東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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最近話題の「アウフヘーベン」とは!?

2017-06-30 23:22:59 | 17期生のブログリレー

稼プロ17期生の井上と申します。

人生初ブログとなります。宜しくお願い致します。

 

さて、皆様は「アウフヘーベン」という言葉はご存知でしょうか。

最近では、築地の豊洲移転問題について小池都知事がコメントで使用したため

少し注目を集めている言葉でもあります。

 

 

「アウフヘーベン」の意味を調べますと、ざっくりですが以下の内容となります。

 ・あるひとつの命題(テーゼ)と、それに反対・矛盾する反命題(アンチテーゼ)との二つの相反する命題を

  互いに否定しつつも生かして統合し、より高次元の段階である総合命題(ジンテーゼ)を導くこと。

 ・矛盾するものを高い次元で統一し解決すること。

 ・弁証法という問題解決の方法論で、日本語では「止揚」と訳される。

 

         

 

難しい言葉ですが、築地の豊洲移転問題では、以下のニュアンスで使われているようです。

 「築地市場の老朽化や、豊洲の土壌汚染の問題がある中、

  築地ブランドを活用して築地を守ること、また豊洲を活かすことを両立させていく

  高いレベルで新しい市場の在り方を検討すること。」


上記については、玉虫色で分かりにくいといった意見も一部あるようですが。。。

 

 

ところで私は、勤務先の研修で「アウフヘーベン」について習ったことがありました。

その研修は、「社会課題を自分ごとと捉え、既存の解決法よりも効果的かつ持続可能で、

創出される価値が社会全体にもたらされるビジネスモデル」を考えることを通じ、

「創造的思考」(※1)を学ぶといったもので、例えば、

「売り手と買い手」、「社会的責任と経済的利益」などといったテーマにて、

社会の矛盾を探り、「アウフヘーベン」してソリューションを導き出すといったことを行いました。

 

具体的には、介護離職といった社会問題に対し、私は、

「働きたい」、「介護したい」、といった矛盾をアウフヘーベンすることを考えたりしましたが、

他の研修参加者には、エネルギーに関する社会の矛盾をアウフヘーベンし、

電力の資源や発電方法に関する、売り手と買い手の意識変革を促すソリューションとして、

福島県で「藻」を活用した再生可能エネルギーを体験させる事業を考えたレベルの高い方もいました。

 


さて、この「アウフヘーベン」ですが、

稼プロの初回講義で学んだ診断士の三意の一つ「創意」を持つことに通じるのではないかと思いました。

 

「アウフヘーベン」を意識したり考えたりすることにより、

診断先企業が抱える矛盾やジレンマを高い次元で統一して解決策を創出すること、

さらには、近江商人の三方良し(※2)の心得のように

自身の経済的利益を確保しつつ、診断先企業の課題対応を支援し、

社会に価値をもたらすことを考えるのが「創意」をもつことに繋がるのではと、

講義のあとに考えを巡らせましたため、本内容をブログに記載させて頂きました。

 

以上となります。最後までお読み頂き、有難うございました。

 

※1「創造的思考」: 問題に直面したときに、新しくて有意義な着想を生み出す思考

※2「三方良し」: 売り手良し、買い手良し、世間良し、の考え方・心得

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2017年度版中小企業白書についてなどなど・・・・

2017-06-29 15:37:02 | 17期生のブログリレー

みなさんこんにちは。「稼プロ!」17期の荒井です。今後ともよろしくお願いします。

 

624日の初講義に参加させていただきましたが、「あっ」という間に終わっていた、というのが正直なところです。

 

また、その後、講義での自己紹介映像を送っていただきましたが、17期の皆さん、ご自分の自己紹介を見ての感想はいかがですか?

私の場合、内容はさておき、話の冒頭や間に「えーと」「あのー」と言ってしまっていて、とても聞きづらかったのではないか、と思っています。

以前にも注意されたことがあり、気をつけていた「つもり」でしたが、癖になっているのか直っていませんでした。

話すことの難しさが良く理解でき、貴重な体験ができたと思います。

 

話は変わりますが、昨日627日に「2017年版中小企業白書の解説」セミナーがあり、参加してきました。白書の詳細は中小企業庁のHPを参照してください。

http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/

 

その中小企業白書で私が気になったことを2~3紹介します。私の専門は業種「製造業」、身につけたいスキルは「事業DD」ですが、それにあまり拘らない、個人の感想です。

    中小企業の景況は緩やかな改善傾向で経常利益は過去最高水準。しかし大企業との格差は拡大

→日銀のマイナス金利政策と金融庁長官が森長官になった効果と考えます。森長官については講談社現代新書「捨てられる銀行」に詳しく載っています(「経コン塾」寺嶋さん推薦図書です)。但し中小企業でも増益効果が高いのは比較的大規模な企業であり、小規模企業はまだまだ支援が必要と思われます。

 

    国際的にみて開業率が低いが、起業を目指す人が起業にいたる確度は高い

→日本人は一旦起業すると決めたらやり通す人が多い、ということです。「やーめた」が少ないのは真面目な国民性なのでしょうか?インキュベーション支援もやり甲斐がありますね。

 

    中小企業にとって新しいビジネスチャンスになる「シェアリングエコノミー」には比較的高い関心

→経営大学院でタクシー会社の経営分析を行った際、外部環境でUberがひとつの将来的な「脅威」である、と結論づけました。新規参入側としては「機会」となりますが、規制緩和されるか否か、またそのスピードと拡がりが鍵となりそうです。

 

その他事業承継、新事業展開などの現状について説明があり、「白書」は診断士として有意義な内容です。時間がない方は「要約」だけでもご覧になることをおすすめします。

 

私はセミナーでは偶然にも鴨志田さんの隣の席でした。勝手ですが、なにか「稼プロ!」には強いご縁を感じてしまいます。

 

独立して間もない未熟者ですが、みなさん、今後ともよろしくお願いいたします。

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17期へのコミットメント

2017-06-28 22:00:00 | 17期生のブログリレー
みなさまこんにちは。稼プロ!事務局 小野田です。

よいよ始まりました17期の稼プロ!
3日目のブログは、17期生でなくて恐縮ですが、事務局で集客担当の私からお届けします。

集客と言えば、17期は4月末に定員に達し、お二人の受講希望者に満席のご案内となってしまいました。早く決断して頂いた皆様と宣伝に協力してくれた16期及び関係者皆様に感謝してブログをお送りいたします。


突然ですが、17期でも集客担当の事務局として、
この場をお借りして、私の今年度の稼プロ!への
コミットメントを2つ表明します。


まず


■ひとつめ>> 実務機会をご提供します。

稼プロ!で書くスキルを学びます。
(このブログもアウトプットのひとつですね)


書くスキルは、雑誌記事の執筆活動だけではなく、
勤務先での報告書や提案書作成の際にも役立ちます。

が、それだけではありません。


支援先の事業計画を書く際にも大いに役立ちます。

つまり、
ものづくり補助金や持続化補助金、
経営力向上計画や経営革新計画などで
事業計画作成支援の際に大きく役立ちます。


さらには、自分で事業者様にヒアリングに行く場合は、
「聴く」スキルも必要になってきますね。


稼プロ!で「書く」と「聞く」スキルを身につけた方には、
補助金申請などの実務の機会をご提供したいと考えています。

詳しくは、懇親会の時にでもお声がけください。


つぎに


■ふたつめ>>> 受験生の勉強会グループと連携します


17期でもネクストさんや、タキプロさんとのコラボをやりたかったのですが、タイミングを逸してしまいました。
今年は、2次試験対策が本格的に始まる9月頃から徐々に始めて行きたいと考えています。


なにするのって?


二次試験の受験勉強の息抜きに、セミナーをやったり

事例への解答について、「書くスキル」と「診るスキル」
を応用したアドバイスができたら
面白いのではと考えています。


セミナーでは、
「中小企業診断士の仕事の実態」とか
「実録診断士のお仕事」みたいな
受験生のモチベーションにつながる
ストーリーをお伝えできたらと考えています。


診断士の2次試験勉強会出身の方が多数いらっしゃる
と思いますので、「おもしろい!」って思った方は、
是非ともご連絡ください。


このブログにコメント頂くか、直接メール頂けると幸いです。

セミナー講師の仕事を通じて「話す」スキルを磨くチャンスですよ!

では
また次回(^^)/

おのだなおと

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キャリア・アンカーに向き合い、稼げるコンサルタント像を考える

2017-06-27 21:00:00 | 17期生のブログリレー

17期生の錦織です。ブログ等解析担当をやっていきたいと思っています。

自身の初投稿でもありますので、簡単に自己紹介させてください。現在は企業内診断士で、とある企業のWeb担当をしております。デザイン、プロモーション、UX、SEOなど、いろいろ監修するお仕事です。
またプレゼン演習の際の自己紹介では、名前の読み方(ニシキオリか、ニシコリ、どっちか)というネタで時間を使いすぎて、言いそびれてしまいましたが、昨年子供が生まれ、目下子育て奮闘中です。

そういったプライベートのこともあり、第一回講義内のキャリア・アンカーの演習で、自身のキャリアについて向き合いましたが、いままで意識したことがなかった、「生活様式」、というカテゴリが自身にあてはまっていました。ざっくりいうと、個人ニーズ、家庭ニーズ、キャリアのバランスを取って統合する、という指向です。

「生活様式」についての説明内には、他のカテゴリも併せ持つこともある、とのことで、「専門・職能別能力」、「起業的創造性」、というカテゴリも自身の指向でもあり、大事にしていきたいと思います。

まだ子供が0歳で共働き世帯のため、なかなか大変な時なのですが、タイムマネジメントもしっかりして、家庭への理解と協力を得、また、私も家庭へ貢献し、しっかりコンサルタントとして精進していきたいと思っています。

イクメンコンサルの諸先輩方もいらっしゃいますが、私もイクメンコンサルとして、どうあるべきかを自身に問いかけ、成果もだしていければと思っています。時折イクメンネタなど発信できればなどと思っています。この1年間を通じ、「稼げる!プロコン」をめざし、成長していきたいです。よろしくお願いします。

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17期生の初投稿!これからよろしくお願いします

2017-06-26 22:00:00 | 17期生のブログリレー
はじめまして。稼プロ!17期の瀧澤です。
当期のブログリーダーを担当させていただきます。
今後は、17期生を中心とし、塾長、講師&事務局の皆様というメンバーでブログを更新して参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。

6/24(土)に、記念すべき初回講義に参加しました。
第1回目のテーマは「プロコンになるための自己分析とキャリアビジョン」。
鴨志田塾長によるプロコンとしての姿勢を学ぶ講義を始め、
キャリアへの価値観や今後のビジョンに向き合うグループワーク、
ドキドキの自己紹介プレゼン、そして終了後は懇親会と、
初日から盛りだくさんの内容でした。

盛りだくさんなだけに、私が感想を綴り始めると話があちこちに飛びそうなので、、
今回は1つに絞って述べたいと思います。

私が印象に残ったのは「私が他人に与えている印象」、ジョハリの窓のワークでした。

このワークでは、

1.信頼できそうな人である
2.包容力がありそうな人である
3.論理的な思考ができる人である

などなど、10個の項目からまず自分がそう思われているであろう4項目を選び、
そして同じグループの4、5人のメンバーから客観的な視点で4項目選んでもらい、
それらを照らし合わせて4つの窓に分類します。

▼ジョハリの窓(簡易画像作成、瀧澤)


例えば、自分も選び、周りの人も多く選んでくれた項目は、
自分が知っている自分であり、他人が知っている自分でもあるので、
左上の「開放の領域」に入ります。
また、自分は選ばなかったけど、周りの人が多く選んでくれた項目は、
自分が知らない自分であり、他人が知っている自分なので、
右上の「盲点の領域」に入ります。
個人的には、ここに「親身に相談にのってもらえそうな人である」が入ったことが、
とっても嬉しかったです。
ちょっとした自慢?でした。

さて、ジョハリの窓では左上の「開放の領域」を広げていくのが
円滑なコミュニケーションや能力発揮につながると考えられています。
と、偉そうに書きましたが、「開放の領域」が広い方が単純にストレスなさそうですよね。

開放の領域を広げるためには、
▼自己開示


または
▼他人からのフィードバック


が有効とされています。

ちなみに私はどちらも苦手としています。
稼プロ!での1年を通して、自分の思いを積極的に伝え、
周りからのフィードバックを真摯に受け止め、
開放の窓を広げていきたいと思った次第です。
ブログは、よいツールの1つですね。

改めまして、これからどうぞよろしくお願いいたします。
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