「あなたは運がいい方だと思いますか?」
平川です。
突然ですが、みなさんならどう答えますか?
これは、昔々私が就職活動をしていたときの面接で聞かれた印象深い質問の一つです。
この質問を聞いた瞬間
「は?何をいきなり聞いてくるんだ?」
と、想定外の質問に少し混乱した記憶があります(^^;;
面接終了後、この質問の意図はどこにあるのか?振り返り、考えました。
そこで思ったこと。
それは、思考回路がポジティブ思考なのか、ネガティヴ思考なのかを判断するための質問だったのではないかと、結論付けました。
どんな物事にも、捉え方は両面あります。
例えば、病気にかかったとき。
なんで自分がっ!!と嘆く捉え方もある一方で、病気のおかげで健康の大切さを実感できた。命に関わる病気じゃなくて良かった、と捉えることもあります。
通常、順風満帆な人生などありえません。どんな人でも、挫折や苦悩を経験しているはず。
その大人に対し、この質問を投げかけるからこそ、意味があります。
つまり、運が良かったと答えた人は、基本的にどんなことがあっても前向きに捉えることができる思考を持っている可能性が高いと判断できるからです。
中小企業にとって、人材は経営基盤の根幹であり、とても重要です。
しかし、採用する際に、能力や属性などは履歴書や経歴で片鱗はわかりますが、人柄はなかなか見抜くのは難しいです。
そうした時に、この質問を投げかけることで、未来志向の人物かどうかを見極めることができるのではないでしょうか。
最近、経営者の方から人材採用について相談があり、ふと思い出した出来事の紹介でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。