みなさま、こんにちは。
稼プロ!23期生の南です。
皆さんは「PMBOK」(やXX”BOK”)って、聞いたことありますでしょうか?
PMBOK(Project Management Body of Knowledge:プロジェクト知識体系ガイド)
・プロジェクトマネジメントにおけるベストプラクティスを知識体系化したガイド
・PMI(プロジェクトマネジメント協会)から1996年初版、2021年に最新の第7版が発行
IT業界では有名なプロジェクトマネジメント資格であるPMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)は、このPMBOKをベースとしたプロジェクトマネージャーとしてのスキル認定を行っています。
プロジェクトマネジメントというと、IT業界固有のような印象もありますが、もちろんそうではありません。そもそも、「プロジェクトマネジメント」の起源は、古代ピラミッド建築に遡るとも言われています(諸説あり)。ちなみに理論として体系化されたのは20世紀になってからです。
ちなみに読み方は「ピンボック」が一般的ですが、「ピムボック」と呼ぶ方もいるようです。
では、「BABOK」「DMBOK」ってご存じでしょうか?
BABOK(Business Analysis Body of Knowledge:ビジネスアナリシス知識体系ガイド)
DMBOK(Data Management Body of Knowledge:データ管理知識体系)
この辺りは一般的な知名度はPMBOKほどではないかと思いますが、比較的有名どころなので、私も聞いたことありました。
さらなるXXBOKとして
CEBOK(Civil Engineering Body of Knowledge:土木工学知識体系)
SWEBOK(Software Engineering Body of Knowledge:ソフトウエア工学知識体系)
EABOK(Enterprise Architecture Body of Knowledge:エンタープライズ・アーキテクチャ知識体系)
が、Wikipediaに例として挙がっておりました(私は聞いたことありませんでした・・・)。
私は、PMBOKとBABOKしか読んだことがないので、推測交じりとなりますが、これらXXBOKは決して、ただ一つの正解を示してくれるものではありません。実際のビジネスでは、XXBOKの通りにすればよいわけではなく、それぞれの経験や場面に応じた判断が必要になります。これって、中小企業診断士試験と実践の診断士業務とも同じかなと思っています。
ちなみに、日本でPMP試験がメジャーになりだした15年前くらいは、実践経験豊富なベテランプロジェクトマネージャーの方が、試験に落ちる傾向があったようです。PMBOKのいうベストプラクティスと自身の実践経験のギャップに苦戦したからだそうです。
理論と実践、どちらが正しいかではなく、これらの両輪をバランスよく扱えることが一番大切だと、私は常々意識しようと思います。