闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1122
「エレーン!エレーン!ベーン!」
劇愛する男(ダスティン・ホフマン)と女(キャサリン・ロス)が、まるで原始林の猛獣のように、お互いの名前を絶叫する教会の結婚式場は、本作のみならず映画史の永遠の記念碑であるが、経済力のない若い二人に、この日この時の「劇愛」が果たしてどれだけ持続できたかをこの映画の中で冒頭より観客に問いかけてもいて、だからこの映画の本当の主人公は最初にクレジットされているミセス・ロビンソンなのであって海の者とも山の者ともつかない若い2人では断じてないのである。
しかしアン・バンクロフトって色っぽいね。
水洗いして一度縮んだらもう縮まないと思ってたらどんどん縮むんだウールの赤いセーター 蝶人