくらい入りそうな勢い。ベルトの意味が全くない状態になっていました。笑えません。「いやー、うらやましいね」という会話をしながら過ごしていました。環境に慣れるという意味で実はすごいエネルギーを使っていたのかもしれません。全く気がつきませんでした。

で、今朝体重を測ってみると激痩せ。細く見られますが実は70キロちょうどくらいの体重がありました。内臓脂肪でしょうか(笑)。今朝確認すると65.8キロくらいでした。いや、4キロ痩せてるじゃないですか!!ウエイトコントロールの話を部員にしますが、実は一番痩せていっているのは私なのではないか?!(笑)。これだけ体重が減るというのはなんなんでしょうね。病気ではないと思っていますが、ここまで減ると不安になりますねー。今年は指定年齢で人間ドックを勧められています。まだ予約さえしていないですが、タイミングを見て行ってみたいと思います。

これが単なる笑い話だったら良いんですけどね~。どうなんでしょうか(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誰のためなのか

2015-05-13 | 陸上競技
ちょっと思うことを。

チームを作る。これは本当に大変なことだと思います。積み上げていくことでしか集団はできない。この積み上げに関してはかなりの時間を要します。簡単なことではありません。時間をかけ、「集団」の意味を理解し「目標」を共有する。クラスというのは同じ目標を共有するのは難しい部分があります。何かを一緒にやるということは少ないですから。それでもある程度は集団として成立する。が、部活動において「集団」という意識は必要不可欠だと思います。

積み上げるのは恐ろしいほど時間がかかります。そしてその必要性を感じさせるまでのエネルギーの量というと尋常ではないレベル。簡単にできることではない。とにかく「意思」をきちんと伝えていき、それを理解させるという部分に大きな力を使うことになるからです。この集団は1年ごとに入れ替わります。いいチームができたと思ってもそれは1年も経たずに入れ替わる。そしてまた最初からチーム作りを始めないといけない。この大変さは本気で「チーム作り」をしたことがある人にしか共有できない部分だと思います。それなりの集団でよければ簡単に作れます。本当に厳しい。

逆に崩れるのは一瞬です。あれだけ労力をかけて積み上げていってもたった一人でも「集団」という意識を持てない者がいればあっという間に崩れます。そして戻りません。積み上げる労力と崩れ去る儚さ。このギャップは半端ないですね。そうならないように毎日、きちんと練習や生活をコントロールする必要があると思っています。少しの変化も見逃さずチームとしての活動をしていく。

陸上競技は個人種目の部分が大きい。だからそこまで集団として活動する必要がないと言われるかもしれません。そこの部分は人それぞれの考え方だと思います。私は個人種目だからこそ集団としての力が問われると思っています。一人だけ強くて一生懸命にやる選手がいればそれでいいのか?そこに価値はないと思っています。これは私の価値観。強要するなと言われたらその通りなのかもしれませんが。

練習をする。集団活動をする。ここにどれだけの価値を感じることができるか。どうしても「やらされている」という感覚を持つと思います。勉強も同様。怒られるからやる。指摘されるからやる。みんながやるからやる。この部分、否定できない事実です。最初の段階で「自分のために最大限の努力をする」という高校生は本当に少ないと思います。これまでほとんど見たことはありません。最初は多少強引にでも「方向付け」をしなければいけないと思っています。全てにおいて「自分のためだから」と最大限の努力をできるようであればあっという間に力は上がります。それができないから難しい。

「自分のためにできることは全て全力でやる」という気持ちが持てたら・・・。一瞬で人は変わります。すべてはつながっている。一つだけ一生懸命にやるのは意味がないと思っています。マルチタスクと言われるように実際には複合的に活動していくことが必要。勉強も練習も日常生活もきちんと全力で送らないといけない。これはどれだけ言われても本人が必要性を感じないようであれば何も変わりません。「やらされている」感覚を持ち続けている間はどのような練習をしても効果はない。嫌々やっているだけですから。求められている部分は結局は自分自身のためなのです。ここを理解できない間は何を言っても強くならない。そう思っています。

この手のことを書きたいなと思っているのですが・・・。ちょっと頭の中の整理をしながらですね。今のチームが云々ではなく一般論としてですが(笑)。また書きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする