先月の話になりますが、卒業以来まったく音信不通になっていた高校の同級生と42年ぶりの再会を果たしました。
事の発端は、6月終わりごろ、突然来た「県芦(県立芦屋高校のこと)柔道部 〇〇です」というメールでした。
なんでも、卒業以来行方不明になっていた私を、ホームページで探し当てて連絡をくれたとのことでした。
高校を卒業したのは昭和45年ですから、今から42年も前のことです。
それ以来、一度も会ったこともなければ連絡も取っていませんでしたので、ここで会えなけばもう一生会うことは無いのではないかとの思いで、兵庫県の芦屋市まで行ってきました。
みんなどんな風に変わっているのだろうかと予想しながら、会場となった飲み屋さんに入ったところ、何という事でしょう、外見は経時変化しているものの、昔のイメージと全く変わらない「県芦柔道部」の仲間が、そのまま集まっていたのです。
そういう私も、同じように昔と変わっていないねという言葉をもらったのですが、何が変わっていないのかと聞くと「話をする雰囲気が昔のそのままだというのです」
この42年間の歳月は何だったのでしょうか。
もともと、人前で話をするのは苦手だと思っていたのが、営業の仕事をやり、会社を卒業後は、プロコン塾で話し方も習い、時にはセミナーの講師もやり、最近は、記憶力の低下とともに「あの・・・その・・・」と言葉につまることが多くなったのに、話し方が昔と一緒といわれたのです。
これが、外見と本質というものなのでしょうか。いくら、見た目が変わっても、人はその中身を見ているのだという事を改めて感じました。
誰と比べることではなく、自分に恥じることは無いか。倦まず、弛まず自分磨きをしましょう。
ちょっと説教じみた話でした。
田中敏夫