東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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思い込み

2022-10-31 12:00:00 | 22期生のブログリレー

22期生の杵渕です。

皆さん
突然ですが、血液型による性格診断信じますか。
あれは暗示にすぎない、と私は思います。
だって私自身が40年間暗示にかかっていたんですから。

私の血液型はA型です。
一般的には几帳面で真面目と言われたりします。
ふむふむ、確かにそうだよな。
自分ってそういうところあるよね。
そんな風に納得して生きてきました。
B型くんはマイペース、うんうん
0型くんはおおざっぱ、ちょっとA型とは考え方違うよね。
AB型さんは二重人格でつかみどころないよね。
自分と同じA型の人には親近感を持ち、違う血液型の人には
なんとなく心の中でそんな気持ちも持ってました。

40歳で初めて献血に行ったことでそれまでの日常は大きくひっくり返りました。
献血前の血液検査で自分はAB型と判明したのです。
両親ともすでに亡くなっているので、幼少期どのように私がA型判定されたかは知る由もなし。
A型だと思って生きてきた私の40年間はなんだったのでしょう。

改めてAB型の会に入会させてもらうのに、一般的イメージをネットで検索してみました。
『変なところで几帳面で真面目』
えっ
変なところで、って何ですか?何かとげがありませんか?
その他によく言われるのが二面性ですよね。
うん、確かにそうだ。これは自分のことで間違いない。やはり俺はAB型だったんだ。
本来の居場所はこのチームだって自分に言い聞かせることもできます。
でもAB型以外の方だって、多少裏表ありますよね?
そう考えだすとB型の特徴の「心を開くまで時間がかかる」やO型の特徴「必要とされないと冷める」だって自分にあてはまるじゃないか!
結局、みんな誰がが言い出したことをさも真実味があるのかのように思いこまされてるだけじゃないのか。自分がA型だと信じ、A型っぽい性格だと思って生きてきたように。

話は変わりますが、経営者も従業員も長年それが当然と思い込んでいることはないでしょうか。
「このやり方でうまくいってきたからこれが一番効率がいいんだ」
「うちの会社はこれがあっているんだ」
「この業界はこれが正しいんだ」
それが必ずしも正しいとは限らないし、ある時正しかったとしてもいつまでも正しいとは限りません。時には当たり前と思っている常識を疑うことも必要ですよね。

企業は外部環境の変化や従業員規模など、その時々の状況によりうまく変わっていかねばなりません。昨日の稼プロ講義で山﨑塾長から教えていただいた「不易流行」の流行、いわゆる「変わるもの、変えていかなければならないもの。変えていくべき日々の行動」がまさに当てはまるのではと思います。ただ血液型は途中で変わることはないそうです。赤ちゃんの頃だとうまく反応せず、検査結果に誤判定が出ることがあるそうのなので、自分もそうだったのかもしれません。

献血はというと血液検査でひっかかり、結局献血できずドーナツだけもらって帰ってきました(笑)食生活を見直してからは献血させてくれるようになりました。

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晴海ふ頭公園

2022-10-30 12:00:00 | 22期生のブログリレー

こんにちは。事務局の木村祐介です。

 

私は、月島に5年ほど住んでいます。在宅ワークの気分転換に家の周りを散歩することが増えたのですが、オリンピックの選手村だった付近にある『晴海ふ頭公園』がリニューアルオープンされたので、行ってみました。休日だったのですが、子供向けの遊具が多く、たくさんの子供たちが遊んでいました。柔らかい素材でできた坂を楽しそうに子供たちが滑り降りていて、誰もいなければ滑ってみたいなという気持ちになりました(さすがに、子供たちの間に割って入る勇気はなく、、)。その他、広い芝生があり、レインボーブリッジなど見晴らしのいい景観、カフェもオープンするようです。近隣は、道路やマンションなどが、まだまだ工事中ですが、車でも入れるみたいで、近くに寄った方は、訪れてみてはいかがでしょうか。

 

そばにある選手村の建物は、改装のうえ、HARUMI FLAGという新しいマンションとして、販売されています。近隣のマンションと比較して、坪単価がとても安く、広さを求める人や、高いリセールバリューを期待する人など、購入希望者が多くいるようです。駅からは少し遠いのですが、在宅中心で駅を利用する機会が少ない人にはそんなに気にならないと思います。

 

私も少し興味を持って、見学に行こうかと思ったのですが、見学だけでもなかなか予約が取れない状況です。たぶん、抽選に申し込んでも当たらないでしょうが、学校やスーパーも建設中で、ひとつの町ができあがる様子は、外から見てるだけでも、ワクワクしますね。

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為替のマジック

2022-10-29 12:00:00 | 22期生のブログリレー

こんにちは、21期の吉岡裕之です。
1年ぶりの出戻りです。

日銀が介入を行い一時円高に振れましたが、為替はいまだ円安基調で推移しています。ウクライナ紛争のあおりを受け、ただでさえ物価の高騰に苦しんでいるのに、円安による輸入品の価格上昇で、中小企業はいまだ青息吐息という状態です。

思い起こせば10年前、2011年に対ドルレートが75円をつけた時もこの世の終わりのような騒ぎでした。政権が変わり、金融緩和と財政出動により円が急激に下落したところから、当時「アベミクス」は神様の贈り物のように崇められましたが、今度は行き過ぎた円安のために頭を痛めているとは、実に皮肉なものです。

日本の経済が停滞して、今やアメリカの平均収入は日本の倍になっているという話をよく聞きます。しかし、為替の推移を考えると、必ずしも国民一人一人の生産性が劣っているとは言えないのではないでしょうか。

現在、アメリカの平均収入は約700万円、それに対し日本は約400万円です(イオン銀行ブログより)。ただし、今の為替が、仮に1ドル75円であったとしましょう。すると両国の平均収入は逆転するのです。

「厚生労働省 国民生活基礎調査結果の概要平成7(1995)年」によると、平成6年の日本の1世帯当たり平均所得金額は664万2千となっています。それに対し、当時のアメリカの平均給与は約300万円だと言われていました。1995年の為替は1ドル79.75円。当時、日本の世論はアメリカを見下していましたが、今はアメリカに対して卑屈なまでの劣等感を感じています。

為替はマクロ経済の問題であり、政策における課題です。私たちにはどうすることもできません。しかし、そんなに落ち込む必要はないと思うのです。

大切なのは為替ではありません。そして、停滞期に必要なのは、過度な反省や落胆でもありません。必要なのは創造力ではないでしょうか。既存の概念を取り払い、新しい命を吹き込む。劇的なイノベーションが生まれるのは、たいてい崖っぷちのピンチの時です。


こんな今だからこそ、中小企業診断士が先頭にたって中小企業の皆さんを導くことが重要だと考えています。

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BATH?

2022-10-28 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

事務局の大井秀人(20期)です。

1年ちょっと前のこのブログでリスキリングについて書きました(リスキリングに格闘中)。まだまだ知られていない言葉だと思っていましたが、それから1年と数か月。まさか総理大臣がリスキリングに言及するようになるとは思っていませんでした。先日の岸田首相の1兆円支援は驚きです。世の中リスキリング真っ盛りとなってきました。

去年ブログで紹介したとおり、私は製造業でDX子会社に出向しており、この会社の設立目的の1つがまさにリスキリング、デジタル人材育成です。旗振り役を仰せつかって1年経ちKPIを見ていますが、職場全体のスキルレベルが上がってきました。副次的効果でマインドセットも上がってきたように思います。学びは風土にするのが一番大切なので、経営の本気度と継続性が重要とあらためて認識しています。

勤務時間の15%がデジタルやITに関する研修時間に充てられています。ベテラン、新人、保有スキル関係なく、一律全員です。私自身、専門のプロジェクトマネジメントなどの学び直しできるのは、知識の再整理や古い常識のアップデートもでき、有意義に感じています。一応その道のベテランということで、最近、社内で登壇の機会もいただきました。僭越ながら好評で、稼プロ!での学びが生かせたかな、と感じています(手前味噌(汗))。

その研修の一環で、毎月、DXに関する最新トピックを3件動画受講するというのを実施しています。30分くらいの動画講義です。そこで、「BATH」というキーワードが出ました。もう数年前からある4文字だそうですが、私は知りませんでした。みなさんはご存知でしたでしょうか?

B: Baidu
A: Aribaba
T: Tencent
H: Huawei

そう、中国に拠点を持つ大手IT企業群の略称です。決して風呂や温泉関連ではないです(笑)。GAFAに呼応する括りとして使われています。売上規模的にはBATHはGAFAの3分の1くらいだそうです。知らなかったとは診断士として恥ずかしい、、、と思ったのですが、私の職場で11人に聞いてみて、知っていたのが1人でした。まだまだ知名度は低いようです。

ちなみに、VUCAもまだ知ってたり知られてなかったりです。アルファベット4文字キーワードは、フレームワークとしてとてもわかりやすいのですが、むやみに使うと周りがついてこれない可能性もあり、要注意とあらためて感じました。それでもこういうトレンドのキャッチアップは診断士には必要です。

しかし、日本企業でアルファベット4文字で略せられる企業群が出てきていないのが、本当に残念です。こういった企業の創出に診断士として貢献していきたいですね。

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そんなに簡単ではない「当たり前品質」

2022-10-27 12:00:00 | 22期生のブログリレー

22期の藤川豊です。
復習も兼ねて、過去に受講した講演資料を整理していたところ、2018年に参加した、東京理科大学の狩野紀明教授が講師の「IOT時代における商品企画と品質保証セミナー」のレジュメに目が止まりました。狩野先生は、顧客満足度に影響する品質要素を分類し、その特徴を表す「狩野モデル」を提唱されています。「車の品質、PCの品質というように、具体的に使われたとしても、その意味は漠然としていて曖昧である。従って、具体的に品質について論じるために、品質要素に分解される必要がある」とおっしゃっています。

狩野モデルの品質要素(下図参照)としては、
①まず下半分の「当たり前品質」ですが、これは、利用者に「満たされていて当然。あって当たり前」と評価される品質要素です。これにより満足度が高まることはないのですが、なくてはならない重要な要素になります。例えば旅館の場合、清潔な部屋、布団などが該当します。
②右上に伸びる「一元的品質」は、満たされるほど満足度が上がり、逆に満たされなければ不満に思われる品質です。多くの品質は、ここに当てはまるのではないか思われます。旅館では、美味しい料理とホスピタリティあふれる接客サービスなどです。
③上半分に位置する「魅力的品質」は、なくても不満ではないが、あったら嬉しい品質です。旅館の中では、芸術家の作品が展示された館内の文化的な雰囲気、などでしょうか。

これを診断士として必要となる品質に照らし合わせてみたら、何にあたるかを考えてみました。「当たり前品質」は、基礎力の「診る、聞く、話す、書く」でしょうか。これが備わっているのは必須要件だと思いますので(とは言いつつ、そんな簡単ではないのですが(^^;)。「一元的品質」は診断士個々の専門性や対応力など、「魅力的品質」は何になるのでしょうか??  引き続き考えたいと思います。

当たり前品質は、これが足りない場合には、魅力的品質をいくら高めても顧客が不満を感じる可能性もありますので、とても大事な要素だと思います。稼プロに、診断士1年目に入塾したのは正解だったと再認識した次第です。これからも、業務の品質向上に向けて頑張りたいと思っています。

    図:狩野モデルの品質要素

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