東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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2023年3月31日 事業承継しました。

2023-03-31 12:00:00 | 22期生のブログリレー

読者の皆様、こんにちは。17期卒の渡邉大輔です。

タイトルにある通り本日2023年3月31日に父親の経営する会社を承継し、代表取締役に就任しました。
良い日にブログを回していただいて感謝です。

2019年6月に岡山に戻ってから4年足らずの間での事業承継をしました。

振り返ってみると、思っていたより苦労したなと思います。
最初は、お客様と上手くやっていけるか、とか従業員と上手くやっていけるかな、と心配していたのですが、
意外と一番苦労したのが父親との関係性でした。

父親は過去の成功イメージがあり、現状のやり方を変えようとしない、私にも同じ様にやることを望み、
私が何か社内制度の変更等を提案してもことごとく否定される。
「今までの苦労を知らないお前に言われたくない」という様な感情があったのだと思います。

逆に、私は現状に危機感を感じ、会社を潰すわけにはいかないというプレッシャーがあり、従業員からも
色々なことを要求される。業績はかなり落ち込んでいる状態で、何か変えていかなければ、という思いはあっても
何を言っても社長から否定される。そんな状態でイライラがつのり、父親とは会話もしたくないし顔を合わせるのも
嫌だという状況でした。父親が諸悪の根源だくらいに思っていました。
一時期は会議の度に喧嘩になるため、それであれば発言しない方がましかと思い、常に無言という状態も何度も
ありました。

終いには母親からもLINEで「あなたのやり方は社長を無視しすぎていて傲慢すぎる」みたいなメッセージが来て、
本当に会社継ぐのやめようかなと思いました。

そんな時に事業承継士の勉強をしていて「社長と後継者の思いをつなぐ事業承継計画」の書き方を学びました。
事業承継計画書の中に社長が「会社に残したいこと」と後継者が「これから取り組みたいこと」を書く、というだけなのですが、なるほど、と思いました。
親子なので会話のコミュニケーションだとお互い言い過ぎてしまって上手くいかない。だから紙に書くことでお互い少し冷静に理解し合えるのではないかと思ったのです。

正直、父親にお願いするのは嫌でしたが、何とか覚悟を決めて「会社に残したいこと」を紙に書いてもらい、私の今後の計画も書いて渡しました。そこからはお互い感情がほぐれた感じはあって、少しコミュニケーションが良くなりました。今でも決して良いとは言えないのですが、一時期の最悪の状態は脱して、何とか無事承継にたどり着けた、という状態です。

親族内で承継する場合に同じ様な思いをする人はたくさんいるのではないかと思います。実際、親と子が喧嘩をして承継するのを止めたという例はたくさん聞きます。
でもお互い一生懸命だからぶつかるわけだし、親子だから言葉で言い過ぎてしまって上手くいかなくなるのはもったいないと思います。

なので、私は今後、事業承継士として親族内承継をする親と子の間に入ってコミュニケーションのお手伝いをしたいと思っています。実際私も自分の考えや意見を客観的に父親に伝えてくれる人が欲しかったし、おそらく父親の方も同じ様なことを思っていたのではないかと思います。当然ながら1社1社事情は違うと思いますが、私自身がこの4年間で経験したことが活かせるのではないかと思っています。

当然ながらまずは自分が継いだ会社の経営を上手くやっていくことが大事です。会社は問題山積ですが、これから一つ一つ真摯に取組み、良い会社にしていきたいと思います。

実は今年私は厄年なのですが、厄年だったけど承継して良かったと言える年に出来るように頑張りたいと思います。

それでは、長文にお付き合い頂きありがとうございました。

コメント (5)
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侍ジャパンを強くした組織マネジメント

2023-03-30 12:00:00 | 22期生のブログリレー

22期の藤川豊です。
先日、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が始まる直前に、「目指せ世界一!」とこのブログでも書きましたが、今回もWBCのことを書かせていただきます。
特に、劇的な逆転勝利となったメキシコとの準決勝、いつ追いつかれるかわからない緊張した展開のアメリカとの決勝戦は、本当に素晴らしい試合で、感動しました!! もう1週間が経ちましたが、まだ興奮冷めやらぬ感じです。

栗山監督以下、選手やコーチ陣がチームのことを思い、感謝の気持ちを忘れない、結束力の高いチームだったと思います。それぞれが超一流選手ではありますが、チームとしての強さの源泉は何だったのだろうかと、組織マネジメントの観点から考えてみました。

1)内発的動機付け
決勝戦にも抑え投手として登板した大谷選手ですが、栗山監督は、本人には決勝戦も投げてほしいとは言わなかったそうです。監督曰く「彼には自分の形があるので、そのスタイルを最大限活かすため、投げたいと言ってくれるのを待っていた」ということでした。選手を理解し、最大限にモチベーションを高めてもらうため、「自らの決断を待つ」という接し方が、大きな成果につながっているのではないかと思います。

2)自己実現の欲求
4番を任されてスタートした村上選手は、前半戦はチャンスに打順が回ってきても結果を出せず、途中から5番に下がっていました。終盤で徐々に調子をあげてきましたが、栗山監督は、4番に戻すことはしませんでした。理由は「彼にはもっと大きな目標を持ってもらいたい。なので、宿題を与えたほうがいいと思い5番のままにした」そうです。大会終了後、村上選手本人も、次の目標を「ずっと4番を任される選手になりたい」と、明確にセットしていましたね。

3)インフォーマルグループ
メジャーリーガーで唯一、キャンプ初日からチームに合流したのがダルビッシュ選手でした。彼が真っ先にとった行動は、選手同士でコミュニケーションが積極的にとれる「場づくり」でした。「まず、楽しくやろう!」とだけ考えて、食事会も開催しながら、グラウンド外での関係性も進んでつくっていました。SNSの写真をみても、選手みんながとてもいい笑顔で、関係性の良さを感じました。

4)ダイバーシティー&インクルージョン
今回の侍ジャパンは、メジャーリーガーから、20歳の若手ピッチャーまで、幅広いメンバー構成でしたが、いつも明るく、チームを鼓舞しながら大活躍したのがヌートバー選手でした。初の日系選手の代表参加ということでしたが、ムードメーカーとしてチームを勢いづけていました。栗山監督も、彼ならすぐにチームに溶け込めると思い、メンバーに選んだということです。選手がそれぞれの持ち場で、独自の力をいかんなく発揮していました。

5)心理的安全性
選手を全面的に信頼する監督の姿勢に始まり、大谷選手やダルビッシュ選手も気さくに若手に寄り添いつつ、挑戦できるムードを作っていました。また、決勝戦開始前には、大谷選手が「今日だけはメジャーリーガーへの憧れを捨てて、超えよう。そのために来たんだ」という意識づけをチーム全員にしていましたが、このチームでは、選手が臆することなく、堂々と相手に向かっていける環境が作られていたのだろうと感じます。

今回のWBCは、本当に素晴らしい試合ばかりでした!
これを見て、野球が好きになった方も増えたのではないかと思っています。
これから日本のプロ野球シーズンも始まりますが、またまた楽しみです。

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資産運用についてちょっと考えた

2023-03-29 12:00:00 | 22期生のブログリレー

皆さんこんにちは。

稼プロ!19期の森です。

一定の年齢の方は経験があると思いますが、先日自分の入っている保険の見直しやら資産運用やらについて某保険屋さんに相談しました。

相談したというか奥さんが子どものためのマネー講座みたいなのに娘と参加して、まんまとその後の相談まで申し込んだという経緯です。

自分が参戦するまでには奥さんが既に2回ほど相談しており、事前に多少商品のことなど調べて臨みました。

結論から言うとまだ契約はしていないのですが、いろいろと考える機会になって良かったと思っています。

なんとなく預金していると、気が付いたら年齢相応の額にはなっており、となるとコロナ禍の感染拡大前から外貨(米ドル)立て預金や債券にでも分散投資しておけば、この円安でも実質的な目減りはしていなかったわけで、「預貯金だけしている人なんてお金を溶かしているようなものです」という指摘は、わかってはいたけど面倒だったのもありますね。

「資産を増やすというよりもまず守る」という考えはなかなか動機づけられないんですがまあ面倒なことをやってくれるなら、という気持ちにはなります。

あと、印象に残ったのが、65歳までに貯めておかないといけない金融資産から、毎月の預金額の目標を立てるのですが、そのために毎月の生活費(食費や娯楽費)がいくらかかっているのかを算出する考え方です。
この時普通は家計簿から食費とか支出を積み上げて計算しがちなのですが、そうするとどうしても計上が漏れがちなので、そうではなく、毎月必ず出ていく家や車のローンとかiDeCoとか子供の習い事の月謝とかをまず洗い出して、それらを収入から引いたもの、それが我が家の生活費と考えます。
そうすると思ったよりも随分大きな額になるので「いやいやそんなに使ってないよ」と思うわけですが、だとするとそれは使途不明だったり無駄な支出が多いのかもしれない、ということになり、毎月の一定額の預金のためには、もう少し生活費の使い方を見直しましょう、という話につながっていきます(それにしても我が家は生活費かかりすぎでビビりました)。

ということで、診断士たるもの、自らもしっかり財務戦略を立てなければならないなと思った次第です。

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東京人から見た関西の笑いを主観的考察してみました

2023-03-28 12:00:00 | 22期生のブログリレー

22期の常木です。

だいぶ春めいてきました。稼プロ22期もあと2ヶ月となり、寂しい限りです。

最近、ニュージーランドの同僚が来日し、関西の病院でドクターに対して会社の製品を使った治療法の説明をするとの事。商談の最後に、「ありがとうございました」の代わりに「おおきに」と言ってみたらとアドバイスをしたら、その通りにやってくれたらしく、とても良いクロージングになったと感謝されました。東京人の私がそんな事をやったら逆効果でしょうが、英語しか話せない白人が関西弁を入れ込んだ努力を好意的に受け取ってもらえたのでしょうか。

私は、30代前半の若かりし頃、仕事の関係で神戸市東灘区に4年半住んでいました。その時に初めて本格的に触れた関西文化へのカルチャーショック、特に笑いに対してのアプローチを書いてみたいと思います。ただし、かなりの主観です。

初めて神戸に住むにあたって、「関西人は笑いに厳しい」と周りからよく言われていました。しかし、結論から言えば「かなり優しい」です。彼らには、私のようなつまらない人間がどうにかして場を盛り上げようとして(たとえ絶望的につまらなくても)笑いをとって頑張ろうとしている努力をちゃんと認める文化があるのではないかとさえ、思えました。

基本、関西人の盛り上げ方は「いかに自分を笑うか」だと思っています。自分の滑稽な部分やダメな部分を面白おかしく表現して、自らを落としまくるのが基本スタンスです。そんな事をして何の得があるのかと当時の私は思いましたが、よくよく聞いてみると、自分をネタにして笑いをとりつつ、それができる心の広さや余裕も同時にアピールしているとの事。それを見る女子も、そうやって場を盛り上げようとする献身性と寛容性を大いに認めて、それをかなり好意的に受け取る、要はモテるという事を言っていました。

そういう受け取り方なんだね、と半ばやっかみを持って聞いてはいたものの、一方ではなぜ東京ではそれが起こらないのかという疑問も残りました。そこはきっとツッコミの大切さと繋がります。東京でいかに自分を落として笑いを取ろうとしても、切れ味鋭い(そして暖かい)ツッコミが入らなければ、ダメな奴で終わってしまいます。今はお笑いブームのおかげでかなり市民権を得てきた関西お笑い文化ですが、思い返せば当時はなかなか突っ込んでくれる人もいなく、学生時代に関西から東京に出てきた人たちは、辛かったのではと思います。関西では、いちいちツッコミが入り、それにまたエピソードをかぶせていき、会話が延々と続いていくという中で豊かなコミュニケーションができていることを思うと、東京の水は冷たいと思われても仕方ないです。

ではなぜ、そんな文化の違いができたのか。その根底にあるのは、東京が今も昔もマウンティング市場であることだと私は断言します。全国から人が集まってきて競争をする東京は、自分をいかに強くカッコよく見せるかが一つの勝負であり、「自分を落として笑いを取って、それを好意的に受け取ってもらう寛容性に期待する」などという余裕がはっきり言ってないのだと思っています。そういう意味では、関西は、特に大阪は人口700万を擁する割には大いなるローカルシティで、いい意味での内輪な文化が育まれています。安心して自分を落とせる土壌があるのでしょう。そういう意味で関西の文化をうらやましく思ったりします。

こういった文化考察は、私の持論が合っているのかどうかも分かりませんが、ビジネスにおいて、関西出身者とのコミュニケーションにおいて、とても役立ってきました。稼プロにも塾長を始めとして関西出身者が何人かいらっしゃいますが、私の勝手な持論に対して大いに(温かい)ツッコミを入れていただけることを期待しています。

あと2ヶ月、良い時間にしていけたらと思います。今回も有難うございました。

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「インタビューを受けました」

2023-03-27 12:00:00 | 22期生のブログリレー

19期生の廣瀬達也です。

先日、初めての体験をしました。
「インタビュー」なるものを受けたのです。

診断士とかライターという立場で取材・インタビューをしたことはありました。しかし、「受ける側」は初めての体験。「受ける側」としていろいろ勉強になりました。

事前情報収集をどこまでするか。
基本的なことですが「あなたのことはココまで調べています」は伝わるほうがよいと感じました。「ココまで調べています」が伝わったうえで、それで「コレ」はどうですか?」と畳み込まれると、回答がとてもしやすいです。

という取材テクニック的なこともありまますが、問われる側になることで、改めて考える機会になりました。

取材対象となった理由が「50代で」「シングルで」「楽しげに暮らしている」とうこと。最初の2つは「事実」なので、単純に肯定するしかありません。
しかし、3つ目はいろいろ悩ましいです。正確に伝えるとヤヤコシク、分かり易くすると伝えたいことが伝わりづらそう。。。
その結果、「確かにインタビューではそう回答したけど、そのまま活字にされると微妙に何か違う」。そんな原稿を受け取りました(これから修正を入れていきます)。このあたりはインタビュー側の問題ではないところもありま。しかし、「うーむ。そうなるか」と感じました。

今回のインタビューを受けて改めて「自分自身の暮らしぶり」について客観的に見直すことができましました。
なんとなく行っていた行動について「なぜ、そうしたんですか」的に問われることで、自分の中の物差しとか大切しているものに気付けた気がします。「いや。なんとなく…」と言いたくなるとろこですが、振り返ると自分なりの何かしらの意思決定があります。これに気付けたことは収穫でした。

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