あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

ヴィム・ヴェンダース監督の「ベルリン 天使の詩」をみて

2017-01-09 11:02:33 | Weblog


闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1121



天上から地上に降り立った天使が永遠の生命よりつかの間の生きる喜びを求めて、転生するお話。天使サイドの映像はモノクロ、現世ではカラーで描かれているのだが、バスの最後尾の座席に座った天使役のオットー・ザンダーの後ろ姿をとらえたこの世のものとも思われない映像美に圧倒される。このワンッショットだけでもこの映画は永久に称えられるべきものなり。

ブルーノ・ガンツの天使が惚れるサーカスの空中ブランコ女のソルヴェーグ・ドマルタンの美しいこと! 元天使役のピーター・フォークも役にぴたりと嵌っている。

ニック・ケイヴの音楽も懐かしい!!



 いにしえにの黄金の日々は遠ざかりゆるやかに没落する佐々木家のわたし 蝶人
コメント
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