おはようございます。事務局の藤田です。
ゴールデンウィークに東アフリカにあるタンザニアに行ってきました。移動時間もかかり(トランジット2回だったのもありますが)、3日間が移動、3日弱が滞在という感じでした。
なお、以下は訪れたサファリの画像です。動物たちのコミュニティの中に人間がお邪魔するという感じで、動物たちもリラックスしている様子が印象的でした。
初アフリカ大陸上陸でいろいろ気づいたことがありました。個人的にもっとも衝撃だったのは「信頼ってなんでしょう?」ということです。信頼は稼プロ!が大事にしている「ひととなり」にもつながる大事な要素ですので、テーマとさせていただきます。
事例その1:空港職員にチップ?
空港に初めて降り立って、空港内でスーツケースを受け取るときです。親切そうな空港係員が近寄ってきて「どんなスーツケースですか?」と聞いてきました。ビザ発行で行列に並んで大変だった後で、親切さがありがたく、素直に説明し、係員は奥にあったスーツケースを探してくれました。日本だと「空港だし、親切な係員もいるでしょう」でお礼を言ってとうことになりますが、チップを要求されました。それもあって奥に置いたのかもしれません。そんなこといわれるなんて想定になくて(両替もできておらず)、7ドル支払ってしまいました。
「空港は安全で、サービスを無償でしてくれる」という常識は違うようでした(他の国もそういう傾向があるそうです)。
事例その2:道に走っているタクシーより配車アプリで呼ぶ車のほうが安全
道に走っているタクシーは知らないところに連れていかれ、身ぐるみをはがされることがあるそうです。安全なのはUBERに代表される配車アプリ。なぜなら運転手情報と評価がアプリに登録されていて、悪さをすると二度と配車アプリの運転手ができないペナルティのほうが抑止力になるそうです。
日本だとタクシーと表示してある車は登録されていて安全で、配車アプリのほうが車も識別されていないし、運転手さんは制服も来ていなくてどんなひとだろうと思ってしまいます...ネットで調べると、該当する国はほかにもあるようです。
以上の2つの出来事から感じたこと
日本でいう信頼「職員はよいサービスは無償で提供してくれる」「道を走っているタクシーは登録してあるので安全」などは、日本ではしばらく今の状況で進むと思いますが、それは絶対的なものではないことを体験をもって知りました。
日本社会の「相手が信頼できるかどうかををあまりジャッジせず、信頼性の高いサービスを(無料で!)得られる環境」は感謝すべきですし、日本の良い点であり、日本で住むメリットと感じました。世界から比べて日本は住みにくくて世界の優秀な人材が来てくれないという悲観論もありつつ、日本に来たいという外国人も多いと聞きます。
一方、電子データのようなデジタル・テクノロジーが介在することはキャッシュレス決済の普及にも表れています。日本銀行が2018年9月に発表した「キャッシュレス決済の現状」によると、キャッシュレス支払額と民間最終消費支出に占める比率は、2016年では20%だったのが、2025年には40%になるそうです。
稼プロ!でいう「信頼」や「ひととなり」は、現状はアナログ的な要素も多いです。きっとそれは重要な価値観として、あり続けるものだと思います。しかし、時代とともに電子データのようなデジタルな要素も増えていくかもしれません。
稼プロ!はコミュニケーションにITツールをいくつか利用していますが、それはこのような新しい信頼の作り方にも対応していこうという姿勢なのかなと思っています。
また昨日公開された森さんの「新たな組織への加入」につなげると、初めての場所で近くに来るとお互いの知り合いのデジタルデータや趣味のデータが照合・マッチングされて、「あ、ぼく君の知り合いの○○さんお知り合いだよ」「同じ趣味ですね!」と会話がはずむかもしれません。
どうせ発展するならいい方向に使っていきたいですね!