皆様こんにちは、大変ご無沙汰しております、育成塾14期生の中川です。
当方卒塾後も、著変無く、本ブログを楽しみながら、銀行員生活を送っております。
さて本日は愛用している1,000円カット店について気になったことを記したいと思います。
私は3年程前にオープンした近所の小さなお店を愛用しておりました。
店長は、気さくな感じのお姉さんで、以前は某美容院で美容師として働いていたのですが、どうせ美容師を続けるのなら、一層独立して自分のお店を持ちたい、という夢を実現させたということでした。
オープン当初は、美容師はお姉さん一人、お店の認知を高めるのに苦労しており、通うたびに、「順調? お客さんは増えてきた? なるべくお客さんを紹介するから、」等会話しながら、お店の成長をこちらも応援していました。まさに間接的ながら、中小企業を支えていた(?) 気持にもなっていました。
お姉さんの美容師としての確かな腕と、気さくな語りで、徐々に人気が高まり、固定客も増え、美容師を新たに採用するなど順調に業績を伸ばしてきていました。
ところが、お店が流行りだすと共に、気になることが起き始めました。
それはお姉さんの散髪に取り組む姿勢に変化がみられるようになったことです。
以前は散髪自体10分程度かけ、仕上げも丁寧さが感じられていたのですが、散髪時間が明らかに短くなり、しかもやたらと早く終わらせようとする姿勢が感じられ始めたのです。
(この店は、予約は受け付けず、来店順に散髪、混んでいる時は待つことになります。)
初めは、店の回転を良くしよう考えることからある程度はしようがない、と思っていたのですが、時間を気にするあまり次第に散髪自体が雑になり、髪がはさみに引っかかる為に抜けたり、時にははさみが頭皮に当たることも起きるようになりました。
それと共に以前は楽しめたお姉さんとの気さくなトークも殆どなくなりました。
1,000円カット店が選ばれる理由(ビジネスモデル)は、値段の安さ、散髪以外を省くことでの時間の短さ(=顧客回転を速める)にあると思いますが、そもそもの前提として、安価で、短時間であっても、原点である散髪自体は従来の理髪店に負けない技術があることだと思います。
私は、このカット店を応援する気も散髪に行く気も無くなり、別のお店に変更しました。
私が感じたことと同様のことを感じてらっしゃるお客さんもいるかと思います。
お姉さんが早くこの点に気付き、“確かな技術”という美容師の原点を思い出していただきたいと願っております。
最後までお読みいただき、有難うございました。