東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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17期を振り返って…「トランジション・タウン」からみるできることで、幸せな形で問題を解決していく手法

2018-05-31 06:00:00 | 17期生のブログリレー

おはようございます。事務局の藤田です。17期事務局として務めた最後のブログになります。

今回は「その発想があるんだ!」と衝撃を受けた、イギリス南部で始まり、日本でも様々な地域で取り組まれている「トランジションタウン」活動についてご紹介します。

地球環境と言うと、ゴミは分別しなければならないとか、電気やガスはこまめに消さないといけないとか・・・「決められたルールを守る」ということをイメージしていました。 「ルール」が守れない、続けられない、できない・・・ルールが守れない自分が地球環境に対し、いつも申し訳なく思っていました。

「トランジション・タウン」は、地球問題解決のための「ルール」を自分で作っていく、しかも楽しく、できる範囲で行うのです。

私の取材した「トランジション・タウンかさはら」(岐阜県多治見市)は、1人で立ち上げた組織です。(他の組織は数十人単位というところもあります)

勤め先の社宅と使っていた古民家を社長承認のもと借りて、改装しています。
竹林がぼうぼうだったお庭をエネルギーを再生できる仕組みをつくっています。
屋内も様々な廃材を利用して、改装。

前の勤務先をやめた日の帰り道で捨てられているのを見つけた脱穀機を嬉しくて持ち帰ってきたり、
軽トラックの荷台によそからいただいた廃材で作った家を作りキャンピングカーを作る構想(法律的には問題ないもののようです)
お米を肥料も水もなしで作る方法を数年かけて研究し、
「タイル焼きいも」として多治見市にはあらゆるところにあるタイルの廃材を使ってつくる焼き芋など・・・

結果として地球環境によいことになるのですが、わくわくする形で取り組んでいるのが特徴です。
話を聞いていて「やりたいからやっている」「わくわく」オーラがとてもまぶしく、心地よかったのが印象的でした。

なお、取材記事は、その1は書けたものの、その2は多忙で書けていませんが、待っていただいています。(優しいです!)

 

グローバル化で違う文化がどんどん入ってくる、AIやIT化、ドローンの普及やテクノロジーの進展で人間でしかできないと思われていたことでも機械のほうがよりできることも増えてくる。半年前に「正しい」といわれた常識があっという間に変わることもある、そんな時代だからこそ、変化をkキャッチし、楽しんで取り組む姿勢が必要だと感じます。もちろん個人としてそう心がけるのは尊いのですが、…「トランジション・タウン」プログラムやテンプレートに乗るというのは同じものを志す仲間やよりよくする経験値がみつかり、素敵だと感じました。

そして、一方、どんな時代でも稼プロ!が大事にしている三意(熱意、誠意、創意)やひととなりのような、変わらず大事なエレメントがある、そのコントラストのバランスがこれから生きる人には求められているのではないかと感じています。

楽しみながら、自分にできることで問題を解決していく、多くの人が強みを生かしてのびのびと経済活動を含めいろいろなことに取り組める、結果とプロセスの両面を楽しむ触媒に私はなりたいとおもいます。

1年間ありがとうございました。

【事務局藤田 BACKNUMBER】

2017/07/13  「17期事務局藤田です。質問をするということについて
2017/08/28  「トップダウンとボトムアップについて」 2017/10/13 「エゴグラムが教えてくれたこと
2017/11/18「ダムカード、灯台カード、公共配布トレーディングカードについて
2018/01/13「今朝、NHK総合テレビにセンターで20秒出演!からみる「お金をかけずにできる広報術
2018/02/28 「私の密かなヤボウと天才と異端児と触媒の関係
2018/4/15  「ひととなりの正体。だから、私は稼プロ!を選んでよかったと思っています。(長文)」 16期藤田としての過去の記事一覧はこちら
2017/06/16 「1年の振り返りスペシャルその3 ついに本当のファイナル・・・

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地方におけるIoTの取り組み

2018-05-30 22:13:54 | 17期生のブログリレー

こんばんは。17期の依田です。

本日は、地方でのIoTの取り組みとして、茨城県の事例をご紹介したいと思います。

私は、今年の4月から茨城県の「中小企業IoT等自動化技術導入促進事業」に携わっており、
県内の中小企業に対して、IoTの導入を支援しています。
この事業は、県内の中小企業を訪問し、企業が持っている課題をヒアリングした後、
課題の解決にIoTが有効な場合、IoTの専門家が無償で支援するというものです。
設備の導入に係る費用は、企業持ちとなりますが、
IoTに興味を持っている、もしくはIoTの導入を検討している企業にとっては、
専門家の話が聞ける良い機会になるのではないかと思います。

[中小企業IoT等自動化技術導入促進事業]
http://www.htc.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/htc_A.IoT_PR_chirashi.pdf


これまでの、茨城県でのIoT導入実績をみると、大きく以下の6つのパターンに分けられ、
情報を収集し、見える化し、活用するという、IoTの導入ステップに分類されています。
最初の取り組みとして、情報を収集し見える化を行う事例が多いようです。
茨城県では、事例集を作成していますので、ぜひご覧ください。
1.設備稼働情報の取得による、生産現場の見える化
2.作業実績情報の取得による、生産情報の見える化
3.IoT活用による生産管理システムの改善、データの繋がる化
4.機械・製品の運転状態等データ取得による故障予測、保守・予防保全サービス化
5.IoT/AI活用による「技術伝承」問題解決
6.ロボット、IoTデバイス活用による作業の自動化

[IoT活用・導入事例]
http://www.htc.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/IoT_jireisyuu_mihiraki_20case_02.pdf


茨城県が行っているこの事業は、地方版IoT推進ラボとして、茨城県IoT推進ラボが行っているものです。
このような取り組みは、各地で行われているものと思います。
働き方改革などで生産性の向上が取りざたされている中、
このような取り組みが行われているということを知っているだけでも、
中小企業診断士にとって、提案の幅が広がるのではないでしょうか。

[地方版IoT推進ラボ]
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/local_iot-lab/index.html

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伝えること

2018-05-29 23:30:37 | 17期生のブログリレー

稼プロ!17期 松原伝二です。

今回が15回目の投稿で、17期生として最後のブログ投稿になります。

よろしくお願いします。

稼プロ!17期の講義も残すところ今週末の講義のみになりました。

 あっという間の1年だったように思います。稼プロ!に入塾して毎月行ってきたことは、稼プロ!開講日に休暇を取ることでした。お陰様で何とか全開講日に出席することができました。否できる見込みです。休暇を取らせてくれた職場のみなさんありがとうございました。また、毎回の講義は、いつも中身が濃く、大変有意義な時間だったと思います。稼プロ!塾長、講師の方々、事務局の方々、そして同期のみなさんありがとうございました。

 さて、稼プロ!ではこの1年、「診る」こと、「書く」こと、「話す」こと、そして「聴く」ことについて学んできました。中でも「書く」こと、「話す」ことについては、私自身不得意であったことも有り、大変苦労しました。今まで、何気なく行ってきた「書く」こと、「話す」ことが、本当に自分の意図が伝わっていたのだろうかと考えさせられました。

 どんなに良いことを話しても、文章を書いても伝わらなければ意味がありません。「誰に」対して「何を」、「どの様」にして伝えるかを考えなければなりません。話題の選び方、話の組み立て方、声の大きさ、言葉の明瞭さ、顔の表情、視線の送り方、身振り手振りなど様々な要素を駆使して伝えていくことが必要です。

 また、文章を書く時も文章の構成や表現方法を十分検討し、伝わる文章を意識して書くこことも大切です。稼プロ!で「伝えること」の大切さを再認識させられました。そして、何よりも、相手に「伝えたい」という思いを強くもつことか大事であることを学びました。

 私の名前には、「伝」という字が使われています。今まで自分の名前の意味を深く考えたこともなく、考えてもよく判りませんでした。しかし、稼プロ!で1年間学んで行くうちに何となく意味が判ったような気がします。これからも「伝えたいこと」を伝えられるよう稼プロ!で今まで学んだことを活かしていきたいと思います。

 最後に、稼プロ!では、コンサルタントとしての仕事姿勢において「三意」を持つことが大事であることを学びました。そこで、自分にとっての「三意」を定義して、最後のブログを締めくくりたいと思います。

「誠意」:相手に対して敬意をはらうこと。感謝の気持ちを持つこと。常に周りに配慮を忘れないこと。

「熱意」:夢を持ち続けること。前向きな姿勢、積極的な姿勢を持ち続けること。“今更ではなく、これからだ“という気持ちを持つこと。

「創意」:学びの姿勢、問題意識をもつこと、常に好奇心を持つこと。自信を持って自分の意見を言うこと。本質を見抜く姿勢を持つこと。

                                   以上 

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アメフトの記事を書いていると

2018-05-28 20:03:31 | 17期生のブログリレー

事務局の大石泰弘です。
 私は中央支部の国際部に所属しています。国際部員は中央支部のホームページのグローバルウインドウの
記事を交代で執筆します。今2回目の執筆中ですが、執筆するたびに記事内容に関わる出来事が起こります。

 1回目は2017年1月でした。そこで書いたのは、アメリカ駐在時に苦労しながら子供を通わせた日本語補習校で
大変お世話になった、信念を実行される校長先生のお話でした。帰国して7年が経ち、どうしておられるのかなあ
と懐かしく思い出しながら書きました。

 ところが執筆の翌月にその校長先生の訃報が届きました。私の執筆は校長先生への弔辞になってしまったなあと
思いました。

 今回の執筆にあたり、私は大好きなアメリカンフットボールをとりあげました。
すると日大事件が起こりました。

 アメリカのプロのアメリカンフットボールリーグはNFLと言います。NFLは知らなくてもスーパーボウルは
誰でも聞いたことがあるでしょう。このNFLは、世界のスポーツリーグの中でも最も稼いでるリーグなのです。

そうなるために、NFLはお金だけでは強いチームを維持できない仕組みや、より魅力的なリーグにするための
努力をしているという内容です。またそのためには観戦する人の姿勢も大切です。

 今回の日大事件をきっかけに、日本のすべてのスポーツの関係者と観戦者は、NFLの取り組みからスポーツに
向き合う姿勢を考え直す機会にしてほしいと思いながら書いています。興味のある方はグローバルウインドウの
7月号を読み、NFLのファンにもなってください。

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財務分析の醍醐味

2018-05-27 20:22:22 | 17期生のブログリレー

こんにちは。稼プロ!17期の山本はるかです。

皆さまのお仕事や職場では、繁忙期はありますでしょうか。

中小企業診断士は、予算や補助金の影響もあり、3月が繁忙期となりやすい傾向にあります。

私が勤める会計事務所業界も、同じように3月が繁忙期ではありますが、あまり知られていないもう一つの繁忙期がこの5月です。

 

個人の確定申告の期限は3月ですが、法人の税務申告期限は決算日の2か月後となっています。

上場企業や上場子会社などは、比較的3月が決算月であることが多いので、この場合の税務申告期限は2か月後の5月末となります。

民間企業であれば、決算月を選択できますので、3月決算でないこともありますが、

私の担当している社会福祉法人という公共性の高い法人では、補助金の締めが関係してきますので、必ず3月決算と決まっています。

 

そんな繁忙期真っただ中の今日、行っていた業務が、社会福祉法人の財務分析です。

昨年から関わらせていただいているクライアント様より、今回の決算で赤字に陥ったため、安全性と今後の方向性について知りたいという要望がありました。

そのため、平均値の収集をし始めました。

同業他社との比較、診断士の試験でも必ず出てきますね。

 

医療福祉業界では、独立行政法人福祉医療機構(WAM)から借入を行うことが多く、他の金融機関と同じように決算書を提出します。

そのデータが平均値として公開されています。

医療福祉業界の、全国的な動きを知るのに非常に役立ちます。

 

また、社会福祉法人は基本的に決算書は公開義務があり、これもWAMで閲覧することができます。

社会福祉事業はサービス業と同じで、その場でサービスを受けることしかできませんので、顧客が遠方であることはあり得ません。

地域の状況に左右されるため、全国的な平均値と、地域的な平均値とではかい離があることが考えられます。

地域の同業他社の経営状況を読み取ることで、地域における当社の位置づけを把握し、今後どのような方向性で事業展開をすべきか、検討材料とすることができます。

 

財務分析の醍醐味は、それをきっかけにクライアント様と課題を洗い出し、将来を考えることができることだと思います。

数字上の財務分析だけで、ピンときて次の行動ができるクライアント様も中にはいますが、多くの場合はそうではありませんし、網羅性が高くないこともあります。

数字から、クライアント様の現場で何が起こっているかを考え、よりよい経営のため、永続性を高めるため、行動目標まで一緒に考えることに、面白さを感じます。

 

特に福祉業界は、国の予算に左右される業種であり、ニーズの拡大と市場の拡大が一致しない業界です。

日本の福祉を支えるため、微力ながらお手伝いしたいという思いを忘れず、目の前の財務分析を続けます。

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