事務局の大井秀人(20期)です。
先日、久々に異業種交流会に行きました。そのワークショップで社労士や弁護士、独立診断士など士業の方々と同じグループになりました。
その中で、社労士の方は診断士とよく協業されているという話でした。社労士と診断士は協業の相性が良いのだそうです。社労士は人事・労務の専門家、法的な部分も含めてアドバイスや施策を提案します。一方、診断士は経営者の視点から、経営課題や事業視点で人事・労務を考える、ということでお互い補完関係になるとのこと。その社労士の方は独立15年のベテランですが、経営戦略、事業戦略に関することは診断士に頼りっぱなしなのだそうです。
その流れで出てきたのが、表題の言葉「診断士って右脳の人ですよね」。
えっ、そうですか?思わず聞き返してしまいました。すると、こういうことのようです。
社労士は立場上、法律や行政の決まりにしたがって考える。つまり、原理原則に照らし合わせるのが仕事。法律違反が万が一にでも起こったら大変なので、社長と向かい合うときには、常に左脳がフル回転。ところが、隣にいる診断士は、社長のに共感しながら、アイデアや思いをいっしょに紡ぎあげる。右脳で考えているというのです。
これは意外でした。私は、右脳的な中小企業の社長のアイデアを、必死で左脳を使って論理的に言語化するのが診断士と思っていました。社労士側から見える光景はちょっと違うんですね。士業の中でも右脳派なのが中小企業診断士。右脳と左脳の両刀使い。これはなかなか斬新な診断士の価値表現と、目から鱗が落ちる思いでした。診断士の提供価値の1つとして意識していこうと思います。
ちなみに隣にいた独立診断士の方は、「いや、だから、私たちは社労士さんや弁護士さんに怒られるんです・・・。それ法律違反!って。」と恐縮されていました(笑)。
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