あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

フランシス・フォード・コッポラ監督の「カンバセーション 盗聴」をみて

2016-10-17 11:58:08 | Weblog


闇にまぎれて cyojin cine-archives vol.1092



夏目漱石は探偵と高利貸は下賤の仕事であると喝破したが、この映画に登場するジンーン・ハックマンがその手合いの心象を好演している。

最後に思いもかけぬドンデンガエシが待っていて、見る者をあっと言わせるが、それよりも金のために良心を糊塗して職業としての盗聴者を選んでいる男の孤独で空獏とした内面のとめどなき時間と空間のだだ流れが、すごくチャーミングに迫ってくる。

懐かしのジョン・カザール、若き日のハリソンフォードなども出ているがエリザベス・マックレイが妖艶ずら。


 のびのびと6本の手足を動かしてセクスしているゴマダラカミキリ  蝶人

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