17期生の荒井です。
合宿も終わり、10月も間近。2017年もあと残り4分の1となっています。時間の流れは感覚的なものですが、私としては、養成機関卒業・独立といったライフスタイルの変化もあり、今年は特に早く感じています。
時間が早く感じたと言えば、「稼プロ!」で行われている「5分間プレゼンテーション」。合宿初日の1番目に順番が回って来ましたが、あっという間で、しかもタイムオーバー。
アナウンサーは1分間に約350字前後話すそうですが、「話す」ことが職業でない人のスピードは、1分間に300字程度がいいとのこと。5分間であれば1500字が目安となります。私が用意した原稿は約1400字、事前に自分で読み上げを行って4分強、ホワイトボードを使って5分間で収まる予定だったのですが・・・・・。うまく行かないモノですね。
3~5分間程度のスピーチ、プレゼンテーションで思い出すのは、まずは結婚式の披露宴でのスピーチ。これは上司が話す結婚当事者がいかに優秀な社員であるか、と褒めるものから、友人による結婚当事者の過去の暴露話など、大体5分前後がスタンダードと思えます。
次に「朝礼」。週初は長めですが、日々のものは特別なことがなければ3~5分間ほどが一般的と思います。現在では大切なコミュニケーションツールとされていますが、昔は役員・管理職からの一方的な「指示・命令」か「叱咤激励」「精神論」を説く場として使用され、肝心なことが抜けている場合も多々あったと思います。
「朝礼」においては、オフからオンへの切り替えの為に緊張感もいりますが、重要なのは、業務に必要な内容を、短時間で端的に伝えることです。
私も中小製造業に勤務していた時代に、毎日社員の前で「朝礼」を行っていましたが、毎日ともなると、内容のマンネリ化は避けられませんでした。「安全」と「品質」については毎回繰り返し話していたので、重要なことが飽きられて効果が薄れていたかもしれません。
例えば、他社の具体例を調べて朝礼で「発表」する、といった、「聴き手」の興味関心を引く話題を入れれば、社員の方が「安全」・「品質」へのモラルやモチベーションを高められたでしょうし、ルーティンにならないよう始業前の時間を有効に使う工夫を凝らすべきでした。
「上司」「部下」ではなく、社員や部下に聞いていただく「演じ手」と「顧客」の意識を持つことが、「聴き手」の記憶に話の内容を長く残す一つの方法でしょう。
最後になりますが、プレゼンテーション後に「稼プロ!」の皆さんからいただいたコメントですが、5分間という短時間であってもまったく感想が異なるものが多々寄せられ、プレゼンテーションの難しさと面白さを感じさせていただきました。