東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

他責のすすめ

2024-09-30 12:00:00 | 24期のブログリレー

みなさん、こんにちは。事務局メンバー柴田(23期)です。

皆さん、「人のせい(他責)にしてはいけない」と、親や先生から教わりませんでしたか。

他責ばかりだと、良好な人間関係は築けませんので、正しい教えだと思います。

但し、他責を推奨される場があります。それは労働安全の世界です。

 

誰かが何か事故を起こしてしまった際に、当人が「自分の不注意でした。ごめんなさい。以後気をつけます。」これだけでは、組織としての再発防止策が検討できません。

このため、事故を起こした人へのヒアリングでは、積極的に「人のせいにしてもらう」ことを推奨します。

具体例を挙げてご説明しましょう。

「ルールで着用することになっていた手袋をせずに作業して、手を切ってしまった」という事故が発生したとします。

怪我をした人には、思いっきり「自分は悪くない」という理由を挙げてもらいます。

例えば、

  • 手袋をつけろというルールがあると誰も教えてくれなかった
  • 手袋を取りに行くのが面倒くさかった
  • 手袋をつけると作業性が悪くなる

このように言い訳をしてもらうと、①教育研修、②手袋の置き場所、③手袋の材質、など、見直すべきポイント、再発防止策の方向性が広がります。

この考え方、他の分野にも応用が利きそうです。

皆さまも何かトラブルにあった際には、時には、人のせいにしてみてください。

何か有効な再発防止策のヒントが見つかるかもしれませんよ。

お読みいただき、ありがとうございました。

柴田純一

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新宿でジャズを聴こう

2024-09-29 12:00:00 | 24期のブログリレー

こんにちは、24期生の金子政弘です。

やっと秋らしい季節になってきましたので芸術の秋ということで音楽の話をします。

今回はジャズのライブ鑑賞に訪れている「新宿ピットイン」と最近ライブをした森山威男さんについて書きます。

場所は夜になると外国人が大勢繰り出してくる、怪しい雰囲気が漂う新宿2丁目にあるビルの地下1階にあります。

私は今年に入って計4回新宿ピットインに夜、ジャズのライブを聴きに行っています。

私は1983年ジャズやフュージョン(今風に言うとコンテポラリージャズ)が全盛期に大学に入り、音楽研究会というジャズを演奏する部に所属して4年間ジャズギターを演奏していました。

今も売れっ子ミュージシャンを維持している大学の友人と4年間一緒に演奏していて自分の才能のなさを痛感し、卒業後サラリーマンになり、ジャズの演奏はやめてしまいましたが、音楽を聴くのは継続していました。

新宿ピットインは昔から日本を代表する有名なジャズメンが連日出演する名門ジャズクラブで、大学時代、ギターの師匠が出演していた為、大学生の頃からよく行っていましたが、昨年から東京に移住したので、たまに来店するようになりました。新宿ピットインは今でも私にとって憧れのジャズクラブです。

最近、9月7日(土)に森山威男セプテットの演奏を新宿ピットインで聴きました。

森山威男さんは79歳になる、日本を代表するジャズドラマーです。東京芸大卒業後、プロデビューし57年が経っていますが、いまも日本のジャズシーンをリードする存在です。

森山威男さんの魅力は、いつまでも衰えることのないジャズへの情熱、もっとうまくなりたいと今でも技術を追究して練習を重ねている姿勢、偉そうにしない温かい人柄、お客さんを家族のように大事にする姿勢、楽しいことしかやらない主義、金儲けには興味なし、若手からベテランまで年齢関係なく色々なミュージシャンと交流して常に新たな音楽を創造している姿勢、個性あふれるドラミング、バンドのメンバーと長く付き合い家族のような間柄になっている様子が伺え、私もこんな人間になりたいと思う、学ぶところが多い人です。

森山さんのドラミングはバンドメンバーをビシビシ刺激して熱い演奏を盛り上げていく、生の即興演奏ならではの迫力と楽しさがあります。

新宿ピットインに出演するジャズメンは何十年とこのクラブに出続けているベテランや新進気鋭の内外の若手ジャズメンが出演し、いつ行っても満足感の高い演奏を聴くことができます。

SNSで情報が広まるのか海外でも日本のジャズは人気があるようでアメリカやヨーロッパ、アジアからジャズマニアが大勢来店します。昔はこんなに外国人が来ていませんでした。

ただ残念なことはシニア世代の客は多いですが、日本の若い世代があまり来ないことです。

ジャズが好きな人しか行かない店ですが、ミュージックチャージは安いので興味があれば一度来店してみてください。

人生をかけて音楽をやっているジャズメンの真摯な姿を見ているときっと刺激を受けると思います。

良いジャズを聴いて元気をもらえることは私が保証します。

私は「自分らしく一所懸命やって、好きな事を楽しまなければ人生、何も意味がない」ということをジャズライブから教えてもらっています。ジャズは「スイングしなけりゃ意味がない」

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入ってみて見えてきたこと

2024-09-28 12:00:00 | 24期のブログリレー

22期生の塩谷です。

前回のブログで県の林業研修に受講できることになったら、その内容を記事にしますと書きましたが、無事通学できることになりましたので、本日はその話題にしたいと思います。

受講期間は7月下旬から12月2週目まで全ての土日と結構な長丁場です。自宅から研修が行われる山間部までは電車で片道2時間半という遠地ですが、新しいことを学べるのは面白く、どきどき、わくわくでもあります。

まずは座学があり、現在の林業の現状や労働災害が多いといったことを何日かかけて学んだあと、測量業務を行いました。コンパスや測量器を持って山の中を歩き回りました。老眼の私には厳しかった…、ちょっとした読み違いで全く違うものになってしまいます。それを8月の暑い日に肌を出さないようにして行うので滝のような汗も流れ、塩を舐めながら水を飲んでいないと本当に熱中症で倒れてしまいます。また方位角、高低角、斜距離から高校生以来のsin 、cosを使って水平距離を出し、緯距、経距…倍横距、最後に倍面積を算出します。街中で測量している人を見たことはありますがこんなことやっているのだと改めて知りました。チェーンソーの実技も始まりました。チェーンソーは怖いの怖くないの、こちらは経験しなくても良いと感じつつ、既に丸太を何本か切りました。

先にも書きましたが、林業は本当に事故の多い業種です。1年間の労働者1000人当たりに発生した死傷者数の割合を示す「年千人率」は、ダントツトップの23.5、全産業の平均2.3の10倍(令和4年度実績)です。死亡災害は28人(同左)ですが、死亡事故の半分は伐木作業中です。ちゃんとした技術がないと木が予測していない方に倒れたりするのですが、木は相当重いので上に倒れてくるだけで大けがです。重さに生木による“しなり”などが加わると周囲にいる人はひとたまりもありません。因みに、死亡災害28人は労働者の分だけであって一人親方など労働者以外の分も加えると年間40名も亡くなっています。

なぜ、このような現実があるのかといえば、機械化が進んでいないとか、昔からの職人さんがちゃんとルールを守っていないとか、あるいは新しく入った人にちゃんと教えていないからなど、様々な理由があります。でも、それらを引き起こす本質的な問題は、木の値段が安すぎて信じられないほどの量を捌かないと商売にならないからだと思います。1本あたりの単価が安いのでできるだけ多くの木を切らなければならず、安全対策よりも効率性を優先する。あるいは、大きな設備投資ができないので人力に頼るなど。この辺りは、業界の方が読んだら、ご意見をいただきそうなところだと思いますが、私がお伝えしたいのは、これまで殆どの人が目を向けてこなかったこの業界に出来るだけ多くの外部の目を集めないと、大きく変われないのではないかということです。

先日、日経新聞に農業の6次産業化の売上が2兆円を超え、10年前に比べ20%増えたとありました。様々な業種の人や地域が取り組んでいった結果ですが、それでも一朝一夕に成し遂げたものではありません。林業においても同様です。木をそのまま市場に売っていたら安いままですが、他の業種の人と連携し新たな付加価値を加えるなど、林業の6次産業化が必要なのではないでしょうか。私自身に今はまだ大したアイデアはありません。ただ、毎年40人前後の人が亡くなる業界が変わるためには、業界の常識を変える多くの人たちの関与が必要だと思います。

そんな林業ですが、明るい話題もあります。林野庁によると、就業者の若年者率(35歳未満の割合)は、全産業が平成2年の30%強から令和2年(2020年)までに10%程度減少したのに対し、林業は平成2年(1990年)以降増加傾向にあり、令和2年(2020年)には平成2年のほぼ倍の17%までになったとのことです。林業の経営者や親方はこれらの若い働き手を怪我させることなく、そして、希望のある将来にできるように変化していくことを期待したいと思いますし、私もそんな支援ができるようになりたいと思います。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

診断士活動はじめて、ちょうど半年。たくさんのご縁に感謝。

2024-09-27 12:00:00 | 24期のブログリレー

24期今村です。こんにちは。

早くも4巡目!いつも皆さんありがとうございます。

 

さて、9月も終盤、2024年も残り3か月となりました。

3月28日の中央支部のスタートダッシュセミナーから診断士として活動を始め、ちょうど半年が経とうとしています。

具体的な成果を振り返るには寂しいので(仕事の報酬は仕事、金銭的報酬はお布施)、名刺交換した人数を調べてみました。

 

結果は374名。大半は診断士の方々で、あとは交流会で出会った経営者や士業の方々。ご縁に感謝です。

もう少し精力的に動けば、500枚はいけたでしょうが、名刺交換が目的ではないので、これで良しとします。

 

そこで、今日は名刺管理アプリeightについて、お話したいと思います。

私は、昔からeightの無料版を使っています。アプリで名刺を撮ることで、名前、社名、メールアドレス、電話番号がデータ化されるものです。銀行を辞めてからずっと使っていて、7年間で1,285枚の名刺が登録されています。

使っていて何が便利かというと、検索性、記録性、デジタル性です。

 

①検索性
名前や社名で検索できるので便利です。(たとえば、1,285名中、「佐藤」さんは20名いました。)

名前を思い出せないときに、社名や名刺交換した日付からこっそり辿ったりもしています。

メールを送りたいときも、メールアドレスをクリックすれば、Gmailが立ち上がり、宛名(社名、役職、名前)と署名も自動入力されます。

 

②記録性

無料版でもメモ機能があり、どこで会ったか、何を話したかを簡単に記録しています。

これはeightを教えてくれた経営者の方がフル活用していたので真似をしています。私は書いても1〜2行だし、記録すら忘れることも多々あるのですが、その方は備忘録並みに書かれていました。そして数年ぶりに会っても、「初めて会ったときは、2017年8月で、ちょうど銀行辞めて来月から新天地で働くって言ってたよね」なんて言われてしまったら、心掴まれますよね、そりゃ。

 

③デジタル性

eightユーザー同士だと、Bluetoothで名刺交換できます。

名刺も最新のものに自動更新されるので、出世したとか転職したとかもすぐに気付けます。

eightを使っていない人とも、QRコードやURLでデジタル名刺を渡すことができます。

コロナ禍では、Zoomの背景にQRコードを貼って、読み込んでもらっていました。

 

有料版や法人版だともっと便利な機能もありますが、無料版でも十分活用できるので、導入を迷っていらっしゃる方は是非参考にしてください。喫茶ルノアールの一部店舗に専用スキャナーがあるので、過去名刺を一気に読み込むこともできます。

既に使われている方も、こんな使い方が便利とか、このアプリが使いやすいとかあれば、是非教えてください。

ちなみに、eight以外では、デジタル名刺「プレーリーカード」をいま作成中です。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浅草のお祭りといえば

2024-09-26 12:00:00 | 24期のブログリレー

22期の杵渕です。

浅草のお祭りといえば三社祭が有名ですが、今回は9月15(日)に行われた浅草サンバカーニバルについて書きたいと思います。私のブログはブラジル関連比率が高めで恐縮ですが、タイムリーな話なのでご容赦ください。

当イベントは浅草の浅草寺周辺をサンバチームがパレードしてまわるお祭りです。毎年多くの観客が訪れています。1981年から始まり毎年夏に開催されており、コロナの影響で近年は中止していましたが、去年の小規模開催を経てついに5年ぶりに本格開催が実現しました。

サンバが好きな人たちがただ楽しく踊り歩くだけではありません。本場リオ同様、パレードはコンテスト形式になっており2部リーグ、計15チームが優勝を目指す真剣勝負です。

1チーム150人から300人程度おり、サンバというと露出の高い衣装を着たダンサーのイメージが強いですが、バテリアと呼ばれる楽器隊やテーマに沿った衣装や振り付けを披露するアーラと呼ばれる役割のグループが複数存在します。浅草が拠点のチーム、仲見世バルバロスの今年のテーマは「電気」で、乾電池の着ぐるみを着たアーラやパフォーマンス集団の電撃ネットワークをイメージさせる山車などが出ており、老舗ながら斬新な表現が印象的で、見事優勝しました。

審査項目は「テーマの表現」「躍動感」「衣装」「演奏」「ダンス」の5項目+総合評価でシビアに点数づけがなされます。その他、マナーが悪ければ減点されることもあり、出場前後の立ち居振る舞いも気が抜けません。(実際に減点が響いて僅差で順位が入れ替わる場面もありました)

私は19歳でサンバに出会い、浅草サンバカーニバルに出場しました。20代を最後に浅草サンバカーニバルからは遠ざかっていましたが、知人にサンバチームに勧誘されたのを機に22年ぶりに出場することにしました。楽器隊に所属し、中でも一番大きいスルドという太鼓を担当しています。ドラム缶の上下に皮を張ったような見た目で、バチ1本で心臓の鼓動のようなリズムで低音を響かせます。

久しぶりに出場した感想は

【暑い】
今年は1か月後ろ倒しの9月開催とは言え、最高気温は34度。衣装は通気性よりデザイン性重視。汗が目に入って前がみえない・・・
【しんどい】
けっこう歩きます。演奏後は他チームの邪魔にならないよう迂回して控室に戻りますが、調べたら全体を通して約8千歩歩いていました。そして帰り道ほど、太鼓が重い。40後半で大太鼓はなかなかきついものがありますが、高齢の方もたくさんいらっしゃるので、私はまだまだ修行が足りないですね。
【でも楽しい】
演奏しているだけでもハイになってしまいますが、やはり観客の笑顔・声援やノリノリで踊っている姿を見ると最高に楽しい気分になります。

順位はリーグ内3位入賞。来年はさらに上位を目指して頑張ります。

誘導や交通整理、控室や水を準備してくださったすべてのスタッフの方に感謝です。皆様がいなければ、この楽しくもアツイ(暑&熱)イベントは成功しなかったでしょう。

オブリガード!(ありがとう)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする