ブログをご覧いただいている皆さま、こんにちは。中小企業診断士の林です。
昨日、12期生の皆さまは実務診断のクライアントプレゼンが終了し、大変お疲れ様でした。約2ヵ月間にわたっての活動で大変苦労されたかと思いますが、これが必ず後になってのよい経験や思い出になると思います。
さて、私が最近、読んだ本をご紹介したいと思います。知り合いの方と話をしている中でご紹介いただいた本で、どんな内容か関心があったので購入してみました。
その本というのは、「仕事が嫌になったとき読む本」(笠巻勝利著、PHP文庫)。
とても刺激的なタイトルですよね。1983年発刊で、1999年に改版、1999年時点で31万部を売り上げていたといいますから、現在では50万部は売れているでしょうか。長きに渡って、ベストセラーになっている本です。それと、この著作者の笠巻氏というのは中小企業診断士でもあるということを知りました。
特に、私が現在、仕事が嫌になっているというわけでは全くないのですが(^^;)、仕事に取り組む姿勢として大切なことがたくさん書いてあるから読んでみるとよいよ、と薦められて読んでみました。
読んでみると、自己啓発本によく書かれている内容とそれほど変わらないと思いますが、たとえ話を多く取り入れたり、過去の学説や実験、事例などを織り交ぜながら主張を展開している流れに惹きつけられるところがありました。
皆さまも若いうちにぜひ一読されることをお勧めします。
さて、そのなかで(ビジネスマンとして)魅力的な人間になるための20項目が書かれていて、なるほど~と思いましたのでここにご紹介します。数が多くて全てを身につけることは難しいと思いますが、メモ帳などに書いておいて定期的に振り返ることが大切ですよね。
- センスの良い身だしなみをしている
- いつも変わらぬ明朗さやユーモアをもっている
- いつも落ち着いた態度がとれる情緒の安定さをもっている
- 人の話を熱心に聞く謙虚さをもっている
- 話す、書く表現力に優れている
- 好き嫌いがなくどんな人でも合わせられる
- よい人脈をもっている
- 約束は必ず守っている
- 何事に対しても感謝する心をもっている
- いざというときもあわてぬ冷静沈着さをもっている
- 人を裏切らない
- 神経は緻密であるが、みみっちくはない
- つきあえばつきあうほど深みがある
- 咎人をも許す寛い心をもっている
- いろいろなものごとに対して造詣が深い
- 無私の姿勢で仕事に向かっている
- 心から人間が好きである
- 必要なときに必要な行動を起こす行動力をもっている
- 常に勉励努力する向上心が強い
- 仕事に対しても人生に対しても、真剣に、情熱的に取り組んでいる
この中で自分が「ああ、足りないな~」と思うことが多々あります。特に、3、4、9、10、15などは私にはまだまだ足りないな・・・と感じています。逆に自分が尊敬する人を思い浮かべると、上の項目のかなりの数が当てはまることに気付きます。
ビジネスの世界は人と人とのぶつかり合い、関係で成り立っています。知識偏重にならず、人間として表に現れる魅力を磨いていくことがなによりも大切なように思います。
そんなことを感じる今日の一冊でした。ぜひ、皆さまもご一読ください。