事務局の大井秀人(20期)です。
この連載もはや5回目となりました。「複業の心掛けと稼プロ!」のつもりでしたが、ノウハウ話が続いたので、その流れで今回は、診断士複業に必要なITツールを整理したいと思います。
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過去記事ははこちら
第1回:複業診断士を語ってみます(第1回)
第2回:企業内でできる診断士活動と、複業の見つけ方 ~ 複業を語ってみる(2回目)
第3回:複業ノウハウあれこれ①(手続き編)~複業を語ってみる(3回目)
第4回:複業ノウハウあれこれ②(タイムマネジメント編))~複業を語ってみる(4回目)
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私は勤務先ではIT/DXの部門にいます。というと、ITツールのこと何でも知ってると思われがちなのですが、、、、実際そんな感じではありません。というのは、大企業のIT部門で扱うシステムは、Microsoftの定番ツール、スクラッチで開発した自社独自開発のシステム、SAPのような超有名パッケージに限られていることが多いからです。しかも身についているのはIT技術の知識というより、プロジェクトマネジメント、システム企画、業務分析、社内調整💦などマネジメント系のスキル。そのため、意外に世間で出回っているクラウドサービスやツール類に触れる機会が少なかったりします。
一方で、診断士の世界ではITツールにお金をかけるわけにはいかないので、無料または安価なクラウドツールを使うことになります。事業者さんからも無料や安価なツールのアドバイスを求められることも多いです。いきおい、診断士になってから無料や安価なクラウドのツールにそこそこ詳しくなりました。ということで、分野別にITツールをピックアップしてみました。
1.コミュニケーション、コラボレーションツール
事業者さんとのやりとりは、LINE、Messengerがほとんどです。最近の事業者さんはチャットがメインで、メールをほとんど使わないですね。これには最初驚きました。会社でも、コロナ中にTeamsチャットでのコミュニケーションがかなり増えました。ビジネスコミュニケーションが大きく変わったきたと感じています。
診断士コミュニティの場合は、Slack、Chatworksが多いですね。Slackはよく見かけますがSalesforceに買収されてから無料で利用できる範囲が狭くなり使いにくくなりました。プロジェクト管理だとAsanaやBacklogをよくみかけます。
2.ファイル共有
DropBox、OneDrive、GoogleDriveなどありますが、診断士は圧倒的にDropBoxな気がします。無料は2GBしか使えないので、有料プランがお勧めです。私はSource Nextの3年契約版を使っています。公式価格より安くてお薦めです。
https://www.sourcenext.com/product/dropbox/
3.ビデオ通話
Zoom、Teams、GoogleMeetの三つ巴のようですが、Zoomがやはりデファクトです。Zoomも有料プランを持っておいたほうがよいと思います。40分の制約を気にしなくてよいので、プロっぽく振る舞える気がします(^^;;)。
4.Googleのツール類
これも必須ですよね。ドキュメント、スプレッドシート、スライドはもちろんですが、アンケートに使うフォームをマスターしておくと、集計、意見集約にとても役立ちます。
Googleの枠に入れるか微妙ですが、YouTubeの動画管理も覚えておくと便利です。稼プロ!もそうですが、セミナー・コンテンツの動画配信に使えます。
5.出欠調整
ここは、調整さん、出欠党幹事長、伝助の三つ巴ですね。私は調整さんが好きです(個人的好みです)。
6.kintone、Garoon
東京協会の方は会員情報共有がこのツールなのでマストアイテムです。kintoneは、日本で一番メジャーなクラウドの業務アプリなので、覚えて損はないと思います。
7.Microsoft Word
企業勤めだとPowerPoint、EXCELが主流で、意外にWordの出番が少ないのではないでしょうか?しかし、診断士業界は、公的な書類、補助金申請、報告書などWordが多いですよね。これもマスター必須アイテムです。スタイルやリファレンス(目次、索引)の設定を知っておくと生産性爆上がりです。マニュアル作成にも役立ちます。
8.デザインツール
Canva、designACが有名ですが、ここはCanva一択な気がします。私があまり知らないだけかもしれません。
9.上級編
動画編集やホームページ制作にチャレンジしたい場合は、下記のツールあたりがハードル低そうです。私はホームページは挫折しました(;^_^A。
動画編集:Cyberlinkが有名ですが、有料ですね。Windowsの無料の動画編集でいいのがあれば、誰か教えてください!!
ホームページ:Wix、Jindoo、ペライチ、WordPressが有名ですが、WordPressは正直、難しいと思いました・・。
ホワイトボード、マインドマップ:Web上でのコラボレーションワークスペースのソリューションは、あまり詳しくないのですが、Miloはいいと思いました。Googleのスライドより使いやすいです。
こうして挙げてみると、複業診断士として業務遂行するだけでも、いろいろなツールを覚える必要があります。なかなか大変です。ところがこれが、実は勤務先でも意外なくらい役立つのです!!
ここ最近DXが喧伝されるようになり、社内の業務部門・現場の方々にもITツールに詳しい方が増えてきました。要望も多岐にわたるようになっています。そういったときに、診断士の世界で鍛えたツール知識で、いろいろな質問や要望にもすぐ対応できるのです。世の中の動向、ツール動向など、いろいろと知っている人として、とても重宝されます。大変と思わず、機会ととらえて積極的にマスターするのがオススメですね。
次回はいよいよ最終回(5月中旬くらい?)、「複業の心掛けと稼プロ!」と題してマインドセットのようなものを整理して書いてみたいと思っています。<(_ _)>。
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