東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

無意識の謎

2022-11-30 12:00:00 | 22期生のブログリレー

皆さん こんにちは。22期生の小山です。

本日は 先般TV番組『カズレーザーと学ぶ。』で取り上げていました「意識・無意識」を脳科学の観点から解明した内容をご紹介します。私自身も普段 キャリア形成支援の業務において、自己理解を進めていく中 「意識・無意識」を氷山モデルを使用し説明していることもあり、番組内容に非常に興味深く、自然と惹きつけられて、新たな発見にもつながりました。

■番組概要

・東大准教授 脳科学者 渡邉先生を招き 『人類に自由な意思はない、人は脳の操り人形』と題した「無意識の謎」についての講義。

・まず先生の問題として「自分の意識が行動を決めているのか?」との投げかけに、カズレーザーが「意識の上で動いている」と回答。

・それに対し先生は「実は意識が感じる世界は、現実に起きている日常世界から0.5秒遅れている」と。つまり人は無意識に行動し、あとで意識化しているというもの。

・これを証明する一つは街頭での実験。目を瞑った被験者の伸ばした腕に、A箇所を2回連続で叩いた後 素早く移動させたB箇所を1回叩き、そして2回目叩いた場所を尋ねるというもの。結果19名中14名が3回目に叩いたB箇所と答えた。2回目に叩かれたと認識している時には すでに実際は3回目を叩き終わっている、つまり実際叩く行動と0.5秒後に意識する叩かれた場所とは時間差ができるため、実際の感覚に引っ張られてしまい、2回目の場所を3回目の場所としてしまう。

・もう一つの証明はプロ野球の例。投手が投げる160kmの球は0.4秒でミットに届く計算で、打者が投手の球を手放すことを認識した時(投げてから0.5秒後)にはすでに球はミットに届いていることになる。打てないどころか、反応もできない。つまり打者は無意識に打っている。

・以上から 人は意識で行動を決定しているのではなく、多くの行動が無意識に処理されて、意識で都合の良い理由付けを行っている。これを「脳の後づけ再構成」と言う。*詳細を知りたい方は11月8日放送分の見逃し配信をご覧ください。

■番組から得たこと

・ただ単に「意識」するだけでは、実は事実とは誤った認識となる可能性があることが分かった。

・またプロ野球ヒーローインタビューでよく聞く「身体が勝手に反応した」と言うことが、良く分かった。

 ⇒つまり、何事においても 無意識に動ける、身体が反応する意識的な練磨(質+量)が必要だということ。無意識を意識すること。

 逆に野球マンガ(「巨人の星」や「ドカベン」など)で投手が投げている球を見ながら、打者がいろいろ考えているシーンはウソだと分かった(笑)

・まだまだ知らないことやこれまでの解釈とは異なった新しいことなどはたくさんあるため やはり随時情報のインプットは重要と感じました。

 

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事業承継計画書の効能

2022-11-29 02:15:33 | 22期生のブログリレー

16期生の大石泰弘です。

 事業承継・引継ぎ支援センター事業では事業承継計画書の作成を希望された相談者に専門家を派遣して作成します。
専門家が現経営者と後継者の両方と面談して決まったフォーマットで作成します。事業承継計画書は無駄だと言われる診断士や税理士がいらっしゃったので、実感している効能のいくつかをご紹介します。

①現経営者と後継者の会話の機会
  親族内承継で相談に来られる方で、事業承継について親子で会話をされている方はほとんどありません。
 親子の会話なくスムーズな事業承継は不可能です。面談では親から話を切り出すようお願いします。
 センターの計画書は親子両方の承認が必須となっています。
 相談に来られるのは親御さんが多いです。計画書の作成で後継者に会うと、親御さんから伺っていた
 後継者の印象とは全く違うこと、後継者の話される内容は、親御さんも「初めて聞いた」と言われること
 は珍しくありません。

②関係者の声も聴く
  現経営者のリクエストで、社員とか他の家族との面談をすることがあります。経営者としては、
 後継者以外の人の本音を知りたいけれども、自分の目の前では本音を語ってもらえないと悩んで
 おられる経営者は少なからずあります。

③計画書で関係者に話ができる
  計画書ができると「これで妻に話ができる」とか「やっと社員に話ができる」と言われることも
 少なくありません。何をどう考え、どう整理すればよいのかわからなかったのだと思います。

④フォローアップする
  実例です。2020年に計画書を作成され、今年、後継者が入社される計画だったので、現状を確認
 しました。後継者は予定通り入社されるそうですが、計画書はその後活用されなかったとのことなので、
 久しぶりに面談をして、 計画書を一緒に再確認しました。
  やるべき重要事項をされていなかったので大至急実行されたり、後継者の育成方法を変更したりされ
 ました。作成に終わらずフォローアップも重要だと実感しました。

 事業承継計画書はフォーマットを埋めるだけなら簡単ですが、作成方法によっては相談者や金融機関と信頼関係を構築する機会にもなります。千葉県の診断士協会と中小機構で実施している支援者研修では、6回のうち1回は計画書の作成だけにあてています。

以上

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開業のお祝いに行きます

2022-11-28 12:00:00 | 22期生のブログリレー

皆さん、こんにちは

 

22期生の川元芳晃です。

 

8月に投稿した「経営者になる学生時代の友人達」という記事で、今年の9月からジムを経営することになったパーソナルトレーナーに親友について紹介しました。

 

開店して落ち着いた10月ごろにでもジムに開業祝いを持って行く予定だったのですが、彼と私の予定が合わず11月になってしまいました。

 

しかし、ようやく日程を調整できまして、この投稿が公開される11月28日に開業祝いをしてきます。

 

お祝いの品は、コメントでオススメを書いてくれた方もいらっしゃったのですが、結局本人の希望を聞いてお酒を持っていくことにしました。(コメントいただいた皆さん、すみません!)

 

年末ムード・忘年会シーズンで弛んできてしまっているので、身も心も引き締まるような刺激をもらって来ようと思います。

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経営力再構築伴走支援研修

2022-11-27 12:00:00 | 22期生のブログリレー

読者の皆様、こんにちは。17期卒の渡邉大輔です。

先日、中小機構の経営力再構築伴走支援研修を受講しました。
ご存知の方も多いかと思いますが、中小企業庁としては経営支援のあり方を見直すということで、
伴走支援ということをテーマに支援者向けの研修を行っています。

私が受けたのは、基盤スキルⅠというもので、経営相談のロールプレイを行いました。
稼プロ!でも同じ様な事をやらせて頂いたので、5年振りのロールプレイとなりました。

稼プロ!でロールプレイを行ったときは、完全に企業内診断士で、経営相談なんて初めて、という
状態でした。その後、現在では岡山県よろず支援拠点や倉敷商工会議所で経営相談の仕事をさせて
頂いている中で今回の研修を受けました。

当然ながら、稼プロ!時代よりは上手くなったという実感もありましたが、それでも研修を受けると
やはり新たな気づきを多く得られました。例えば、「相談にお越し頂きありがとうございます」と一
言言うだけでも受ける印象が違ったり、相手の話に対するリアクションの取り方ひとつでも相談者の
テンションが全然変わってくるな、と感じました。

研修や講義は単に1回受けるだけではなく、アウトプットも行いながら、繰り返し受けることで自分
の成長につなげていくことができると実感しました。

私は岡山県に住んでおり、なかなか東京に行けないのですが、稼プロ!の講義もOBとして再受講したい
なと思っています。地方にはこの様な学びの場はほとんどないので東京近郊にいらっしゃる皆様がうら
やましい限りです。22期生の皆様には是非その恵まれた環境を十分につかって、学びを深めていって頂
きたいなと思います。

なお、今回はオンラインで、全国の支援者の方たちと一緒に研修を受けました。4人のグループに分かれ
たのですが、なんと稼プロ!の先輩とたまたま同じグループでした。他の方もいたので昔話はあまりでき
ませんでしたが、稼プロ!の先輩がいただけで安心感をもって受講できました。
これも有り難いご縁だなと感じました。

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初滑りに行ってきました

2022-11-26 12:00:00 | 22期生のブログリレー

 

皆さん、こんにちは!
22期生の稲吉勝範です

11/19-20で初滑りに行ってきました。
いよいよシーズン始まりです。

毎年、講師をお招きして、この時期レッスンして頂いております。
場所は軽井沢スキー場。アウトレットがあるところです。

スキーそのものではなく、少し診断士目線(PESTっぽく)で考察してみました。


①グローバルな流通
昨年は全くと言っていいほど、外国人はいませんでした。
しかし、今年は、全体の2~3割くらいが外国人といった印象です。
(おそらく)韓国、中国、台湾、欧州の方がいました。
また、年齢層も低く、着ている服見ると、かなりの富裕層であることが想像できます。
コロナ感染が少し下火になり、世界で人の流通が始まっている象徴だと感じました。
第八波の予兆もありますが、確実に経済が回り始めていることを目の当たりにしました。

 


②インフレ影響
物価高の影響を受けています。
昨年のリフト1日券は4500円くらいだった気がしますが、今年は6000円でした。
ランチでは、カルボナーラが1500円ほど。大盛で1900円ほど。去年こんなに高かったっけ?
と会話しながら食べていました。
スキー場はエネルギー高の影響を大きく受けているのでしょう。
また、スキー板、ブーツも軒並み値上がりしており、上から下までそろえると30万円はいくのでは
との勢いです。
多くの方に、リーズナブルにスキーをしてもらうことを強く願います。

 

 

③技術向上
軽井沢スキー場は、全国でも早くオープンするスキー場のひとつです。それが故に、多くのマニアスキーヤー、ボーダーが集まります。
はやくオープンできる理由は、人工雪を効率的に造るマシンがあるからです。
人工雪は、大きく「降雪機」か「造雪機」で作ります。
「降雪機」は水を霧状にして吹き出し、結晶化させます。ですので、気温がマイナス2度以下に
ならないと人工雪を作れません。
一方、「造雪機」は、造雪小屋で雪を作り、ゲレンデに太いホースを通して運びます。外気の影響をあまり受けずにゲレンデができあがります。
普通のスキー場は降雪機が何機かありますが、軽井沢スキー場のように造雪機があるスキー場は珍しいです。
造雪機は非常に高価で、1機9000万円するようです。ちなみに、降雪機は1機1000万円前後。
軽井沢スキー場には造雪機が8機、降雪機が195機あります。(リフト券が高い理由がそこにあります)
技術の向上により、暖冬でもスキーができる環境とも言えます。

 


軽井沢スキー場は、立地に甘んじることなく、比較的高所得者をターゲットとして、高品質のゲレンデを提供するビジネスモデルを確立しているようです。
このモデルによりインフレの脅威にも対応できるていると感じました。

 

初滑りでしたが、単に滑っているのではなく、少し診断士脳(?)を使って過ごしてみました。

 


以上です。

 

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