こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
大晦日となりました。 皆様、どのようにお過ごしでしょうか?
2014年を振り返って、私自身、心に残った3つの出来事について紹介します。
1.マイナス35度のロシアを体験、16時間(18時間?)の列車移動も経験
1月末から2月にかけて1週間ほど、モスクワ、ペルミ、イジェフスクでセミナー講師をしてきました。(場所は、地図で確認をしてください)
モスクワはマイナス5度~10度ぐらい、ペルミは、明け方はマイナス35度まで記録したようです。イジェフスクは、マイナス25度、さすがにマイナス35度の時は、ホテルにこもっていました。到着した日、夜、有名なバレエの公演を見に行こうと通訳の方が誘ってくださったのですが、マイナス30度近い屋外に出る勇気はありませんでした。
そして、2度の夜行寝台での移動も貴重な経験でした。1度は夜11時半にペルミを出発して早朝5時にイジェフスクに到着。そしてこの日、ホテルにチェックインして仮眠?をとったのち、朝から講義でした。翌日イジェフスクを午後4時に出発、翌日の朝10時にモスクワに到着。ホテルの室温も汽車の中も25度、でも屋外はマイナス25度、その差は50度です。街中を車で走ると、窓についた雪がどんどん凍っていきます。
帰国のためにモスクワに戻ると、マイナス10度とのこと、「たいしたことない」という気温感覚麻痺の状況で、1時間強、市内を徒歩で観光してしまい、手袋をしていても手がかじかみ、やっばりマイナス10度は身体には過酷な温度であることをあらためて認識した貴重な体験でした。
2.足のはく離骨折、でも仕事に穴を開けずに乗り切りました。
自転車で転倒して、左足膝じん帯のはく離骨折。捻挫もしたことがなかったのに、人生で初めての骨折です。その瞬間、頭をよぎったのは仕事のスケジュール。金曜日に骨折、月曜日からは、新規受注の研修が予定されていました。
自転車で転倒したのに、そのまま起き上がって自転車をこいで整形外科に行き、レントゲン検査。その段階では、骨に異常なし。そのまま自転車に乗って、郵便局、銀行を廻って帰宅。私の事務所と自宅はエレベータなしのビルの3階です。午後になると、足が曲がりにくくなり、接骨院に行きました。そこで、ロッキング現象(膝を曲げると、元に戻らない)が確認され、すぐに救急病院への指示。診療終了直前に接骨院から一番近い整形外科に飛び込み、そこで、はく離骨折が発見されました。
その日は、とりあえず、足を固定し、翌日土曜日に、ギブスを装着、そしてその翌日日曜日から、予定どおり、東北新幹線で4泊5日の出張に出かけました。一番の繁忙期にケガをしてしまい、ほぼ1か月にわたり、17日間の登壇、16泊のホテル滞在、予定していた仕事は穴をあけずに乗り切れたこと、これらの経験は今後の教訓となりました。
3.悲しいお別れ・・・でも、教わったことはこれからも実践して後輩に伝えていきたいです
お世話になった方が、続けてお亡くなりになりました。1人は、「人を育てる、人と向き合う」ことを教えてくださった方です。その方は、いつも、受講生のレポートに熱心にコメントを書かれていました。育成塾の振り返りに、今年は、提出者全員にコメントを書かせていただいていますが、その大切さはこの方から教わったものです。昨年まで、気になりながら実現できていなかったのですが、今年はそれを実践しています。
もう1人は、実務補習でお世話になった先生のお1人です。12月中旬に届いた訃報、私の心に大きな穴があいてしまいました。大きな心をお持ちの方でした。実務補習のメンバーの中で私への褒め言葉は「歩くのが一番早い」でした。とてもお身体の大きな方で、その先生も歩くのが早かったのですが、いつも、そのペースについて行っていました。「他の人は、すぐに距離があいてしまうのに、鴨志田さんはいつもついてきていた」というのを何回も言われました。そして診断士になってからも、多くのご縁を作ってくださった方です。おおらかなお人柄で見守ってくださったその姿勢を私も持ち続けたいと思います。
お二人の先生のご冥福をお祈り申し上げます。
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最後になってしまいましたが、今年は、この育成塾14期生との出会いがありました。
14期生は、お1人おひとりが、良い意味で個性があると思っています。その個性をお仕事で発揮できることが大切だと思います。13期生と比較すると、13期生はどちらかというとチームワークの醸成が早く、団体での行動力がありました。14期生は、前述したように素晴らしい個性をお持ちで、いろいろな輝きをもっていると思います。イベントも回数を重ねるごとに、チームワークも生まれ、残りの講義も楽しみです。
1期生として学んだ育成塾。育成塾は、私自身の独立診断士としての歴史でもあります。来年は15期生を迎えるべく、年末には、運営メンバーで打ち合わせを行いました。育成塾のネットワーク、ただ大きいだけではなく、塾生の皆様お1人おひとりにとって有意義なつながりであってほしいと考えています。少しでも、皆様のご期待やご要望に応えていきたいと思います。振り返りでいただいた声は、当塾の運営に反映し、伝統を守りつつも、柔軟に時代のニーズに応えていきたいと思います。
この1年間、有難うございました。心から、感謝申し上げます。どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ。