こんにちは。稼プロ19期生の遠藤孔仁です。
明日から師走ですが、あっという間の1年でした。
さて、先日息子が参加したという科学コンテストの成果発表、表彰式があり、観覧してきました。
小学生、中学生、高校生に分かれて、それぞれ実施し、その統括としての場でした。
最初に研究発表を行いましたが、それが何と英語のプレゼンテーション、そして、質疑応答も英語。科学に興味をもち、志を高く持っている子供たちのパフォーマンスに驚くばかりでした。
次に基調講演として、東京大学先端科学技術研究センター所長である神崎 亮平教授より、「昆虫の知能が拓く新しい科学と技術の未来」という内容でお話を頂きました。
この研究センターは、生物学、脳科学、情報科学、機械工学など複数の領域を横断的に取り扱う学際的な研究を行っています。その研究内容は、昆虫がなどの生物が進化により獲得した機能を再現し、工学分野に応用することです。
具体的な研究成果として、脳は実際にはニューロンの数が異なるだけで、個々のニューロンが持つ働きは共通している。そのため、10万個程度で構成されているカイコガの脳をモデル化し、カイコガの反射や情動行動を再現することで、ニューロンの構造を解明しようとしています。カイコガのメスが発するフェロモンに反応するオスの情動行動を、カイコガの触角を高感度センサーとフェロモンに反応するニューロンを再現し、カイコガのロボットを作成しています。
この研究の応用として、メスのカイコガのフェロモンに反応する触角を他の物質に反応するようなDNA操作を行うことにより、例えば、爆発物に反応する触角をもつドローンを作成するなども想定して研究を進めています。
そして、この最先端の研究を現在支えているのは20代前半の研究者たちであり、あと5年~10年後には、この会場の子供たちも同じステージに立っているというメッセージで講演を締めくくりました。
この講演の中で、研究を進めるうえで、様々な分野の研究者と連携してプロジェクトを進めること、そして、180万いる生命体は、それぞれ環境に適用するために機能を進化させており、我々がみている世界は一部に過ぎない。多様性をみとめ、そこから新しいものを作り出している研究姿勢に非常に感銘を受けるとともに、ますます複雑化するビジネスシーンにおいても多様性を認め合い、個々の強みを生かしながら、ものを作り出すことが求められるスキルの一つではないかと感じました。
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