今は営業から異動し社内IT/業務改革を担当していますが、似たような習慣を実践し続けています。「このアプリのプログラム言語は何かな」「汎用性はある構造になっているかな」「どんなSQLでデータ授受しているかな」などなど。深く掘り下げていくと旧い仕組み(レガシー)の機能で画面(UI:User Interface)だけ最新化していたり、最新セキュリティ対応が未処理、項目の文字数を拡張したくても出来ない、といった課題が浮き彫りになってきます。改善個所がたくさんある場合、局所的な“小手先の”対応や小規模改変を行わず、全社的に取り組まないといつまで経っても本質的な改善はできないことも経験でよく分かってきました。答えは一つで経営層に事態を認識して頂き、トップダウンかつ組織横断的に進めるしかありません。そして改革を進める際に最も重要なのはコミュニケーションです。IT担当者と業務担当者が同じ単語を使っていても、その意味が違う事は往々にしてあります。故によく会話する必要がありますが、その際は「翻訳者(トランスレーター)」にならなければならない、という点です。業務担当者といっても営業だけでなく、経理、総務、人事など分野は多岐に渡るので結構大変です。トランスレーター機能は双方を業務を経験して初めて成し得る“機能”では無いでしょうか?
中小企業診断士は資格取得を通じて7科目の分野を中心に学習しているので、経験を積めばかかる人材になりやすいのでは(ならなくてはならない)、と考える今日この頃です。
以上