16期生の大石泰弘です。
◆今日のテーマ
自分に対しても、自分の子供に対しても、良い質問ができると、行動が自ずと変わるという話です。
「良い質問」をする技術 粟津恭一郎 ダイヤモンド社
という本のご紹介です。興味を持たれた方は読んでみてください。
著者の粟津氏はエギュゼキュティブのカウンセラーとして多くの実績を残しておられ、そのご経験から
見出された方法だそうです。
◆良い質問の定義
良い質問とは、問われた人が思わず答えたくなる、新しい気づきを与えてくれる質問です。
人は質問に答えようとする性質があり、繰り返し質問されることによって、その情報を「重要」であると
認識し、自然に注意を向けるようになるそうです。
良い質問の特徴は、本質的で5W1Hくらい基本要素にまで掘り下げたレベルのものです。
もう少し具体的に言うと
①「本当に手に入れたいもの」「死ぬまでにこれだけはしておきたいこと」を聞く質問
②仕事の大義を聞く質問。「なぜ今の仕事を選んだのか」
③言葉の定義を聞く質問。「社長の仕事を一言で言うと?」
④反対の概念を聞く質問。嫌いなことを聞いて列挙すると好きなことの形がはっきりしてくる。
⑤当たり前と思っていることを疑う質問。「でも、昔はどうだったんですか」
⑥立場を変えてみる質問。「もし、この会社の新入社員だったら、いまの仕事のやり方についてどう思うだろうか。」
⑦今と未来について聞く質問。「プレゼンを聞いた人が、どんな感想を持ち帰ってくれたら嬉しい?」
◆良い質問の作り方
三つのVx5W1Hで作ります。
三つのVとは①ビジョン:手に入れたいもの ②バリュー:価値観 ③ボキャブラリー:よく使う言葉 です。
ですから一人ひとり異なります。そしてオープンクエスチョンです。
子供には特に知的好奇心が伸びるような質問をします。「この算数の問題を、図に描いたらどうなる?」
「この問題を解くためには、まずどこから取りかかればいいと思う。」
さあ始めましょう!「あなたが本当にやりたいことは何?」「いつまでにそれをするの?」