東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

鍬も剣なり 剣も鍬なり

2024-03-31 12:00:00 | 23期生のブログリレー

こんにちは。稼プロ!23 期生の種本淳利です。
皆さんは、過去に読んだ書籍の中にあった言葉やフレーズで、ふと思い出すようなものがあるでしょうか?今回は私にとって大切な言葉・フレーズを紹介したいと思います。

私は子供の頃に吉川英治の「宮本武蔵」を読んで以来、吉川版「武蔵」に心酔し、常に彼が心の片隅にいるような気がしています。

武蔵が京都で吉岡一門を討ち果たし、下総法典ヶ原(船橋市)で開墾に従事しながら地元の民を苦しめる野武士を討ち、彼らに瘦せた土地でもあきらめずに耕す忍耐の大切さや村や家族を賊から守る強さを教え、人々の心を掴みました。同地を去る際に地元の農民に残した言葉が、今でも私の心に深く刻まれています。

村の者心得べき事
  鍬も剣なり
  剣も鍬なり
  土にいて乱をわすれず
  乱にいて土をわすれず
  分ぶんに依って一に帰る
    又常に
  世々の道にたがわざる事

私なりの解釈は以下です。

剣も鍬も使い方は違うものの、いずれも命懸けで使うものだ。
どんな状況でも自分の本質を忘れず、土(日常の生活や社会が平穏無事な状態)と乱(戦争や災害・疫病などで社会や経済が不安な状態)の両方で自分が本来やるべき事、果たすべき責任を全うしよう。
それによって、一つの最終的な目的に向かって進むことができる。
世々の道(伝統や倫理的な価値観)から逸脱せず、誠実に生きることが大切だ。

この言葉は、実際に武蔵がこの言葉を残したとの記録はなく、原作者の吉川英治の創作によるものかと考えられていますが、私に深い洞察を与えています。ブレさせてはいけない診断士にとっての軸(自分の本質)を自らの中心において生活していきたいものです。
週末の朝夕、このような言葉を振り返ることで自分の原点に立ち戻ってみては如何でしょうか。

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千客万来

2024-03-30 12:00:00 | 23期生のブログリレー

務局の木村祐介です。

 

3月は自分の誕生月なのですが、当日は忘れており夜になって思い出しました。。

 

さて、豊洲市場のエリア外に「豊洲 千客万来」がオープンし、一時期一部のお店の価格設定が『インバウン丼』などと揶揄され、大きな話題になりました。家が近いので、オープンしたら行ってみたいと思っていたものの、まだ行けずにします。行かれた方はいらっしゃるでしょうか。

 

行った方の感想などを見てみると、インバウンド向けに全部が全部高いというわけでもなく、リーズナブルな店もあるようです。また、豊洲市場内にも店はたくさんあるので、全体で見れば日本人にも選択肢は結構あるのかもしれません。テレビでも、旅行会社のHISが運営している海鮮食べ放題の店が紹介されていました。

 

24時間営業の温泉施設もあり、晴海方面の景色がよく見えるそうです。機会を見て、一回は行ければ良いなと思っています。

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市民ミュージカルに参加することの魅力

2024-03-29 12:00:00 | 23期生のブログリレー

 こんにちは、稼プロ!23期生の曽我剛です。今回はミュージカルについて書きます。

 3月上旬に地元の市民ミュージカルを家族で観に行きました。実は私もそのミュージカルに昨年を含めて過去に参加していました。小学1年生から60歳を超えた方まで、幅広い年齢層の方が参加しているミュージカルです。歌、ダンス、演技などの稽古が約半年間続き、稽古の時間もかなりあって参加するのが大変でした。

 大学時代に英語劇に関わったことがきっかけで、舞台やミュージカルに興味を持ち、社会人になって時々観劇に行くようになりました。ロンドンやニューヨークなど海外でもミュージカルを観に行きました。日本は欧米と比べると、ミュージカルを観に行く壁が高いように思います。子どもの頃からミュージカルに触れる機会が少なく、また日本で上演されているミュージカルも少ないと感じます。ミュージカルがもっと身近なものになってほしいものです。

 観るのは好きでしたが、まさか自分がミュージカルに役者として参加することになるとは思ってもいませんでした。地元の自治体で市民ミュージカルの参加者募集を見つけ、娘を参加させたことがきっかけでした。娘も初めての体験で苦労が多く、私がいろいろと練習をサポートする必要がありました。時には私が保護者ボランティアとして稽古場に同席したり、台本を読み込んで家で娘の練習に付き合ったりなど、手助けをして何とか無事に本番を終えました。結局私もかなり時間を費やしてしまったので、「どうせ時間を使うのなら、自分も役者で参加した方が娘をサポートしやすいし、ミュージカル好きな自分にも良い経験になる」という安易な考えで翌年から参加したのでした。

 市民ミュージカルをやってもっとも良かったことは、「良い作品を上演して観客に喜んでもらう」という1つの目標に向かって、役者やスタッフ、関係する方々が長い期間稽古に励み、本公演終了後にみんなで感動して喜び合う、ということを味わえたことです。社会人になるとなかなか経験することのできない、学生時代の部活のような感覚です。また今までとは異なる様々な方々とのネットワークができるのも魅力です。小学生の子供たちとも仲良くなりました。

 市民ミュージカルへの参加は教育的な意義が非常に大きいと個人的には思っています。地元にもし類似した活動があり、小学生のお子様がいらっしゃる場合は、ぜひ参加をお勧めします。小学生が市民ミュージカルに参加するメリットはいろいろあり、主なものを挙げると下記のとおりです。中高生の方にもお勧めですが、初めて参加する場合は、早いうちが良いと思います。

・年齢層の様々な人と交流し、社会性を育むことができる。
・半年にわたって本番に向けて練習していくので、計画を立てる力や試練を乗り越える力などが鍛えられる。
・歌、ダンス、演技をすべてやる必要があり、様々な技能の向上が図れる。
・シーンに合わせて状況を想像し、理解し、考えて演じる力が鍛えられる。
・ミュージカルを努力してやり遂げると、成功体験として将来に生かせる。

 ビジネスの観点でもいろいろと身につくことが多いはず(例えば、大きな声を出せる、大勢の前でも物おじしない、本番向けに集中力がつくなど)ですが、私自身は残念ながらあまり身に付いていないように感じます。どうも苦手意識を感じながらやっていたせいかもしれません。

 念のためお伝えしますが、ミュージカルと聞くと、舞台上を飛び跳ねて爽快に踊る姿を想像する方がいるかもしれませんが、私は普通の素人のおじさんでもできる(それ相当の練習は必要)、市民ミュージカルのちょい役をやっただけにすぎません。誤解なきようにお願いします。

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診断士複業に使うITツールを並べてみました~複業を語ってみる(5回目)

2024-03-28 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

事務局の大井秀人(20期)です。

この連載もはや5回目となりました。「複業の心掛けと稼プロ!」のつもりでしたが、ノウハウ話が続いたので、その流れで今回は、診断士複業に必要なITツールを整理したいと思います。

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過去記事ははこちら
第1回:複業診断士を語ってみます(第1回)
第2回:企業内でできる診断士活動と、複業の見つけ方 ~ 複業を語ってみる(2回目)
第3回:複業ノウハウあれこれ①(手続き編)~複業を語ってみる(3回目)
第4回:複業ノウハウあれこれ②(タイムマネジメント編))~複業を語ってみる(4回目)
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私は勤務先ではIT/DXの部門にいます。というと、ITツールのこと何でも知ってると思われがちなのですが、、、、実際そんな感じではありません。というのは、大企業のIT部門で扱うシステムは、Microsoftの定番ツール、スクラッチで開発した自社独自開発のシステム、SAPのような超有名パッケージに限られていることが多いからです。しかも身についているのはIT技術の知識というより、プロジェクトマネジメント、システム企画、業務分析、社内調整💦などマネジメント系のスキル。そのため、意外に世間で出回っているクラウドサービスやツール類に触れる機会が少なかったりします。

一方で、診断士の世界ではITツールにお金をかけるわけにはいかないので、無料または安価なクラウドツールを使うことになります。事業者さんからも無料や安価なツールのアドバイスを求められることも多いです。いきおい、診断士になってから無料や安価なクラウドのツールにそこそこ詳しくなりました。ということで、分野別にITツールをピックアップしてみました。

1.コミュニケーション、コラボレーションツール

事業者さんとのやりとりは、LINEMessengerがほとんどです。最近の事業者さんはチャットがメインで、メールをほとんど使わないですね。これには最初驚きました。会社でも、コロナ中にTeamsチャットでのコミュニケーションがかなり増えました。ビジネスコミュニケーションが大きく変わったきたと感じています。
診断士コミュニティの場合は、SlackChatworksが多いですね。Slackはよく見かけますがSalesforceに買収されてから無料で利用できる範囲が狭くなり使いにくくなりました。プロジェクト管理だとAsanaBacklogをよくみかけます。

2.ファイル共有

DropBoxOneDriveGoogleDriveなどありますが、診断士は圧倒的にDropBoxな気がします。無料は2GBしか使えないので、有料プランがお勧めです。私はSource Nextの3年契約版を使っています。公式価格より安くてお薦めです。
https://www.sourcenext.com/product/dropbox/

3.ビデオ通話

ZoomTeamsGoogleMeetの三つ巴のようですが、Zoomがやはりデファクトです。Zoomも有料プランを持っておいたほうがよいと思います。40分の制約を気にしなくてよいので、プロっぽく振る舞える気がします(^^;;)。

4.Googleのツール類

これも必須ですよね。ドキュメントスプレッドシートスライドはもちろんですが、アンケートに使うフォームをマスターしておくと、集計、意見集約にとても役立ちます。
Googleの枠に入れるか微妙ですが、YouTubeの動画管理も覚えておくと便利です。稼プロ!もそうですが、セミナー・コンテンツの動画配信に使えます。

5.出欠調整

ここは、調整さん出欠党幹事長伝助の三つ巴ですね。私は調整さんが好きです(個人的好みです)。

6.kintone、Garoon

東京協会の方は会員情報共有がこのツールなのでマストアイテムです。kintoneは、日本で一番メジャーなクラウドの業務アプリなので、覚えて損はないと思います。

7.Microsoft Word

企業勤めだとPowerPoint、EXCELが主流で、意外にWordの出番が少ないのではないでしょうか?しかし、診断士業界は、公的な書類、補助金申請、報告書などWordが多いですよね。これもマスター必須アイテムです。スタイルやリファレンス(目次、索引)の設定を知っておくと生産性爆上がりです。マニュアル作成にも役立ちます。

8.デザインツール

CanvadesignACが有名ですが、ここはCanva一択な気がします。私があまり知らないだけかもしれません。

9.上級編

動画編集やホームページ制作にチャレンジしたい場合は、下記のツールあたりがハードル低そうです。私はホームページは挫折しました(;^_^A。

動画編集Cyberlinkが有名ですが、有料ですね。Windowsの無料の動画編集でいいのがあれば、誰か教えてください!!
ホームページWixJindooペライチWordPressが有名ですが、WordPressは正直、難しいと思いました・・。
ホワイトボード、マインドマップ:Web上でのコラボレーションワークスペースのソリューションは、あまり詳しくないのですが、Miloはいいと思いました。Googleのスライドより使いやすいです。

こうして挙げてみると、複業診断士として業務遂行するだけでも、いろいろなツールを覚える必要があります。なかなか大変です。ところがこれが、実は勤務先でも意外なくらい役立つのです!!

ここ最近DXが喧伝されるようになり、社内の業務部門・現場の方々にもITツールに詳しい方が増えてきました。要望も多岐にわたるようになっています。そういったときに、診断士の世界で鍛えたツール知識で、いろいろな質問や要望にもすぐ対応できるのです。世の中の動向、ツール動向など、いろいろと知っている人として、とても重宝されます。大変と思わず、機会ととらえて積極的にマスターするのがオススメですね。

次回はいよいよ最終回(5月中旬くらい?)、「複業の心掛けと稼プロ!」と題してマインドセットのようなものを整理して書いてみたいと思っています。<(_ _)>。

 

----☆★おしらせ★☆------------------------------------

【稼げる!プロコン育成塾 24期生募集】

現在、24期生を募集しています!

稼げる!プロコン育成塾に興味、関心がある方は、下記説明会、講義見学会にお越しくださいませ。

申し込みは、下記のWEBサイトから承ります。

■説明会:4月8日(月)、16日(火)いずれも19:00~

■講義見学会:3月30日(土)【満員御礼】、4月28日(日)13:30~(最終講義)

詳しくは、稼げる!プロコン育成塾のWEBサイトをご覧くださいませ。

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日銀の植田総裁

2024-03-27 12:00:00 | 23期生のブログリレー

稼プロ!23期生の島村康人です。

日銀は3月18日、19日の金融政策決定会合で、マイナス金利の解除を決定しました。日銀による利上げは約17年ぶりです。 

合わせて、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を撤廃し、上場投資信託(ETF)などリスク資産の新規買い入れも終了しました。

一連の異次元緩和は、その副作用として過度の円安や株高が指摘され、その解除には大きな反動が懸念されてきました。

しかし、植田総裁は、金融市場の大きな混乱なく難事業を成し遂げました。

記者会見で、新しい金融政策の枠組みをなんと名づけるかコメントを求められ、「普通の金融政策です」と応えました。


過激な発言や派手な演出でマスコミ受けを狙うのとは正反対に、淡々と難しい仕事をこなす姿勢には、絶対的な安定感があり、最大限の信頼を持つことができます。

普通のこと、当たり前のこと、を着実に行うことができるのは、極めて高い能力だと思います。

植田総裁は「本当のプロ」だと、深く私は感じました。


翻って、私自身は、とても無理をして、何とか日々の仕事の辻褄を合わせています。

期限を守るのに精一杯で、内容に厚みが無いと、情けなく思っています。

淡々と、普通に仕事をこなせる実力をつけたいと、心の底から思います。

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