東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

~9割の社会問題はビジネスで解決できる~

2022-01-30 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

皆さん、こんにちは。事務局の高橋です。寒さが続きますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。私の家の周りでピンクの梅花が綺麗に咲いています。春はまだまだですが、これから桃の花や桜の花が続いて咲いていくことを楽しみにしています。香りは梅の花が甘酸っぱくて一番好みなのですが、商品として人気なのは桜が多いようです。今日も桜の香りのぬり香水やパックなどが、新しく販売されていました。

さて、今日は「9割の社会問題はビジネスで解決できる」PHP研究所の本をご紹介したいと思います。著者は「ボーダレス・ジャパン」社長の田口一成氏です。

 

まず、この本を読んで衝撃を受けたのは、私はソーシャルビジネスやSDGsに興味があり、携わりたいと思っているのですが、そもそもやりたいビジネスは、ソーシャルビジネスもどきだったのでは?と思いました。

 

著者は、社会問題を解決するためにビジネスを行う事業を数多く立ち上げました。今や世界15か国で40のソーシャルビジネスを展開。グループ年収は55億円を超えました。

著者は、学生時代に貧困問題に出会い解決をしたいと思いました。そこで事業を立ち上げて、寄付金を作ろうとしましたが年間で7万円だけしか作れなかったといいます。事業をしていく中で、社会課題を解決するのはビジネスで解決できる!と気づき、事業をいくつも立ち上げていきました。ですがいくら頑張っても事業を立ち上げるは年間1事業では、社会が良くなるスピードが遅すぎると気づき、社会問題を解決したい起業家のサポートをすることになりました。

それぞれの起業家が解決したい社会問題は違うので、社会が良くなることが共通の目的のグループ会社で、それぞれの起業家が社長ですが、独自のサポート体制があります。社会問題には、家族が出稼ぎに行かないと生活できない貧困農家や、フードロス、先生への必要なサポートなどさまざまです。

サポートする仕組みは、大きく次の二つあります。

・恩送りー社会を良くしたい人達が集まって、事業資金をサポートし合う仕組み

・MM(マンスリー・マネジメント)会議―起業家同士が集まって、お互いの経営課題を相談し合う場

恩送りは、黒字化した企業が余剰資産を提供して、次に立ち上げる起業家の事業資金をサポートする仕組みです。起業家は自立したいが孤立したいわけではないので、社会を良くしたい起業家同士が経営課題を相談する仕組みがありました。

 

ソーシャルビジネスプランは、まずどんな社会問題を解決したいかを、顔の見えるまで掘り下げていきます。どんなことが課題で、どんな暮らしがあるべき姿なのかを描いていきます。そのうえでどのような制約があるのかも抑えます。それを解決するビジネスプランを次に描きます。課題を解決するためのビジネスなので、売上が達成しても課題が解決されない場合は、ビジネスを方向転換していきます。

 

ビジネス面でもヒントとなることが書かれていました。

事業計画は当初の仮説ですので、仮説があっていることは少なく、仮説と検証を日々繰り返すことで、勝ちシナリオを見つけていくこと。やってはいけないのが、「正解探しモード」で考える意味はなく、仮説と検証のみでスピードが必要ということでした。

また、違和感も大事にしているそうです。あれ?と思ったら一旦立ち止まり確認してみると、落とし穴に気づくことがあるので、直観も大事にしているとありました。

 

私はフェアトレードビジネスをしているのですが、この本を読み、自分のためにビジネスがしたいのだとわかりました。社会を良くしたいと基本的には思っている人が多いと思います。行動するには、まずは知ることから始めていこうと思います。

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稼プロ!からのお知らせ

2022-01-17 12:00:13 | 事務局からのメッセージ

稼プロ!スタッフの武井です。

先日の日本経済新聞の企画「40代から学び直しに役立つランキング」で、
「中小企業診断士」が1位になっていました~!

2022年最初のブログは、診断士活動をスムーズにスタートするための情報を2つほどご紹介します。

1.診断士のはじめの一歩セミナー   
診断士2次試験合格された方や春に養成課程を卒業される方が対象となるセミナーです。  
内容は、これから診断士としての活動をする方のため、
 ・これから診断士登録するまでのプロセス
 ・診断報告書の書き方のエッセンス
 ・診断士として成功するためにやるべきこと などです。
 日時:1月26日(水) 19時~   
 場所:東京都中小企業診断士協会 中央支部事務所(都内中央区)
    (オンラインでの参加も可)   
 費用:無料  

なお、10名限定のセミナーですので、お早目にお申込みくださいませ。  
申込みはコチラフォームから
2.稼プロ!講義見学のご案内   
こちらは、22年6月開講の稼プロ!22期入塾のご検討されているが対象となります。
実際の講義の一部を見学することができる貴重な機会です。
「百聞は一見に如かず」この貴重な機会をお見逃しなく。

 日付:2月26日(土)、3月26日(土)を予定
 場所:都内区民館または中央支部事務所(どちらも中央区) 
 参加ご希望の方は、稼プロ!事務局:info@kasepuro.com までご連絡くださいませ。

カリキュラムはコチラをご覧ください。   
時間などの詳細は、随時こちらブログや稼プロ!のホームページでご案内していきます。
また、今後も22期入塾検討者対象のオリエンテーション(説明会)などを開催予定です。

オミクロン株による感染者が増えていますが、
まずは個人での予防策となるマスク着用、手洗い・うがい、換気対策などをしっかり行い、
引き続き、正しく恐れていきたいですね。

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採る側をやってわかったこと

2022-01-15 11:59:00 | 事務局からのメッセージ

事務局の大井秀人です。これまで採用という仕事にはほとんど関わったことが無かったのですが、ここ数カ月ほどスクランブルで多くの案件に関わることになりました。私は4回の転職経験があり応募する側としては百戦錬磨ではありますが、採用する側に立ち、正直、反省させられる思いでした

総じて感じたのは、採用される人に共通する要素は、何のかんの言っても「いっしょに働きたい」と思わせる人、ということです。シンプルですが重い現実と感じます。求人票のJob descreptionには必要なスキル・経験が詳細に書かれています。その要求レベルも年々上がっています。最近はTOEICスコア800以上必要とかもざらです、、、、もちろんこれらを満たすことは重要です。ただ、これらは必要条件で、十分条件ではありません。

たしかに基本的なスキル・経験はある程度クリアいただく必要はあります。しかし、実際内定が出る人を見ると、スキル不足などネガティブ要素を吹き飛ばす力がありました。とにかく「前向き」で「コミュニ―ション能力」「共感力」が高く、「アイディア」や「探求心」が豊富で、「やりきった経験」を生き生きと話すのです。今、目の前の課題を何とかして解決したい、というポジティブな思考が溢れています。スキル不足はどうにか補うだろうというものを感じさせていました。面接して、むしろこちらが元気をもらいます。

どこかで聞いたような話、そう「三意(熱意・創意・誠意)」です。

もう1点、相手のことを良く調べ、良く考えていることも重要です。志望した企業に対して何のValueが出せるのかを、その人なりに話せています。表現が多少稚拙でも、考え抜いた思いがあれば伝わるものです。逆に、いくら思いを伝えても、相手のことを思わない独りよがりの内容では全く伝わりません。自分の話が長いのはかなりまずいです。伝え方は相手を思いシンプルにすることが重要と思いました。

診断士としても気付きがあります。診断士の仕事は、ご紹介のお仕事が多いと聞きます。ご縁が大事です。基本的にご縁をつなぐロジックは、応募者が採用されるロジックと同じではないでしょうか。やはり「何とかする」と思わせる人、いっしょにやりたいと思わせる人が、仕事を呼び込みます。スキルを磨いた上での、診断士としての人となり=三意が必要十分条件です。

私はパッションを表現することに苦手意識があります。気恥ずかしさや達成できなかったときの責任を事前に感じすぎて、やる気の表現に躊躇があったように思います。しかし、今までそのことで相当損をしていたのではと感じました。50年来の性格的なものなので、折り合いのつけ方に課題はありますが、三意を意識し有言実行でいくスタイルにしていかねば、と思い直しました。

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取り入れたい「ポジティブ心理学」

2021-12-30 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

皆さん、こんにちは。事務局の高橋です。以前、前塾長鴨志田さんが紹介されていた本ですが、本を読み取り入れたい内容がありましたのでご紹介しようと思います。

 

まず、本の冒頭では、「日本人は世界一不安になりやすい民族?」から始まります。

それは日本人が不安遺伝子とよばれる「セロトニン・トランスポーターSS型」の遺伝子を持っている人が多いからだそうです。ちなみにアメリカ人は日本人が65%を持っていますが、アメリカ人は19%しか持っていないそう。そのため日本人のものづくりが不安や心配のだめだしから、緻密な製品をつくり上げたといえると書かれていました。

 

ポジティブ心理学は、「どうすればもっと幸せになれるのか?」と追及する分野とありました。誤解されることが多いのが、「ポジティブシンキング」ですが、ネガティブは排除してとにかく明るく前向きになろうというもの。「悲しい顔をしないで無理やり笑ってポジティブになろう」というもの。一方でポジティブ心理学は、ポジティブもネガティブも両方認めようというもの。落ち込んでいる自分や悲しんでいる自分、ネガティブになっている自分も含めて認めてあげようという世界観と書かれており、前向きに読み進めていきたいと感じました。

 

~幸せの条件を科学的に分析~

幸福学の研究成果では、幸せに影響する要因についてのアンケート結果をコンピューターで分析して構造を明らかにしたとあります。学問だけあって研究結果という興味深いです。

「やってみよう!」因子

「ありがとう!」因子

「なんとかなる!」因子

「 ありのままに!」因子

全てを持っていないと幸せではないのかという疑問がありますが、すべてがプラスだとし幸せなグループになり、2つの因子がプラスだとやや幸せとなる。また、平均的グループでは幸福度が中くらいのグループとなりますが、いずれかの因子を高めれば、より幸せになっていけると考えられるという結果でした。

 

~実践~

よかったことを3つ書くこと。悲しいことやつらいことがあったときは、良いことを考えるどころではないかもしれません。普通のことを書くことで、沈んだ気持ちの中でも普通なひと時があったということでもいいそうです。

 

日本人の女性と男性の幸福度に差があるようです。男性は配偶者が死別や離婚をするとグッと幸福度が下がり寿命までも短くなってしまいます。女性は離婚や死別で配偶者からの束縛がなくなり、以前よりも生き生きと生きるということかもしれません。日本のジェンダーが平等になっていくと、幸福度にも変化が生じるのかなと私は思いました。

また著者は、男性のほうが「カネ、モノ、地位」という長続きしない地位財の幸せにこだわり、女性の多くは、長期的な幸せをもたらす(非地位財)より良い環境、健康、心の幸せに目を向けて、周囲との良好やつながりを大切にしているからだと思うという意見でした。

 

会社では、「日本でいちばん大切にしたい会社」をあげています。社員が幸せな会社は、継続して収益を上げる傾向があることから、ポジティブ心理学でも重要視しているということがわかりました。

 

 私は、この本を読んで以前講師の志倉さんが日記のことを言われていましたが、ぜひ日記にこの「よかったことを3つ書く」を取り入れようと思いました。やること、やったことだと、結果は見えるのですが、良かったと思えることを書くとほっこりして嬉しくなります。

大変な時でも普通なことを書けるので、いつでも使えることがいいなあと思いました。

 今年は大変お世話になりました。皆さまも良い年をお迎えください。また、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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稼プロ!書く演習の威力

2021-12-15 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

事務局の大井秀人です。診断士登録し1年が経ちました。昨年は稼プロ!オンリーだった診断士活動も、今年は補助金申請支援、研究会、最近では部会にも参加するなど徐々に活動の幅を広がってきました。行く先ごとに知らない世界のオンパレードで、飽きない毎日です。

今、今年入った研究会主宰の執筆企画に参加しています。ほぼ原稿が仕上がり、今年の総仕上げな感じです。(ちなみにこの企画には、21期の中川さんも参加されています)。今回、書きながら思い出すのは、1年前の小論文相互添削や、1~4月の企業診断の執筆の経験です。

論理構成はもちろんのこと、「てのをは」、「主述のねじれ」、「1文が長すぎ」、「接続詞の使い方」、「漢字とひらがなの使い分け」、「図の入れ方」、「図表は必ず本文内で指し示す」、「同じ内容の繰り返しが多い」、そして痛恨の「1行あたりの文字数ミス」、、、、思い出すだけでも、たくさんの指摘がありました。文書でここまでダメ出しされたのは、大学の卒論の教官以来です。知らぬ間に自分の文章に多くのクセがついていたことに気付かされました。人生の垢落としの感覚です・・・。

ただ、この経験は今回の執筆でとても生かされています。自分の文章の底上げももちろんですが、一緒に取り組んだ同じ章のメンバーに対し、適切なアドバイスができるようになったと感じます。しかも、「稼プロ!メソッド」ということで、みなさまに、素直に聞いていただけました。「稼プロ!」ブランド、恐るべしです。微力ながら、全体の底上げに少しでも貢献できたのではないかと思います。

21期生のみなさん、これからディープな書くレッスンの始まりです。凹むほど様々な指摘があると思います。しかし、それ以上の気づきも多く本当に糧になります。ぜひ全力で取り組んでください!また、この本は、診断士のみなさまがご存知の研究会の企画です。出版は4月の予定。晴れて出版されたら、中川さんとともども、あらためてご紹介いたします。

#中川さん、勝手に名前出して申し訳ございません。m(__)m

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