kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

短い距離中心で

2016-04-17 | 陸上競技
またも更新滞る(笑)毎日更新する事が目標なのですがなかなかそこまでたどり着きません。よくないですね。気持ちが弱い(笑)時間を効率よく使わないとダメです。

木曜日、この日の練習は競技場としました。火曜日にスピード持続をやっているので木曜日はスピード練習をする事に。思いつき練習ではありません(笑)。一応計画を立てていました。選手達にはそれなりの覚悟を求めています。ひょっとしたらこの日もスピード持続をやるのではないか?!と怯えていたかもしれません(笑)あまり頻度を増やしすぎると疲労蓄積します。こちらとしても考えてやっていかなければいけません。基本的に私の練習は強度が高いですからね。バランスです。

この日、1年生が足が上がらないということなので治療。前日にトレーニングをやっていますからそのダメージだと思います。色々と思うことがあってサプリメントを少し準備しました。少しでも選手にプラスになればと思っています。前の日にも話したのですが私の主たる業務は陸上指導ではありません。当然ですが。陸上で得たモノは陸上に還元する。私なりのポリシーです。そうやって選手に何かしら還元していければなと。

練習はいつもの流れ。並走をやってからバトン。今回は各区間でのバトンとしました。本当であれば付きっ切りで見ないといけません。ある人から「バトン練習多いですね」と言われました。まー「全くやらない」所も見かけますからかなり多く見えるでしょうね。一年を通してバトン練習をしています。試合の前だけやるというのは違うなと。少し質問されたのである程度の事を答えました。まだまだうちもバトンの精度が低い。女子は一年生を中心にリレーを組みますから0からのスタートです。もっと時間が欲しいというのが正直なところです。総体までにきちんとやれるようにして来年までメンバー固定でやっていくつもりです。走順は変えるかもしれませんが(笑)

私はひたすら治療。何だか分かりませんが(笑)。練習を見に行っているはずですがこの手の事が増えてきています。選手のために何ができるか?!という部分も含めてですね。一応目の前で練習をさせていますから気がついたらすぐに指摘しています。これは大切だと思っています。「やっておけ」という練習をやり続けるのはおもしろくないですからね。最後にスタート練習をやってこの日は終わり。スタートもかなり改善されてきました。本当は冬期練習でもしっかりとやりたかったのですが。これからは継続してやっていきたいと思っています。

最後は足首を痛めている選手の治療。家で治療できるように「塩」を購入する事にしました。これに関してはまた書きたいと思います。「塩」をどうするのか?!という話ですね。周りから見ると変な風景かもしれませんが効果あると思う事をしっかりとやっていきたいですね。

とりあえず短いですが書いておきます(笑)
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離任式&トレーニング

2016-04-15 | 陸上競技
水曜日、離任式が行われました。昨年は前任校の離任式に参加させてもらいました。今年は送り出す側。本校では1年生も離任式に参加します。これが一般的なのかどうか分かりません。面識がないので思い入れなどもありません。とはいえ、「最後の言葉」というのは大きな意味があると思っています。「別れの言葉」というのは人それぞれの「在り方」が出てきます。その人の「想い」が現れる。大切な時間だと思っています。貴重な経験だと思います。

あっという間に1年間が過ぎていきました。多少は学校に慣れてきたかなという感じはあります。何度も書いていますが「万人に受け入れられるタイプではない」と自認しています。私が芸能人だったら炎上するでしょうね。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。私の事が嫌いだったらほんの少しの事を探して批判する。大勢に影響がない部分にまで批判が出る。枝葉の部分で話をしていたら本質的な変化はありません。クラスの生徒が私のことをどう思っているのかは分かりません。迎合する生き方はしません。友達感覚もありません。だから敵も増える。誰のための教育活動なのか。ここだけは忘れたくないですね。

練習は雨だったのでトレーニングとしました。動きの確認をするタイミングがないので練習の前半はドリル。膝締めから始めてハードルを使った練習へ。本当は一つ一つ丁寧にやっていかなければいけないのですが。もう少し時間が確保できると良いなと思っています。そこからシャフトへ。トレーニングは継続してやっていかなければいけません。

この日は前任校の選手が一人学校に来ました。ハムストリングを痛めたというので簡単に治療。「他校の選手に」と言われるかもしれません。が、私の性格的になかなかドライになれません。学校が変わったといえやはり関わった選手です。この冬は何度も一緒に練習をしています。この子達で前任校の短距離は終わり。最後をきちんと迎えさせてあげたいと思っています。そのために出来ることは多少でもやりたい。これは「人として」という感情です。

治療をしながら練習を見ることになったので女子のトレーニングしか見ることができませんでした。やり投げ選手もシャフトを重くしました。ポールと一緒です。これまでは「走るためのトレーニング」が中心でした。今更ですが「専門性を高める」という感覚を持たなければいけません。本当に勝負をしようと思えばやるべきことはたくさんあります。かなりキツそうでした。周りの子が声をかけながらやっていましたね。こうやってチームとして支え合う。らしくなってきました。

一年生にもトレーニングをさせています。かなりキツイと思います。走りで腕が全く使えていない選手もいます。最低限の筋力をつけておきたい。筋力的に弱い選手はトレーニングが苦手です。当然ですね。それでも少しずつやっていかなければいけません。県総体で結果を出そうなんてことは思っていません。長い目で見ていかなければ。きちんと磨けば信じられないくらいの力を発揮できると思っています。そのためにはキツくても我慢してやっていかなければいけない。幸い言われた事、与えられた事は一生懸命にやります。強くなる要素があります。こういう選手の想いに応えられるようにしていかなければいけないですね。

こちらもサポート体制を整えたいと思います。ちょっとしたものを準備しました。私にできる事は最大限にやります。選手が本気になるのであればこちらは時間も労力も惜しみません。本気であれば、ですが。「なぜそこまでやるのか?」と言われる事があります。何故でしょうね(笑)。そういう性分なのだと思います。周りから体調を心配されますが何とか元気です。選手の事を考えると私自身も健康に気を使わないといけないなと思いますね。迷惑をかけたくないですから。

まとまりのない文章です。相変わらず(笑)。私らしいという事でお許しを(笑)
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スピード持続

2016-04-14 | 陸上競技
火曜日、課題テストがあるため朝練は勉強会。何度も書いていますが練習だけやるつもりは全くありません。勉強もやらないと意味がない。当然の話だと思っています。

この日は午後から競技場へ。前の記事にも書いていますがスピード持続系の練習をやりたいなと思っていました。とはいっても特別何かをするというわけではありません。高いスピードを出してそれを持続させる練習をするだけ。それほど特筆する話ではないのです(笑)

思っていたよりも風が強く肌寒く感じました。多分気温自体は高いのだと思いますか風が冷たい。冷たいというか強すぎ。暖かいと思っていた者もいたようでかなり薄着で参加している者もいました。気をつけないといけません。身体が冷えると動きません。その状態ではやりたい練習もできなくなってしまいます。難しい時期だと思います。準備という意味でも色々と考えておかなければいけなくなりますね。

放課後にちょっとした行事が入ったので練習開始は遅くなりました。3時間練習をしたいなとは思っているのですがなかなかできません。省略できる部分は極力省略してやっていきたいと思っています。アップは自転車で移動してくるのがアップだと考えています。すぐに動的柔軟をやってから壁。久々の放課後競技場です。多分県体から来ていないと思います(笑)。時間の確保のことを考えて冬期練習は学校でやっていました。競技場で練習するペースをつかむまでに少し時間がかかるかもしれないですね。

テキパキとやっていってスピードスキップ。チューブ腿上げ。チューブ5歩、各自で加速練習。スキップをやっている時に動きが悪い選手が多かったですね。アップ不足というのもあるかもしれません。股関節周辺の動きがきちんとできていない可能性がある。そうなると練習の質が下がってしまって意味がなくなってしまいます。本当に難しいですね。ある程度やってから並走へ。

足の痛みがある選手は様子を見ながらです。ダッシュは怖いということなので付きっ切りで動きを確認するという流れ。1週間前は歩くのも痛そうでしたからかなりの回復です。治療する時間がもっとあれば違うのかもしれません。痛みが出たり、張りが出たらその都度緩めていくという感じです。こういう意味でも気功が出来るようになったのは大きいかなと感じています。痛めて「治るまで待つ」というのをやっていたら大切な時間だけが過ぎていきます。「本当にできるのか?」と言われるかもしれませんが結果的に治っているのであれば問題はありません。信じる者は救われる。まー宗教ではなく本当に治癒力が上がるので(笑)。かなりのスピードで走れるようになってきました。あと一押しです。週末にはダッシュができるのではないかと思っています。かなり力が上がっていましたから無理をさせないように準備していきたいですね。

他のメンバーは並走からバトンパスへ。合わせを行いました。スピード持続の練習をしたいと思っていましたがその前に「スピードを上げる」という練習もしておかなければいけない。やりたいことがありすぎてなかなか大変なのです(笑)。追い風に乗って普段よりも速いスピードでのバトン。トゥトレをしなくてもこれくらい風が吹けば普段よりも脚が回ります。あー「脚が回る」という表現はわかりにくいと思います(笑)。本当は回したくないのですが、イメージとか言葉の問題ですね。後ろで回るなんていうのは私的には許せない(笑)。表現が難しい。

かなりスピードを出してそこからスピード持続。とはいっても本当に120mを走るだけです。単に走るのではなく最初からスピードを上げてそれをどこまで持続できるかという練習。フィニッシュ手前で緩めるというのは絶対にありえません。ましてやトップスピードに上がってから緩めるなんてことは許さない。キツイというのは前日の話の時点で分かっているはずです。それをどうやって越えていくか。これまでは「脚が痛くなるのでは」という部分もあったので我慢していましたがやはり勝負をしようと思えば高いスピードを維持する」練習をやっていかなければいけないと思います。

繰り返しになりますが「普通の練習」です(笑)。特別何かをやっているわけではない。あえていうなら前日に「強くなりたかったら苦しいところを耐えろ」と話した事がポイントになるのではないかと思います。私が求める120mの距離はテンポ走ではありません。高いスピードをどれだけ保てるか。自分自身の意識の問題も出てくると思います。そこで高いスピードを何メートル維持できるのか。落ちそうなところ我慢して何メートル動かし続けられるのか。そこだけです。1mでも長く維持できればそれが結果的に速く走ることになる。苦しさから逃げずにやっていく姿勢を身につけてもらいたい。それもあってあえて前日にキツイ話をしたのです。

かなり追い込めました。1年生は少し抑えることにしていますがこの日はの1セット目は同じ本数。疲労はハンパないと思います(笑)。それでも元々持っている才能を磨くためにはやらないといけない。時折「原石」の片鱗を見ました。これ、本当にやっていったらかなり強くなるんじゃないか?!という感じです。無理はさせません。それでも無理をするときもあります。男女共に良くやっていました。

中心となる選手達が声を出して引っ張ってくれています。目覚ましい成長があります。キツイのでテンションがおかしくなるというのもあるかもしれませんが、それでも大きな声を出してしっかりと取り組んでくれていました。こうやって「役割」を果たすというのは本当に大切なことだと思います。下級生が入ってきて本当に何人かは変わってきたなと思います。1年生が入ってきたから強くなった、と揶揄される可能性はあると思います。それくらい素晴らしい選手達が集まってくれましたから。しかし、その子達も所詮高校1年生。上級生達がいるから練習ができる。何か言われたら絶対に言い返そうと思っています。1年生が入ってきたからチームが強くなったのではない、と。その前の段階があるからです。

チーム作りには数年間かかると周りからは言われいました。もちろん、こちらとしても「想い」や「考え」が上手く伝わらず眠れない日々が続きました。それでもこうやって練習がきちんとできる選手達に成長してくれています。あれこれ言われるかもしれませんが、間違っていなかったと思っています。練習に取り組む選手の表情は真剣そのものです。こういう姿を保護者や関係者に見てもらいたい。

前日の話が響いたのか。何人もが良い練習をしてくれました。気持ちの持ち方で絶対に変わってくるのです。同じことをやっても「嫌だな」と思ってやる練習と「絶対にやってやる」と思ってやる練習では大きく異なります。見違えるような動きを見せる選手もいました。また、こうやってスピード持続をやる中で普段では分からないことも見えてきます。筋力がない選手はやはり動かなくなります。スピードに耐えられなかったり、腕振りが飾りになってしまう。そうなると差が出ます。こういう部分を長期間かけて強化していくことで確実に強くなると思います。伸び代がある。才能だけではなく指導をきちんと受けてそれを磨いていけばもっと違う世界が見えてくると思います。

女子は練習が終わってからすぐに帰らせました。片付けは男子で。平等ではないかもしれません。が、女子は女子で別の機会に何かやってくれればいいだけ。早く帰らせるのは悪いことだとは思いません。女子のポール選手が「自分が使ったのに申し訳ない」と気にしていました。そう思うのであれば「結果」を出して恩返しをすればいい。そう伝えました。チームとしてやっているのです。助け合いながらやらなければいけない。秋から始まる女子ポールで結果を出し、来年のインターハイに向かう。それが支えてくれる人達への恩返しだと思っています。こういう気持ちが持てるようになってきたのも成長だと思いますね。

いい練習でした。1日限りにならないようにしてもらいたいと思います。
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キツイところで耐える

2016-04-14 | 陸上競技
なかなか話が追いつきませんね。仕方ないのですが。

「ある程度の補強」からの続きです。同じ話をしても「受け取る側の感覚の違い」によって全く違う。私は「頑張る」という言葉が好きではありません。あまりにも抽象的な言葉なので。少しやっても頑張っていることになります。「なんでこんなに頑張っているのにあれこれ言われるのか」と思うかもしれません。が、ほんの少しやっても「頑張る」ことになる。

これまでも選手たちは「頑張っている」と思います。しかし、「必死になる」所までできていたか?と言われるとまだ足りないと思います。記録会の前、スピード持続系の練習をしませんでした。全くと言って良いほどやらない。ここには私なりに理由があります。

私の練習の特徴は「スピードアップ」と「筋力アップ」を中心に置くことです。明確な目的を持ってやっています。レースなどを見ると課題とする部分が少しずつ解消されてきていると思っています。しかし、そこに重点を置いたがためにもう一つの大切な要素「スピード持続」が出来ていません。もっとバランス良くやらないといけないと思ってはいるのですが。足の状態などを見極めながらやっていかないといけないので。短い距離の練習をかなりの量繰り返していますから負担は大きかったと思います。週の後半は無理をさせませんでした。

が、その結果「スピード持続」が出来ません。最大限に上がったスピードを落とさないように保つ。これはかなりキツイことだと思います。テンポ走のようなスピードで動きを保つのはそれほど難しくないと思っています。書いていて思ったのですか、アプローチの仕方なのかなと思います。これに関してはまた書きます。多分(笑)。

ここでやっと話が繋がってきます。上がってきているスピードを落とさないように保つ。これに関しては一番キツイことなのではないかと思います。加速段階でスピードを上げなければいけない。そしてそれを保つ。一切気を抜けません。自分の心の中で「キツイから少しくらいは良いだろう」と考えてしまうとスピードは鈍ってしまいます。苦しい場面で耐えるという「心」がなければ練習の効果は発揮できないのです。

軽い気持ちで「強くなれたら良いな」くらいでは私の練習は耐えられないかもしれません。やるだけなら出来ますが。効果を上げるためには「必死にやる」事が必要になります。そしてそれが出来るのは私ではなく「選手自身」です。最後は選手自身が「やる気」にならなければ苦しいところで耐えることは出来ません。なんでこんなキツイことをやらなければいけないのか?なんて考えているようでは耐えられないと思います。

そのために「ある程度補強」という話しをしたのです。感じ方は人それぞれ。しかし、自分に必要だと思うなら「これでは足りないのではないか?」と感じながらやっていくようになります。私は「変わるキッカケ」を与えることは出来ますが最後は本人の問題です。耐えられないようでは強くはなれない。理不尽な扱いに耐えろなんてことは言いません。自分が目指すことに対して必要な事は耐えてやり続けないといけない。楽をして強くなるというのは不可能だと思っています。

中学時代に強かった。それはそれです。今は今。高校生が過去の栄光にすがって生きるというのは面白くありません。私は預かった選手に対してやれる事は全てやります。時には厳しい言葉もかけます。力があるから特別扱いをするのは違います。力があるならさらに「耐える力」が必要になります。スピードが出れば出るほど身体にかかる負担は大きくなる。そこで「もう無理だ」と緩めてしまえば練習効果かあがりません。

この「耐える」というのと感覚の話です。それなりではなく「やれること全てやる」中で耐えないといけません。出来ることを全力で。がむしゃらにやらないといけません。涙を流し、汗を流し、必死に強くなるためにがむしゃらにやる。その感覚が持てなければ強くなれない。スピード持続はきつい。そこを耐えられる事は自分自身にとってどれだけの意味を持つか。9割のスピードではなく全力で保つというのは苦しい。そのための「心」をどう作るか。

そんな話をしました。響くでしょうか。
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ある程度の補強

2016-04-13 | 陸上競技
微妙なタイトルですね。ちょっと話をした内容を忘れないように記録しておきます。県記録会が終わってから翌日までの話です。

記録会が終わってから話をしました。月曜日は練習は休みにする予定。それでも集合はする。単なる伝達事項ですね(笑)。その時に「ある程度補強をしておくように」と伝えました。足りない部分を補う。体幹や上半身は足りていないから、という話をしました。あえて「抽象的な話」をしたのです。

翌日、少しだけミーティングをしました。この「ある程度の補強」に関してです。あえてどれくらいやったかを聞きました。ある選手は「腹筋をちょっと」という答え。ある選手は「近くの公園に行って懸垂を」という答え。この時点で「ある程度」の尺度が異なるのがわかるでしょうか?ある人にとっては「ある程度」は本当に少しやれば満足するレベルになる。ある人にとっては自分に足りないと思っている部分を補うために屋外に出て身体を動かす。ひょっとしたら「やっていない」者もいるでしょう。30分くらい必死にやった選手もいるかなと思います。

この「ある程度」という分かりにくい言葉。受け取る側によって、受け取る側の「覚悟」によって意味合いが全く異なるのです。「それなりにやっておく」だけで良ければやなりそれなりの結果しか残せません。与えられた指示に対して「何が何でも」という気持ちがあれば自ずとやるべき事が見えてくる。自分に必要な事を考えて、自らやる。これが出来るかどうかだと思っています。

なぜこのような話をしたのか?今の取り組みに対して考えさせる必要があるからです。1年前に比べるとかなりチームの雰囲気は変わってきたと思います。本来であれば選手主導で雰囲気づくりなどをしていかなければいけない。しかし、なかなかそれはできません。こちらとしてもやるべき事をやれるチームにするために引っ張っていかなければいけないという気持ちはありました。本当に変わってきたと思っています。一生懸命に「頑張る」ことができるようになった。

が、それは何と比較してなのか?過去の自分と比べて頑張れるようになっただけではないか。これまで10のうち2しかやれなかった者が4やれるようになれば倍の頑張りとなる。自分としては「すごく出来るようになった」という気持ちになる。間違ってはいないと思います。しかし、本当に強くなるために必要な「一生懸命さ」と比べると足りていない。そこに気づかないといけない。本当は10のエネルギーでならないといけないのに、「ある程度」やっていることでいつの間にか満足してしまう。人によって「ある程度」の基準が大きく異なるのです。

これまでの練習。本当に良くなっていると思います。が、それは目標に必要な練習として成立していたか?決められた量を走るだけではなくその「中身」の問題なのです。これまで苦しくなったときに「キツイな」と思って楽をしてしまったことはないか?人なら誰にでもあることです。しあし、それを続けていたら強くなれるはずがない。「絶対にやってやるぞ」という気持ちが持てれば最後の一回まで気をぬくことなくやれるようになるのです。

本当に強くなる選手というのは「その気」になっています。指導者は背中を押すことはできますが最後は選手自身がやるかやらないかだと。どれだけ力があったとしても最大限の努力ができない選手は魅力を感じません。強い弱いは別にして「やれる事を最大限やる」という選手であるかどうかだと思っています。

勝てるから楽しい、勝てないから楽しくない。これを基準にやっていたら練習は楽しくない。自分にどこまでできるかを試せるかどうかだと思っています。「ある程度」の満足度をどこに持っていくか。そこで結果は大きく変わってきます。本当に強くなりたいのであれば「苦しくても絶対にやり抜く」という気持ちが必要になる。その気持ちを持てるかどうかです。

かなり端折りましたが(笑)。そんな話をしました。実は続きがあるのですがそれはまた別に。分かりにくい記事ですかね?お許しを(笑)
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明確な課題

2016-04-12 | 陸上競技
日曜日、県記録会がありました。ここに関しては考えるところがあります。シーズンイン、課題を見つけるためのレースです。調整して臨むものではないとこれまで考えてきました。長い目で見た時のスタートラインという感じでしたから。これに関しては思うことがかなりあります。今年は色々な意味で考えさせられました。

「準備」が大切だと思っています。レースというのはあくまで準備をしてきた結果を出す部分。万全の準備ができていなければやはり結果は出ません。こちらが考えていること、意図していることはあります。レース前に伝えると「仕方ないや」と甘えてしまうのであえて言わず。

選手は「記録を出したい」と思います。当然です。毎回毎回ベストを狙うというパターンもあると思います。前日に「課題を見つけるためのレースにして欲しい」と伝えています。記録が出たら出た時のこと。ここがピークではありません。それよりはレースの中で今の自分に足りないことを感じて欲しい。走っただけで終わってしまうようなレースはしてほしくありません。

アップには付き添いました。レースに出ない選手の様子を見るという意味合いもありましたから。少し前に試合のためのアップに必要なことを紙にまとめて渡しています。記録会の前には何度か試合のためのアップをやっています。こういう部分を確認するための期間も必要だと思っています。

私の指示が不十分だったこともありアップで刺激を入れるのが足りませんでした。ここの話も今後はやっていかないといけないと思っています。特に記録会のようなパターンでどうするかは課題だと思います。アップも選手に任せるというチームもあるかもしれません。中学時代にやっていたアップのままでやるというのも。ここは考えものだと思っています。細かいところまで考えてやっていきたいなと思っています。

レースは向かい風。記録は出にくい状態でした。その中でベストを出した者もいます。それはそれ。レースに出た選手の大半が同じ課題がありました。これは「当然」の結果です。そういう練習を全くやっていないのですから。それを感じてもらってどうするか。スプリントの大きな課題だと思っています。私の練習パターンの中で重視している所。それなのにあえてやっていない。時期的にもう少し早めにやった方が良いのでしょうが、「心」の部分が必要になります。そこが出来なければやっぱり課題を持った練習にはなりませんから。

新入生もレースに出ました。結果は合格レベルかなと。最後まできちんと走りきれない者もいましたが(笑)。これは今からの課題。気持ちの部分ですね。持っている才能を最大限に発揮させるのがこちらの役目。今はまだ「種」のまま。芽を出させるために最大限のことをやります。時間がかかるかもしれませんが。この子達は結果には納得しないでしょうね。が、今の力を冷静に把握してからやる。ここが最低レベルなのです。上がるしかない。悔しかったらやるしかないですし、現実に目を向けてやっていかないといけません。「中学の時は速かったのに」と言われる選手にはさせません。

色々と思うことはあります。また書きます。
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なぜかヘロヘロ

2016-04-11 | 陸上競技
また滞っています。すみません。

先日から足を痛めたりする選手が出ています。その治療に全力を尽くしています。かなりの回復を見せているので気功の効果に改めて驚かされます。手を当てる時間が確保さえできれば当てることは苦になりません。治療をしながら競技の話もできます。そうやって「心」の部分を成長させていくことができる。意味のある時間だと思います。顔付きが変わってきている。かなりの確率で今年プレイすると思います。周りが思う以上に。

数日間手を当てています。昨日も別の選手の治療を。繰り返しになりますが姿勢がきつい以外は全くもって問題ありません。

が、夜になるとものすごい睡魔に襲われます。これは気功の影響なのか、単に疲れているからなのか全くもって分かりません。とにかく急激に眠くなりそのまま力尽きてしまうのでます。そのため夜にblogを更新しようという気になりません。気にならないというか寝ているからできないのです(笑)。どうなんだ?!

バタバタしているのでなかなか余裕はないのですが。それでも書きたいことはたくさんあります。忘れないうちになんとか書きたいのですがやっぱり寝てしまいます(笑)

必ず更新していきます。なんとかかんとか。まーお許しください。申し訳ありません。
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精度

2016-04-08 | 陸上競技
水曜日、この日は競技場で。アップ自体を試合の時と同じ形にしました。コンディショニングから始めてドリルへ。

身体ほぐしと言われる動きがあります。以前、「スプリントドリルをやったことがあるか?」と聞いた後に実際にその動きをさせてみると「身体ほぐし」だったことがあります。私はコンディションを整えるので「コンディショニング」という言い方をしています。レースのアップて行わせています。

これ一つを取っても「何のためにやるのか?」という意味を考えないといけないと思います。雑にやっていても意味がないからです。身体が動きやすい状況を作るためにやるのです。何となくやっているならやらない方が時間の節約になると思います。これも考え方なのかもしれません。細かい事ですが私的にはこの部分は外せないと思っています。肩甲骨周辺と股関節を動かす。この意味がきちんと分からなければいけません。自分の身体の状態を把握させるという意味でも徹底はしていきたいと思いますね。

その後は道具を使わないアップの確認。大会の時には道具が使えません。その中でどうやってやるか。アップを選手に任せる所も多いと思います。一律で本数が同じでなくてもいいと思います。自分がやりたい動きを意識できるドリルをやればいい。しかし、こちらが狙いとしている動きを必ずやらせます。お任せでやるというのは私的には許可できません。ある程度決められた事をやらなければ練習と試合が別物になってしまうからです。

ある程度やって並走へ。ここは全くといっていいほど「ダメ」だったと思います。練習量を落とすようにしています。ここに関しては書いてきたとおりです。調整のためではなくあまりにも疲労が蓄積しているだろうという感じがあるからです。量を減らして本数は少なくしますがやる事は変えません。それなのにバトンパスの精度が低いのです。ここは違うと思います。

もっともっと細かい所にこだわっていかなければいけないと思っています。普通にやっていたら勝負はできません。走力がずば抜けているわけではないからです。稚拙なバトンでやっていて大幅にロスして勝負できるわけではありません。もっとコミュニケーションを取りながら何故きちんと狙い通りに並走が出来ないかを考えるべきです。ゆっくりのスピードでバトンが渡ったとしても実際のレースでは使えません。そのために毎回のようにハイスピードでの並走をやっているのです。このスピードだから意味があると考えています。アンダーパスはやる気さえありません。オーソドックスなバトンをやっていきたい。

本数的にはかなり絞りました。スピードは落としませんが。最後に並走プラスαをして終了。

最後に話をしました。きちんとした準備をすることに関してです。この日、練習場所を把握できていない新入生がいました。そのためスパイクを忘れる。まー最初ですから厳しく言うことはありません。これが何度もあれば決して許しません。自分のことだけではなく他の人にも迷惑をかけることになるからです。

前任校での話。本気でインターハイを狙っていたリレー。そのメンバーがあろう事か中国大会にユニフォームを忘れてきました。この時点で気が動転して集中力を欠く。保護者に持ってきてもらいましたが戦わずして負けてしまっている感じがあります。県総体で優勝してインターハイ狙いで来た個人種目も準決勝で敗退。焦りが自分の走りを失わせるのです。これでは戦えないのは当然です。今回は練習での忘れ物でした。が、これが大切な試合、勝負がかかった試合だったらどうでしょうか?リレーをするのに1人が周りに迷惑をかけていたら戦えなくなります。

練習。これは試合のための準備です。きちんと練習をして準備をしなければレースに出る意味はないと思っています。練習をしてきたから試合に出る意味がある。適当にやっていて試合に出る意味はない。計画的に準備が必要なのです。そう考えると「練習のための準備」も必要になります。練習だけをやればいいわけではない。練習が終われば次の日に向けて身体のケアをしないといけなくなる。この準備を怠れば故障につながり良い練習が出来なくなる。全ては「準備」だと思います。この事を理解できなければやっぱり上手くいかないのです。

新学期が始まります。そのための準備もしておかなければいけません。練習をしていたから勉強ができなかった。こんな次元の低い言い訳をしていたら強くなるはずはありません。勉強する時間は与えています。それをやらなかったのは自分自身なのです。木曜日は休みにすることにしました。その時間をきちんと「自分のため」に使えないような選手は絶対に強くなれないのです。

こちらの話を選手がどれだけ伝わるか。「心」の部分です。精度を上げていくという意味でも取り組む姿勢の見直しが必要です。時間を与えます。それの使い方です。

こちらの考え方を選手が理解できるかどうかですね。こだわってやっていきたいと思います。
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軽く補強&投擲練習会

2016-04-08 | 陸上競技
火曜日は学校でトレーニング。といってもこの日は前日のこともあり少し落としめに。ポール選手だけはシャフト補強。走練習ができていません。専門的な練習の量が増えていますから仕方ないと思います。これは専門の先生と相談しながらやっています。私的には走らせたいのですが(笑)。11秒5くらいで走れるようになったらポールも跳べると(笑)。それに伴う技術がなければ絶対に跳べないのでやっぱり今は専門練習に比重が偏りますね。

シャフト補強を2人だけ重くしました。これから先のことを考えて、です。出来るかどうか不安な部分もありましたが案外できました(笑)。女子に関しては短距離男子よりも重くしてもできました。ひょっとしたら全体的に重くしても良かったのかもしれません。他の練習と組み合わせながらやっていましたがこれがうまくいっていたのかもしれません。この辺りのことはシーズンの合間に検討したいと思っています。

他の選手はダイナマックスをやってからハードルを使ったトレーニング。私はこの間に治療をしたり大会申込の準備をしたりとバタバタでした。遊んでいるわけではないのですがなかなかスムーズに物事がいきません。出来ることはもっと早くやっておかなければ。先週ダウンしていた反動が来ていますね。

体幹中心にやって2時間程度で終わり。私的にはかなり落としているつもりですがこれだけ補強していたら落とせていない気もしますね(笑)。様子見です。

そこから私は周南へ。やり投げ選手が前任校で合同練習に参加させてもらっていました。預けっぱなしで顔も出さないというのはやはり違うなと思うので。このような恵まれた環境の中で練習させてもらえるというのは本当にありがたいことです。長いお付き合いの中で生まれてくる事だと思っています。私は何も恩返しができていませんが結果を出す事で感謝を示したいと思います。治療をするために選手を1人連れて行って練習見学の間手を当て続けることに。

うちの2年生女子4人います。短距離1、高跳び1、ポール1、やり投げ1。どうしたkaneko?と言われるかもしれないですね(笑)。これまでであれば基本「スプリント」でした。例外的に高跳びをやりましたが他は全てスプリント。投擲に関しては専門家が近くにいたので完全分業していました。それもあるとは思いますが。新天地で競技をやると決めてこれまでとスタンスを多少変えています。「一番戦えるところでやろう」という感じです。

ポールややりに関しては知識はありません。知ったかぶりをしてあれこれ教えてもダメだと思っています。餅は餅屋。こちらは専門的な指導は出来ませんが「環境を与える」事はできます。指導できないくせに、と批判を受ける部分はあると思います。逆にいうと「他の人は専門的に指導ができるのか?」という気持ちはあります。私が短距離に対して指導する専門性と他種目に対して指導する専門性であれば大きく異なります。が、短距離であればある程度の事が出来ると思っています。

これと同じ事を他種目でやるのは今の私には無理です。それならかじった程度で指導するよりは「本物の指導者」から指導を受ける方が良いと思います。変な事を自慢げに教えても意味がないからです。ポールとやりに関しては「本物」に触れながらやっています。もちろんそれ以外の時はこちらでできる事をやっています。任せるだけで結果を出せるとは思いません。ポールの指導者から「最後は学校の顧問がどれだけ指導できるかだ」と言われています。それなりに覚悟を持ってやっていかなければ。

基本的私は指導できない種目に関しては勧誘をしません。責任が持てませんから。今回はスプリント系でうちを選んでくれています。ありがたい事です。これからの事を考えるともう少し指導の幅を広げていかないといけないなとは思っています。とはいえ、スプリントと同様の指導ができるのか?!という不安はありますが(笑)。多分これからも優れた指導者に頼りながらやっていくと思いますが。

4時間近く練習を見ていました。投擲、すごい。何本投げるのかというくらい投げていました。私は練習を徹底的にやります。課題克服のためにドリルを延々とやり続ける事もあります。これは間違いなくBOSSと師匠の影響ですね。強くなるためにこういう徹底は必要だと改めて感じました。まだまだ甘いのかもしれないですね。うちの選手達にこの「本当の陸上競技」を見せたいなと強く感じました。見ないとわからないですから。言葉ではなく肌で感じることができるかどうか。大きな事だと思います。

貴重な時間でした。勉強になりました。体調戻ってきて色々と頭が働くようになりました。勉強です。
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スピード練習

2016-04-07 | 陸上競技
練習の振り返り。

まー私とやっている練習に対してどれだけの方が興味があるかわかりませんが。今週は気持ち練習を抑えることにしました。記録会があるからという意味合いではなく「疲れてきてるだろうな」という部分がありました。

前から親しい指導者と話をする中で「普段やりすぎてるんだから思い切って休まないと」という内容が出てきます。基本的に私の練習は量が多い。多いというか最大スピードを出す練習をほぼ休まずやっていくのでキツいと思います。4月から練習に来ている新入生、かなり休ませながらやっていますが「かなりハードですね」と言っていました(笑)。それが素直な意見なのだと思います。その分力は上がると思っています。慣れるまではかなりキツいだろうなと。

上級生も春休みはかなりやっていましたから落とすところを作らないと身体がキツいだろうなと。新入生に関してはある程度セーブしてやっていたつもりです。中学時代ある程度の強さがあったとしてもそれは過去の話です。昔速かったというのはあまり関係ありません。新入生として扱っているつもりです。私的に抑えていてもやはり多かったというのはあると思いますね。焦りがあるわけではないと思っていますが。

新入生の1人は脚に痛みが出ました。落とそうと決めてから痛めています。もっと早い段階で判断するべきだったかなと反省しています。前の私であればこのような痛みが出たら肉離れだと判断していたかもしれません。気功が出来るようになってからなんとなく身体の状態がわかるようになってきました。感覚的なモノなのでなかなか理解してもらえないと思いますが。休ませないとねっていう神様のメッセージなのかもしれません。やっていない子が休むのとある程度やっている子が休むのでは意味が違います。良いきっかけになるかもしれませんね。

月曜日はスピード練習をある程度やってから加速マーク&中間マーク。新入生は1本か2本実施。改めて思いますが高いレベルの練習をしっかりとやるというのは簡単なことではありません。走っているだけの練習と意図的に負荷をかける練習では絶対に違うと思います。そう考えると私がやらせているメニューは「手が抜けない」のです。だから負荷が高くなる。考えないといけないですね。

こちらが思っている以上に選手は疲れるかもしれない。うちの練習ペースで他のチームの選手に参加してもらうと分かるかとしれないですね。本当に休まないですからね。だからこそこちらが最もコントロールしないといけない。休ませる時を作らないといけないと思います。お前が休ませるっていうのか?!と突っ込まれそうですが。雰囲気的に手を抜きにくいと思います。だからこそこちらがあえて抑えないといけないんだろうなと。

痛みを訴える選手が出たからというわけではありません。その前から考えていました。

が、ここで気になるのが落とすという事と集中を欠くというのは全く別問題だということ。ここはまた別に書きます。毎日が勉強です。本当に。
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