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日本語の作文作法

2013-01-30 22:21:55 | 12期生のブログリレー
12期生の大川鉄太郎です。
Windows 8 Proが安く買えたと喜んでいたら、その分の何倍も
昨今の円安でSSDが急騰して吹っ飛んでしまい、がっかりして
いる小心者です。
 今回は目先を変えて日本語の作法について。かなり前から
作文作法について興味がありこつこつと読み続けています。
先日、野内良三『日本語作文術』を読みました。既知の記述も
多かったのですが、いくつか見新しい点がありましたのでそれに
ついて。
目新しい点とは次の点でした。このうち1と2について本日は
書いてみます。
1.素材の文章
2.明治期の日本語
3.慣用句
 この種の本の1つのパターンに、文章教室や投書欄などで
収集した一般人の文章を素材としていろいろ解剖して見せるという
やり方があります。野内氏はこれを一種の弱いものいじめだとして
使わず、なんと恐れ多くも谷崎潤一郎や川端康成の文章を素材に
使っているのです。もちろん「実用文の観点では・・・」という
但し書きは付いてはいますが・・・。この料理結果からすると
谷崎が自らの文章読本で「文法に拘らずに書け」(注)と述べて
いるように、文豪というのはミクロの文はひたすら自由奔放に
書いているよう見えます。当たり前ですが、よい文や美しい文を
積み上げていくと芸術になるかというと絶対そんなことはないわけ
です。実務における文と芸術の文とは全く別世界の物であり、
物指しも別物と考えたほうがよさそうです。とはいえこの素材の
選び方はなかなか楽しませてくれます。
注:丸谷才一によれば、谷崎がここでいう文法とは、国文法では
なくて英文法を指しているとのこと。
 2番目の明治期の日本語については、あまり多くを直接書いている
わけではありませんが、よい材料を提供してくれました。清少納言
以降の日本語の特質について説明し、そのひとつに抽象概念の記述が
本質的に苦手であることを指摘しています。江戸時代までの知識人は
それを克服するために漢文を使用し、明治になるとそれに代わって
欧文直訳体を使用しました。以前別のところで明治期に欧文直訳体が
知識人の間で意識的に広く使われていたとの記述を読み、「なぜ?」
という疑問がずっと残っていましたがこれで一気に氷解しました。
西洋のモノや概念は当時の漢文や日本語では記述できなかったが、
欧文直訳体なら日本語の限界に縛られずに記述できることを発見した
わけです。その代表格が無生物主語で、個人の思いを排して原因や
理由や根拠を、名詞を駆使して簡潔かつ強力に打組み立てられます。
日本語としては不細工であってでもです。「主語による支配」も含めて、
これらはいわば日本語の機能拡張だったわけです。これは日本が
和魂洋才を進める上でもすばらしい大進歩だったと思います。
 このときの経験から日本の中学や高校では連綿と欧文直訳体が
引き継がれてきたわけですが、歴史的遺産として学ぶならともかく、
学習の手段としてならもう過去の遺物です。それなりの日本語表現が
蓄積されているからです。
 慣用句や慣用表現については記述に一番力が入っていましたが、
本日はこのあたりで・・・。

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社交パーティーに参加して

2013-01-29 12:00:27 | 講師大草からのメッセージ
こんにちは。
サポーターの大草です。

先日、社交パーティーに参加してきました。

100名以上の方が参加していました。
テーブル席があるので座って話している人もいましたが、
多くの人が立食形式で交流していました。
皆さん積極的に交流されていて、会場は盛り上がっていました。

こういった社交パーティーや懇親会などにおいて、
場の中心となって盛り上げている人、話題の中心になっている人には、
共通点があるように感じました。

これらの人は、自分を表現することが得意で、かつ
場を盛り上げよう、みんなに楽しんでもらおうというホスピタリティに
富んでいる気がします。

自分がどんな人なのかをしっかりと伝えている人、話題を積極的に
提供している人、相手の話題に質問したりして話を膨らませている人、
相手との共通点が見つかった時にそれを相手に伝えて
話を盛り上げている人、しっかりと相手の話を聞いている人、
これらの人たちはうまく交流できていて、楽しく盛り上がっているように
見えました。

社交パーティーのような場面では、交流をためらったり、
交流できなかったりすることの方が場違いになりますね。

また、共通の属性や共通の話題があると、非常に会話がしやすく
なりますね。
中小企業診断士の懇親会の場合は、診断士という共通の属性が
ありますので、共通の話題を見つけやすいですし、診断士の言葉で
話をしてもお互いに理解ができるので話が進みます。

一方で社交パーティーとなると、いろんな業種、様々な背景を
持った人たちが集まりますので、共通の話題を見つけにくかったり、
それぞれが自分が専門とする言葉で話してしまうと、相手に
伝わらなかったりします。診断士の懇親会とはだいぶ勝手が違うように
感じました。

だからこそ、自分がどんな人なのかを相手に伝えることが大切なのだと
思います。
お互いにしっかりと自己表現すれば、そこから共通の話題を見つけやすく
なりますし、自分のことを相手に印象づけることができると思います。
セルフブランディングですね。診断士の集まりであっても大切なことですね。

それと、背景の異なる人と話をするときには、自分の専門の言葉で
話すのではなく、相手に分かりやすい言葉で話せるといいですよね。
それには、相手のことを理解し、どのように話せば伝わりやすいのかを
考える必要があるのでしょう。

診断士活動ではありませんが、いろんな学びも得られる社交パーティー、
また参加してみようと思いました。
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最近見かけた変な本

2013-01-27 20:39:03 | 12期生のブログリレー
こんばんは、大野です。

アベノミクスの効果で僅か数カ月の間に「円安・株高」傾向になってきました。
かなり久し振りに景気が良くなる兆しを感じつつありますが、このようなデジャブは過去にも数回あったように思えます。
今度こそ本物であってくれと願うばかりです。

ところで、最近電車に乗ると「秒速で稼ぐ**」とか言う本の広告をよく目にします。いかにも元ヤンキーのホスト風貌をした20代社長が数台の外車の前にいる写真があり、秒速で数億円稼いだ私の成功方法を伝授しますという内容です。

思い起こすと、ITバブルの頃にホリエモンや村上などが出てきた頃も、働かないで金持ちになる事がもてはやされた時代でした。大した技術もないベンチャー企業が驚くほどの時価総額になってしまい、乗り遅れまいと株を買ったとたんに大暴落がおこり、多くの個人投資家は損をしました。そして沢山のIT企業が市場から消えていきました。

先ほどの本を見ると、いよいよ振り子の針は数年前に戻るのかとつい感じてしまいます。

バブルはいつか壊れてしまうものです。今度のアベノミクスはバブルでなく足腰の強い日本経済を回復してもらえるものと期待したいところです。


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葦毛湿原

2013-01-27 17:26:57 | 12期生のブログリレー
12期生の大深です。

今週末は、久しぶりに赴任先の豊橋で過ごしました。
昨日は、愛知県の天然記念物に指定され、「東海のミニ尾瀬」
と言われる「葦毛湿原」にいって参りました。
自宅から7~8キロ、往復4時間近く歩いてきました。
真冬の為、湿原ならではの景観を楽しみことはできませんでしたが、
こんな時期にも散策を楽しむ人はそこそこいらっしゃるようです。
すれ違う人と「こんにちは」と、挨拶を交わすと、
何だか嬉しくなってきます。
風が強く寒い天候でしたが、ホッとする暖かな休日でした。
春になったら、家族を呼んでぜひ再訪したいとおもいます。

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無事生まれました

2013-01-27 00:19:39 | 12期生のブログリレー
12期生 岡本卓馬です。
11週目のブログリレーです。

1月10日に無事に第三子となる女の子が生まれました。

当日の朝にお腹が痛いから病院に行くとメールがあったと思ったら、
10時には急遽帝王切開が決まったとメールがあり非常に焦りました。
すぐに退社して犬をペットホテルに預けて嫁さんの実家である金沢に
向かうものの、たどり着いたのは20時過ぎとバタバタでした。

落ち着くまでは金沢で嫁さんの両親の力を借りて子育てするため、
しばらくは東京と金沢を往復する日々が続きます。
北陸新幹線が開通すれば、東京から2時間半で金沢まで行けますが、
2014年予定なのでもう少し開通が早ければ・・・と思っているところです。


ちなみに現在の金沢は新幹線の開通に向けて色々と開発が進んでいます。
今までは交通の便の関係で大阪や名古屋からの観光客が中心でしたが、
2014年以降は東京からの観光客でも賑わいそうです。
発展途中にある地域での診断士活動も面白そうだなと考えています。

魚も美味しいし、歴史のある建物もたくさんあるので、行った事ない方
是非一度金沢へ!
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